現在位置: ホーム シェア・インターナショナル記事 2012年 5月 30年を祝う

30年を祝う

1982年は、キリストであり世界教師であるマイトレーヤの出現にとって極めて重要な年であったため、この30周年を祝うことにしたい。
ベンジャミン・クレームは1975年に毎週のロンドンでの講演を開始し、1970年代の終わり頃には招待を受けてヨーロッパで講演を行っていた。1980年1月、クレームは初めてアメリカに招待され、1982年1月までに28州で90回以上の講演と70回以上のラジオとテレビでのインタビューを行った。
1982年1月、シェア・インターナショナル誌が創刊された。これは本当に国際的な共同努力であり、イギリス、オランダ、アメリカのボランティアによって発行されたものである。
1982年2月3日、クレームは作家のゴア・ヴィダル氏と共にアメリカの有名な番組「マーヴ・グリフィン・ショー」に出演し、何千万もの人々がこれを視聴した。それ以降、ロサンゼルスにあるアメリカでの拠点タラ・センターは、1日に200件前後の問い合わせを受けるようになった。
1982年3月、アメリカでメディアによる報道が過熱するようになってから、マイトレーヤ出現のために働くグループは世界規模の広報キャンペーンに乗り出し、マイトレーヤの存在への報道界と民衆の注意を喚起しようとした。主として小口寄付金により、数週間で25万ドルが集まった。1982年4月24日と25日には、世界中の18の主要新聞の何百万人という読者がある全面広告を目にした。それは次のような文章で始まっていた。「世界にある飢餓、不正、戦争はもうたくさん。助けを求める私たちの呼びかけに応えて、全人類のための世界教師として、キリストが今ここにおられる」
その広告は広く関心を呼び、そうした関心は何年間も持続した。人々は今でも、こうした広告が自分たちに与えてくれた新たな希望を覚えている。
マイトレーヤが自分自身を公に宣言することができるように、メディアがマイトレーヤに対して話をしてほしいと招待する必要が依然としてあったため、この広告と当時のメディア取材によりそうした宣言が行われることが期待された。しかし、ベンジャミン・クレームの師である覚者は彼に対し、ハイアラキーが「付随計画」を立てていることを明かした。それが何であるかと問われ、覚者はこう返事をした。「それはあなたです。あなたが知っていることを世界に知らせなさい」
そのため、1982年5月14日にロサンゼルスのアンバサダーホテルで記者会見が準備された。ABC、CNN、CBS、NBC、BBC、タイムズ紙、ニューヨークタイムズ紙、ニューズウィーク誌、タイム誌などの主要メディアから、90名以上のジャーナリストが出席した。このイベントはイギリスBBCのニュース番組「ネイションワイド」に衛星で連結された。ベンジャミン・クレームは初めて、マイトレーヤがどこに住んでいるかを発表した──イギリス・ロンドンのアジア人社会に住んでいると。
ジャーナリストたちはこの情報に対して心が開いており、分かち合いと正義の必要について称賛さえした。クレームは、著名なジャーナリストの小さなグループが「単にマイトレーヤを探すというだけの動きをするために」ロンドン行きを命じられるよう要請した。そうすれば、マイトレーヤは自分自身が発見されるのを許可するはずであった。クレームはこう回想する。「アメリカのメディアがBBCにどんな計画を立てているかと尋ねたとき、BBCは『何も立てていない』と答えました。アメリカ人たちは『でも、どうして何も計画しないのですか。素晴らしい話ですよ』と言いました。『私たちも分かっていますが、私たちはもっと目に見える証拠を待っているのです』というのがBBCの返事でした」。その任務を命じられたジャーナリストはおらず、マイトレーヤが前に進み出ることはできなかった。
それは覚者方によって「やってみるに値する大きな賭け」と見なされてはいたが、それでもやはり、記者会見の後にマイトレーヤの正体が明らかにされることが期待された。ご存じの通り、計画はそうした時間スケールのとおりには進まなかった。マイトレーヤは招待なくして公になることはできなかった。そのような招待がなければ、私たちの自由意志が侵害されることになったからである。そのため、彼はもっとゆっくりとした出現の過程に着手し、その過程は今や完了に近づいている。
しかし、1982年の出来事は、出現の仕事にとって大きな成功であったとハイアラキーによって見なされた。何百万もの人々が初めてマイトレーヤとそのメッセージに気づくことになったからである。集中的な奉仕活動が行われたこの異例の年に費やされた努力とエネルギーは、深いカルマ的な結果をもたらした。
過去30年間、何千もの人々がマイトレーヤのために道を整えることに自らのライフワークを見いだしてきた。彼のエネルギーに反応して途方もない変化が起こり、何百万もの人々が世界の変革のために働くよう鼓舞されてきた。今日、人類は目覚めつつあり、新しい世界を築くために一緒に働く用意を整えている。