質疑応答

ベンジャミン・クレームが未来を語る
(ロンドンでの2010年3月の講演より)

ベンジャミン・クレーム:現在転生している私たちすべてはとても妬まれるのではないかと思います。生きるのに今以上に素晴らしい時代はめったにないと思います。こう言うと、あなた方が「彼は何を言っているんだ?」と言うのが聞こえます。私たちは第一次世界大戦以来、最も厳しい経済的崩壊の時代を通過しています。数百万の人々があらゆる災害に苦しんでいます。ますます多くの人々が、すでに撲滅されたと考えられていた病気に罹っています。人々はストレスを抱え、虐待され、苦闘し、途方もない困難と変化の世界の中で生き延びるために緊張を強いられています。ここ英国では、選挙が近付いており、私たちは私たちの代弁者である政治家を見つけなければなりません。世界に平和をもたらし、この惑星から戦争の恐怖を永久に除去し、世界をより公正で正しいものにして、人々が自分の能力を発展させ世界に貢献できるようにするための方法を見いださねばなりません。家族を養うためのわずかな食べ物を得るために1日18時間から24時間も働かねばならない奴隷になる必要がなくなるようにしなければなりません。

 世界の多くの人々にとって今が非常に恐ろしい時代であることを私は知っています。恐ろしい時であり、貧困と不正以外の何もない時代です。何も別の希望はありません。もしそれが本当だとすれば、それは最も悲しい事実でしょう―何の改善の見込みもなく、より良い状態への希望もなく、今日の争いの世界の中で緊張のストレスで弱っている人々もいます。

 個人的には、私は、私たちは今日大きな希望と紛争の両方の時代に生きていると思います。途方もない困難と克服すべき多くの問題があり、しかし、未来への大きな希望があります。時の天文学的周期においてめったに起きない時代です。

 私たちの未来を、20 年から25 年見通すことができれば、全く新しい世界、今日では達成不可能に思える世界を目にするでしょう。戦争がほぼ忘れられた災難であるような世界、人類の思考に決して入りこまないような世界です。どの国にも食べ物が不足する人はおらず、毎日お腹を満たす権利を享受している世界、日々新たな発見があり、内的、心理的、そして外的に、開発と実用性が私たちすべてにとっての新しい環境を創造するような世界です。新しい種類の都市が建設され、今日では考えられないテクノロジーによる新しい交通システム、想像もできないほど静かで、騒音が非常に減るので、人々は静かに物を考え、瞑想し、ただ公園の花々を見ることができる時間を持つでしょう。おそらく子供たちのように世界を見て、それは素晴らしい楽しみな満足をもたらすでしょう。そして神性の途方もない発展の日々を共に見て、世界の76億の人々の純粋な神性を見ることになるでしょう。

アメリカ合衆国の状態

(2010年3月、マイトレーヤはアメリカ合衆国のテレビ番組で、それぞれ30分ほど、8~10回のインタビューを受けた。ベンジャミン・クレームは当時のアメリカの状態について語っている)

 世界全体が一つの大きな、混沌とした不正の固まりです。マイトレーヤは平和の必要性について語っています。世界のどこにも正義はなく、個々の国にも世界の国々の間にも正義はありません。不正義が戦争を生み、それがテロリズムを生みます。世界からテロリズムを取り除くためには、不正義を取り除かねばなりません。