2017年8月号目次

 

-覚者より
商業至上主義の呪い
■ベンジャミン・クレーム筆記

民衆は目覚める-選集
The people awaken - a compilation
民衆は目覚める

特集記事:ベンジャミン・クレームの芸術(1)
ベンジャミン・クレームの初期の絵画
ジェーン・イングランド

特集記事:ベンジャミン・クレームの芸術(2)
ベンジャミン・クレームー時代に先んじた秘教画家
フィリス・パワー

特集記事:ベンジャミン・クレームの芸術(3)
ベンジャミン・クレームの芸術における抽象と統合
マーク・グレゴリー

特集記事:ベンジャミン・クレームの芸術(4)
「美のために天界をくまなく探す」一人類への奉仕
フエリシティー・エリオツト

特集記事:ベンジャミン・クレームの芸術(5)
ベンジャミン・クレーム美術館
オルガ&スコット・チャンピオン

特集記事:ベンジャミン・クレームの芸術(6)
時間の外で生き、働く
ジル・フライ

編集長への手紙
大切なメッセージ 他

読者質問欄
回答ベンジャミン・クレーム

 

 

商業至上主義の呪い

──覚者より

ベンジャミン・クレーム筆記

もし人類が地球温暖化の影響からこの惑星を救おうとするならば、計画されている炭素排出量制限よりもはるかに多くのことをなさなければならない。しかも、一般に必要な期間として受け入れられているよりもずっと短期間に行わなければならない。人々がこの危険を認知するのに時間がかかった。今でさえ、多くの者たちは問題を真剣に受け止めることを拒否する。そのような態度がこの地球という惑星の未来を危険にさらすことは疑いない。取り返しのつかないダメージがなされる前に均衡を確立するために人間に残された時間は、最大に見積もっても、10年か15年しかない。

この目標を達成するために、人間は現在の生活様式を劇的に変えて、より簡素な生活の仕方や仕事の仕方を採用しなければならない。後に続く世代に対する何の配慮もなく、徐々にそして必然的に衰退してきた環境を見ようともせず、どうにでもなれという態度で、この惑星を意のままに荒らし、略奪してきた日々は過ぎた。

長年の間、毎年、毎年、大昔の原始林の巨大な領域から、純粋に商業的利益のためにいのちを与える樹木が切り払われてきた。商業至上主義が人間の喉元をさらに締めつけていくにつれ、それはまさに人類にとっての凶兆である。商業至上主義は人間にとって原子爆弾よりも危険であると、マイトレーヤは言われる。そして今日、世界を支配する経済破局にその破壊的な力を示している。

諸国の政府や国民がこのことを認識するのにどのくらいかかるのだろうか。商業至上主義が人類の生き血を搾り取り、人類自身が衰えて死ぬまであとどのくらいだろうか。突然、失業し、ホームレスになり、絶望している大勢の人々の心(マインド)に、ますますこれらの言葉の真理が生まれる。

これが、マイトレーヤが公の仕事のために人類の自由意志を侵すことなしに前面に出て来る状況を提供した。マイトレーヤは、現在起こっているこの出来事が確実に明るみに出るという知識に確信をもって、辛抱強く長年の間、この時を待っておられた。

商業至上主義はその牙をむき出し、危害をくわえる力を見せた。何百万の人間の自己満足感は商業至上主義と古いやり方への憎しみと不信に変わりつつある。至るところで人々はやっと、人生の意味と目的についての新しい解釈–分かち合い、正義、平和=正しい関係、同胞愛とより大きな幸せ–を受け入れる用意ができた。彼らはついにマイトレーヤの呼びかけに応える用意ができたのである。

もちろん、すべての人間がこの変化を通っているわけではない。この”不況”を”じっと持ち堪えれば”、また以前のように富を再び築きあげることができると想像する人々がたくさんいる。非常な金持ちと如才のない者たちは、何も失っていない。彼ら自身と他の人々との間のギャップは、単に彼らにとって有利な方向にさらに広がった。今のこの時は、他のいずれの時とも違うことを彼らは理解していない。われわれは、古い秩序の終わりに到達したのである。宇宙のフォース(エネルギー)が変化を命ずるのであり、それは起こらなければならず、起こるだろう。そうでなければ、この地球上の生命は繁栄しないだろう。

用意のある者たちは、マイトレーヤが、彼らの心からの要望を簡潔で感動的な言葉に表す彼の教えに速やかに反応するだろう。他の者たちは自分たちが馴れ親しんできたものを捨てるのにより長くかかり、一時期、反対するだろう。やがて、世界中の何千万の人々は、変化の必要とその論理に納得するだろう–それらの変化のみが、この惑星とその住民を救うだろう。

(『覚者は語る(Ⅱ)』p.160)

 

民衆は目覚める──選集

The people awaken- a compilation

 

「民衆は目覚める」というテーマに関する引用文の選集を掲載する。これはマイトレーヤのメッセージ(『いのちの水を運ぶ者』と『いのちの法則』)、ベンジャミン・クレームの師の言葉(『覚者は語る』と『シェア・インターナショナル』)、およびベンジャミン・クレームの著書から抜粋したものである。

 

わたしの計画は遂行されつつある。わたしの愛は、人の心に新しい様相の火をともし、新しい光の曙が訪れる。わたしの約束はこれである──もうすぐあなたがた自身で、変化する世界を、あなたがたの目の前で変わる世界を見るであろう。古きものは新しいものに道を開ける、そして人は真理の門口に立つ。

(『いのちの水を運ぶ者』第117信、p.351)

 

現在は危機と約束の時である。新しきものは形態を見いだそうと苦闘する。古きものは宿命的な変化の直中で生き延びようともがく。人類は次のステップへの用意ができている。長い眠りは終わりつつある。眠れる者は目覚めたり。自由と喜びへの呼びかけが人々の心(ハート)に響き、彼らを行動へと駆り立てる。

いまや準備の時間は非常に短い。間もなくマイトレーヤの顔は見られるだろう。彼のみが、国家間の分裂に橋を架け、信頼のうちに、お互いに援助の手を差しのべさせることができる。

(『覚者は語る』-神の共働者- p.109)

 

至るところで新しい霊的な目覚めがあることは疑いがない。それはやがて人類同胞愛の時代につながる。宝瓶宮の世紀の基本線である。現在起こっていることは内面の力の盛り上がりの結果であり、それが人間の思考や意識に大変化を起こしている。これは、人類の真の要望にもはや応じ切れなくなった世界の機構や社会構造の完全なる再組織へとつながるであろう。

(『世界教師と覚者方の降臨』p. 37)

 

であるから、これらすべてのことから勇気を得て、新しいより良い時代が来つつあることを知りなさい。今この世界をしっかりと捉えている変化の勢いを止めることは誰もできないことを知りなさい。

以前には、人々は受動的に運命を受け入れて、出来事が起こるのを待った。今日、新しい意識が人間の心(ハートとマインド)を活気づけ、生来持っている正義と自由への要求に目覚めさせる。それらが拒否されることはないだろう。

(『覚者は語る』-拒否されることはないだろう-

p.264〜265)

 

我が友よ、今起こりつつある変化をわたしが見るようにあなたがたも見ることができるならば、わたしと同じように心は喜びに躍るであろう。世界中で、今日人間は変化に目覚め、新しい思考や理想を前面に持ち出し、今、人間の心をとらえる。

(『いのちの水を運ぶ者』第129信、p.388)

 

人間が初めて、大衆的な規模で、人間本来の霊的特性を表現するようになる時代が始まろうとしています。全世界で数えきれない多くの人々が人生の真の目的に目覚めるでしょう。人生に対するより深い、より健全な真理に基づいた姿勢が生まれるでしょう。そして人々は自分たちが魂であることを、魂が肉体を持って転生している存在であることを悟り始めます。魂が肉体に転生している目的を知り始めます。ますます多くの人々が自分たちの霊的進化に意識的に参加していくようになります。そしてこれまで一度も見られたことのないような自由と正義を確立していきます。自由と正義が、したがって平和が確立されることによって、人間の真の霊的本質が発揮されます。単に宗教的な体験のみならず、生活のあらゆる分野で、この霊的意識がますます表現されるようになるでしょう。

(『マイトレーヤの使命 第㈽巻』p.16)

 

前方の道を見、真理の光を人の前に掲げ、分かち合い、愛し、いつくしみ、信頼することを教えている者が、現在、大勢いる。多くの者がこの神の様相に目覚め、世界の再構成を呼びかけている。わたしの力が彼らの背後にある。わたしの愛が彼らを鼓舞する。わたしの意志が彼らを導く。このようにして、わたしはあなたがたを新しい時代に導く。

(『いのちの水を運ぶ者』第137信、p.413)

 

地球は半分くらいの地点、第四ラウンドの中間にいます。その地点で惑星はそのコースを、運命を見いだし始めます。住民は目覚め始めます。それが今日世界で起こっていることです。人類は、地球上の生活の現実、目的、意義との接触を失った長い眠りから目覚めつつあります。人類は今日に至るまで深い物質主義にどっぷりと浸かっています。マイトレーヤは人類を目覚めさせるために来られました。

(『光の勢力は集合する』p.26〜27)

 

米国とソ連はもはやスーパー・パワー(超大国)ではない。人類がスーパー・パワーである。国家の意志は国民の意志に基づくだろう。国民は政治家が悪いことをしないように見張るだろう。アフリカ、インド、パキスタン、日本、その他の多くの国々において、人々は目覚めた。彼らはいまや自分たちの権利を要求している。

(『いのちの法則』p.319)

 

世界中で、人々は、自由と正義をその中核においたより良い生活の可能性に目覚めつつある。恐れるでない、民衆の声は高まっており、接触伝染のようにますます多くの人々に影響を及ぼしている。自由、正義、そして人間の和合という真理のために生きる–あるいは死ぬ–人々の背後にマイトレーヤは立っておられる。若者が道を先導する、そしてその将来は彼らのためにある。

(『覚者は語る( )』-裂開の剣を創造する-

p.215〜216)

 

新しい時代のための教育の目的は、今日のものと非常に異なるに違いないということははっきりしている。新しい教育は、今日しばしば見られるような、人々を生活費を稼ぐために準備するものよりもずっと多くのことをなそうとするだろう。それは人類を魂のレベルに、すべての創造性の源に目覚めさせるだろう。

そこから、創造的な活力が流れ出て、世界中のこれまで声を持たなかった何千万の人々によって顕示されるだろう。アクエリアス(宝瓶宮)のエネルギー、統合のエネルギーが人類を今日、想像だにできないような和合へと引き寄せるだろう。

(『光の勢力は集合する』p.11〜12)

 

現在、世界が発作的に変化の激発を経験しているのには、理由がないわけではない。歴史的経緯の中で、これに匹敵するようなことが起こったことはかつてない。以前にそのように重大な、そして広範囲の結果をもたらす出来事があったのは、およそ10万年も昔のことである。世界は今、これまで全く知られたことのなかったような新しい時代の到来のために準備されている。その時代が来れば、人類は長い間の眠りから覚めて、無知と恐怖の目隠しを払い除けて、遂に知識と真理の光の中に入り、生得の権利を受けつぐであろう。

(『覚者は語る』-光輝く時代が前途に- p.190)

 

人類は意識の大変革を経験する時点に近づきつつあり、お互い同士の関係、宇宙や自然との関係、そして私たちが普通「神」と呼んでいるものとの関係を全く新しいやり方で認識し始めています。宇宙のあらゆるものは互いに関連し合っている、とマイトレーヤは言われます。つながっていない部分はありません。だから私たちが自分自身に対してすることは自然に対してもすることであり、自然に対してすることは、神の反映としての私たち自身にしていることなのです。私たちは神と呼ぶ全的意識の一部分、反映なのです。

(『多様性の中の和合』p.164)

 

わたしが来る以前は、人は抜け出すすべを知らなかった。身動きならない苦境に深くはまりこみ、恐れていた。今は、新しい光が、変化への新しい可能性がある。新しい希望が世界を席巻している。それはわたしの光のエネルギーであり、あなたがたへの贈物であり、すべての人間への、わたしの祝福である。

(『いのちの水を運ぶ者』第21信、p.79)

 

親愛なる友よ、わたしは再びあなたがたと共に居る。そしてあなたがたの周りに志向の光を見るのは喜びである。これは、わたしのために働くあなたがたの心意気について、わたしが持っている認識が正しいものであることを確認させてくれる。あなたがたの心の聖杯からこの内面の真理が輝き出づる光景に、わたしの心は喜ぶ。我が友よ、あなたがたの生活の中に、真理のための道をあけ、未来への扉を開きなさい。わたしの使命は、人類のためにあの栄光に満ちた未来への径を輝らし、あなたがたの裡に愛の原理を呼び覚ますことである。そしてその愛をお互い同士に顕して、あなたがたを前方へ導き、すべての人間を神に引き寄せることである。

(『いのちの水を運ぶ者』第120信、p.359〜360)

 

[マイトレーヤは]あなたの愛を世界に与えて欲しいのです。それを鼓舞するために、すべての人間の心(ハート)に本来備わっているけれども、私たちを取り巻く不公正な政治的、経済的、社会的状況によって表現が押さえられているその愛をあなたの裡に目覚めさせるために、マイトレーヤはやって来るのです。その不公正な状況が変えられる時、マイトレーヤによって鼓舞された人類の愛が、今日想像することもできないような方法で顕され、世界を変換するでしょう。

(『大いなる接近』p.116)

 

市場フォースを手なずけることが非常に多くの政治家の信条となっているのが見られるだろう。それは人々の健康と富を奪ったが、しかしいまや人々はヒューマニティ(人間性)の名において目覚めつつある。国家の富はすべての国民の間で分かち合われるようになるだろう。

(『いのちの法則』p.183)

 

人々が分かち合いの原理を受け入れる用意ができるとき、すべてが可能となる。かくして生み出される信頼と尊敬の絆がエネルギーの大波を解き放つだろう。それは焦点を合わされ、コントロールされて、世界を変容させるだろう。そうすると人間の前進と進歩を止めることができるものは何もない。そうして目覚めた人間の燃えるような精神(スピリット)を止めることができるものは何もない。生得の権利を主張して、人間は神となるだろう。

(『覚者は語る』-ユニークなるこの時- p.473)

 

覚者方はよくご存じであるということを、マイトレーヤはよくご存じであるということを、人々は信じなければならないでしょう。これらの変化が本当に彼らの人生を変容させるということを人々は信じなければなりません。あの半時間ほどの間に体験したあの神聖さを続けて示現することを妨げる主な障害物は、私たちが世界につくり上げた古い政治的、経済的分割であるということです──何百万もの人間が飢え死にし、何百何千万もの人々が動物同様の生活を強いられるというひどい経済状況です。お隣ではなくアフリカやインドや南アメリカなど遠い所ですけれど、これらの問題に取り組まなければならないことを悟らなければなりません。そして人々はいのちのリアリティ(実相)に目覚めるでしょう。

(『人類の目覚め』p.50)

 

親愛なる友よ、世界に起こっている出来事を見回して自分に問いなさい──「これは不思議なことではないか、この新しい光は何としたことだ」と。もしあなたが裡なる光に忠実であるならば、わたしの臨在がこの変化を呼び起こしたことに気がつくであろう。そのようにして、あなたはわたしがここに居ることを知るであろう。

(『いのちの水を運ぶ者』第87信、p.356)

 

マイトレーヤの大宣言のあるその数分の間、半時間くらいの間に、人類は自分が誰かを悟ります。各人が、マイトレーヤによるオーバーシャドウを経験するにつれて、キリスト原理を体験し、彼が話していることに目覚め、そして自分たち自身の霊的特性の現実に目覚めます。「そう、これだ、私はこれが欲しい、それは良いものだから欲しい。私はこれをいつも欲していたのだ……」

人々は正しい関係についての幼いころの志向に新たに目覚めるでしょう。人々はこれを欲しがります。切望します。誰もが心の内で正義を、善を、正しい関係を、すべての者のための自由の感覚を切望します。

(『マイトレーヤの使命 第㈽巻』p. 291)

 

少しずつ新しい意識が人類を彼らの内的要求に目覚めさせている。古い競争心はなかなか死なないが、それにもかかわらず、新しい協力の精神もまた見え始めている。これは未来への吉兆である。なぜなら協力によってのみ、人類は生き延びられるだろうし、協力によってのみ、新しい文明が築かれるだろう。人類は彼らの神性の内的真理を知り、それを具現することができる。

(『覚者は語る』-協力- p.111)

わたし自身を公に顕す時が来たら、すべての人類の希望と願いを表明する──新しい人生への、新しい出発への願いを、方向転換への用意があることを、人々が平和に生きることができる新しい世界の建設を、自分自身を恐れることなく、兄弟たちを恐れることなく生きることができ、心に喜びを持って自由に創造し、正直にあるがままにあることができる、そのような新しい世界の建設への願いを表明しよう。

わたしの仕事は、始まったばかりであるのに、もうすでに人の心に新しい光が、新しい希望が芽生え、新しい始まりの兆しがある。人間は孤立した存在ではないことを、あらゆる者の守護者が、代理人を遣わされたことを認識し始めている。わたしは、神の代理人である。(『いのちの水を運ぶ者』第8信、p.41〜42)

 

 

 

囲み記事:

民衆は目覚める

──覚者より、ベンジャミン・クレーム筆記

シェア・インターナショナル誌 2008 年 4 月号

(『覚者は語る(Ⅱ)』p.128〜130)

信じるのは不可能に見えるかもしれないし、あるいはあまりにも願望的思考に思えるかもしれないが、しかし、あなたがたの兄であるわたしたちのより高位の見解からすると、より良い方向に向かってかなりの変化が世界中に起こっている。和合と正義への動きの高まりが、そしてもし人類がその進化の旅路を歩み続けるならば、平和が支配することが絶対に必要であるという認識の高まりが見えるのである。これは自己破壊の瀬戸際からの大きな後戻りを示す。

もちろん、戦争の道具を考え出し、それを完璧にし、この恐ろしい商売で富と権力を増大させている者たちがまだ大勢いる。しかしながら、民衆は目覚めつつある。異なったドラム(太鼓)が新しいリズムを打っており、人々は応える。ほとんどすべての国において、人々は新しい光を、活気づかせる思考を、希望の高まりを感知しつつある。自由と正義と平和がよりいっそう近くに、より現実的に、かつてないほどより達成可能に感じられるようになり始めている。世界的なコミュニケーションの手段が人々に自分たちをひとつの人類として見る新しい感覚を与えつつある。この新しい認識は完全でも完璧でもないことは確かだが、しかしわたしたちは、その方向への新しい、そして望ましい傾向の始まりをはっきりと見る。これはまさにわたしたちのハートを喜ばせ、新しい時代のエネルギーへの正しい反応の前兆である。

マイトレーヤが前面に進み出て、彼の公の使命を始められるとき、この傾向は大きく拡大し、すべての国にいる善意の男女の目標と目的となるだろう。皮膚の色や人種や宗教の違いにもかかわらず、至るところに住む男女はひとつであり、そして皆、同じ正義と自由を(それらを自分たちのみの権利だと考える人々もいるが)必要とすることを人々はますます理解するようになるだろう。マイトレーヤは平和の絶対的な必要を、そして完全なる戦争放棄は信頼によってのみ達成可能なことを強調されるだろう。分かち合いのみが信頼を生み出すことができることを、マイトレーヤは断言されるだろう。

マイトレーヤはそのように語るだろう。そのようにして彼はひとつの人類という感覚を、そして分かち合いの必要性を促進されるだろう。言うまでもなく、すべての人間がマイトレーヤの和合と同胞愛への呼びかけに応えるわけではないだろう。しかし、理性と正義の声が人々の心(ハート)に浸透していくにつれて、ますます多くの人々がマイトレーヤの洞察と変化への必要についての真理を見るだろう。そのようになるだろう。そのようにして人間は彼らの中にいるその『真理の光』に目覚め、そしてその方を彼らのリーダーとして案内者として見るだろう。穏やかに、しかしきっぱりと、マイトレーヤは人間を彼ら自身の最高の利益のために行動するように説いていくだろう。兄のように、彼の家族の若いメンバーたちを一歩一歩彼ら自身の真理に向けて導いていかれるだろう。

その時は遠い先ではない、いや実際、非常に間近である。世界中の民衆の心(ハート)に希望と歓びが同じように持ち上がるにつれて高まっていく彼らの声を見守り、耳を傾けなさい。

そのとき、あなたは車輪が回転したことを知るだろう。貧困と不正義の苦痛はもはやなくなることを、戦争の冒涜は永遠に放棄されることを、愛の法則が、このわれわれの世界の至るところに住む男女の心(ハート)の中にその正当な位置を見いだすことを、知るだろう。

 

ベンジャミン・クレーム美術館

特集記事:ベンジャミン・クレームの芸術(5)

オルガ&スコット・チャンピオン

 

 ベンジャミン・クレーム美術館は、南カリフォルニア地域、および広く全米、そして全世界からの訪問者に、ベンジャミン・クレームの絵画を紹介できることを光栄に思う。固定的な美術館にすることを避けたいというクレーム氏の希望を叶えるべく、訪問者はクレーム氏のオリジナル絵画30点を鑑賞する機会があり、そのうち20〜22の作品が常時展示されている。世界教師の出現を知らせる先駆者としての彼の役割について知らない初めての来館者のために、美術館はその中心に「タンカ–到来するマイトレーヤ仏陀」(1965年)を置いて、クレーム氏のより大きなメッセージが伝えられるように展示している。
 美術館にとって、秘教絵画と到来するアバターである世界教師マイトレーヤの教えを合わせて、大勢の参加者に対して定期的に講義するのは楽しく発展的な時間である。これらの講義は好評を得ており、一般大衆のクレームの絵画とメッセージに対する反応を見ることは、心が温まる。これまで、アメリカ国内から来た大勢の人々の他に、イギリス、フランス、ドイツ、ポルトガル、ルーマニア、インド、中国、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、グアテマラ、メキシコなど、世界中からの訪問者が訪れた。
 オープンしてから2年間にベンジャミン・クレーム美術館は、初めてやって来た来訪者の反応について、一つの非常に一致した反応を私たちは経験している:つまり、この新しいジャンルの秘教絵画に対する肯定的で、驚きに満ち、勇気づけられる反応である。来館者は、美術館にやって来ると、突然立ち止まって、「一体これは何だ?」「大きいね!」と声を上げるのが、いつものことである。多くの人は、「われわれはどうしてこの人のことを知らなかったのだろうか」と尋ねる。訪問者たちはクレームの高度に熟達した技巧–力強い色、通常ではないが美しいシンボル、美術館を満たしている容易に感じられるエネルギー –についてコメントする。画家やアーティストたちがやって来ると、彼らは独自の方法で反応する。また他の芸術家を一緒に連れて来て、クレームの革新的な絵を見させ経験させる。
 特に記したいことは、数カ月前に美術館を訪れた二人の芸術関係のプロたちの反応である。美術館に入ると、そのうちの一人、美術館の管理者(キュレーター)、が声を上げて、入り口のホールにかかっている感動的な抽象画、Embedded(1968 年)という作品を見て、「この絵はすごい!」と言った。もう一人は、世界でも大きく有名な商業的なギャラリーの一つで展示部門の主任だったが、この訪問から間もなく、ベンジャミン・クレーム美術館に連絡して来て、間もなく行おうとしているロサンゼルスでの展示会に、幾つかのクレーム氏の絵を貸してもらえないかと尋ねてきた。タンカ(1965 年)は美術館に残さなければならないが、メディテーション(1964 年)、ソーラーエンジェル㈽(1990年)は貸し出せると同意した。これはクレームの作品の優れた展示例となるだろう。この主任は、ソーラーエンジェルⅢについてこうコメントした。「これこそ私が探していたもの–エネルギー、いのち、そして光です」。
 これと同様に、シェア・インターナショナル誌の購読者に興味があるのではないかと思うのは、ベンジャミン・クレームが19歳の時に書いた初期の作品で『シブリーン・フィギュア(Sybilline Figure)』(sybilとは一種の神託者の意)が、スコットランド国立近代美術館に最近展示されている。この作品は現在、フランシス・ベーコンの2作品の他、クレームの初期のころの師であったヤンケル・アドラーと同時に、プルネラ・クロー、ロバート・コルクホーン、ロバート・マクブライド、ウィリアム・ターンブルらの当時の同時代の画家たちの作品と共に展示されている。
 ベンジャミン・クレームは美術界で広く認められるようになると私たちは信じており、またいずれ彼は世界の偉大な画家たちの中で認められた地位を占めることになるとも確信しているが、この美術館の目的は単に彼の絵画を展示する以上に、より広い役割を持っている。それは、クレームが彼の人生を完全に捧げたメッセージ–世界教師と知恵の覚者方の再臨–にも関係し、そしてクレームがこの深遠な経験の準備のために世界に提供した膨大な情報の体系に関係する。この美術館の任務を遂行するために、クレームの秘教絵画は「不朽の知恵の教え」として知られる広範な秘教文献に含まれる情報についての導入口として、また大衆の認識の拡大へ通じる道として用いられている。主にクレーム自身の絵と教えに焦点を当てながら、マダム・ブラヴァツキー、アリス・ベイリー、ヘレナ・レーリッヒの秘教文献にも焦点を当てている。美術館についてのクレームとの最終段階の話し合いの一つで、彼はこう述べた。「それは、本当は、マイトレーヤについて、彼の世界教師としての役割について、そして知恵の覚者方と彼らの人類へのアプローチについて、関係するのです」。

このことは、美術館についての以前の話し合いに続いていて、私たちにはその時ベンジャミン・クレームの師が参加してきて、美術館を現在の進路に導く情報を提供されたように感じた。彼は言った。「美術館は単にベンジャミン・クレームの絵に関わるだけではなく、彼の生涯に関係する:彼の仕事、彼のメッセージ、彼の書物と教え、彼のグループ活動、彼の絵、彼が行ったすべてに関するのである。彼は真理を語っている者である」

 

(より詳しくは、benjamincrememuseum.orgをご参照されたし)

編集長への手紙

シェア・インターナショナル誌には、『編集長への手紙』の保留分が非常に多数あり、それらは何年にもわたって処理され、本物であると確認されたが、いまだ掲載されていない。

覚者方、特にマイトレーヤとイエス覚者がベンジャミン・クレームの講演会や伝導瞑想会に現れてきた。彼らはまた異なった外見でも現れている。そのような体験が、ベンジャミン・クレームの師によって本物であると認められた場合、手紙は掲載される。これらの体験は、鼓舞し、導きあるいは教えるため、またしばしば治癒や精神の高揚をもたらすために与えられる。彼らはさらに、例えば喫煙や飲酒に対する幾分凝り固まった不寛容に、愉快な方法で注意を引き付けたりもする。時に覚者方は、事故や戦時、地震や他の災害において救いの『天使』として働く。彼らは「ファミリア(似姿)」つまり想念で作った形態を使用し、それらは全くリアルに見え、それを通して覚者の考えが表現される。彼らは男性、女性、子供として意のままに現れることができる。しばしば彼らは実在の人物の『青写真』を利用するが、たいていの場合、「ファミリア」は完全に新しく創造されたものである。

 

編集長殿

2016年10月にベンジャミン・クレーム氏が亡くなって以来、彼と共に働いてきたロンドンのグループは、(クレーム氏が40年以上講演をしてきた会場である)ロンドンのユーストン通りにあるフレンズハウスで、毎月のビデオ講演会を行ってきました。私たちは一般大衆に情報を提示するという自分たちの仕事をしっかりと続けていますが、多くの人々はベンジャミン・クレーム氏の存在がなくなったことを寂しがっており、彼の独特の洞察力、智恵、祝福やユーモアのセンスを懐かしく感じていたので、多くの参加者が感謝と私たちの継続する活動への支援の気持ちを表し、クレーム氏が言われたように「やり続けて」と私たちを励ましてくれました。

2017年5月18日木曜日のフレンズハウスでの上映会で、これまで見かけたことのない、一人の若い黒人の男性がやって来ました。彼は20代後半くらいで、カジュアルな服装にツバなしのニット帽を被っていました。彼は手伝っているメンバー全員と少しずつおしゃべりをしていて、全員が彼を、なんて親切でフレンドリーで関心を示してくれる人物だろうと話していました。伝導瞑想の紹介の間に、彼はすぐ瞑想を始めました。彼は至福に満たされているように見え、完全にくつろいでいながら、これまでこのようなタイプの瞑想をしたことはないと言っていました。

上映会を終えて私たちが荷造りを始めていると、彼が私の所へやって来ました。彼は右手を握りしめて、自分の心臓を示すようにとんとんと叩くと、「ベンジャミン・クレーム氏がもはやここにいないことを、とても悲しく思います。けれども最も大切なことはこのメッセージで、メッセンジャーではありません」と言ったのです。「はい、でも彼はなんて偉大なメッセンジャーだったのでしょう」と私は答えました。それに対して彼は、「そうです。でも今最も重要なことは、メッセージです。どうか他の人たちにも知らせてください」と言いました。彼は微笑んで帰っていきました。

この若い男性と私たちの出会いは、気持ちを高揚させ、私たちが正しい道にいて、このような不穏な時期に、このマイトレーヤについてのメッセージと情報がかつてないほど必要とされていると確信を与えてくれました。

ジル・フライ

英国、ロンドン

 

グループセラピー

編集長殿

2017年2月9日のエジンバラでの、私たちの今年最初の伝導瞑想ワークショップで、興味深い訪問者があったのですが、若々しい黒人の女性で、すっきりとしたカジュアルな服装で、他の参加者がすでに着席した後、最後にやって来ました。彼女の様子は肯定的で、喜びに溢れ、熱心な人でした。

このワークショップについてどこから知ったのか、私たちが参加者に尋ねると、その若い女性は列車に乗っている時に、(オームの)シンボルが書かれたイベントのチラシを受け取ったと説明しました。彼女は常にその1枚を持ち歩き、心の中にシンボルを思い続け、考え続けてきました。彼女はその意味を知りませんでしたが、理解すべき重要なことがあると分かり、もっと知りたいと思ったのです。彼女が言うには、何カ月もワークショップに参加したかったので、やっと来られたということでした。彼女は「グループに戻って来た」ことについて、「……そうです、なぜなら私たちが一つのグループである時、私たちが一つのグループとして共に働く時、強力で魔術的な何かが起こるのです……」というようなことを言いました。

私たちは最近グループの中に不和の状態を経験していて、皆にとって非常に不安定な時期を過ごしていたので、これは私たちにとって重要なことでした。グループメンバーの一人は、それがグループを最近経験している状態から高揚させる徴であるとすぐに思い、「これが私たちに必要なもので、後押しのような肯定的な態度と併せて、今グループに必要なものだ!」と思ったのでした。別の人はグループの不和を解決するやり方を、私たちにアドバイスしに来られたマイトレーヤではないだろうかと思っていました。

その若い女性が『特別な方』かもしれないと感じさせることは、他にいくつも挙げられます。私たちが伝導瞑想の様々な側面について説明した時、彼女は常に私たちが伝えようとするところを正確に理解して、何を意味しているかについて直観的な認識を持っているように思えました。彼女は度々肯定的で、幸せそうで熱意のある言葉でコメントしてくれました。グループメンバーが大祈願とキリストという言葉の使用について説明していて、キリストはキリスト教の教えについてだけのことではなく、それはと言いかけた時、その女性が「神性」についてであると口を差し挟みました。

満月の瞑想について、彼女は、私たちが春の祭りの時に瞑想をしてきたことについて非常に熱心に知りたがり、本当に満月が好きで、それは大切な時期だと言っていました。彼女は「一人のグループメンバーの笑顔や別のメンバーの笑う能力に感謝し、謙虚な気持ちになりました」と言いました。あるグループメンバーは、このことがグループ内の不和についてであって、状況をより気にならないものにする笑いの必要についてだと思ったそうです。

瞑想について、彼女は「私はいつも瞑想が他の活動の妨げにならないものだと思ってきました」と言いました。伝導瞑想を始める前に、別の参加者が発言してきて、説明されている内容が自分の指針や信念に反するように感じるので、瞑想に参加しないことにしたと言ってきました。あの若い女性の訪問者が口出ししてきて、それは結構で、自分にとってそうすることが正しいならば帰ることができると言いました。その人が椅子から立ち上がり、部屋を出ていく時、彼女は「私たちはあなたの幸福を祈ります」と言いました。その時には、まるで彼女がワークショップを指導している人のように思えました!

瞑想を行った後、その女性の訪問者は、私たちがどのくらい伝導瞑想を続けてきたのか尋ねてきました。メンバーの一人は20年やってきたけれども、いまだに行うことが難しいと言いました。彼女がそれに対して、発達は通常20年から40年(最初の20年ではなく)の間に起こるもので、習得するまでに40年かかった呼吸法について読んだことがあると言っていました。

彼女はエジンバラにあるヘリオット・ワット大学で経済を勉強していて、一つのプロジェクトに関わっていることを話してくれて、彼女の使命はすべての人が清潔な水にアクセスできることを確実にすることで、その水が浪費されるべきではないということでした。これは未来の世代のために非常に重要なことです。

彼女は最後に全員の幸福を祈ってくれて、グループメンバーがもう一度会えるかどうか尋ねた時に、少しだけ謎めいた感じになり、彼女は日々、その瞬間瞬間を生きているので、未来がどうなるかは言えないと答えていました。けれどもいつか再びきっと会うことになるだろうと言いました。

私たちは皆、この出会いが全体に肯定的で、すべての人に対する肯定的で高揚させるような、敬意を持った批判ではない姿勢によって、マイトレーヤが実際にグループ内の不和に、このように働きかけられるのだと思っています。

エジンバラ伝導瞑想グループのメンバー一同より

スコットランド

 

 

 

読者質問欄

Q マイトレーヤは神ですか。

A マイトレーヤは全知遍在です。彼の知らないところで起こるものは何もありません。聖書には、小さな葉の1枚や鳥が地面に落ちるのも神はご存じであると述べられています。マイトレーヤは神ではありません–私たちすべてが神であるという意味を除けば。しかし、彼は神の性質について私たちよりもよくご存じです。それが私たちとの違いですが、環境と機会の違いにすぎません。彼は私たちよりもはるかに長い間ここにいました。文字どおり何百万年もの間です。そして彼は決して過ちを犯しませんでした。ですから、彼は私たちにはできないと思っていることができるのです。しかし、私たちは神です。マイトレーヤは、地上の誰もが神であると言われます。誰もが必要とされており、どの個人も大切です。彼は人類に単純な生きる術を教えに来られました。市場のような高価なものに従う政府に従って、外側から機械的に生きるのではなく、内側から外に生きることをです。市場は盲目であり、政治家は盲目な市場に従う盲人のようなものであるとマイトレーヤは言われます。市場はあなた方を崖っぷちまで導くだろうと言われます。彼は、私たちがその崖を乗り越えないようにするためにやって来られました。

Q マイトレーヤには、成功するために彼のアイディアを受け入れている十分な人々がいますか。

A 大宣言の日にマイトレーヤはすべての人類に応答するよう呼びかけるでしょう。もちろんすべての人が彼に応えるわけではないでしょう。数百万の人は彼に反対するでしょう。彼はすでにそれをご存じです。それはあらゆる個人が数えられ、意見を言うという問題ではなく、いつクリティカル・マス(臨界質量)に到達するかという問題です。そうすればそこから流れだし、ますます多くなるでしょう。脇にいて他の人々がどうするかを眺めている人々もいるでしょうし、即座に掴み取り、喜んで受け入れ、マイトレーヤが話していることを試そうとする人もいるでしょう。ただすべてを否定し、「この男を取り除きたい」と言う人々もいるでしょう。彼をアンチキリストや悪と呼び、彼を消すためにあらゆる手段を講じる人々もいるでしょう。しかし再びそれは起こらないでしょう。彼らは2000年前にマイトレーヤがイエスを通して働いたとき、イエスを取り除きましたが、今は当時と違います。今は完全に違った世界であり、教育のある人々や、様々な分野にいる何千もの弟子たちが彼と共に働き、そして彼らを通してマイトレーヤは働いています。

大宣言の日にマイトレーヤは兄のように世界に語るでしょう。私たちが世界にいた長い長い時間を示し、私たちが高みから今日の野蛮な物質主義に転落したことや、これからの世界のビジョン、私たちがつくり上げるのを待っている文明、来るべき未来のテクノロジーや途方もない科学について示されるでしょう。これらすべてが示されるでしょう。人々はこのようなことをかつて経験したことがないでしょう。キリスト原理と呼ばれる彼のエネルギーが、すべての人類のハートを通して途方もない強さで流出するでしょう。人々は再び幼子のようになり、こう言うでしょう。「私たちは何をしなければならないのですか? 喜んでそうします。これが真実であることが分かります。これが人類にとって唯一の道であることが分かります」。そして、長年の苦労や自分たちの神性について否定してきた後に、再び子供に帰ったように、それを(自分の内なる神性を)見て、誇りに思うでしょう。

このようにして世界は共に立ち上がり、用意された計画と共に、訓練された弟子たちが現れ、人類に何をなすべきかを示すでしょう。これは世界中で起こるでしょう。あらゆる分野における訓練された男女、覚者方によって長年私たちに未来への道を示すために訓練されてきた人々が、すべての男女と子供をその創造に参加させるでしょう。そのようになるでしょう。

 

2017年7月号目次

 

-目次-

-覚者より
商業至上主義の呪い
■ベンジャミン・クレーム筆記

視点
アメリカの破綻したデモクラシー
ジェフリー・D・サックス

世界最大の海岸清掃一2年間でゴミだらけから、ゴミーつない綺麗さへ
ジョー・マッカーシー

S.O.P.(Save Our Planet)-われわれの惑星を救え!
不都合な真実2:放置された地球
「今こそわれわれは世界の行く末を懸けて闘う時である」

死後の人生を巡る旅
ジェイソン・フランシスによるレスリー・キーン氏へのインタビュー

女性に権限を与えると地域社会が活性化する

フランクリン・デラノ・ルーズベルト大統領の就任後100日
以後の誰もかなわないリーダーシップの基準
エリッサ・グラーフ

民衆の声
全米で数千人が「真実のためのデモ」
勇敢な人々による平和/希望への大胆さ

マイトレーヤの優先順位
国連核兵器禁止への不賛同がもたらす羞恥効果
より多くの石炭はより多くの貧困に等しい

残酷で麻揮した決断
ピク・ボディ

気候変動に関するパリ協定からアメリカの離脱に対する反応

日本における持続可能な開発のための教育
大堤 直人

2017年度石川道子日本講演レポート

読者質問欄
回答ベンジャミン・クレーム

 

 

 

商業至上主義の呪い

──覚者より

ベンジャミン・クレーム筆記 

もし人類が地球温暖化の影響からこの惑星を救おうとするならば、計画されている炭素排出量制限よりもはるかに多くのことをなさなければならない。しかも、一般に必要な期間として受け入れられているよりもずっと短期間に行わなければならない。人々がこの危険を認知するのに時間がかかった。今でさえ、多くの者たちは問題を真剣に受けとめることを拒否する。そのような態度がこの地球という惑星の未来を危険にさらすことは疑いない。取り返しのつかないダメージがなされる前に均衡を確立するために人間に残された時間は、最大に見積もっても、10 年か 15 年しかない。

この目標を達成するために、人間は現在の生活様式を劇的に変えて、より簡素な生活の仕方や仕事の仕方を採用しなければならない。後に続く世代に対する何の配慮もなく、徐々にそして必然的に衰退してきた環境を見ようともせず、どうにでもなれという態度で、この惑星を意のままに荒らし、略奪してきた日々は過ぎた。

長年の間、毎年、毎年、大昔の原始林の巨大な領域から、純粋に商業的利益のためにいのちを与える樹木が切り払われてきた。商業至上主義が人間の喉元をさらに締めつけていくにつれ、それはまさに人類にとっての凶兆である。商業至上主義は人間にとって原子爆弾よりも危険であると、マイトレーヤは言われる。そして今日、世界を支配する経済破局にその破壊的な力を示している。

諸国の政府や国民がこのことを認識するのにどのくらいかかるのだろうか。商業至上主義が人類の生き血を搾り取り、人類自身が衰えて死ぬまであとどのくらいだろうか。突然、失業し、ホームレスになり、絶望している大勢の人々の心(マインド)に、ますますこれらの言葉の真理が生まれる。

これが、マイトレーヤが公の仕事のために人類の自由意志を侵すことなしに前面に出て来る状況を提供した。マイトレーヤは、現在起こっているこの出来事が確実に明るみに出るという知識に確信をもって、辛抱強く長年の間、この時を待っておられた。

商業至上主義はその牙をむき出し、危害をくわえる力を見せた。何百万の人間の自己満足感は商業至上主義と古いやり方への憎しみと不信に変わりつつある。至るところで人々はやっと、人生の意味と目的についての新しい解釈分かち合い、正義、平和;正しい関係、同胞愛とより大きな幸せを受け入れる用意ができた。彼らはついにマイトレーヤの呼びかけに応える用意ができたのである。

もちろん、すべての人間がこの変化を通っているわけではない。この不況じっと持ち堪えれば、また以前のように富を再び築きあげることができると想像する人々がたくさんいる。非常な金持ちと如才のない者たちは、何も失っていない。彼ら自身と他の人々との間のギャップは、単に彼らにとって有利な方向にさらに広がった。今のこの時は、他のいずれの時とも違うことを彼らは理解していない。われわれは、古い秩序の終わりに到達したのである。宇宙のフォース(エネルギー)が変化を命ずるのであり、それは起こらなければならず、起こるだろう。そうでなければ、この地球上の生命は繁栄しないだろう。

用意のある者たちは、マイトレーヤが、彼らの心からの要望を簡潔で感動的な言葉に表す彼の教えに速やかに反応するだろう。他の者たちは自分たちが馴れ親しんできたものを捨てるのにより長くかかり、一時期、反対するだろう。やがて、世界中の何千万の人々は、変化の必要とその論理に納得するだろうそれらの変化のみが、この惑星とその住民を救うだろう。

2009417日)

 

死後の人生を巡る旅

ジェイソン・フランシスによる

レスリー・キーン氏へのインタビュー

 

レスリー・キーン氏は、調査ジャーナリストで著者である。彼女はニューヨーク・タイムスのベストセラー、「UFOs: Generals, Pilots and Government Officials Go On the Record」(2010)(UFO:将軍、パイロット、政府高官たちが記録に載る)(SI誌、2013年2月号)の著者である。彼女の最新の著書は、

「Surviving Death: A Journalist Investigates Evidence for an Afterlife」(2017)である。ジェイソン・フランシスが本誌のために、レスリー・キーン氏に、死後の人生に関する彼女の調査についてインタビューを行った。

過去世の記憶

 

シェア・インターナショナル(以下SI):あなたが調査の過程で出会った再生誕の印象的な事例について、幾つかお話しいただけますか。

レスリー・キーン:本の中で、2つの事例を詳しく取り上げました。ジーナリストとして私にとって最も決定的な事例は、幼児が関連したものです。その子供たちは具体的な記憶を持ち、過去世であったと言う人物に関して調査により見つけることができ、正確であると確証できるだけの詳細な情報を提供できたのです。もし誰かが確証できない記憶を持っていたとしても、あまり意味がありません。しかし、過去世でその人だったと主張する人物を特定でき、その子供の知識がその人物の人生について正確であれば、非常に説得力があります。

ある事例は、ジェームス・レニンガーという名前の2歳の男の子のものです。彼は2歳になる前に(過去世の)記憶を持ち始めました。彼が取り憑かれたように飛行機で遊び、第二次世界大戦の飛行機の知識を披露するようになると、約2年間にわたり一連の多くの出来事が起こりました。ジェームスは、飛行機の墜落を追体験する悪夢を見始めました。彼は怯え、ベビーベッドの中で泣き叫びました。最終的には、彼は何が起こっていたかをちゃんと話し始めました。彼は悪夢を見ている間、こう叫びました。「飛行機が火を吹いて墜落する!小さな男の人が出られない!」あるとき彼の両親が、何が起こっているのかを彼に尋ねました。彼は自分が日本人によって撃墜されたパイロットであったことを、徐々に話せるようになりました。彼の両親は、2歳の息子がどのようにして「日本人」という言葉を知ったのか分かりませんでした。

ジェームスは、飛行機に乗っていた小さな男の人がどうして自分であったのかを話しました。彼はコルセアという機種の飛行機を操縦していたことと、それがナトマという名前の船(後に空母ナトマ・ベイであると確認された)から飛び立ったことを語りました。さらに具体的には、彼にはジャック・ラーソンという名前の親友がいて、ジャックの飛行機は硫黄島の近くで墜落したと、彼は語りました。ある日、ジェームスの父が第二次世界大戦に関する本を彼と一緒に見ていると、その中に地図がありました。ジェームスは地図を指し示し、そこが彼の飛行機が墜落した場所だと言いました。

ジェームスの父はキリスト教を信仰しており、これは絶対にあり得ないと確信していたので、この件すべてに関して大きなトラウマの中にいました。それは、彼の宗教にはありませんでした。彼は息子が間違っていることを証明しようと決心しましましたが、息子の記憶を調べたときは、いつでもそれらが正確であると分かりました。ジェームスの父は、実際には私の本で抜粋を幾つか執筆しました。内容は、この件による彼の精神的な進歩について、それがどのようにして信仰と矛盾するものではないと最終的に認識するに至ったか、そしてそれを受け入れることができたかについてです。それが、多くの親たちが関わりを持つ、この事例の興味深い部分です。ジェームスの父は、最終的には空母ナトマ・ベイ関係者の同窓会に何度も参加しました。彼は息子の過去世での友人、ジャック・ラーソン氏を見つけました。多くの調査を行い、多くの第二次世界大戦の退役軍人と話した結果、彼は、ジェームスが過去に生きていた記憶を持っていた人物が誰であったかを見つけることができました。彼の名前はジェームス・ヒューストン・Jr でした。彼は、ジェームス・レニンガーが説明した通りに亡くなっていました。

ジェームスは3歳位になると、飛行機が燃えたり、爆弾の雨の中の恐ろしい状況で墜落する絵を描くようになりました。彼は絵に必ず「ジェームス3」とサインしました。彼の両親がその理由を聞くと、彼は「僕は3番目のジェームスだからだよ」と答えました。彼の父は、パイロットの名前がジェームス・ヒューストン・Jr だと知り、衝撃を受けました。なぜなら『Jr』は、今のジェームスが3番目のジェームスであることを意味していたからです。彼らは、当時84歳だったジェームス・ヒューストン・Jr の姉にも会いました。彼女は、小さなジェームスと非常に仲良くなりました。そしてジェームスは、2人の子供時代のことについて彼女に詳しく話し、その内容は彼が知るはずのないことだと彼女は言いました。彼女は、ジェームスが本当に彼がそうであったと主張する人物だったと確信するようになりました。

これは、私たちが記録を持っている、特定の(過去世の)記憶を持つ小さな子供の強力な事例の一つです。このような記憶のすべてが、ジェームスが過去世で誰であったか判定できる前に彼の父親により記録されており、それは重要な要素です。

体外での意識

SI:体外で意識を持つ体験をした場合、何が起こるのですか。

キーン:このような体験には、2つの側面があります。真実の体外体験と臨死体験です。ジャーナリストの立場では、体外体験の方が証拠として重要です。重要な事例は、心不全などの場合に、脳の活動や心臓の鼓動もなく、本質的に臨床的な死亡状態のときに体を離れる人々の体験です。彼らは体に戻ったとき、体外にいたと主張する間に物理的環境で見聞きした特定の事柄を報告することが可能です。

彼らはしばしば、自分が天井近くにいたと説明します。彼らは、医師が話していた内容や使っていた道具、機械の音といったことを正確に説明することができます。そしてこれは、体がテーブルの上に横たわっていて、目が閉じられていて、何も知覚できないとされているときに起こったのです。このような事例は、その人が言ったことの正確性を医師や看護師が検証できるので重要です。したがって、どうして彼らがこのようなことを知覚できたのかを説明する必要があります。考えられるのは、彼らが臨床的に死亡状態の間に、彼らの意識が実際に体とは独立して機能していたということです。

臨死体験は、類似の状況で一度体を離れ、崇高な次元の別の現実を旅してから体に戻り、それを説明する人々の体験です。それは、トンネルの中を通り、ある種の神秘的存在と会い、亡くなった親戚や友人と話す場合が多いです。それは、高められた現実であると説明されます。彼らは良く、それは現実の生活がそうであるよりも現実感があったと言います。生き生きとして、美しく、恍惚とした体験です。普通、彼らは戻りたくないと思いますが、戻らなければならないと、しばしば告げられます。

このような体験は、世界中の様々な文化や背景を持つ人々に起こっています。多くの研究が行われていますが、それがどのようにして起こるのかを誰も説明することができません。多くの懐疑論者は、脳内で何かが起こっていると信じています。しかしながら、これを研究している人々は、このような体験のすべての側面を説明できるモデルを何も持っていません。

それらはまた、経験した人にとって人生を変えるようなものです。彼らは死後の世界だと信じるこの別の領域にいた後で戻ると、死をもはや恐れなくなります。彼らはしばしば、生活を劇的に変え、他者への奉仕にもっと集中するように、より霊的志向になります。多くの場合、それは人に深い影響を与えます。

SI:子供が過去世の記憶を持つ場合、過去世と今の人生の間の時期を覚えていることはありますか。そしてそれは、臨死体験をした人の体験と似ていますか。

キーン:私の本には「幕間の記憶」という章があります。この人生で生まれる前にどこにいたかを話す子供たちに関して、研究が行われてきました。前世の記憶を非常に多く、鮮明に持つ子供は、人生の間の時期をより記憶している傾向にあります。しかし『幕間の記憶』は、検証がさらに困難です。なぜなら彼らは、別の次元にいたことを話しているからです。彼らがその現実で体験したことを説明している内容は、臨死体験をしている人が説明している内容と類似した特徴があります。

ですから彼らは共に、おそらく同じ次元間の領域、あちら側、何と呼んでも良いのですが、そこに入っていたと言うことができます。ジェームス・レニンガーとライアン・ハモンズ(Ryan Hammons)(本の中で詳しく取り上げている過去生の記憶の別の事例)は共に、彼らが生まれる前の記憶を持っていました。彼らはのちに、生まれる前のその領域から目撃した両親が関わった特定の出来事を、両親に正確に説明します。両方の出来事は、まさに受胎近くの時期に起こったのです。このような事例は他の事例ほど多くはありませんが、非常に魅力的です。バージニア大学の児童精神科医、ジム・タッカー博士は、おそらく子供の再生誕の記憶に関する世界的な権威ですが、彼は幕間の記憶について興味深い研究を幾つか行いました。

科学の役割

SI:再生誕と死後の意識の問題に、心理学はどのように取り組んでいるのでしょうか。

キーン: 残念ながら、それは非常にまれなことです。タッカー博士は、過去世の記憶を持つ子供の事例調査の先駆者であったイアン・スティーブンソン博士(バージニア大学の精神分析医)の仕事を受け継ぎました。スティーブンソン氏は何十年もかけて世界中を旅し、何千ページもの調査結果を著書や論文の形で発表しました。ジム・タッカー氏は、スティーブンソン氏の人生の最後に向けて一緒に活動しました。そして10年ほど前にスティーブンソン氏が亡くなったとき、タッカー博士は彼の仕事を引き継ぎました。これはまれなことです。この話題を扱う精神分析医は、確かにアメリカでは多くないと私は思います。そのことに関心を持ち、執筆した精神分析医はいますが、彼らは少数派です。奇妙な記憶を持ちながら精神分析医のところに行き、過去世の記憶を持っていると認識されなかった子供たちは、どれほどいたことでしょうか。私たちの文化は、それを受け入れないのです。

私たちには、訓練された精神分析医のジム・タッカー氏がいて幸運です。彼は子供と上手く接し、実際に子供に何が起こっているかを理解し、子供がこのような体験を話したときに、実際に何が起こっているかを識別することができます。私は、もっと多くの精神分析医がこの話題に興味を持つことを期待しています。それは私たちすべてにとって役立つでしょう。

SI:再生誕を含め、死後の人生を科学的に受け入れることにより、人生の理解の方法や他者との関係性にどのような影響があると、あなたはお考えですか。

キーン: それが普遍的に受け入れられている文化があります。例えばインドや、仏教国であるミャンマーです。しかし、このような国では、信念体系は基本的に宗教的であり、科学的ではありません。問題は、このようなことが真実であると、少なくても現在の手段で説明できるとは思えないことです。もっと多くの科学者がこれを真剣にとらえ、情報を調べ、実証し、それが不可能だと決め付けるのを単に止めるだけでも、私たちは皆恩恵を受けるでしょう。仮にそれが、私たちが物質世界に関してどれだけ知らないかを再認識させたとしても、まだどれだけの神秘が存在し、どれだけさらに発見する必要があるのでしょうか。それは、奇跡を促進する疑問へ私たちの目を開き、私たち自身の本質をもっと深く探るように私たちを励ましてくれるでしょう。

私たちは、単に物質的、ロボット的で、脳に支配されていて、死によってすべての人生が終わるような生き物である場合と比べ、人生に対する責任がより大きいことを認識するでしょう。それは人生により多くの意味を確かに与え、物質的な日常の経験を超えた体験の領域にもっとつながっている感覚を与えるでしょう。それは、肯定的な影響しかないでしょう。私の場合は、確かにそうでした。このような探求を始めたとき、私は懐疑的でした。それはより大きな目的の感覚や、世界や周囲の人々、物事の神秘へのつながりに私を開いたという意味で、私には素晴らしい影響がありました。

仮に私たちが死後も生きることが証明されれば、人はより広い目的の感覚を持ち、他者を害することはなくなるでしょう。なぜなら、死後に別の現実に移行するのであれば、それまでの人生を受け入れる必要があるからです。それは、おそらくより平和な世界をつくり、表面上は異なっている信念体系を巡って文化や宗教が争い合うことを防いでくれるでしょう。

詳しくは、次を参照: survivingdeathkean.com

 

2017年度 石川道子日本講演レポート

石川道子の講演ツアーは今年も5月と6月に行われた。5月6日の福岡での講演を皮切りに、東京──朝日ホール(5/14)、名古屋(5/17-18)、東京──読売ホール(5/20-21)、大阪(5/27-28)と続き、そして6月2〜4日のシェア・ジャパン研修会で終わった。今年の講演会のタイトルは「桁外れの時代に突入した──世界教師の出現と70億の目覚め」であり、各会場とも、このタイトルに興味を持って来場された方々が多く見られた。日本のグループは広報活動を統合、調整して、朝日新聞の全国版への全面広告をはじめ、各地域の新聞への広告、列車内や駅貼りのポスターなど、大々的に広告をした。加えて、チラシや長型ハガキが合わせて 200万枚以上も印刷され、各地のグループのポストインやポスター貼りの活動は非常に活発であり、ワーカーたちの志向と活動のレベルはこれまでになく集中したものであった。このような大々的な広告をするグループの資金源に興味をもった質問が2〜3の会場で聴衆から寄せられ、このグループの特殊性について、雑誌の発行から本の翻訳、制作、出版に関わるすべてが無報酬で行われている現状、各人の自由意志による自発的な寄付によって運営されていることなどの説明がなされた。

すべての会場で、真剣に、熱心に講演を聞く聴衆の姿がことさら印象的であり、初めてこの講演会に来られた人々が非常に多かった。今年は、東京で、例年の会場が予約できなかったため、朝日ホール(660席)と読売ホール(1100席)の二か所での講演会となった。朝日ホールは満席になり、一週間後の読売ホールも800名近くの来場者を迎えた。特に印象的だったのは、朝日ホールでの講演はちょうど、ウエサク祭にあたる日曜日(5月14日)であり、午後3時には、マイトレーヤからの祝福が世界中のシェア・インターナショナル・ネットワークのワーカーたちに送られる日であった。石川氏は、マイトレーヤのメッセージの抜粋を読み上げているとき特に強いエネルギーを感じ、感動で涙をながしている聴衆の姿が何人も見られたので、ちらっと時計を見たら、3時20分であったと、言われた。おそらく、マイトレーヤの祝福が聴衆にも届いたのではないかと思われる。会場全体が非常に静かな緊張の雰囲気であり、途方もないエネルギーに包まれていたようであった。

シェア・ジャパン研修会には全国から166名のワーカーが集い、グループとしての和合、個人としての奉仕の重要さを強調されたクレーム氏のメッセージを受けて、真剣な話し合いが行われた。また、研修の初日にクレーム氏を偲ぶ時間が企画され、1985年から2010年まで、毎年日本に来日し、講演と伝導瞑想の指導をしてくださった記録から抜粋したビデオが紹介され、何人かのメンバーがクレーム氏の思い出を語った。とても有意義で、楽しい研修会であった。

以下は、石川道子の講演会場で見られた尋常ならざるお客さまについて寄せられた手紙である。

最後!?

5月14日、朝日ホールでの講演会の終わり頃、受付に70代くらいの男性が一人でやって来ました。荷物なのかゴミなのか分からないものが詰まったレジ袋を3つほど持ち、ややくたびれた感じの背広に、ビジネス用のシャツは、胸のあたりに汚れがついていました。二日酔いのような、お風呂に入っていないような臭いもありました。

その風貌にして、笑顔が美しい人、という印象を持ったのは、これまで出会ったことのないような瞳に釘付けになったからだと思います。透明な黒色をいくつも重ねたような瞳で、瞳のふちは青味がかっているように見えました。

その人は開口一番、「これは宗教でしょ?」と言い、スタッフが「宗教ではなく、情報を伝えているだけです」と答えました。そのあと、こちらを試すような質問が投げかけられたのですが、その内容が思い出せません。どうしよう、答えられない、試されてるかも、と思っているうち、「この話はずーっと前から知ってたけど、今回初めて来たんだよ」と言われました。

その後、他の受付スタッフと会話をしていましたが、私はその場には交じらず、黙って立っていました。しばらくして、彼が私の目の前を横切りながら、こちらを見ることもなく、唐突につぶやきました。「これが最後だからね」何かの会話の続きでなく、突然発せられた言葉でした。

これが最後って何? ついにその時!? 思わず胸の中で小躍りしてしまいました。ワーカーにとっては、特別に思えてしまう一言。これが特別な意味を持つのか、そうでないのかは分かりませんが、迫っている「最後」に向かって何ができるのか、私たちの姿勢はこれでいいのか、一度立ち止まって考えたいと思うきっかけとなった一幕でした。

K.T.(東京)

完全なマッチ

5月20日の読売ホールでの講演会の時です。休憩の時間中にロビーにいた中年の男性に目が止まりました。というのは、その方は上から下まで、真っ黄色の服装をしていたからです。(私たちが講演会の広告のポスターの見出しに使った同じ色の黄色だったのです)。黄色のシャツ、黄色のズボン、そして床までの長い黄色のコートを着ていたのです。その服装の奇抜さに驚いて、私は数段上の階段から見とれていました。すると彼は角を曲がって歩きだしたと思ったら、突然見えなくなったので、私は驚いて後を追いかけたのですが、もうどこにも彼の姿は見えませんでした。

O.F.(東京)

明るい未来

東京の読売ホールで私が担当していた、クレーム氏の本の閲覧コーナーが混み合い、真剣にクレーム氏の本を読む方々が多く、椅子をたくさん補充しなければならないほど盛況でした。その場を切り盛りしながら呆然と眺めているときに、私のそばに立っていた男性に突然話かけられました。「人類の未来は明るい」という帯のついたクレーム氏の本を指さして、「これです、これです、」と言い、「私たちはすでにこの明るい未来にいるんですよ」と話されました。「皆さんは長いあいだ働いてこられたけど、もう大丈夫です。今がその明るい未来にいるんです」と続け、私は嬉しくなり、「本当にそうですよね」と同意すると、「ほとんどの人は貧しいですからね」と言われて、突然泣き出されました。高揚感と大きな喜び、希望と深い悲しみの混じった感じを受けました。

その方は60歳代の精彩を欠いたサラリーマン風の男性で、講演を聴いて高揚し、希望を見いだしたかのような明るい顔をしていました。

B.R.(東京)

シェア・インターナショナル誌は、新しい時代の思考の二つの主な方向――政治的と霊的――を統合する。