現在位置: ホーム シェア・インターナショナル記事 2011年 5月 新しい時代のあり方

新しい時代のあり方

--覚者より
ベンジャミン・クレーム筆記 2011年4月11日

中東における最近の出来事は人類をいくつかの問題に直面させた。西洋の強国は、多分に彼らの意に反して、リビアの市民戦争に巻き込まれた。それを彼らは市民戦争として認識しなかったのである。 彼らの主な関心事は、すぐ近くのリビアの石油の流れを妨げないように保護することであった。そしてまた彼らは、ベンガジの民衆が、あの年老いた、ドンキホーテ的な暴君の軍隊による虐殺に遭うのを助けることを欲したのであった。その彼は、強力な隣国の暴君が市民によって打倒されるのを見て仰天していたのである。
西洋の強国は、エジプトの人々の平和的な抗議が、リビアにおいて、成功を保証する計画もリーダーシップも武器もなしに、武装革命にまで拡大することを予想しなかった。
国際連合は飛行禁止区域の命令を出すことに合意したが、それに続いて国連平和維持軍を、望むべくはアラブ諸国から、出兵させるべきであった。それを怠ったことによって、すべての関係者を現在の困難な状況に陥らせることになった。

エネルギー

現在、マイトレーヤと彼のグループによって集中されている強力なエネルギーの影響の下に、中東の人々は大いなる目覚めを体験しつつあり、そして今や彼らの生活を管理するための自由と参加を要求している。同様の参加と正義への要求は世界中に聞かれる。特に若い人々は、長老たちの古いドグマから解放されて、彼ら自身を発達させ表現することを可能にする新しい種類の世界への必要を感知しつつある。われわれが目撃しているのは、地球の若者たちが、憎悪や戦争、偏狭や分離の専制政治から彼ら自身を解き放そうとするルネッサンス(復活)以外の何ものでもない。何ものも彼らの前進を長い間止めることはできない。これは新しい時であり、若者たちは新しい人生への闘争の中で彼ら自身をテストしつつある。
古い秩序は深く定着しており、克服するのは困難である。人生のすべての分野にある古い権力は、彼らのパワーと富を失うことをひどく嫌い、変化の潮に激しく抵抗するが、彼らは神(神性)自体のエネルギーと意志に逆らって戦うのであり、やがて道を譲らなければならない。この地球の強力な支配者たちすべてを合わせたよりもさらに強大な力(パワー)がその表現を要求しており、その顕現を阻むことのできるものは何もない。それは未来のあり方であり、世界の最初から計画されている。
その進展を阻むことのできるものは何もなく、若い人々はその先触れである。若い人々の声をよく聞きなさい、彼らの心(ハート)の中に未来が難なく抱かれている。マイトレーヤが、未来のあり方を、新しい時代のあり方を、平和と正義と分かち合いと自由と愛の時代について教えたときに、マイトレーヤの足下に座ったのはタハリール広場の若者たちであったのはいわれのないことではない。