「目覚めようとしている」 ― 選集
“Waking up!” ― a compilation
「目覚めようとしている」というテーマに関する引用文の選集を掲載する。これはマイトレーヤのメッセージ(『いのちの水を運ぶ者』)、ベンジャミン・クレームの師の言葉(『覚者は語る』)、およびベンジャミン・クレームの著書から抜粋したものである。
我が友よ、今起こりつつある変化をわたしが見るようにあなたがたも見ることができる
ならば、わたしと同じように心は喜びに躍るであろう。
世界中で、今日人間は変化に目覚め、新しい思考や理想を前面に持ち出し、今、人間の心をとらえる。
(『いのちの水を運ぶ者』第129信p.388)
人間はそれについてほとんど何も知らないけれど、今や彼らの存在の真の意味と目的について再び目覚める瀬戸際にある。
(『覚者は語る』― いのちの法と規定― p.509)
すべての宗教集団は徴を求めます。彼らは徴を通して、大教師が世に出ている、または出ようとしていることを知るのです。目覚めてさえいれば、徴はあちこちにあることに気が付くでしょぅ。世界のいずれの国にも、すべての宗教環境にも、何らかの種類の奇跡が顕れています。
(『大いなる接近』p.96)
予言はわたしたちの再臨を告げ、弟子たちの期待を活気づかせてきたが、彼らの多くは、今のこの時の出来事に気づかずに眠りこけている。わたしたちの到来を熱望して待つ者は多いが、それを遠い未来のことと心に思い描いている。わたしたちの手が今、扉を叩いているのを彼らは知らないのか。目覚めなさい、友よ! 目を覚ましなさい。善意の働き手たちよ! 世界を変容させるために、わたしたちと共に働く者すべてを必要とする。あなた方の希望と信頼をわたしたちは慈しむ。わたしたちを見、あなた方の生活の中にわたしたちを歓迎する用意をしなさい。
(『覚者は語る』―奉仕への召集― p.151-152)
そのようにして、人間は彼らの兄たちの助言を受け入れるだろう。そして、彼らはすべての変遷を通じて決して孤立していたことはないことを知るだろう。いつも舞台の背後に、賢明でより多くの経験を持つ道案内がおり、呼ばれればいつでも彼らの光を人間の問題の上に照らし、道を照らし出す用意があるのである。今、これまでになく、その光は明るく輝いており、それはもはや遠くの方から照らしているのではない。人間の苦悩の直中から、その光は今かがり火として働き、人類の痛みを和らげる用意のある者たちすべてを集めている。奉仕への召集はかけられた。教師たちは用意が整っている。目覚めよ、目覚めよ。
(『覚者は語る』―教師たちは用意が整っている― p.349-350)
もし私たちが実際に、覚者方の持つ完全で無条件の愛、途方もない知恵、信じ難いほどの知性が決して手の届かないものではないことを知れば、これらの特質を目指す人類の志向が目覚めさせられるでしょう。私たちにできることが明らかになるでしょう。
(『大いなる接近』p.374)
地球は半分くらいの地点、第四ラウンドの中間にいます。その地点で惑星はそのコースを、運命を見いだし始めます。住民は目覚め始めます。それが今日世界で起こっていることです。人類は、地球上の生活の現実、目的、意義との接触を失った長い眠りから目覚めつつあります。人類は今日に至るまで深い物質主義にどっぷりと浸かっています。マイトレーヤは人類を目覚めさせるために来られました。
(『光の勢力は集合する』p.26-27)
これは人類が初めて、自分たち自身でその神的な性質に目覚める時代になるでしょう。私は神秘的な意味で言っているのではありません。人間が神聖であり、その神性を示顕していることを悟るようになるという現実的で実際的な意味で言っています。
(『大いなる接近』p.354)
世界は今、これまでまったく知られたことのなかったような新しい時代の到来のために準備されている。その時代が来れば、人類は長い間の眠りから覚めて、無知と恐怖の目隠しを払い除けて、遂に知識と真理の光の中に入り、生得の権利を受け継ぐであろう。
(『覚者は語る』―光り輝く時代が前途に― p.190)
人類との関係におけるキリストの再臨は、本質的にはすべての人類の心(ハート)の中にキリスト原理が誕生することに関連しています。それが愛の側面を目覚めさせ、それゆえに、分かち合いと正義が、一言で言えば正しい関係性が、この来るべき時代には保証されるのです。正しい関係性は自然に起こるわけではありません。人類がそれを生じさせなければならないのです。人類の心(ハート)の中にキリスト原理を目覚めさせることによって、マイトレーヤはアストラル界における彼の主要な仕事を遂行するのです。これが人類の心(ハート)の応答を活性化して、同胞愛の必要に対してだけではなく、同胞愛を実際に表現する必要に目覚めさせるでしょう。つまり、あらゆる場所のすべての人々のために分かち合い、正義、平和、自由の必要です。
(『大いなる接近』p.217)
現在は危機と約束の時である。新しきものは形態を見いだそうと苦闘する。古きものは宿命的な変化の直中で生き延びようともがく。人類は次のステップへの用意ができている。長い眠りは終わりつつある。眠れる者は目覚めたり。自由と喜びへの呼びかけが人々の心(ハート)に響き、彼らを行動へと駆り立てる。
(『覚者は語る』― 神の共働者 ― p.109』)
マイトレーヤは人々を彼らの運命に目覚めさせて、彼らを恐怖と疑いから解放するだろう。また彼は、人々を絶え間ない疎外感と不信感から解放するだろう。荒野の中での長い冬が、人間を将来のより簡素で、より幸せな時のために準備させたのである。
(『シェア・インターナショナル』2011年12月号、「覚者より」―新たなる始まりの先触れ―)
そのように進行しながら、マイトレーヤの教えは、人間の裡から最高の志向を引き出し、人々をこの時代の困難と差し迫った危機に目覚めさせるだろう。そして、今日の問題と危険を永遠に克服する単純な方法にも目覚めさせるだろう。そのようになるだろう。そのようにして人類は、彼らが切望している洞察とリーダーシップにあずかるだろう。そのようにして彼らは人間の生活の仕組みの中に切実に必要とされる変化を要求するだろう。
(『覚者は語る』―マイトレーヤへの反応― p.563-564)
人間が初めて、大衆的な規模で、人間本来の霊的特性を表現するようになる時代が始まろうとしています。全世界で数えきれない多くの人々が人生の真の目的に目覚めるでしょう。人生に対するより深い、より健全な真理に基づいた姿勢が生まれるでしょう。そして人々は自分たちが魂であることを、魂が肉体を持って転生している存在であることを悟り始めます。魂が肉体に転生している目的を知り始めます。ますます多くの人々が自分たちの霊的進化に意識的に参加していくようになります。そしてこれまで一度も見られたことのないような自由と正義を確立して行きます。自由と正義が、したがって平和が確立されることによって、人間の真の霊的本質が発揮されます。単に宗教的な体験のみならず、生活のあらゆる分野で、この霊的意識がますます表現されるようになるでしょう。政治、経済、教育、芸術、科学のすべての分野で、人間の内的な認識が、霊的なものとのアイデンティティー(同一認)が表現されていくでしょう。それによって人間が自分たちの環境に対して無限の力を発揮することができるような科学が発見されるでしょう。
(『マイトレーヤの使命 第Ⅲ巻』p.18)
今日、大いなる新しい光が人類をその目的と運命に目覚めさせている。その輝かしい光は、神の意志の基礎をなす大目的を人に明らかにし、人間を活気づけて、大目的をその美と力(パワー)のすべてをもって実演するための関係と形態を創造させるだろう。
(『覚者は語る』―新しい啓示― p.205)
死がすべての終わりという古い恐怖症は、人間の心(マインド)を照らす新しい光の中に消え去るだろう。迷信や無知の暗黒の隅々にこの新しい光が輝き、永遠なる魂としての人間の神性を目覚めさせるだろう。
(『覚者は語る』―再生誕の法則― p.114)
マイトレーヤの計画は人類を活気づけ、人類の前に差し迫っている大きな危険に目覚めさせ、いかにして自滅を避けるかを人類に示すことです。それは、もし私たちが最初のステップを踏み出すならば、非常に単純である、と言われます。
(『全人類のための世界教師』―平和の確立―p.22)
私たちは産業革命後の問題に直面しています。これは新しい概念です。19世紀の産業化の時代と、20世紀におけるその洗練の時代を通過し、この先に何があるのかを知りません。物資の生産は必要ですが、それはこの惑星を略奪しない全く異なった方法を用いた、全く異なった形態を必要とすることをほとんどの人々は知りません。私たちは今や、この惑星的、生態系的問題の緊急性に目覚めつつあります。
(『協力の術』p.74)
このことを専門とする非政府団体も同様に彼らの洞察や調査を提供し、すでに病んでいるこの惑星をさらに濫用する向こう見ずな猛進の危険性に人々を目覚めさせようとしている。
(『覚者は語る』―より健全な人生観― p.598)
……世界中で、人々は変化の必要とその可能性に目覚めつつある。政治家や経済学者たちは現状を景気の‘下降期’とか‘後退’と呼ぶ。本当には、われわれは古い秩序の最後のよろめきのステップを目撃しているのである。規制されない競争と貪欲は人間にとって最も安全な道ではないことを、そのような物質主義教理は軽率な者たちに対して‘すべり易い坂道’をつくり、そして究極的に、今日のような世界的危機をつくり出すということを、大勢の人々が認識しつつある。
(『シェア・インターナショナル』2009年1, 2月号・「覚者より」―マイトレーヤの最初のインタビュー―)
株式市場の崩壊が、人間の生活の本質そのものを破壊している投機という病気に人々を目覚めさせるだろう。
(『覚者は語る』―今日、世界はひとつである― p.479)
米国とソ連はもはやスーパー・パワー(超大国)ではない。人類がスーパー・パワーである。国家の意志は国民の意志に基づくだろう。国民は政治家が悪いことをしないように見張るだろう。アフリカ、インド、パキスタン、日本、その他の多くの国々において、人々は目覚めた。彼らはいまや自分たちの権利を要求している。
(『いのちの法則』p.319)
世界中で、人々は、自由と正義をその中核においたより良い生活の可能性に目覚めつつある。恐れてはいけない、民衆の声は高まっており、接触伝染のようにますます多くの人々に影響を及ぼしている。自由、正義、そして人間の和合という真理のために生きる――あるいは死ぬ――人々の背後にマイトレーヤは立っておられる。若者が道を先導する、そしてその将来は彼らのためにある。
(『シェア・インターナショナル』2011年10月号・「覚者より」―裂開の剣を創造する―)
アラブの春の出来事は、若い人々がマイトレーヤの呼びかけに反応している徴である。彼らの先輩たち(年寄たち)より先に、彼らは新しいアクエリアス(宝瓶宮)のエネルギーとそれらがもたらす新しい生活の約束に目覚めたのである。 彼らは恐怖心をすべて失くし、新しく見いだされた自由と尊厳のために、喜んで自分たち自身を犠牲にする。新たなる栄光が若者たちの間に育ちつつある。
(『シェア・インターナショナル』2012年1, 2月号「覚者より」―偉大なる決断―)
近辺の独裁者たちや‘強者たち’は、この狂気を終わらせるために旧政体からの確かな、断固たる反応があることを期待しながら、恐怖と信じられない思いで毎日テレビに写る光景を見つめた。この狂気は新しい時代の、正義と分かち合い、自由と愛の時代の声であった。それは民衆の声であり、民衆は彼らの和合とパワー(力)に目覚めた。古い独裁者にとって、彼らの碑銘は壁に書かれている。
(『シェア・インターナショナル』2011年3月号「覚者より」―民衆の声は聞かれた―)
国民の声はすでに耳を傾けられ始め、この代表政治の形態がイデオロギーを通して大衆をコントロールするやり方に取って代わるだろう。すべてが非常に急速に動いているので事態は政治家の手に負えない。新しい政治の時代が始まった。認識が人々を自らの基本的人権に目覚めさせ、自由とそして自らに対する、またお互いに対する責任に目覚めさせている。
(『マイトレーヤの使命 第Ⅱ巻』p.120)
もちろん、戦争の道具を考え出し、それを完璧にし、この恐ろしい商売で富と権力を増大させている者たちがまだ大勢いる。しかしながら、民衆は目覚めつつある。異なったドラム(太鼓)が新しいリズムを打っており、人々は応える。ほとんどすべての国において、人々は新しい光を、活気づかせる思考を、希望の高まりを感知しつつある。自由と正義と平和がよりいっそう近くに、より現実的に、かつてないほどより達成可能に感じられるようになりはじめている。世界的なコミュニケーションの手段が人々に自分たちをひとつの人類として見る新しい感覚を与えつつある。この新しい認識は完全でも完璧でもないことは確かだが、しかしわたしたちは、その方向への新しい、そして望ましい傾向の始まりをはっきりと見る。これはまさにわたしたちのハートを喜ばせ、新しい時代のエネルギーへの正しい反応の前兆である。
(『シェア・インターナショナル』2008年4月号「覚者より」―民衆は目覚める―)
近年において彼らの注目は、科学と人間の知識の拡大に向けられてきた。これが、今までは達成の望みさえかなわなかったほどのスケールで、人間のマインド(識心)を目覚めさせる道を整えたのである。人間は今日、これまでの達成をすべて影の中に投じてしまうような新しい啓示と発見の瀬戸際に立つ。
(『覚者は語る』―光の時代― p.245』)
ますます多くの人々が変化の必要性に目覚めつつある。古い秩序はそのコースを走り終えて、取るべき正しい方向のサインのみを待つ。マイトレーヤがご自身を世界に明らかにされるとき、人間の目と心(マインド)を必要不可欠なものに集中させるだろう――分かち合いと正義と平和である。それなしには人間の未来は存在しない。
その時、諸国にいる弟子たちは彼らの気概を示すだろう。その時、彼らは燃えるような志向で目と心(ハート)を輝かせて前面に出て来るだろう。明確な目を持つ利他主義で、国家に対して彼らのビジョンを提示するだろう。マイトレーヤと共に、彼らは変化の側に組みするだろう、そしてそれを達成するための最良のやり方を示すだろう。マイトレーヤの周りに集まって、彼らは人々にマイトレーヤの勧告と手引きを伝えるだろう。権威と信頼の地位に選ばれて、彼らは国民の意志を実行するだろう。
(『覚者は語る』―弟子たちと大計画― p.409-410』)
わたしの使命は、人類のためにあの栄光に満ちた未来への径を輝らし、あなたがたの裡に愛の原理を呼び覚ますことである。そしてその愛をお互い同士に顕して、あなたがたを前方へ導き、すべての人間を神に引き寄せることである。
(『いのちの水を運ぶ者』第120信p.360)
マイトレーヤはあなたの愛を世界に与えて欲しいのです。それを鼓舞するために、すべての人間の心(ハート)に本来備わっているけれども、私たちを取り巻く不公正な政治的、経済的、社会的状況によって表現が抑えられているその愛をあなたの裡に目覚めさせるために、マイトレーヤはやって来るのです。その不公正な状況が変えられる時、マイトレーヤによって鼓舞された人類の愛が、今日想像することもできないような方法で顕され、世界を変換するでしょう。
(『大いなる接近』p.116)
わたしの到来の現実を海外に広めなさい。これを彼らに告げなさい、我が兄弟よ、そして彼らの裡にもまた、未来への確かな希望を喚び起こしなさい。
(『いのちの水を運ぶ者』第118信、p.355)
あなたがたが、自身でわたしを見るときには同様の反応を示すものと確信する、なぜならわたしの言を聞く者すべての中に、わたしが目覚めさせる真理と正義と自由の同じ光があなたがたの裡に宿っているのであるから。だから、我が友よ、人類がわたしを拒否するのではないかと恐れる必要はない。わたしの計画はあなたがたの手にあって、安全である。
(『いのちの水を運ぶ者』第65信p.193)
かようにして、マイトレーヤは人間をなだめながら長い間のまどろみから揺り起こし、変化への彼らの欲求を目覚めさせるだろう。かようにして、大いなる知識ある世界世論、地球上の最大のフォース(力)が育つだろう。その巨大なフォース(力)に対して、いかなる反動的な教義も太刀打ちできない。マイトレーヤによって鼓舞され、活気づけられた人類自身が自分たちの未来を徹底的につくり直し、すべての者のための自由と正義を通して、「善意と顕現された愛の時代」を確立するだろう。
(『シェア・インターナショナル』2010年3月号「覚者より」―目覚め―)
囲み記事:
「目覚めようとしている! 目覚めようとしている! 世界は人類のものだよ、兄弟……今日は兄弟姉妹たちが真理を語り、嘘を、嘘を、暴き出すのを聞くことができて誇りに思うよ。これは素晴らしいことだ。若い世代全体が、黒人も白人もみんなこの場所に集まってきている。こういうのを見るのが大好きなのさ。100万ポンドに代えても見逃したくないね。それに、ここにいる私の幼い兄弟たちみんな、私の幼い兄弟姉妹たちみんなが、遠いところからはるばるやってきているのだよ! 嬉しいよ、本当に嬉しいよ! われわれは目覚めようとしているのさ!……兄弟よ、目覚めないか! 信じていろよ。褒美から目を離さないようにしろよ。その褒美は人類そのものさ! 人類はわれわれみんなのものだからね」
(2003年2月15日ロンドンのハイド・パークで行われた平和行進におけるアフリカ系カリブ人の外観をしたマイトレーヤ。
『シェア・インターナショナル』2003年4月号)