現在位置: ホーム シェア・インターナショナル記事 2013年 9月号 鎮静効果

鎮静効果

編集長殿
2013年7月13日、グループの活動ミーティングを終えて夜遅く、帰宅するため地下鉄に乗っていました。会議では、古いやり方は退くべきで、若者たちが主導していくべきだという最近のEメール上での若者たちの意見の影響がグループ全体に共振しているように感じられて、少々ショックを受けました。これほど長年の活動の後でこのような分裂が表面化してきたことを残念で悲しく思いました。
けれども、シェア・インターナショナル誌8月号の校正を終えなくてはならなかったので、車中で校正をしていました。どこかの駅からか一人の男性が乗ってきて、私のすぐ隣に座りました。その男性は40代半ばで、背はやや低く、がっしりした感じ、快活な様子で、あごに短くきれいに刈り込んだ髭を生やし、膝までの短いズボンをはいていました。その男性は唐突に、原稿とシェア・インターナショナル誌を指して「それは何ですか?」と尋ねてきました。私は月刊誌について説明し始め、それが30年以上にわたって世界で一斉に発行されている国際的な雑誌であることなどを話しました。しかし彼はほとんどそれには興味を持っていないように感じたので、写真を見せながら『星』について説明し始めました。しかし彼はそれにもほとんど興味を示しませんでした。私の説明が拙かったのかもしれませんが、同時に、彼はすでにそのことについて知っているような気がしました。そこで私がマイトレーヤについて話をすると、彼は「マイ何だって?」と尋ねてきました。それで私は「MAITREYA」と原稿に、どういうわけか英語で書いたのです。すると彼は「見せてもらって良いかな?」と尋ねてきました。SI誌を渡すと、たまたま英語版だったのですが、「英語?」と言ってきました。それでこんどは日本語のペンの直しが入った原稿を見せました。彼は、「サンゴ礁は不思議な生き物でね、その最新の発見がつい最近ニュースになったと思うよ」と言いました。私は彼の言葉に驚いて、「本当にそのようですね、この中で読みました」と言いました。彼の話題が、私の校正していた原稿と合致したことに驚いたので、「どんなお仕事をなさっているか、教えていただいてもいいですか?」と尋ねました。彼は「出版関係の仕事だよ」と答えました。今度もまた合致したのです! 私は怪しく思い、それ以上会話を続ける話題を思いつきませんでした。すると彼は「もう直ぐ降りるから」と言いました。降りていきながら, 彼は私に「つまり、あなたは人々を幸せにするためにこれをやっているのだよね!」と言ったのです。私は驚いて彼を見つめました。というのも、『幸せ』という言葉を、私は自分の仕事の説明をするのに使おうとは思いつきもしなかったからです、彼はもう一度「つまりあなたは人々を幸せにするためにこれをしているのだよね!」と言いました。本当にそのとおり! それがまさしく私たちのやっていること、私のやっていることなのだと得心しました! 私は急いで「そうです、そのとおりです!」と言いました。すると彼は降りながらさっと手を差し出してきました。私はペンを持ったまま彼と握手をしました。人と握手をするのにペンは置くべきだったな、と悔みました。
見ず知らずの人にこのように話しかけてくるのは、あまり日本人らしくないし、とりわけ日本の男性はやりそうもないことです。彼は特別な方でしたか。後になって、もはやグループのことはあまり気にならなくなっていることに気がつきました。
I.T.
日本、東京
【ベンジャミン・クレームの師は、地下鉄の男性がイエス覚者であったことを確認した】

子供時代の宝物

編集長殿
最近、2013年の7月に、私たちは野鳥の豊かな生息地として有名な、スペインのある地域にいました。私が願っていたのは、運よく私たちが一羽のヤツガシラを見られるようにということでした。ヤツガシラは子供の頃からなじみのある、愛されている鳥なのです。休日が過ぎていき、ヤツガシラは現れませんでした。すると休暇の最後の夜に、私たちが何度もドライブした、ほこりだらけの道のカーブに差し掛かると、突然その道の真ん中に一羽ではなく二羽のヤツガシラがいたのです。すばらしい眺めでした。
(ヤツガシラは遠い昔から、様々な特性の中でも、美徳、純粋、喜び、インスピレーションや親愛の情のシンボルとして見られてきました)。私たちは、二羽の鳥が私たちのために「遣わされた」のか、あるいは「現された」のだろうかと不思議に思っています。
ジュリアン・クレーム、フェリシティ・エリオット
オランダ、アムステルダム
【ベンジャミン・クレームの師は、その『二羽の鳥』がイエス覚者によって現されたことを確認した】

情報は十分

編集長殿
2013年7月26日の、先週の金曜日に、私は伝導瞑想に早めに到着し、一人で座っていた時、20代の一人の若者がインフォメーション・センターにやって来ました。記憶が正しければ、彼はキャップを前後ろに被っていました。彼は真っ直ぐに無料の資料の所へ向かったので、何か役に立てればと彼に声をかけました。彼は名前をカリドと名乗り、彼と一緒に様々なフォルダーを見ました。すると彼は、私たちからの追加の情報を待っている(彼は情報を受け取れるように『登録』していたと言いました)と言い、さらに続けて私たちのウェブサイトが明確でないと言いました。彼はずっとサイトを見ていたのです。私は彼に、英語版とオランダ語版のどちらのサイトのことか尋ねました。彼はオランダ語版のサイトのことについて話していると言いました。私たちがサイトをちょうどアップデートするところで、とても忙しかったことを説明しました。
二人で話を続けていくと、彼は以前近所にセンターがあったことを知っていて、行ったことがあるような口ぶりでした。それから彼は私たちの「テーマ別小冊子」(7つの小冊子のシリーズで、『テーマ別新聞』を差し替えたもの)の方へ歩いていくと、環境問題についての冊子を手に取り、高く掲げると、これはとても重要だと宣言しました。ちょうどその前日、私たちはグループの他のメンバーたちと、次のウィンドウのテーマについて話し合い、環境と『地球を救え』に焦点を当てようと考えていたのです。
彼が帰ると、ナンシー(グループのメンバー)がちょうどやって来て、私に外で若い男性の自転車を見たかと尋ねてきました。彼女が言うには、自転車はパンと石で一杯だったそうです。彼女は彼が帰ったすぐ後で外をのぞいて見ましたが、彼はすでにいなくなっていました。彼はとても素早く姿を消したみたいだと彼女は言いました。
すべては偶然ですか? あるいはもしかして覚者のファミリアからの何かのヒントですか?
フェリシティ・エリオット
オランダ、アムステルダム
【ベンジャミン・クレームの師は、『若い男性』がイエス覚者であったことを確認した】