2016年7月号目次

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- 目次 -

覚者より
扉を叩く者

視点
万人のための健康と教育への資金調達
ジェフリー・D・サックス

S.O.P. (Save Our Planet) -われわれの惑星を救え!
化石燃料を地中に残す
ポルトガルは4日間連続、再生可能工ネルギーでまかなう/世界海洋の日

賢者の言葉
「愛と慈悲の行為を育てる」
ダライ・ラマ/フランシスコ教皇/編者註

マイトレーヤは門口に一選集
Maitreya at the door - a compilation

時代の徴
徴が世界中にあふれるだろう
一人二役

民衆の声
抗議活動がモンサント社の(ライセンス更新手続き)停止に成功
「夜、立ち上がれ」抗議運動は続く/環太平洋経済連携協定(TPP)に対する米国内の盛り上がる反対/
反民主主義政策に抗議するポーランド人

世界情勢
パレスチナのスケートボード大使
難民に関する調査

編集長への手紙
グループ体験  他

読者質問欄
回答ベンジャミン・クレーム

扉を叩く者

――覚者より

ベンジャミン・クレーム筆記

折々、国の歴史の中で、深い内省が行われなければならない時期が来る。憲法(書かれたもの、書かれていないもの)の中に祭り上げられた理想を、実際の業績の中で再検討し、その達成を評価しなければならない。これが正直に偏見なしにおこなわれるとき、新しい冷静な現実感が現在の自賛に取って代わるだろう。多くの国々のリーダーは自賛に耽ることによって、国民の生活を握るよろよろした力を維持しようと望む。彼らの時代はほとんど終わっている。
間もなく起こる出来事が政府の力を再分配し、国民を解放するだろう。今日の見せかけの民主主義は本当の参加に道を開け、人間の長い間の正義と自由への希求に新しい一章を開くだろう。
これらの言葉が書き記されている間にも、ある計画が始動しはじめており、それがこの過程を速め、何百万の人間の、痛みで破壊された心(ハート)に歓びをもたらすだろう。彼らは忍耐強く待つ──期待することのない貧しい者たち、乾ききった無情な砂漠の中に牛のように群れをなす者たち、世界の誇り高い都市の中で住処なく職のない者たち、高原のやせた岩土を耕す者たち──彼らは救出を待つ。そしてそれは今、扉を叩く。
もうすぐ彼らは救助してくれるお方を見るだろう。多くの者はすでに見たのである。そしてその方のお願いを再び見るために生きる。この時を汚している戦場の中で、この方はすべての者に平等に恩寵を持って現れる。間もなく、この方が巧みにつくられた多くの奇跡によって、至るところにいる男女の心(ハート)がこの方を慕うだろう。癒しの水は一つずつ発見されるだろう。そして人間の宮殿の大浄化が始まるだろう。
何事もまったく同じ方法で二度起こることはないことを歴吏が教える。時と進化が出来事の再生を確実にする。救い主が過去の方法で現れるのを待つ者は空しく待つだろう。新しい時代は新しい方法を要求し、新しい問題は新しい解決法を要求する。
このようにして、マイトレーヤは現在の状況に、すべての人間を取り囲む問題──飢えや争い、惑星の平衡、分かち合いと正義、平和と戦争の道程──に対処する。彼が人類を助けるために来られることは疑いないが、主に教えに来られるのである。であるから、彼の教えをよく聞きなさい。なぜなら、それにはいのちの本質が含まれているのだから。そしてその導きとインスピレーション(鼓舞)によって、あなた方はあの星々にたどり着くのである。「未来は何をもたらすのだろうか」と問われたら、こう答えなさい──輝ける星が天空におけるその正当なる位置を放棄して、われわれの中を歩くことを選ばれた、そして地球上でまだ見られたことのない贈り物を携えて来られるのだ、と。その方の名をマイトレーヤという。この「幸いなるお方」は、人間に彼らがなることのできるところのものについての方法を教えるだろう。人間に神のハートヘの秘密の入口を示して、その中に案内してくれるだろう。人間と天使と共に歩いて、これらの二つを関係づけるだろう。模範と教えによって、自己救済への道を示されるだろう。世界を再生し、活気づけるだろう。この方が扉を叩く音に耳を傾けなさい。
(1993年1月)

マイトレーヤは門口に──選集

Maitreya at the door ─a compilation

「マイトレーヤは門口に」というテーマに関する引用文の選集を掲載する。これはマイトレーヤのメッセージ(『いのちの水を運ぶ者』)、ベンジャミン・クレームの師の言葉(『覚者は語る』と『シェア・インターナショナル』)、およびベンジャミン・クレームの著書から抜粋したものである。

多くの者がわたしに従い、わたしを案内人として見るであろう。多くの者はわたしを知らないであろう。わたしはすべての者の生活の中に入り、彼らを通してその人生を変えることを願う。もうすぐわたしを見る用意をしておきなさい。わたしの言を聞き、わたしの思いに従い、わたしの嘆願に心を留める用意をしておきなさい。
わたしは門口に立つ見知らぬ者なり、扉をたたく者なり、いつまでも立ち去らぬ者なり。わたしはあなたがたの友である。わたしはあなたがたの希望である。わたしはあなたがたの楯である。わたしはあなたがたの愛である。わたしはすべてである。
(『いのちの水を運ぶ者』第10信、p.46~47)

マイトレーヤの足は門口にある。彼の手は扉を叩く用意をしている。彼を見逃さないように、注意深く耳を傾けなさい。マイトレーヤは、法を履行するために、大計画に仕えるために、人類に教えるために、彼の弟たち(覚者たち)を彼らの運命られた未来に導くために、やって来られる。マイトレーヤは彼がずっと昔に人間に約束されたことが起こるのを見届けるために、彼の愛によって人間を解放し、彼らの神性に目覚めさせるために、やって来られる。
(『覚者は語る』―マイトレーヤは出現を早める―p.588)

間近にあるこの時を楽しみにしていなさい。マイトレーヤは出現の門口に立って、分離と貪欲にまさに戦いを挑もうとしている。正義と自由、和解と平和を呼びかける彼の召集に馳せ参じなさい。そしてあなたのすべてを人類種族の奉仕に提供しなさい。これは今までに決してなかった時である。このような時は決して繰り返されることはないだろう。あなた方の心(ハート)の中を深く見つめなさい。そして選択をしなさい。光と愛に浴する未来か──あるいはあなたの運命の否認か。
マイトレーヤは、変化への時は熟していることを知っている。人類はテストを受ける準備ができていることを知っている。彼はまさに出現して、ご自分の任務を始めようとしておられる。
(『覚者は語る』―マイトレーヤへの反応―p.475)

私はもう30年間も、マイトレーヤは“間もなく”出現すると告げられてきましたが、それは覚者方の時間の基準によるものでした。彼らは2,000年周期で働かれるので、数年は覚者方にとっては日曜の午後のようなものにすぎません。マイトレーヤの出現は特定の法に基づいており、とりわけ私たちの自由意志を支配する法に基づいています。過去26年間のいつでも、彼は人類によって呼び出されることが可能でした。彼が前面に出て来ることを可能にする幾つかの行動を人類が起こせばよかったのです。
(『光の勢力は集合する』p.133)

我が友よ、今や、わたしは非常に速く出現しつつあるので、あなたがたがわたしの顔を見るまでの時間は、残り少ない。あなたがたがわたしを見るとき、昔の兄が、マイトレーヤ自身が、あなたがたの中に居ることを知るであろう。わたしのために、そして大計画のために働くことを、あなたがたに呼びかける。あなたがたを、我が友よ、頼りにすることができるのをわたしは知っている。
(『いのちの水を運ぶ者』第91信、p.268~269)

マイトレーヤは扉を音高く叩く。その扉はまもなく開き、愛の主は騒々しい争いのなかに踏み入るであろう。人々がこの方をみるとき、彼のことばの簡潔さに、しかもまたその明快さに驚嘆するだろう。彼の智恵は人々を困惑させると同時に喜ばせ、彼に従いそして世界を再建する用意のある者たちを彼のもとに引き付けるだろう。
(『シェア・インターナショナル』2007年6月号、「覚者より」─変革)

ずいぶん前に、アグニヨガの教えの最初の本で、マイトレーヤはこう述べました。「人間の手によって、人間の足によって、新しい時代は築かれねばならない」。一つ一つの石が、一つ一つの煉瓦が、一歩一歩が、人間自身によって作られねばなりません。しかしそれは覚者方が世界に戻って来なければ起こらないでしょう。マイトレーヤが御自身を公に示すのみならず、分かち合いと正義と平和につながる条件を創造するために人類を鼓舞することが可能にならなければ、それは起こらないでしょう。それをできるだけ早く起こすためには肉体のすべての筋肉を整え、すべての神経を研ぎ澄ますことが要求されます。
マイトレーヤは予定よりも早く出て来られます。株式市場の崩壊を待っていません。崩壊が明日にでも起こって、彼がそれに合わせて出て来られればよいと私は思いますが、しかし彼はそれを待ちません。世界における問題、特に人間がつくり出した生態系の不均衡があまりにも大きいのです。
(『協力の術』p.296~297)

もはや人は傍らに立って、出来事がしばしば悲劇的なコースをたどるままに任せていてはならない。いまこそ和合といのちのために、良識と平和のために誇らかに立つ時である。マイトレーヤは途上にあり、あなた方の選択を、彼の嘆願に対するあなた方の答えを要求するだろう。
あなたはまさにそのような時のためにここにいることを知りなさい。そして今日のあなたの決断の力を疑ってはならない。正義と平和を求めるあなたの選択を知らせて、マイトレーヤが頼ることのできる者たちの隊列に加わりなさい。
今日、多くの人々が何か容易ならざることがまさに起ころうとしていることを感じている。その性質を知らずに、しばしばその前兆を恐れる。彼らは、たとえその名前を知らなくても、マイトレーヤのエネルギーに反応する。間もなく、非常に間もなく、彼らはマイトレーヤを見るだろう。各人が自分の選択をすることができ、しなければならない──疑い、拒絶し、限りなく苦しむか、あるいは未来を再創造して真理の領域に入るか、を。
(『覚者は語る』―真理の領域―p.424)

あなたがたが、わたしを見る時までの時間は非常に残り少ない。この短い時間を最も有効に使い、わたしの道を整え、あなたが出会うすべての者たちにわたしの送る真理の言を教えなさい。わたしの帰還が世界にもたらす光と約束の道程に、彼らをも導いてあげなさい。完全なる視界の中にわたしが出現する時が差し迫っている。目覚めて待ちなさい、眠っていてはいけない。
(『いのちの水を運ぶ者』第65信、p.191)

成すべきことはたくさんある、なぜなら世界全体がその変容を待っているのだから。たくさんの手が必要とされる、なぜなら変化はすべての人間に関わるから。マイトレーヤが現代の人間の舞台に公に入られるとき、彼は喜んで手を貸す助力者の軍勢を傍らに招くだろう。
マイトレーヤの御顔が見られ、彼の臨在が知られ、彼の勧告に注意深く耳が傾けられるようになるまでの時間は今や本当に短い。マイトレーヤの助言は現在の病の全領域を網羅し、それらの緩和と治癒の方法を指し示すだろう。
(『覚者は語る』―神への道―p.369)

私たちの仕事は、マイトレーヤが(人類の自由意志を侵すことなしに)前面に出てきて、少なくとも大多数の認容が存在する舞台で公に自らを宣言することを可能にする希望と期待の風潮をつくることです。何百万という人々がこの話を耳にしました。もちろん、彼らのすべてがそれを信じているわけではありません。しかし何万人、あるいは何十万人がある程度信じているのです。その可能性に対しては心を開いているのです。これはとても良いことです。そして──どのくらいいるのか私は知りませんが──何千何百人もの人々が本当に身を挺してこの仕事のために積極的に活動しています。そのような人々、つまり私たちの仕事はマイトレーヤの出現の可能性に対して人類の心を一層開かせることです。そうすることで、彼が公に出てくるのを可能にする開かれた窓をつくる助けとなるのです。
(『マイトレーヤの使命 第Ⅲ巻』p.561~562)

あなたがたが、わたしの姿を完全な視界のうちに見るのも、そんなに長い先のことではない。人類は、もうすぐわたしを見るであろう。そして、もしわたしに従いてくるならば、彼らを待っているあの未来へ、真理と和と愛の光にあふれる未来へ、連れていこう。
我が友よ、わたしを援けて、準備の労苦を分かち合ってほしい。もしも、わたしがここに居る事実を受け入れることができるならば、聞く耳を持つすべてに、このことを告げなさい。
(『いのちの水を運ぶ者』第6信、p.34~35)

マイトレーヤご自身が門口に立たれ、扉を叩くために手を掲げておられる。認知されるのを待っている間に、彼の臨在を表す徴は急速に増加している。マイトレーヤをあなたの心(ハート)に喜んで迎え入れて、彼が世界に入るのを容易にしなさい。彼に、あなたを通して働きかけさせなさい。あなたの兄弟姉妹もまた、この大いなるニュースを知る価値があることを覚えておきなさい。そして彼らを闇の中に放置しないようにしなさい。
(『覚者は語る』―マイトレーヤは門口に―p.585)

私の仕事の性質上、私は、人間の反応と希望と期待を高めるような最も希望的画面を描きがちですが。彼の問題は、私が想像するよりもずっと大きいのかもしれませんが、世界への宣言が遅れることが我々の反応の速度に影響するとは思いません。マイトレーヤ御自身が言っています。「すべてが失敗すれば、機は熟しているのだが、わたしを迎える心の準備のできていない世界に顕れることになるだろう。わたしがあなた方の中に居ることを、まだ知らない世界に。しかし期待される者としてあなたがたの前に現れることの方がどれだけ良いことか」。ですから、マイトレーヤは、人類は用意があることを知っておられます。
(『マイトレーヤの使命 第Ⅰ巻』p.33)

もうすぐわたしを見る覚悟をしなさい。わたしを認知し、信頼し、わたしを愛し、わたしと共に働く用意をしなさい。わたしはあなたがたの存在の本源へ、あなたがたの本質に至る道を、教えるためにやってきたのである。あなたがたがわたしを識るとき、わたしはいつもあなたがたの心の裡に存在していたことを識るであろう。長い間あなたがたは、わたしの呼びかけを聞いていた、そしてその呼びかけに応えてあなたがたはここに居るのである。
(『いのちの水を運ぶ者』第104信、p.311~312)

非常に多くの人々は自分たちが大切にするものすべての終わりを感じ、恐れる。さらに多くの人々は新しい人生の可能性に希望を抱いて待っており、より公正な世界における新しい自由を切に待望する。変化、すなわち新しいものの先触れはすべての人間の扉を強く叩き、そして人間が現在、恥を感じているものよりもずっと良い律法を知り、新しい世界を建設するために用意を整えることを、彼らに呼びかける。各人が自分なりの方法でその呼びかけに応える──地位や所有物や誇りを失うことを渋りそして恐れながら、あるいはこれまでの限界や分割に終わりがくることを歓迎しながら。
マイトレーヤは、出現の用意ができている。彼の公の出現のみで、変化の雪崩れを引き起こすだろう。勢いをつけながら、現代生活の風景を変容させるだろう。
(『覚者は語る』―変化の中にある世界―p.373)

世界はマイトレーヤのテレビでの発言の影響で変わりました。彼は何百万もの人々に語っています。彼は途方もない影響を与えています。それを認識している人はほとんどいませんが、これは真実です。それは起こっています。そして世界は変わっています。世界は同じではありません。それは毎日変化しており、マイトレーヤは変化に注目しているだけではなく、変化に調子を合わせ、それによって彼が以前に考えていたよりも早く現れることが可能になったのです。
(『シェア・インターナショナル』2015年1月号、p.14
2014年ヨーロッパ研修会──質疑応答)

わたしの計画は進み、まもなく、完全な肉体的事実として、あなたがたはわたしを知り、信頼して、わたしに従いてくるであろう。わたしの言が、耳に聞き覚えのあるものであっても驚くことはない。以前に何度もあなたがたは愛の必要を聞いた。にもかかわらず、今日多くの者がこの聖なる神の様相の恩恵を受け得ず、何百万という数の人間が死んでいく。だから、我が友よ、わたしの言は、再び、あなたがたの耳に響くだろう。「あなたの兄弟を愛しなさい。彼らの窮乏に心を留めなさい。あなたが豊かに持つものを与えなさい、そして世界に喜びを復興しなさい」
(『いのちの水を運ぶ者』第52信、p.157~158)

マイトレーヤが提供するリーダーシップは人類を失望させないだろう。彼はすべての者の希望と志向を高め、そして人々の持つ最高のものを解き放たせるだろう──たとえそれが今は隠され、恐怖心と無知のためにその存在が表現されていなくても。彼は人間の恐怖を征服し、そして本当にひとつの新しい人類を確立するだろう。……
マイトレーヤは今まさに自由と正義と平和につながる扉を強くノックしようとしている。よく耳を傾け、彼のノックを認知しなさい。そして彼の先導のもとで、大胆にそして賢明に行動する覚悟をしなさい。
(『覚者は語る』―新しいミレニアムが始まる―p.515~516)

世界にわたしが姿を現す日が間近いことを知らせるために、わたしはここに居る。もうすぐ、全世界がわたしを見、わたしを知り、わたしを兄弟と呼ぶであろう。本当にわたしはあなたがたの兄弟である。あなたがたの裡なる神の存在の真理を宣言し、あなたがたの歩みを未来へと導き、神の愛と意志とをあなたがたに解き放つために、戻ってきた兄弟である。
(『いのちの水を運ぶ者』第138信、p.415)

もうすぐ世界中の男女は、主キリストを、マイトレーヤ如来を見、その声を聞くためにラジオやテレビの周りに集うだろう。その言葉は沈黙のうちに一人ひとりの心の裡へ、それぞれの母国語で伝えられていくのを体験するであろう。この体験によって、人はこの方こそ真のキリストであり如来であり世界教師であることを知る。そしてこれによって2,000年前のペンテコスタの出来事が、世界的な規模で繰り返されるのを知る。やがてこの出来事を記念して、ペンテコスタが新しい世界宗教の大きな祝祭日になるだろう。……
マイトレーヤとその弟子である覚者方は、理性の時代、同胞愛の時代、愛の時代の幕開けをなさり、人間が、唯一の聖なる大生命の欠くべからざる一部であることを、はっきりと自覚できるように導いていかれるのである。
(『世界教師と覚者方の降臨』p.50~51)

わたしの計画は、直ちに出現し、すべての人間が理解できる言葉で、人々に平易に語りかけることである。兄弟として、彼らに語りかけ、彼らの歩みを神の方向へ導く。
神は多くの名前で知られている。わたしは神を愛と呼ぶ、また正義とも呼ぶ。愛と正義はどちらも我々の生活の礎である。わたしを探し求め、昔の兄を知りなさい。わたしのメッセージに耳を傾けなさい、我が友よ、そして共に喜びのうちにこの世を変えていこう。
(『いのちの水を運ぶ者』第38信、p.123)

一日一日と過ぎるごとに、マイトレーヤが全世界に公に出現される大宣言の日が、近づいてくる。そのうれしい日に、あらゆる地に住む男女の分かち合う歓びが、現在の不安と恐怖に曇った状況を変容させるだろう。
現在の混乱と脅威は、過去の悪を正し、諸国家の間に正義を創り、古い論争を解決し、国際法規を支持するための新しい平和的な協力の時代の前奏曲にすぎない。
人々は将来、この時を振り返って見るとき、それが最も輝かしい夜明けの前の暗い夜であったことを知るだろう。そしてこの波乱の多い時期に生きてきたことを喜ぶだろう。
世界は偉大なる教師を待つ。その教師は、出現して、すべての者の完全な視野の中で教え、奉仕する機会を待っておられる。
(『覚者は語る』―夜明け前の暗闇―p.287~288)

もうすぐあなたがたはわたしを見るであろう。だから、今なすべき行動は一つしかない。あなたがたの意志と心のすべての力を動員して、わたしの降臨の事実を知らせなさい。我が友よ、あなたがたは、人の子が再び地上を歩いていることを信じる、と伝えなさい。神の法の伝達者があなたがたの中に居り、真理の光が人の心を新たに招き、新しい時代への移行は想像されたよりもずっと順調に行われる。わたしの法は栄え、わたしの出現は進んでいる。これらのことを、あなたがたは信じるのだと、人々に伝えなさい。我が友よ、あなたの兄弟たちにこの真理を伝えて、彼らをあなたの喜びの中に入れてあげなさい。
(『いのちの水を運ぶ者』第131信、p.395~396)

われわれが世界の資源を公平に分かち合うとき、瞬く間に戦争やテロは過去のものとなり、信頼の状況が生まれるだろう。信頼があるとき、人類は共に座して、あらゆる問題に対する答えを徹底的に検討することができるようになる。
マイトレーヤはこのようなことを、より雄弁に、しかもより単純に語るだろう。そのような方を探しなさい。そしてもし彼が真実を語っていると思うならば、彼に従い、先頭に立って自分を変え、犠牲を行う者になりなさい。
十分に大勢の人々が、マイトレーヤにではなく、マイトレーヤの考え方に、アイディアに、助言に従うとき、彼は全世界に向けて話をするだろう──その日を「大宣言の日」と呼ぶ。
(『人類の目覚め』p.13~14)

グループ体験

編集長殿
2016年春にドイツで、私は講演者として瞑想と気付きについての会議に参加しました。私の話題は瞑想研究と、幼稚園や学校、大学での瞑想の活用でした。300人以上が集まり、そのほとんどが教育の分野で働いている人々が講演に来ました。私の講演の途中で、思いやりの瞑想について実演しました。人々が皆目を閉じていました。瞑想の間聴衆を導いていた時、会場内の強力なエネルギーに気づきました。瞑想後、人々は瞑想が大変効果的だと言いました。一人の女性は後日になって、瞑想の最中に自然と涙が流れたと言っていました。
今私は不思議に思うのです。直接再臨について語っていなかったにもかかわらず、おそらくマイトレーヤか覚者方のエネルギーが、この思いやりの瞑想の間に流れていたのでしょうか。
匿名希望
【ベンジャミン・クレームの師は、そのエネルギーがイエス覚者から送られたことを確認した】

光の出現

編集長殿
2016年5月28日はどんよりとした曇りの日で、私が瞑想をしていた時、突然まるで頭上の屋根が開け放たれたように感じ、強烈な陽の光が注ぎ込んできたのです。目を閉じていたのに、それが見えていました。あまりに明るい光だったので、日光が分厚い雲を突き破って差し込んだのか、目を開けてみましたが、そうではありませんでした。目を閉じると、再び同じことが起こり、さらに何度か続いて起こりました。あまりにはっきりとしたことだったのでお尋ねしたいと思います。それは想像にすぎませんでしたか。その光は魂からのものでしたか。
匿名希望
【ベンジャミン・クレームの師は、それが想像ではなく、覚者方の一人によって意図的に与えられた体験であったことを確認した】

先見の明

編集長殿
仙台での石川道子氏講演会の数日前に、郵便受けにあった私たちのチラシを見つけた女性から、電話がかかりました。その方の名前もみち子さんで、みち(名前の前部分)は同じ歩く「道」という字です。その女性はとても元気でパワフルな人で、東北弁の訛りのある大きな声で話をしました。
彼女は私に、チラシがあまりにも難しく、分かりにくくて理解できなかったので、どのような講演をするのか尋ねてきました。私は現在の困難な社会情勢と、私たちを導く偉大な教師の到来について説明しようとしました。その女性はしばらく話を聞いていましたが、さっと話題を切り替えて、自分のことについて話し始めたのです。その女性は、私たちというのは、私たちのこの体が神の宿るところだから、皆が愛と感謝を持って生きるべきだと言っていました。
そして石川さんがいくつなのか尋ねてきたので、答えると彼女は驚き、「難しくて込み入ったことを話す若い人だと思ったが。若くて、きれいで、前向きな人だ。自分は70だけど、青春だ」と言っていました。その女性から石川さんに、まだまだ青春だから、長生きするように伝えて欲しいと頼まれました。
その女性から私の名前と年を尋ねられました。彼女の夫は彼女が55歳の時に亡くなり、それからは、自分の人生だと思って自分らしく生きていると言いました。彼女から「M(私の名前)は良い名前だし、あなたも素晴らしい人だ」と言われました。彼女は私に素晴らしいボランティアの仕事を続けるように励ましてくれました。最後に彼女がまるで予言でもするように、「(講演会の日を指して)きっと良い日になりますよ」と言ってくれました。
私たちは20分間話をして、会話の間、心の中にこみ上げるものを感じていました。東北地方のどこにでもいる田舎の年配の女性が、自分のことについて話しているのに、私や石川道子さんのことをとても良く知っているという感じがして、私に励ましと講演会の日への祝福を伝えてくれたようでした。彼女の声がまだ私の耳に残り、彼女を思い出すと胸がいっぱいになるのです。
講演会当日は本当に良い日になりました! この女性は特別な方だったのでしょうか。
ありがとうございます。
M.M.
日本、宮城県
【ベンジャミン・クレームの師は、その女性がイエス覚者の代弁者であったことを確認した】

読者質問

Q デモや「人民の力」は重要ですか。

A それは重要であるだけでなく必要不可欠です。人類が目覚め、自らの発展と未来に対する責任を担うべき時が来ています。人類は目覚めつつあります。人類が一体性の感覚を持つや否や、そしてそれは世界中で増大しつつありますが、意識の大きな跳躍が起こるでしょう。それは意識の問題です。私たちは潜在的な神々ですが、それを知りません。神性以外のものは存在しません。しかし、その神性は神の計画に沿った仕組みを必要としています。私たちが現在その中で生きている経済、政治、社会、教育の仕組みは、私たちの裡なる神性と進歩に反するものです。マイトレーヤと覚者方が世界に存在することによって、私たちは意識の発達における大きな前進を果たすでしょう。

Q イニシエートのリストの中で、各人のその生涯における霊的達成の度合いが示されており、それは0よりも大きな数字です。私の理解では、0から1の間の数は「見習い」のレベル、第1イニシエーションの前の段階です。ジュワル・クール覚者によれば、第1イニシエーションの前に幾つかのレベルがあり、それには「見習いの道」と「弟子道」が含まれます。これらの達成レベルに対応する数字は何ですか。例えば、0.6はその人が見習いの道にあることを意味するのか、または弟子道にあることを意味するのですか。霊的達成の観点から、0と1の間の様々な数は何を意味するのか教えていただけますか。

A それを言うことは不可能です――それは個人的な問題であり、多くの要因によっています。


Q 2016年4月26日、私は伝導瞑想の最中に足に強い感覚を覚えました。この感覚は何だったのですか。

A それはエネルギーの影響でした。

Q あなたの師が最新の記事を寄稿してからしばらく経ちます。これには理由があるのですか。とりわけ私たちがそれを最も必要としているときに? あなたのお仕事に感謝しています。

A 私たちはとても幸運にもわたしの師である覚者から長年にわたり記事を受け取ってきました。シェア・インターナショナル誌で説明されているように、これらのメッセージはすべての時期のために与えられたものであり、一時期のためのものではありません。ですから毎月掲載し続ける必要はありません。マイトレーヤご自身が最近この雑誌のために重要なメッセージを与えられたことを心に留めてください(2016年5月号)。

Q すべてのUFO(その乗組員)は高度に進化しているのですか。

A 現時点ですべてのUFOと、この惑星における霊的使命に参加することを許された人々は高度に進化した人々です。彼らが金星人であれば、彼らは神々のような存在です。火星からの人々であれば、神々のような人々と、非常に進化した人々です。いずれにせよ彼らは、皆この惑星と太陽系全体に仕える偉大な愛と志向に満たされています。彼らは私たちの姉妹惑星からの兄弟姉妹です。

Q 私たちはどうやって分かち合うのですか。

A たくさんの方法があります。世界には14名の覚者方がおられます。彼らは長年おられ、弟子たちをお持ちです。世界にいる男女で、彼らを通して覚者方は様々な内的に関連する計画を実行します。その計画は世界資源の分かち合いと共に行うもので、それを計画する正しいやり方を見いだすことに関わっています。分かち合いは実際にはそんなに難しくはなく、配分と再配分の問題です。
1977年の出現のあと最初にマイトレーヤが取られた政治的行動は、元ドイツ首相ウィリー・ブラント氏にアプローチして、委員会をつくるよう要請することでした。それはブラント委員会として知られるようになりました。ウィリー・ブラントは第三段階のイニシエートであり、彼は世界の様々な国から、世界経済に関するあらゆる政治的見解を代表する約40名の男女を集合させました。彼らは極左から極右まであらゆる政治的立場にありました。彼らはこれらすべての様々な意見やアプローチをもって共に働き、次第に結論に達しました。それはメキシコのカンクン会議で発表されました。誰もが同意し、ひとつの固まった結論に達しました。世界資源の配分を扱う唯一の方法が存在し、それは分かち合いであるということです。食料と資源の配分の手段として分かち合いが名づけられたのはそれが初めてでした。それまでは誰もそれを思いつきませんでした。しかし、彼らはその結論に達したのです。地球を救う唯一の方法として過半数が決定したのです。彼らはその成果を『北と南:生存のための戦略』として出版しました。すべての政府がカンクンで会合し、それについて語り、開発途上国の国々は皆そのアイディアを受け入れることに好意的でした。二つの国が反対しました――アメリカとイギリスです。そして二つの強国がそれに反対したため、カンクン会議を救うことはできず、すべては自然死しました。
覚者方によって最良の方法と考えられている方法は単純であり、美しく効果的です――各国の余剰資源を共通のプールに蓄え、そこから各国が必要に応じて引き出すというものです。
これが覚者方によって示唆される方法であり、最も可能な方法です。もちろん、これは理想ですが、理想に向けてこの制度の多くの変化や度合いはあり得るでしょう。

Q 大宣言の日にマイトレーヤが話している間、大半の人々が自分の魂を感じるのですか。

A 大半の人々が彼ら自身の魂を感じるでしょう――たとえそれが彼らの人生で初めてのことであっても。それは人類の途方もない体験となるでしょう。彼らは小さな子供のように感じるでしょう。ハートからこれらの素晴らしい言葉に耳を傾け、彼らが忘れていた生命の質を体験し、彼らが信頼と愛と幸福に満ちていた素朴な子供の頃にさかのぼるでしょう。