現在位置: ホーム シェア・インターナショナル記事 2009年 3月 マイトレーヤの最初のインタビュー ―― 引用選集

マイトレーヤの最初のインタビュー ―― 引用選集

本稿には「マイトレーヤの最初のインタビュー」というテーマに関する引用文の選集を発表する。これはマイトレーヤの教え(『マイトレーヤからのメッセージ――いのちの水を運ぶ者』、『いのちの法則』)、ベンジャミン・クレームの師のことば(『覚者は語る』)、およびベンジャミン・クレームの著書から抜粋したものである。


マイトレーヤのお出まし

現在のこの‘時’は、マイトレーヤが世界の舞台に公に出現するための合図を辛抱強く待っておられる控えの間として見られるべきである。現在の混沌とした状況、特に経済と金融分野における混乱が形勢を一変させ、人間自身が‘間もなく’として歓迎する時期についての決定を可能にした。であるから、偉大なる主が彼の使命を、たとえ本当のご身分を名乗らずとも、公に始めるまで長くはないだろう。彼の優先事項についての確実な理解をもって、見守り、待っていなさい。そして彼を見損なうことのないようにしなさい。
この途方もないお方を、最近の(歴史的=訳注)記憶にあるどのような人物とも異なり、しかも明らかにわれわれの中の一人であるこのお方を、人類はどのように評価するだろうか。そして人間の窮状についての彼の分析に対して、いかに速やかに応えるだろうか。人間がマイトレーヤについての最初の体験にどう反応するかを正確に知ることは不可能である。偉大なる主は、最初に現れるときは、彼の考え方を評価し、それの妥当性を判断するのに時間を必要とする人々を追い払わないように、慎重で、比較的控えめであろう。
(『覚者は語る』―彼を見て歓びなさい―シェア・インターナショナル2008年9月号)

完全なる肉体の存在として、わたしを見る用意をしなさい、見損なうことのないように。分かち合いと正義を通して、神へ行く道を示す男を探しなさい。わたしは非常に単純な言葉であなたがたに語り、そして神々としてのあなたがたの本分を顕すように導く。あなたがた自身であるところのものをしっかりとつかみなさい、我が友よ、そしてその神を栄えさせなさい。非常に明るい未来の展望を常に持って、あなたの兄弟たちを支えなさい。すべての人間への約束を知らせなさい。あなたの立つ位置を知らせなさい、我が友よ、そしてあなたの兄弟たちの苦痛を和らげなさい。わたしの顔を慎重に大衆の前に示していく。そして徐々にわたしは知られていく。このようにして、法の枠のうちで、わたし自身を改めて現す。
(メッセージNo. 114、p.335-336)

株式市場の暴落が起きるとき、それが最終的な暴落であることがはっきりするや否や、マイトレーヤは出現するでしょう。彼はアメリカのある主要ネットワーク・テレビの招待に応じて(すでに招待は出されています)、インタビューに姿を現すでしょう。それから日本でも起こるでしょう。その後で、すべてのネットワークがこの途方もない人物とのインタビューを欲するでしょう。彼はマイトレーヤとは呼ばれないでしょう。彼はキリストとか世界教師としてではなく、単に人々の中の一人の男として、途方もない力、智恵、明らかな愛を備えた人物、そして世界の人々――単に一つの集団ではなく、どこにいようが、誰であろうが、どんな段階にあろうがすべての人間――への関心を備えた人物として紹介されるでしょう。人々は彼の言葉に耳を傾けるでしょう。彼の声は聞かれるでしょう。彼は正義と自由を求める人類の大多数の思いを、品位ある生活を送る権利への要求を反映させるでしょう。西洋に住む私たちはそれを当然のことだと思っています。私たちは次の食事がどこから来るかを知っており、仕事を持ち、子供たちが目の前で死ぬのを見ることなく子供たちを育てる喜びを知っています。十分に大勢の人々が彼のメッセージに反応するとき、人々は世界のメディア・ネットワークに対して、彼を呼んで話をしてもらい、大多数の人々に彼の考えをもっと十分に伝えさせることができるように要求するでしょう。その時、世界のテレビ・ネットワークが衛星で連結されるでしょう。これは私たちの人生で最も途方もない出来事であり、その規模において比べるもののない、歴史上で最大の比類なき出来事となるでしょう。
「大宣言の日」はメディアによってあらかじめ告知されるでしょう。
(ベンジャミン・クレーム、『大いなる接近』p.51-52)

マイトレーヤが世界の前に現れるとき、人々はこの方を以前から知っていたことを、そして、彼の教えは予想外のものではなく、彼らの思考のレベルを越えるものでもないことを悟るだろう。彼は実に単純明解であり、すべての者が理解できるだろう。
まさに彼の単純さこそはびっくり仰天させるだろう。にもかかわらず、ほとんどの人は彼らが聞く教えを新しい方法で、突然悟ったような真理として、新しく彼らのより深いレベルに触れる真理として経験するだろう。アイディア(理念)は単純かもしれないが、それは人々の心(ハート)に共鳴し、新鮮で活気あるものとして感じるだろう。そのようになるだろう。そのようにして、マイトレーヤは人間の心(ハート)に触れて、世界中の兄弟姉妹たちを援助することによって自分たち自身を助けるように懇請するだろう。人々がマイトレーヤの呼びかけを聞くとき、彼が言うことを深く熟慮し、しばしば聞かれたそれらの言葉に不思議なくらい感動するだろう。彼らの心(ハート)はかつてないほどに反応するだろう。そして新しい理解と緊急性が彼らの反応を強化するだろう。
(『覚者は語る』―最初のステップ― シェア・インターナショナル2006年11月号)

マイトレーヤへの反応

公に使命を始めるにあたって、偉大なる主は彼が助けようとする人々を恐がらせないように慎重に進めなければならない。だから、静かな、しかし心(ハート)に響く語調を探すべきである。やがて、より緊急性を帯びた強い主張が適切だろう。彼の人類への呼びかけは、まさに厳しいものであろう。だから、マイトレーヤの唇からますます厳しい警告と重みが発せられることを覚悟しなさい。時が経つにつれて、彼の思考に対して異なった種類の反応が引き起こされるだろう。より伝統固執的な人々は、彼のアイディアの多くを受け入れるのに困難を感じるだろう。そしてそれらを耳障りな言葉で非難するだろう。それほど狭量でない人々はそれらを考慮し、評価するだろう。そして後者のグループの中に、マイトレーヤは、喜んで彼の大義を支持する人々を見いだすだろう。ますますその数を増しながら、彼らはマイトレーヤに引き付けられて、彼らの声を彼の助言に添えるだろう。
そのように進行しながら、マイトレーヤの教えは、人間の裡から最高の志向を引き出し、人々をこの時代の困難と差し迫った危機に目覚めさせるだろう。そして、今日の問題と危険を永遠に克服する単純な方法にも目覚めさせるだろう。そのようになるだろう。そのようにして人類は、彼らが切望している洞察とリーダーシップにあずかるだろう。そのようにして彼らは人間の生活の仕組みの中に切実に必要とされる変化を要求するだろう。
もちろん、多くの者が偉大なる主の教えに反対することが予想される。宗教団体は彼ら自身の教義と期待の中に深くはまり込んでおり、マイトレーヤの臨在と彼のアイディアを強く否定するだろう。そして多くの不愉快な非難が彼に対して向けられるだろう。にもかかわらず、多くの者は鼓舞され、信が新たにされ、彼らの最高のものをマイトレーヤの大義に捧げるだろう。
今日の崩壊しつつある構造に非常に大きく投資しているビジネス集塊は、二つに一つの反応をするだろう。マイトレーヤを、彼らが依って立つところのものすべてに対する敵として見る者は、彼らの最大の力で彼の助言に反対し、それを妨げるだろう。彼を未来の声として、人間にとって唯一の可能な方法として見る者は、彼のアイディアを歓迎し支持するだろう。そして彼らの専門的知識を、ますます増えていく彼の支持者の中に加えるだろう。そのようにしてそれぞれの側は行動し、それぞれの姿勢を取るだろう――未来に対して、人間にとって開かれている唯一の方法に、賛成するか、反対するか。
至るところで一般大衆は彼ら自身のリーダーに従うだろう。しかし徐々に彼らは、マイトレーヤが彼らのために語ることを、彼らの必要を、より良きものを願う彼らの志向を、家族のためのよりいっそうの安全を知り、彼らがおぼろげに感じることのできる未来が彼らの生得の権利であり、生まれ出ることを待っていることに気づくだろう。そうして、世界の大衆は彼らの声を高めて、偉大なる主に対する支持と賛美を表明するだろう。彼らを啓発し気高くするための教えを求めるだろう。そして彼らを招いている祝福された未来へと喜んで導いてもらうだろう。
(『覚者は語る』―マイトレーヤへの反応―p.563-565)

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マイトレーヤの声

あなたがたがわたしを見るとき、わたしの声はあなたがたのものであることを知るだろう。なぜなら、わたしは世界中至るところに住む男女のために語るのであるから。純粋なる愛の心に開花する思いを、わたしは語るのである。すべての者の必要について、分かち合いと正義について語る。正義への径は単純であり、前方の道はすべての人間を呼ぶことを示す。
神の真理について、人類の裡なる光について語り、信頼の必要を、兄弟の兄弟に対する愛の必要を語る。わたしは、これらのすべてについて語る。まもなく人類は、彼らの代表が、案内人が、指導者が、彼らの中に居ることを知るであろう。信頼して彼らは応えるであろう、そしてわたしは、新しい祝福された時代への道を示す。
(メッセージ108信、p.316-317)

今や非常に間もなく、人類は彼らの直中に最も尋常ならざる特質を備えた男が住んでいることを知るだろう。奉仕への能力は類を見ず、「カルマ(因果)の法則」のみがそれを条件づける。その法則についての知識は、彼の仲間の中でも無類である。何千年の経験から蓄えられた智恵、神の大計画の中に具現される大目的についてのビジョン、人間の心(ハート)に平易に語りかける能力、人間の必要について、そしていかにしてこれらの必要を確保するかについての認識、すべてのものへの関心と愛は限りなく計り知れず、それは人間の想像のあらゆる可能性を超える。英雄が、タイタン(巨大な人物)が人間の直中におり、そしてもうすぐ人類はその方の存在に目覚めるだろう。
(『覚者は語る』―マイトレーヤの声―p.379)

あなたがたの前に現れるとき、わたしはあなたがたの忠誠を求め、兄弟たちへの奉仕を求めるであろう。わたしが当てにすることのできる人たちが誰であるかを、わたしはすでに知っている。わたしの任務は、あなたがたを真理への旅路に、祝福された愛の御国への旅路に連れていくことである。そこであなたがたに、神としてのあなたがた自身を見せることである。わたしの覚者たちも同様に、あなたがたの手を取って、神の聖なる足下に導いていくだろう。共に世界に示していこう――戦争の必要は過ぎ去ったことを、人間の本性は、生きて愛することであることを、憎しみが分裂を生むことを、神の法は人の裡に生きており、人の本性にとって基本であることを。これらすべてのことを、わたしはあなたがたに示そう。わたしと共に働き、これが本当であることを証明しなさい。
(メッセージNo.53、p.157-158)

世界は変化を必要としています。現在は声を持たない世界中の何百万という人々がこのことを知っています。マイトレーヤは変化の必要を感じている人々の声となるでしょう。彼は世界の世論を刺激するでしょう。教育を受けた民衆の意見が適切な刺激を受ければ、地上のどの国も対抗することのできない力となるでしょう。
(ベンジャミン・クレーム『大いなる接近』p.78)

わたしの声はまもなく聞かれ、教えは知られ、愛は感じられるであろう。あなたがたが速やかにわたしを見つけ、わたしの方に来、わたしの周りに集い、わたしと共に働き、わたしを識り、わたしを愛し、わたしを通して神を識り、神を愛することができるように。?
(メッセージNo.93、p.270-271)

マイトレーヤは、いかにして変化の方向に向かうのに必要とされる非常に大勢の人々の心(ハート)に触れることができるのか。その答えはマイトレーヤのエネルギーの力(効力)にある。そのようなパワー(力)を備えた大教師が世界の前に立たれたことは、これまでかつてなかった。マイトレーヤが発する一言一言に乗って、彼の情け深いフォース(エネルギー)がハートからハートヘと流れ込む。議論や討論は役に立たず、不必要である。彼の真理が聞く者たちの心(ハート)に真理を呼び起こし、彼らの共有する神性のるつぼの中で真理そのものとして認知される。
(『覚者は語る』―人間の神性― シェア・インターナショナル2007年9月号)

私の師は「マトレーヤには、現在、その人たちを用いて世界を変えることのできる準備を整えた意識的な18億人の先駆的な人々がいる」と言っています。
(ベンジャミン・クレーム、シェア・インターナショナル2006年4月号p.54)

マイトレーヤは扉を音高く叩く。その扉はまもなく開き、愛の主は騒々しい争いの中に踏み入るであろう。人々がこの方を見るとき、彼のことばの簡潔さに、しかもまたその明快さに驚嘆するだろう。彼の智恵は人々を困惑させると同時に喜ばせ、彼に従い、そして世界を再建する用意のある者たちを彼のもとに引き付けるだろう。彼の名前は「勇気」であり、また「目的の強さ」である。偉大なる主はこれまでにかつてないほどに装備を整えており、人間を苦しませ、軽んじるものすべてに戦いを挑もうとしておられる。
(『覚者は語る』―変革―シェア・インターナショナル2007年6月号)

あなたがたがわたしを見るとき、行動の時が訪れたことを知るであろう。わたしの計画を実施するために行動することをあなたがたに期待している、我が友よ。あなたがたの多くにとって、これは古い、よく知っている生活の様式である。あなたがたは、兄弟たちに仕えるためにやってきた奉仕者である。そのような者として、わたしはあなたがたを召集するのであり、あなたがたの助力をわたしは非常に大切に思う。あなたがたの心からの助力なしでは、わたしの任務はまさに重荷であろう。わたしはあなたがたの中に住んでみて、人類が分かち合う用意のあることを、さらにはっきりと知った。わたしの言を聞く者たちの裡に、正義と真理の燃えるような光を見る。わたしは単に彼らの望みを言葉に表すだけであり、そのようにして真理をかきたてるのである。あなたがたもそうである、我が友よ、こうしてわたしが語る間にも、あなたがたの裡にこの聖なる光の輝きが見える。明るく輝かそうではないか、親愛なる友よ、そしてあなたの兄弟たちのために道を示そう。
わたしの到来には問題がないわけではない。なぜならわたしが出会う者たちすべてのうちに、新しい神秘的な未来の感覚を生み出させるのであるから。それは、多くの者に恐れを抱かせる。しかし原因のない恐れである。わたしの臨在のゆえに、すべての人間にとって未来はまさに輝かしいものであることを知るべきである。新しい健全な人類同胞愛が人々の間に栄え、神の正義が見いだされ、それは神の栄光にかざられる。これをあなたがたに教えるためにわたしはやってくる。わたしは道を示すために、やってくる。我が友よ、わたしはあなたがたを頼りにしている。
(メッセージNo.79、p.226-228)

人が分かち合うことを学ぶとき、いのちの意味を知るだろう。分かち合うとき、人は高揚を感じ、自分たちの為すことを賛美する。分かち合いは人を全くさせるだろう。分かち合いは人類を一つにするだろう。分かち合いの概念には限りがない。それは人間の救済になることが証明されるだろう。人類がマイトレーヤを見るとき、これらの真理の言葉を聴くだろう。マイトレーヤの宣言を、彼らは大きく開かれた心(ハート)で聴くだろう。そしてそれに応えて、圧政と不正の終止を呼びかけるだろう。彼らはマイトレーヤの周りに集い、マイトレーヤは彼らのスポークスマンになるだろう。
(『覚者は語る』―未来への鍵― シェア・インターナショナル2005年11月号)

わたしが自分の本当の名前と身分を明かすとき、わたしは人の心の愛に訴えよう――この苦悩に満ちた世界を創り直し、多くの者の恐怖を取り除くことを、何百万ものあなたの兄弟たちの生来の権利を回復させ、あなたがたの心に神の愛を再び目覚めさせることを。
(メッセージNo.121、p.356)

マイトレーヤは、人間の中にひとりの人間として御自身を紹介し、何も要求せず、誰の忠誠をも要求しないだろう。彼のアプローチはシンプルで直接であり、彼の挙動は穏やかで落ち着いているだろう。彼のマインドの明晰さは注目を引くだろう。彼の智恵は人間の恐怖を克服するだろう。彼の発言の誠実さは人間の心(ハート)を溶かし、憎悪と貪欲の重荷を取り除くだろう。かくして、人間は新しい神性の出現を体験するだろう。その顕現の中に彼らを含み、そして(人間との)距離も分離も見ないお方である。
(『覚者は語る』―マイトレーヤの任務― シェア・インターナショナル2005年3月号)


マイトレーヤの出現のタイミング

マイトレーヤは、一般に知られるようになる最良のタイミングを待っておられます。マイトレーヤは、御自分が言わなければならないことが、最も良く、最も早く受け入れられる最良の機会を、つまりタイミングを、待っておられます。世界には依然として、マイトレーヤや彼のアイディアと全く関わりたくないと思う膨大な数の人々がいます。すべての宗教グループには原理主義者たちがおり、彼らが一緒になって巨大なブロックを構成しています。キリスト教原理主義者たち、イスラム教原理主義者たち、ユダヤ教原理主義者たちのことを考えてみてください。ある程度はヒンズー教徒についても、そして仏教徒についてさえも言えます。膨大な数の人々であり、彼らは真正面からこのような現実に向き合わなければなりません。彼らは初めのうち、彼をキリストやイマム・マーディとは見なさないでしょう。
最良のタイミングは、経済制度が崩壊することによって西欧社会が経済的に挫折し、初めて現実に目覚める時です。私たちは非常に長い間、非現実的な世界で生きてきました。今までと全く同じように、今後も古いやり方を続けていくことができるものと、私たちも、私たちのリーダーも考えています。もっと競争し、もっと貪欲になり、ほぼ同じやり方をすれば、今後もうまくいき、私たちは勝利するだろうと考えています。もはやそうはいかないでしょう。うまくいかないでしょう。
世界人口の3分の2が貧困状態で生活しているとすれば、経済システムはうまく機能していません。貧しい人たちにとって経済システムがうまく機能するよう努力しなくても、貧しい人たちはやっていけるだろうと考えるとしたら、全く現実に目をつぶっていることになります。マイトレーヤはそのことを明らかにさせるでしょう。近い将来、経済機構が崩壊し、欧米で株式市場が破綻すれば、マイトレーヤは直ちに出て来られるでしょう。それによって私たちは現実に引き戻されるでしょう。それが、つまり崩壊によって生じる現実感覚が、マイトレーヤが待っておられる要素の一つです。現状の経済システムではうまくいかないことが分かるでしょう。私たちはそれがうまくいっていると思っていました。私たちの一部の人たちにとってはうまくいっているように見えました。しかし、私たちの自己満足のせいで、その経済システムから取り残されている人たちのことは考えようとさえしませんでした。マイトレーヤの主な任務の一つは、このような自己満足に冷や水を浴びせ、自己満足に浸っていると非常に居心地が悪いと思わせることです。人々が私の会合にやって来て、こう言ったのを覚えています。「これは希望のメッセージだと思っていましたが、気分は最悪です。とても不愉快に感じます。とても後ろめたく恐ろしく感じます」。私は「実にいいことです。それがいわゆる愛なのです」と言いました。そのような自己満足を切り抜けていかなければなりません。もし人々が「ああ、素晴らしい」と感じていたいと思うだけなら、世界は変化しません。キリストは世に出ておられ、しかもご自分一人ではないということ、世界は変化を受け入れる準備ができており、実際に変化していくのだということを、知ることが大事です。しかし、良い気分でいたいと思うだけなら、世界を助けることにはなりません。なぜなら、そのような人たちは世界で実際に現実に働くことをしていないからです。
(ベンジャミン・クレーム、シェア・インターナショナル2005年1月号、p.45-46)


マイトレーヤの認知

まず最初に、あなたがたは、素朴な男を、あなたがたと変わらない男を見るであろう。この男は、長いこと神への道を歩んできた者であり、あなたがたをあの聖なる道へ連れていくことを願う者であり、あなたがたを神の聖なる足下に導く者である。わたしの単純な言をあなたがたの心に受け入れなさい。そこでつぼみを開かせ、花を咲かせ、光を生み出しなさい。また、わたしの愛を、心に受け入れなさい。これをあなたがたの同胞に送り、闇を光にしなさい。
(メッセージNo.95、p.275-276)

非常に間もなく、世界は大教師を見るだろう。疑問がわく――人々はこの方を認知するだろうか、と。大多数の人々にとって、認知は難しくないだろう。彼のような御身分の方――神の愛と知恵と目的と恩寵をすべての者の視界に実証し輝かせている方――が公に我々の生活の中に入ってくることは、まさに非常に稀なことである。大勢の人間は応え、彼の側に結集し、地上におけるいのちの再生のために、彼が勧告される本質的な計画を実施することを切望するだろう。多くの者は遅延を許すことなく、猛烈な勢いでグループや陣営をつくりそれを通して今日人間を悩ましている多重の問題と必要な変化に対処するだろう。霊感を受けた人間のように――まさに彼らはそうなるだろうが――、何百万の人間がこの地球のための神の大計画の成就に向かって働くという確固たる知識を持って変換の仕事を始めるだろう。そのようになるだろう。そしてそのようにして、人間は自分たち自身を正しく兄弟として見はじめ、すべての人間のために共に働く。
(『覚者は語る』―マイトレーヤの認知―p.447)

マイトレーヤはテレビ出演する時になぜ御自分の名前を使われないのですか。
幾つかの理由があります。その一つは、多くの人々はマイトレーヤが誰かを知らないからです。彼は普通の人々の中の一人として、しかし同時にこれまで世界の再建に関してほとんどの人が考えなかったアイディアを持つ人物として紹介されることを望んでいます。そうすることで彼は、キリスト教徒や仏教徒やイスラム教徒やヒンズー教徒の間に分裂を生まずに済みます。もし彼がキリストとして紹介されたら、キリスト教徒は分裂するでしょう。「ハレルヤ! キリストはここにいる!」と言う人々もいれば、「彼はキリストではない。彼は偽者で、反キリストだ」と言う人々もいるでしょう。しかし、人々がマイトレーヤのアイディアを好めば、彼が誰であろうが彼を受け入れるでしょう。もし彼のアイディアを好まなければ、自動的にマイトレーヤを拒絶するでしょう(多くの伝統固執主義的キリスト教徒たちはそれを好みません。マイトレーヤを見る前から、彼を反キリストだと確信しており、分かち合いというアイディアを好まず、正義を好んでいないように見えます)。マイトレーヤは彼らが期待するように雲に乗ってエルサレムに来られるのではありませんから、彼らは最初から偏見を持っています。マイトレーヤが御自分をキリストと呼ぶならば、キリスト教徒の間に大きな分裂が起こるでしょう。彼が御自分をマイトレーヤと呼べば、仏教徒が分裂するでしょう。(私はマイトレーヤと自称する人々を何十人も知っています。あなたや私がマイトレーヤではないように、彼らもマイトレーヤではありません)。彼が普通の人間の中の一人として登場すれば、人々は偏見なしに彼の言うことを聞いて、彼がキリストだとかマイトレーヤ仏陀、イマム・マーディ、メシアだとかいう考えに影響されずに、彼の言うことを肯定したり否定したりできます。これらの名前は、彼のアイディアに対する人々の自然な反応を邪魔します。私たちはそのアイディアに反応しなければなりません。そして分かち合いと正義と平和を欲しなければなりません。そうすれば、彼が分かち合いと正義と平和への道を提唱したとき、「いい考えだ、あの人ともう少し話をしたい。幾つか質問してみたい」と思うようになるでしょう。
(ベンジャミン・クレーム、『大いなる接近』p.75-76)

あなたがたがわたしを見るとき、長い過去からの友を、以前にも度々あなたがたに教えたことのある者を認知するであろう。多くの者がこれに気づき、わたしを認知し、彼らの生活の中にわたしを受け入れるであろう。この宣誓を持ちかえりなさい――わたしは神の法を復活させる。わたしは神の愛を携えてくる。わたしは世界にいのちの水を放つ。この貴重な流れの中で、あなたがたの生来の権利に向かって成長していきなさい。我が友よ、もしあなたがたがわたしを援けたいならば、次のことをなしなさい――わたしがあなたがたの中に居ることをすべての者たちに知らせ、あなたの兄弟たちに未来への希望を復活させてあげなさい。
(メッセージNo.138、p.407-408)

マイトレーヤは何百万の人々に話しかけることのできるようなやり方で、まずアメリカに現れるのです。それから日本です。世界で最も巨大で影響力のあるメディア・ネットワークを持つのはどの国だと思いますか(――それはアメリカです=訳者註)。彼がアメリカの主要ネットワーク・テレビに出演すれば、即座に何百万の人々が彼の声を聞くことができ、アメリカだけではなく、インターネットを通じて、世界中で知ることができます。やがて、大宣言の日の後、彼が人類に知られ、受け入れられるようになったとき、彼は世界中を巡回するでしょう。
(ベンジャミン・クレーム、『人類の目覚め』p.81-82)

あなたがたがわたしを見る時、待っていたことが無駄でなかったことを知るだろう。昔の兄が、あなたがたの生活を分かち合うために戻ってきたことを知るだろう。解放こそが人類の目標である。この日標に至る道を指し示し、前進へと導き、あなたがたの前に横たわる登り径を切り開こう。覚者たちは簡素な喜びに満ちた生活をする方法を、あなたがたに示すだろう。
(メッセージNo.18、p.69-70)

マイトレーヤは御自身が世界の舞台に登場するとき、人類から入り交じった反応があるだろうということをご存じである。多くの人々はその瞬間を喜ばしい期待を持って楽しみに待ち、その時を、人の子たちを待つ「新しい時」の始まりとして見るだろう。
しかしながら、マイトレーヤの到来の意味と目的についてほとんど理解せず、彼の資格身分を怪しみ疑う人々がいる。彼らは聖書の言葉をあまりにも簡単に誤って解釈し、聖書に書かれた警告を誤認して恐れている。
また他の人々は、尊敬する人々からの先導を待って、ただ傍観者的見地から眺めている。このようにして、人類はどちらかの側のどこかにいるのである――両手を広げて大教師を迎え入れ、彼の教訓と助言に熱心に従う者たち、一方、彼を悪の体現として、彼らが疑うところのものすべての化身として見る者たちである。
このようにして、「裂開の剣」はその仕事をなし、自由と正義、実際的な善意と愛を支持する人々を明確にし、疑いと恐怖、偏見と憎悪ゆえにマイトレーヤの慈悲と愛のメッセージの真理を認知できない人々を明確にするだろう。そのようになるだろう。そして、そのようにして人間は、彼らの未来の保護者として試されるだろう。マイトレーヤの紹介の最初のショックが静まると、人々は彼らにとって不思議な新しいものの内に、論理的で実際的な、自明で本当のことがたくさんあることを知るだろう。いにしえの真理が再び発声されるにつれて、彼らの心(マインド)の中に長い間記憶されてきた確信としてこだまして、彼らの人生への信を支えるだろう。人間の進化の中心に横たわる志向がその奇特な力を発揮して、人々をこれまでにないほど奉仕の機会に目覚めさせ、新しい希望と目的を見いだし、新しい文明の外的形態の創造へと目覚めさせるだろう。
(『覚者は語る』―マイトレーヤへの反応―p.474-475)

わたしの出現に対する期待は高まる。わたしは喜んで人々の前に姿を現そう。だからわたしを探しなさい、わたしは待っている。わたしを探し出して、わたしの手を握りなさい。わたしがあなたがたの前に登場するためには、あなたがたの助力を必要とする。この世を祝福し、前方の道は単純であり、正義と自由と分かち合いと愛が必要なだけであることを、人間に教え、示すために、あなたがたの助力を必要とする。これらの様相は、すでにあなたがたの裡に存在し、わたしはそれを喚び起こすだけでよいのである。
(メッセージNo.140、p.413)

マイトレーヤは進み出る
── 覚者より?
ベンジャミン・クレーム筆記

マイトレーヤの出現はほとんど完了している。彼の公開された公の仕事は本当にもう間もなく始まるだろう。それから、教えの過程と徐々に世界に知られていく過程が始まるだろう。これにかかる時間はまだ明らかではないが、しかし比較的速やかに進むだろう。もちろん、まず初めは、彼の見解と勧告の性質に対して多くの反対があるかもしれない。これは予想されることである、彼の考えは一般的な考え方からあまりにもかけ離れているのであるから。しかしながら、徐々に、マイトレーヤの鋭利なマインドは、環境や社会、経済、政治の事柄についての現在の信条にある欠陥を見抜き、暴露するであろう。彼の言葉の論理とそれについての賢明な理解が増すにつれて、多くの人々に耳を傾けさせ、さらに熟考を促すだろう。その間、彼の光線が非常に大勢の人々の心に浸透して、彼の単純なことばを真理の啓示にするだろう。誰もまだマイトレーヤの愛あるパワーを知らず、彼の計り知れない智恵を推し量れる者はいない。
彼の大義に何百万という人間が結集し、分かち合いと理解を通しての平和と正義を要求するにつれて、人々は熱狂し、新しい希望と同胞愛と正しい関係への願望によって活気づけられるだろう。彼らはこれまでにかつてないスケールの変化を要求するだろう。政府と権力の座にある者たちはその要求に応えることを強いられ、そして、変化に抵抗する殿堂はいまや力を得た世論の声の猛襲の前に少しずつ崩れ去るだろう。かくして、論理と啓示と、そして彼の愛によって生じる信頼によって、マイトレーヤはすべての人間の心(ハート)に、たとえ知られずとも、存在している善意を活用するだろう。
マイトレーヤはテレビやラジオを通して何百万もの大勢の人々に語りかけるだろう。彼が出てくるたびに伴う彼の祝福を分かつ機会を、すべての者が得るだろう。かくして、世界中の人々がマイトレーヤのメッセージを知り、心(ハート)の高揚を経験するようになるだろう。彼の身分(アイデンティティー)について多くの憶測がなされ、多くの意見が提供されるだろう。しかし、すべての者がそれぞれの異なった方法で、新しきことの先触れとして、健全な真理の伝達者として、彼らの心(ハート)に近いライフスタイルを示す者として、彼を見なすだろう。 
もちろん、彼のアイディアに恐れを感じる者たちがおり、彼の(出現の)進行を止めようとするだろう。しかし、彼のことばの美しさと分別がますますすべての国の国民を鼓舞し、彼を彼らのスポークスマンとして、リーダーとして見るだろう。そのようになるだろう。民衆は、彼らに代わって世界全体に向けて語ることを、彼に呼びかけるだろう、そうして大宣言の日が発表されるだろう。
それはこれまでにもかつてなく、そして今後もないだろう。その日は、マイトレーヤに、新しい時代の世界教師として、霊的ハイアラキーのリーダーとして、そしてすべての宗教団体が待望する方として、御自身の名前と御身分と目的を明かす機会を与えるだろう。彼の助けを必要とする者たちすべての友として、教師として、ご自身を紹介されるだろう。人間の苦しみと苦難を知っており、彼らのつらい運命を和らげることを求める簡素な男として、すべてを完全に条件なしに愛する者として、われわれに歓びへのステップを示すために来た者として、御自身を示されるだろう。
そのような方が今まさに世界の前に進み出ようとしており、すべての者に彼の助言を与えようとしている。それらのことばをわれわれは聞いたことがあるかもしれない。今や、彼の祝福と共に、われわれはそれらの意味を理解し、行動するのである。
(『覚者は語る』―マイトレーヤは進み出る―p.81)