2017年2月号目次

   

-覚者より-
裂開の剣を創造する
■ベンジャミン・クレーム筆記2011年9月8日

人類の一体性
■ベンジャミン’クレーム筆記 2008年6月5日

多極的世界を愛することを学ぶ
ジェフリー・D・サックス

マーシャル・プランーアメリカの最も優れた業績

書評
『喜びの書一変化する世界で持続する幸せ』
ダライ・ラマ法王とデズモンド・ツツ大主教との対談、ダグラス・エイブラムズ氏同席
マーク・グレゴリーによる書評

世界情勢
国連世界異教徒間の調和週間2017
学習することの喜びに再び火をともす

「褒美から目を離さないように! その褒美は人類そのものさ!」(後半)-選集
“Keep your eyes on the prize l And the prize is humanity!”一 a compilation

S.O.P.(Save Our Planet)一われわれの惑星を救え!
「これは神の試練です」

時代の徴
スタンディング・ロックの驚くべき出来事

フィンランドの教育
サク・モット
フィンランドの学校における遊びの重要性

世界の窓
2016年の教訓を学ぶ

戦闘時の民間人の保護
ジェイソン・フランシスによるエリザベス・ディクレー・ワーナー氏へのインタビュー

編集長への手紙
特別席 他

読者質問欄
回答ベンジャミン・クレーム

 

裂開の剣を創造する

この特異な時代において、世界は明らかに相容れない対立する両極に極化している。同時に、分割に橋を架け、癒しの過程を始める唯一の可能な方法は、人類が自らを一つのものとして見ることである。ベンジャミン・クレームの師による次の記事は、諸問題と解決策の両方を明らかにし、描き出しており、そのようして前方への道を指し示している。

 

裂開の剣を創造する

——覚者より

ベンジャミン・クレーム筆記 2011年9月8

 

人間が示すことのできる最高の特質、あるいは最悪の特質を体現する人物が、時々、人類の中に現れる。そのような人物は最も人々に愛されるか、最も憎まれるようになる。いずれにしろ、彼らは通常、大勢の信奉者や帰依者を自分たちに引き付ける。そのような人物は大多数の人間にとって、途方もない磁力的なアピールを持つか、時によっては、大規模の破壊的な力(パワー)を奨励する手本である。歴史の本は両方のタイプの例で満ちている。

今日、両方のタイプについてのたくさんの例が世界中に非常に多く顕現している。この顕現の影響は人類の前に二つの対立する行動路線を置いており、人類の将来を決定する選択について緊張をつくり出している。聖書の言葉を使えば、これは「裂開の剣」である。長年の間、マイトレーヤから放出され、そして方向づけられてきたエネルギーは、そのような対立するものの対決を促そうとしてきた。それは多くの人々にとって確かに不思議に思えるかもしれないが、人類がその将来のために正しい選択をするのに重要なことである。そうでなければ、将来はまさに荒涼たるものであろう。

「裂開の剣」はわれわれが「愛」と呼ぶエネルギーである。マイトレーヤによって振るわれて、それは「兄弟を兄弟に対立させ」、至るところに住む人間のまことの神聖な意識を試す。すべての進化の究極的な目標は地上に「神の王国」を確立することであり、「裂開の剣」は人間にその道を示す。マイトレーヤの教えは単純である。彼の優先事項はすべての人間にとって明らかであるように思えるだろう。残念ながら、そうではない。分かち合いとすべての人間のための正義(公正)の確立、「誰も欠乏することのない世界を、二日と同じ日が繰り返さない世界を、すべての人間を通して同胞愛の歓びが顕現する」世界の創造の必然的な結果として、平静で平和的な活動の将来をマイトレーヤは示されるのである。いかにして、そのような希望のメッセージに反駁することが可能なのかと思うかもしれない。それがすべての人間によって切望されている将来ではないのか。それは大多数の人間によって望まれている将来である、しかしすべてによってではない。人類は進化の梯子のそれぞれ異なった段におり、ある一定の段より上では人間にとってすべてが良い前兆である。しかし、自分たちの神聖な真我についてその程度までいまだ顕現していない者たちが、分かち合いは神聖なことであり、正義と正しい関係は神聖なことであることを認めないのであり、神(神聖)を競争と葛藤として見て、人間の価値を自分の金の重さによって測るのである。

多くの人間が恐れ、苦しんでいる——仕事も将来への希望もなく、彼らは一日一日を苦闘する。しかし、その他の多くの者たちは自分たち自身のための将来をつくっており、そしてまた多くの者たちがその過程の中で死んでいる。世界中で、人々は、自由と正義をその中核においた、より良い生活の可能性に目覚めつつある。恐れるでない、民衆の声は高まっており、接触伝染のようにますます多くの人々に影響を及ぼしている。自由、正義、そして人間の和合という真理のために生きる——あるいは死ぬ——人々の背後にマイトレーヤは立っておられる。若者が道を先導する、そしてその将来は彼らのためにある。

 

人類の一体性

——覚者より

ベンジャミン・クレーム筆記 200865

 人類が現在進んでいる方向は間違いであり、彼らの将来の幸せにとって無益であり、失敗するよう運命づけられているということを、彼ら自身で気づくときは間もなくやって来る。それを見て、彼らは質問をするだろう:なぜこんなに虚しいのか? なぜ求めている平和を達成できないのか? どこで間違ったのか? そうしてマイトレーヤに注目を向けて、彼の言葉を検討し、彼らの窮状の打開に適切であるかを試すだろう。マイトレーヤの思考の中心的なものは、一体性についての概念であることを発見するだろう。人間は彼ら自身をひとつとして見なければならないことを、各人が和合した全体──人類家族──の部分であり、そして彼らがやることすべてがその一体性を反映しなければならないことを、マイトレーヤは請け合うだろう。このリアリティ(実相)を十分理解し得ないことが、われわれのすべての困難や苦労、不調和や恐怖、葛藤や戦争につながっていると主張されるだろう。「あなたの兄弟を自分自身として見なさい」とマイトレーヤは言われる。すべてのものがそこから取ることのできる国際的な貯蔵庫をつくりなさい。そのようにして分かち合うことによってのみ、世界は再生される、というのがマイトレーヤの教えである。分かち合いによってのみ、人間は自分たちが求める幸福を見つけるだろうと、彼は確言するだろう。分かち合いのみが正義と平和をもたらすだろう。このようにして、マイトレーヤは彼がもたらす真理に向けて人間の思考を導くだろう。このようにして、マイトレーヤは人間に彼らの間違いを示し、彼らのジレンマへの解決法を示されるだろう。このようにして、人間は自分たちの状況をつくづくと眺めるだろう、そしてますます多くの人々がマイトレーヤの助言の真理に気づくだろう。マイトレーヤの導きが、すべての者が心のうちに切望する幸福と平和を達成する唯一の方法であることを、ますます多くの者が知るだろう。それまで恐怖心によって抑えられていた人間は、マイトレーヤの単純な教えが彼らのすべての恐怖と災いへの答えであることを知るだろう。当然ながら、すべての人間がマイトレーヤのうちに彼らが求める導きを見つけるわけではないだろう。多くの者は、まさに、彼の教えの中に、彼らが恐れ、憎むことのすべてを見るだろう。しかしながら、徐々に、彼の単純な真理の言葉に応え、共鳴することのできる人々の熱意が何千万の人々を正義と平和への彼の大義に引き付けるだろう。彼の教えは単純であるが、愛の火がまだ消されていない人々の心(ハート)に浸透するだろう。このようにしてマイトレーヤは世界中で働き、新しいスタートを、家族を平和と調和のうちに育てるための、より簡素でより幸せな世界を切望するすべての人々を彼の側に引き付けるだろう。大宣言の日が地球というこの惑星の新しいスタートのための合図であろう。前例のないその日に、人間はマイトレーヤが言われる一体性を体験するだろう。彼らは、すべての人類が同じ体験をしているということを感じるだろう。その心(ハート)は全く新しい愛のうちに共に鼓動している巨大な家族の兄弟姉妹の一人であることに慎ましい誇りを感じるだろう。共に属しているというこの感覚が彼らを取り巻き、各人一人一人に長い間忘れられていた歓びの涙をもたらすだろう。

 

「褒美から目を離さないように! その褒美は人類そのものさ!」(後半)選集

今日再び、民衆の声が聞き届けられるべき時が来た。今日再び、至るところにいる人々の正義、自由、平和への要求が、無謀な権力を振りまわす者たちの耳に届き、それらが認知されることが不可欠である。

権力のグラマーに取りつかれたこれらの危険な者たちは、戦争の時代は過去のものであり、人類は急速に消えつつある平和と安全を願っているということに気づかなければならない。小さな“ナポレオン”たちに、彼らの権力の日々は終わり、完全な時代遅れであることを、今や力(パワー)は人々の本当の必要に仕える者たちにあることを、知らしめねばならない。

マイトレーヤがこの騒々しい争いの中に入っていかれるとき、日々人間の平穏と落ち着きを消耗させている慌ただしい出来事の中で、最初は、誰も彼に気をとめないかもしれない。しかしながら、間もなく、人々は自分たちの思いと要求が聞き届けられ、自分たち自身よりもずっと思慮深く、説得力のあるマインドによって声を与えられていることに気がつくだろう。このようにして、彼らは勇気づけられ、力を結集し、その要求はよりよく聞かれるだろう。

(『覚者は語る』─民衆のパワーの盛り上がり─

p.601602

 

我が友よ、兄弟姉妹たちよ、あなたが、現在立っている位置を検討しなさい。あなたは、わたしと共に祝福された愛の島に行く用意がありますか。あなたが現在持っているものを、すべての人と分かち合う用意がありますか。

人生を勇敢に直視して、我が友よ、なし遂げるべきチャレンジとして受けとめる用意がありますか。もしあなたがわたしと共に行くならば、何もあなたを引き止めることはできない。我が友よ、古い惰性は消え、光と愛に包まれて、父の近くに在る喜びを知ることができる。その喜びをあなたがたに授けることが、私の特典である。それなら、我が友よ、勇気を携えて、あなたの本源へ戻るためにわたしに従いてきなさい。決して誤ることはない、我が友よ、マイトレーヤがあなたがたと共に居るのである。

(『いのちの水を運ぶ者』第86信、p.253254

 

平和と正義を求めて盛り上がるどよめきに、あなたの声を加えなさい。そして歴史の中におけるあなたの位置を悟りなさい。新しい時代の世界がつくられつつあり、すべての者の参加を必要とする。すべての者がこの偉大なる仕事に果たす役割を持つ。自分の志向を声高らかに表現するのに、若過ぎるとか老い過ぎているとか感じるべきではない。

(『覚者は語る』─マイトレーヤの声─p.380

 

世界は二つのグループに分かれています。一つは進歩的グループ、もう一つは保守的反動的グループです。保守と反動勢力は過去を好み、古いパイシス(双魚宮)時代の秩序(その特性そのものが分離と分割に基づく)にしがみついています。私たちが今日目撃しているのはそれなのです。進歩的勢力とは、より建設的な、そしてより包括的な生活様式を求めており、その中でアクエリアス(宝瓶宮)のエネルギーが、すなわち統合し融合し混合させていくエネルギーが、表現されていきます。

専制的な、保守的な、反動的な力が支配するところにはいずれも、過去のあり方を提唱する者たちがいます。それは現時点においては必ず市場のフォース(エネルギー)を通して働きます。それがいま世界を支配している主要な経済概念です。しかし「市場のフォース」はいま衰退しつつあります。なぜなら、それはうまくいかないからです。

(『マイトレーヤの使命 第㈼巻』p.144145

 

新しいスタートへの呼びかけを聞くとき、あなたは自分が、変化を支持し他の人々もまた生きることができるために自分自身の要求を喜んで減らす先導者の仲間の中にいることを発見するかもしれない。そのようにしてのみ、世界は救われ、再び大計画の方向に向かうことができる。

誰も近い将来に生活の完全な崩壊を恐れるべきではない。必要な変化が現存の秩序を慎重に一歩一歩変換させていくにつれて、その崩壊は確かに最小限に抑えられるだろう。変化への必要がこれほど緊急であり、これほど明らかであったことはかつてない。人間がこれほどまでに不活動の危険を感じ取り、自分の兄弟たちとこの惑星の未来の苦境に対して、今のように心(ハート)を開く用意のあったときはかつてない。

(『覚者は語る』─神の反映─p.376

 

正義は、行われねばならず、必ずや、行われるであろう。世界は正義を切望する。正義と愛の欠如こそが、今日、人間を取り巻く問題の真の原因である。これらの聖なる様相が、もし明日にでも施行されるならば、新たな楽しさが、あなたがたの生活を彩るであろう。愛と公平なる分かち合いというありがたい贈物は、神から出づるものである。それを正しく実践することによってのみ、神を識ることができる。人々にこれを教えなさい、我が友よ、それは、偉大で単純な真理を教えることになる。

(『いのちの水を運ぶ者』第101信、p.301

 

マイトレーヤには役割があります。彼の主要な仕事は、いかに平和に共に暮らすかを人類に示すことです。それはとても単純です──ただ世界の資源の分かち合いが必要なだけです。分かち合いがカギです。私たちが分かち合いの原則を受け入れるとき、一挙にその他のあらゆる活動に必要な信頼をつくることができるのです。信頼が打ち立てられると、その他の問題は解消してなくなってしまいます。善意は、信頼から生まれ、これらの困難の解決を簡単な常識的行動にしてしまうのです。……

マイトレーヤは、アメリカの国の魂が己を表現するのを待っています。アメリカは、その魂が己を現すとき、分かち合いの原則を開始し、そのすべての資源を分かち合う恩恵を与えるようになるでしょう。

(ベンジャミン・クレーム、ニューヨークの国連本部

ダグ・ハマーショルド講堂での講演、20067月)

 

間もなく新しいエネルギーが、これまでその影響に免疫をもっていた人々すべての心(ハートとマインド)にも浸透していくだろう。そして彼らの直中から自分たちの苦難を取り除くための行動への叫びが沸き上がるだろう。そのようになるだろう。そのようにして、貧困であり、搾取された者たちは、正義と尊厳と自由を求める要求を広く知らせるだろう。あまりにも長い間、彼らの声は沈黙していた。あまりにも長い間、豊かな国々はそっぽを向いてきた。やっと今、助けを求める彼らの叫びに耳が傾けられ、彼らの要求は受け入れられ、満たされるだろう。

間もなく人間は、自分たち自身で、今、日ごとに起こっている変化の理由を知り、それを理解することができるだろう。偶然に起こるものは何もないことを、偉大なる自然の法則が人間の生命を条件づけており、神ではなく、人間の思考と行動が、彼らの経験の質を定めていることを知るだろう。何人も、いかなる階級も、“支配するために生まれる”ことはない。すべての者の必要と権利が公正に満たされるとき、調和が勝利するだろう。

まだまだ多くのことがなされなければならない。しかし、すでに人々はそうであることを感じはじめている。新しいエネルギーは数え切れないほど多くの心(ハート)の中に新しい希望と勇気を灯し、人間の最も高貴な理想を体現するような構造と憲法の形成が保証される。

(『覚者は語る』─再生の門口─p.261

 

分離、分裂、無法という罪悪は、この地上から消え去らねばならない。人間の神性の顕現を妨げるものはすべて、この惑星から追い出されねばならない。わたしの法が分離に取って代わるだろう。わたしの法は、愛と同胞愛と正義と真理の法である。これらのことを知り、わたしに従いてきなさい。わたしの法は成功するだろう。なぜなら愛の法は神の本質から出づるものであり、失敗し得ないのである。

(『いのちの水を運ぶ者』第123信、p.368369

 

あなたは一人ではありません。世界中の何百万もの人々の一人です。正しく思考する何百万もの善意の人々の一人です。彼らに加わりなさい。彼らも、あなたと同じように世界の平和を欲しており、世界にある不正義(非公正さ)が平和を妨げていることを知っています。それを知らせなさい。他の人々やグループに加わりなさい。人類は善に向けての途方もない力(フォース)であり、変化は民衆の上げる声を通して起こるでしょう。すべての国で民衆の声が沸き上がるでしょう。それは、人々が知ろうが知るまいが、マイトレーヤによって鼓舞され、導かれ、活性化されるでしょう。民衆の一致した意志が政府に変化を強いるでしょう。……

終わりは始めから知られています。善は必ず勝利します。なぜならそれは、この惑星に魂を吹き込んだ神聖な存在の意志だからです。しかし、私たちがそれを行わなければなりません。それはひとりでに起こりません。マイトレーヤはこのように言われます。「ひとりでに起こるものは何もない。人は行動し、その意志を実行しなければならない」。私たちがどんな理想を持っていても、どんなに平和を望んでいても、食物が十分にあり、何百万の人々が飢えていないことを望んでいても、何週間も食べていないために膨らんだお腹を抱えている幼児がいなくなることをどんなに望んでいようと、それは、私たちが行動し、それを実施させるまでは、実現しないのです。

(『人類の目覚め』p.139140

 

人類の歴史の中で、兄弟たちを愛し、そして奉仕することを望む者たちの存在を、わたしがこれほどまでに必要とした時は、かつてなかった。その奉仕と愛の炎が、まさに今日多くの者の心に明るく燃えている。この理由だけで、わたしの使命は勝利すると確信をもって言える。

(『いのちの水を運ぶ者』第122信、p.365

 

平和は、正義が支配するとき、分かち合いが人間の心(ハート)を開き、人々を信頼することに目覚めるときにのみ、訪れるだろう。かくして、人は正義と分かち合いのために働き、声高に語らなければならない。正義と分かち合いのみが人間の苦しみを、テロ行為と戦争を終止させるだろう。あなたたちの兄であるわたしたちは、わたしたちの分担を果たす用意がある。わたしたちは「共通の利益(善)」のためのあらゆる行動を強化するだろう。わたしたちは、自分たちの力を顕す機会を待っている。過去の間違いを正すのを助け、戦争の無益さを人間に示す。わたしたちは、戦争の終止を呼びかける者たち、人事の中に健全さとバランスの回復を求める者たち、すべての者のための正義(公正)と自由の創造を求める者たちすべてを支持することを誓う。……

この世界の救済のために共に働こうではないか。人類種族の利益のためにお互いの(意見の)相違を放棄しようではないか。健全な行動を勝利させて、人類に平和のための彼らの共通の必要を理解させよう、そして病める世界を復活させようではないか。

多くの者が未来を恐れながら待つ。人間が道を見失ったのではないか、いまや平和への道を見いだすには遅すぎるのではないかと恐れる。わたしたちの勧告はそうではない。平和への道は簡単に見いだせることをわたしたちは知っている。正義と信頼の創造を必要とするのみである。分かち合いのみがその信頼を生み出すだろうということを、そしてそれが人類にテロ行為と戦争の両方を放棄させるようになることを、わたしたちは知っている。そのようになるだろう。そのようにして、人類はついに恐怖と不信のグラマーから解放されて、実際にそして歓びのうちに未来を創造する用意を整えて、マイトレーヤの「同胞愛と正義」のメッセージに応えるだろう。

(『シェア・インターナショナル』20041月号、

「──覚者より」─覚者たちの誓い—)

 

わたしは助力者を必要とする。奉仕することによって成長し、あなたがた自身で新しい光の中へ、新しい責任へと向上させるこの機会を、あなたがたの前に置こう。……しかし、我が友よ、あなたがたは、意識して最大限に奉仕する機会を持っている。これを掴みとり、いますぐ始めなさい。大計画に参加しなさい。これは世界を変換し、すべての人とすべての国とを互いに近づけ、未来への道を、神に戻る道を示すものである。……

偶然に起こるものは何もない。わたしは行動への呼びかけを発する。そしてその行動を何倍にも力あるものにしよう。わたしの弟子となり、わたしの友となり、わたしの真の民となるこの機会を今、掴みとりなさい。

(『いのちの水を運ぶ者』第21信、p.7879

 

戦闘時の民間人の保護

ジェイソン・フランシスによるエリザベス・ディクレー・ワーナー氏へのインタビュー

2000年に設立されたスイスを本拠地とするNGO、ジュネーブコール(Geneva Call)は、武装非国家主体(ANSA)と関わりを持ち、彼らが国際的な人道的規範に準拠し、武力衝突における民間人の保護を改善するように促している。このような国際的な人道的規範は、ジュネーブ条約と他の国際条約に謳われている。

ジュネーブコールは当初、対人地雷の全面禁止に焦点を定めていたが、武力衝突における子供の保護や性的暴力の禁止、ANSAにおける性差別をなくすことなど、活動を他の分野にも拡大した。ジュネーブコールがその活動で使用する鍵となるツール(手段)は「誓約証書」であり、それはANSAが特定の人道的規範を尊重することを誓約することを可能にし、その誓約に公的な責任を負わせるものである。エリザベス・ディクレー・ワーナー氏はジュネーブコールの共同設立者であり、副理事として活動している。ジェイソン・フランシスが、本誌のためにエリザベス・ディクレー・ワーナー氏にインタビューを行った。

シェア・インターナショナル(以降SI ): あなたは何をきっかけとして、ジュネーブコールを共同で設立されたのですか。

エリザベス・ディクレー・ワーナー:それは、対人地雷を全面禁止するオタワ条約の調印(1997年)のすぐ後のことでした。対人地雷は安価で製造が容易であり、その主な使用者は武装非国家主体(ANSA)と呼ばれる反政府軍、武装勢力、解放運動などです。しかしながら、このような主体は国際条約に調印することはできません。その場合、何をすることが可能なのでしょうか。国家と同様にこれらの勢力が、戦闘員よりも多くの民間人を殺傷する武器を使用することを、どうしたら止められるのでしょうか。

これがジュネーブコールの背景にある考え方でした。つまり、ANSAに対して公式で公開の誓約を遵守する機会を提供し、責任を負わせるようにしたのです。こうして「誓約証書」が誕生しました。このツールは、非常に重要な役割を果たすことができます。それは決定の所有権をANSAに与えます。あるANSAの指導者は次のように語りました。「私たちは紛争の中にいたので、これは正式な誓約書に調印する最初の機会でした。そのため、私たちはそれを尊重したいですし、尊重されるようになって欲しいと思います」

それでも、武装集団の行動は対人地雷の使用に限られるわけではありません。民間人の保護を改善するため、子供兵士、戦争の武器としてのレイプ、拷問、学校や病院への攻撃など、他の問題にまで交渉を拡大することは不可欠でした。ジュネーブコールの交渉は今や、こうしたあらゆる問題を取り上げています。

国際人道法

 SI:国際人道法について、そしてそれが紛争時にどのように犯されているのか、お話しいただけますか。

ワーナー:国際人道法(IHL) は、戦争行為の振る舞いを規制する一連の規則です。それは、戦闘に関わっていない、もしくは関わらなくなった人々を保護することにより、また戦闘の手段や方法を制限することにより、武力衝突の影響を限定しようとするものです。IHLは国家やANSAの両方の、武力衝突のすべての参加主体に適用されますが、違反は今日広がっています。その例としては、民間人や、病院や学校などの民間施設への無差別攻撃、強制移住、性的暴力、子供兵士の使用、拷問や即決処刑などがあります。

 SI:なぜANSAは国際人道法の最大の違反者なのでしょうか。そして、ANSAの例を幾つか挙げていただけますか。

ワーナー: 私はANSAが IHLの最大の違反者だとは思いません。国家によって犯されている違反は、シリア、イラク、イエメン、コンゴ民主共和国など多くの国で多発しており、日常的になっています。

私たちはANSAを口にするとき、すぐにダーイッシュ(イラク・レバントのイスラム国)やボコ・ハラム(ナイジェリアのイスラム教武装勢力)と、彼らの民間人に対する重大な攻撃を思い浮かべます。しかし、世界には何百もの武装組織があり、それらの IHLの記録は変化しています。そのような組織の多くは IHLに準拠し、組織の支配地域で人道的な行動を促進しようと努めています。また、多くの組織は、内部行動規範を持っています。ジュネーブコールは、各ANSAと共にこれらの規則を改善し、それらを IHLに準拠させるようにします。議論は彼ら自身が書いたものから始まり、それは彼らに当事者意識を持たせます。何も外から強制されることはありません。それは各ANSA自身の行動規範から来るものであり、彼らに属するものです。自分たちの誓約の尊重はさらに高まるでしょう。

女性と子供の保護

 SI:暴力や戦争のときに、女性は特に影響を受けますか。

ワーナー:武力衝突や暴力の状況下で、女性は特に影響を受けます。何よりも、夫が戦っているときに村に一人で残されます。女性は家事をこなすだけではなく、家業や地域の仕事もしていかなければなりません。女性は性的暴力の犠牲者です(時には男性も性的暴力の対象になる場合もあります)。女の子は強制された早期の結婚の影響を受け、それは戦争時にさらに多くなります。女の子はまた、通学の危険性が増大するため通学をやめることになり、教育を奪われます。さらに、もし女性が戦闘員として一定期間過ごした場合、社会から非女性的、暴力的であると認識され、排除に直面します。

 SI:「武力衝突の状況下における性的暴力の禁止のため、および性的差別の根絶に向けての誓約証書」についてお話しいただけますか。

ワーナー:それには、ANSAの調印が必要です。すべての形の性的暴力を禁止し、この禁止に関して武装組織がその戦闘員を訓練するために、潜在的犠牲者の面倒を見るために、義務を尊重しない戦士を制裁するためにです。そして、ジュネーブコールの他の誓約証書と同様に、それはANSAの指導者によって調印され、共和国政府、ジュネーブ州、ジュネーブコールによって共同調印されました。

誓約証書には、性差別に関する幾つかの条項があります。この誓約証書への調印者は、リーダーシップ構造において女性の参加を増加させ、性差別と戦い、差別的な方針や慣例をなくすためにあらゆる可能な努力を行う必要があります。例えば、女の子の通学を妨げないことや、和平プロセスにおいて役割を担えるようにすることによってです。

SI:子供たちは、どのようにしてANSAのメンバーになるのでしょうか。

ワーナー:頻繁に報告されていることとは異なり、武装組織に参加する子供のほとんどは、最もましな選択肢を選ぶことにより「自発的に」それを行います。学校は閉鎖されており、家族が政府軍や他のANSAによって拉致されたり殺されたりして、子供たちは復讐をしたいと思います。このような子供たちは、自分たちの文化や人々を守りたいとも思い、戦闘員として「給料」を得られるため興味を持ちます。さらに女の子たちは、強制結婚や家庭内暴力から逃れるために家族から逃げます。このような子供たちに対して国際社会が別の選択肢を提供しない限り、武装組織での子供の兵士の存在を減らすことは難しいでしょう。

SI:「武力衝突の影響からの子供の保護のための誓約証書」とは、具体的にはどういうことでしょうか。

ワーナー:これは主に、18歳未満の子供の勧誘や戦闘での使役を禁止し、子供に対する保護手段を求めるためのツールです。また、すべての子供の通学が可能で、健康管理や類似の活動の恩恵を受けられるように援助することにANSAが最善を尽くすように求める条項もあります。ジュネーブコールは、順守を監視し、ANSAを離れる子供たちが別の選択肢を探す際に、武装解除の過程に貢献しようとしています。

 SI:地雷を廃絶する上で、「対人地雷の全面禁止の順守および地雷撤去の協力のための誓約証書」は、どれほど効果的でしたか。

ワーナー:それはジュネーブコールの誓約証書の最初のものであり、2000年から調印のために開放されてきました。今日では 49 のANSA(この中の幾つかはすでに活動していない)がこの誓約証書に調印し、対人地雷の使用、貯蔵、輸送を全面禁止しました。彼らはまた、支配地域での地雷除去作業と、同時に地雷の危険性の教育と犠牲者への援助を促進しました。

ジュネーブコールの活動のおかげで、何千もの備蓄された地雷と他の爆発物が、各ANSAの支配地域で破壊されました。それらの貯蔵物は、誓約証書に書かれている義務がなければ破壊されることがなかったものです。

SI:ジュネーブコールは、幾つのANSAと共に活動しましたか。そして、幾つのANSAが一つまたはそれ以上の誓約証書に調印しましたか。

ワーナー:ジュネーブコールは、現在 46 のANSAと関わっており、様々なレベルで 28 の他のANSAとコンタクトを持っており、一つまたは複数の誓約証書に調印した 54 のANSAを監視しています。

 SI:ジュネーブコールの主要な達成について、幾つかお話しいただけますか。

ワーナー:ジュネーブコールは2000年の設立以来、世界中で100を超えるANSAと対話を行いました。そのうちの半数は、一つまたは複数の誓約証書に調印しました。全体的に見て、彼らの順守の記録は良好でした。少数のケースを除いて、禁止の違反の決定的な証拠は発見できませんでした。調印したANSAは、子供兵士の動員解除や(今までで3万個以上の)備蓄された対人地雷の破壊など、誓約を実施するための具体的な措置を取りました。

一部の国では、ANSAが行った誓約は、切望されていた専門的な人道組織による支援プログラムの開始の助けになりました。それに加え、ジュネーブコールの努力の結果として、誓約証書に調印していない数多くの他のANSAが、民間人を武力衝突の影響から保護するために類似の取り組みを行いました。あるANSAは、人道的問題(地雷除去など)について政府と協力の同意すらしました。

 SI:何か付け加えることはありますか。

ワーナー:障害にもかかわらず、ジュネーブコールの経験は、保護問題にANSAを参加させるのは可能だということを、そして建設的なアプローチは IHLの順守を強化する上で有効となり得ることを示唆しています。国連事務総長は言いました。「非政府武装組織と関わったとしても、いつも保護が改善されるとは限りませんが、組織的関与がない場合はほぼ確実に、現在の紛争における民間人の犠牲者数は減少することなく、増加するでしょう」

以前、あるANSAの人が言いました。「私たちにただ武器を捨てさせるのではなく、私たちの行動を改善することについて誰かが話をしに来たのは、ジュネーブコールが全く初めてでした」

詳しくは以下を参照してください。

genevacall.org

facebook.com/Appel.de.Geneve

theirwords.org

 

編集長への手紙

シェア・インターナショナル誌には、『編集長への手紙』の保留分が非常に多数あり、それらはベンジャミン・クレームによって眼を通されていながら掲載されていない。これからそのような手紙を掲載していくことになるが、何年も前に受け取った手紙もあれば、ごく最近のものもある。掲載された手紙の体験のすべては、ベンジャミン・クレームの師によって、本物であると確認した。

次の2通は同じ人物からのものです。

 特別席

 編集長殿

1200286日に、私の友人アンジェラと私は、ベンジャミン・クレーム氏の講演会に参加するためにサンフランシスコで会いました。私たちは早めに到着し、正面の良い席が見つけられるように、やきもきしながら会場が開くのを待ちました。私たちは3席だけの狭い列に腰を下ろしました。座っている時、私が笑いながら友人に「この隣の席を特別な方のために取っておくわ」と言いました。その時どうしてそんなことを言ったのか不思議に思っていました。クレーム氏の講演に参加できてから10年以上が経っていたので、この特別な講演を再び聞くことについて、私たちは楽しく話していました。

やがて、背が高くとても身なりの良い白髪の男性が、とても丁寧に「あなたのお隣のこの席に座ってよろしいでしょうか?」と尋ねてきました。彼の際だった存在感は私を驚かせました。私の最初の印象は、おそらく彼は外交官かテレビのタレントだろうというものでした。彼は非の打ち所のない服装で、彼の靴はまるで新品のようにしか見えませんでした。これがクレーム氏講演会の初めての参加かどうかを、私は彼に尋ねました。彼が正確に何と答えたか覚えていませんが、彼はシッダルタについての美術展でポスターを見たことと、この講演はこれほど大きなホールで開かれるくらい重要なものに違いない、ということを言っていました。彼は「ちょうど通りの向こう側」に住んでいると言って、クライストチャーチ大聖堂の方を指差しました。頭の中で私はその方角にアパートの建物か何かを思い出そうとしていました。

それから私は彼に「あなたは何より素晴らしいものに来られたと思いますよ」と言いました。彼は私に初めてこの話について知ったのはいつかというような質問をし始めました。彼はとても気さくで話しやすい人で、すっかり打ち解けていたので、私が最初にマイトレーヤについて聞いた時のことを話し始めました。1977年にアリス・ベイリーの勉強グループの先生が、ベンジャミン・クレーム氏の講演会を伝える手紙と、さらにマイトレーヤからのテレパシーによる最初のメッセージ(テープ)を受け取ったことを話しました。初めてマイトレーヤのメッセージを聞いた時、私は電気でしびれたようになり、本当に何かが私に起こり、真実の響きを聞いたのだと、その際立った紳士に伝えました。彼はうなずいていました。私の最初の反応は、その男性の講演を聞くために、ロンドンへ飛行機で向かったことでしたが、私がすべき行動ではなかったと思っています。

翌年の夏、私の夫と共にルイジアナからオレゴンへ引っ越しましたが、さらなる情報を待ち続けていました。3年後、私たちはクレーム氏が米国へやって来ることを耳にしました。私たちはそれを知って、本当に大喜びでタラ・センターと一緒に、他の人たちにマイトレーヤについて伝えることに懸命になりました。その際だった紳士は熱心に聞いてくれて、続けて質問をしてきました。彼はとても興味を持っているようで、度々「そうですね」と言ってくれました。彼からその後私が買ったばかりの本を見せて欲しいと言われ、とても丁寧にお礼を言ってくれました。私は彼に翌日の夜開かれる伝導瞑想について伝えました。彼は「ご招待に感謝しますよ、ありがとう、でも他の予定がありますので」と言いました。

おそらくこの男性はただ感じが良くて、とても礼儀正しい際だった紳士だったのでしょう。彼にはとても馴染みがあるように見えましたが、思い出せないのです。おそらく彼をテレビで見たことがあるのか、もしかしてイエス覚者だったのでしょうか。

【ベンジャミン・クレームの師は、その『際だった紳士』がマイトレーヤであったことを確認した】

 〔追伸〕数年間、私は腰の下から臀部の椎間板が原因の痛みのために、歩くことが困難でした。アンジェラと私がサンフランシスコで講演に行くために、丘を上ったのは本当にお笑い種でした。私たちは数分ごとに立ち止り、その間中笑っていました。講演が終わって、あなた(クレーム氏)を見送ってステージから離れた時、足を引きずっていないとわかったのです。もう改善していたのです!

長年にわたって与えてくださったあなたの助けと導きに感謝します。私たち皆がどれほど祝福され、他の人々にこの希望のメッセージを届ける役割を、どれだけより良いものにしてくださったかわかっています。この20年ほどの私の人生は最も大切なものであり、もっとやっていく必要があるとよくわかります……。

 年のわりに大人びて

 21996年の夏の終わりに、オレゴン州ポートランドに住んでいた時、自宅の隣の丘に沿った歩道に腰を下ろして花壇の世話をしていました。湿度の高い夏とさらなる高温の後で、花は枯れ、うどん粉病になっているものもあって、手当てが必要でした。私が枯れた花を切り、植物を引き抜いていると、金髪で青い瞳の、6歳くらいに見える幼い少年たち二人が、私の横で立ち止り、尋ねてきたのです。「あなたは幸せですか?」「やっていて楽しいですか?」これまで見かけたことのない幼い少年たちから、そのような質問を聞かれてとても驚きました。実際にどのように答えたのか覚えていませんが、彼らに微笑みかけて、どこに住んでいるのか不思議に思ったのを覚えています。彼らは「さようなら」と言って、私を通り過ぎて丘を上っていきました。

数秒後、彼らを見ようと振り返ると、いなくなっていて、おそらく角を曲がったのでしょう。私はまだ彼らの質問に少し戸惑っていて、再び彼らに会うだろうかと思っていました。二度と会えませんでした。この楽しい出会いから何年も過ぎましたが、彼らが私を見た時の、誠実で思いやりのある眼差しを忘れることはないでしょう。もしかして、彼らがイエス覚者とマイトレーヤだったのでしょうか。

ナンシー・ブラウン

米国、テキサス州キャロルトン

【ベンジャミン・クレームの師は、その『幼い少年たち』がマイトレーヤとイエス覚者であったことを確認した】

 敬礼

 編集長殿

2002年の)ケルクラードでの例年の研修会後の火曜日に、私はスイスの友人たちを訪ねました。帰りの道中でハイデルベルクに立ち寄りました。美しい日でした。友人はシュヴェツィンゲン公園を散歩することにしました。

私たちが歩いていると、体の不自由な男性が電動車椅子に乗ってやって来ました。彼はとても気さくに挨拶をしてくれました。私が驚いたのは、ハンディキャップのある車椅子の人たちはほとんど内向的に見えていたからでした。歩き続けていると、池に二羽の美しい鶴がいるのが見えました。私たちがただ鶴に見惚れていた時、同じ身体障害の男性が再び現れました。彼は、「鳥たちは私の方へやって来ますよ」と言いながら私を見つめました。突然すべての鳥が彼の方へと飛んできて、二羽の鶴もやはり飛んできたのです。

鳥たちは彼の脇に立って、彼に向かってうやうやしくお辞儀をしました。この不思議な力の人物は誰だったのか知りたいと思います。

メモ・ノイペルト

ドイツ、ハンブルク

【ベンジャミン・クレームの師は、その『車椅子の男性』がマイトレーヤであったことを確認した】

 

 

質疑応答

大阪、日本、20095

Q. 地球を復興するための期間は15年というのは何を意味するのですか。

A. 科学者や政府の間では誤解があり、私たちの生活様式を変え、二酸化炭素の排出を抑え、均衡を取り戻すには 50 年から 100 年の期間があると考えています。しかし、例えば私たちはアマゾンやその他の原始林を何千エーカーも伐採しており、そこは酸素の産出に不可欠なものです。樹木は不可欠です。私たちはただ商業的な目的で自分自身の環境を破壊しています。

二酸化炭素の排出は全く問題はないと言います。問題のすべては惑星の現実の仕組みとは関係がなく、二酸化炭素排出について何もする必要がないと言うのです。これは最も危険な態度です──それは問題の存在そのものを否定することです。これもまた商業的目的のためです。二酸化炭素の大気への排出を削減するにはコストがかかります。それはすべての石炭による火力発電所と、すべての原子力発電所からの排出を削減することを意味します。原子力発電所を求める声が高まっています。それはクリーンであると考えられています。実際には、それらは私たちの持つすべてのエネルギー源の中で最も危険なものです。すべての原子力発電所は即座に廃止されるべきです。

 

アムステルダム、オランダ、20049

Q. マイトレーヤが彼の父、彼を遣わされた方について語るとき、彼は地球という惑星の体現者について言っているのですか、それとも太陽、太陽系の体現者ですか、それともすべての時の初めの方のことですか。

A. 惑星ロゴスの反映であるサナット・クマラ、世界の主について話されています。

 

ニュージーランド

Q. 私たちは多くのS.O.P.(われわれの惑星を救え!)のステッカーをブースで配布しており、人々はそれをとても好むようです。それをシェア・インターナショナル・ニュージーランドからのS.O.P.の小冊子(それは基本的にシェア・インターナショナルの地球を救う方法についての見解を解説したものです)と組み合わせて、人々がマイトレーヤのメッセージを同時に受け取れるようにすればどうかという考えが浮びました。あなたは、S.O.P.のメッセージは特定の組織と結びつけるにはあまりに重要であると言われましたが、S.O.P.のステッカーを小冊子と組み合わせることは、シェア・インターナショナルの情報を伝えるのにふさわしいでしょうか、それともステッカーはそれだけで配るべきでしょうか。

A. 一緒に配って構いません。