人類の中に新しい光
――覚者より
ベンジャミン・クレーム筆記 2010年7月11日
光の勢力はすでに地盤を獲得しつつあり、進歩を遂げ、人々の心(ハートとマインド)を捉えつつある。大多数の人間に知られずして、この惑星とその住民の将来のために猛烈に戦われてきた闘争の結末が確かで安全なものであることを予測することは、今でさえ可能である。
数え切れない長い間、その闘争はすべての界において、あらゆる条件や状況の中で戦われてきたのであり、世界の歴史のまさに基本構造となっている。ようようにして、新しい光が人類種族のオーラの中に観察されるが、その光は人類の将来にとって良い前兆である。この新しい光はどこから来るのか。それはもちろんたくさんの出来事と祝福の結果であるが、なかでも、それは人間が自分たちを新しい光の中で見始めつつあり、自分たち自身を、少なくとも潜在的に、神聖なる存在であり、彼らが考えていたよりもずっと価値のある意味ある存在であり、彼らが誇りを持つことのできる世界を創造する能力があるということを感知し始めていることの徴である。
今日あまりにもはびこっている苦痛や苦難にもかかわらず、多くの人々は自分たち自身のうちに新しい自信を感知しつつあり、そして現在の病は一時的であり、将来には新しい希望があることを、より良い時代が近いことを感知しつつある。
目覚め
人類の内にこの新しい光をご覧になって、マイトレーヤは、人々が彼の努力とエネルギーに目覚めつつあることを、そしてアクエリアス(宝瓶宮)の新しい力がその約束を果たしつつあり、人間を目的と誇りの一致を感知しつつ互いに歩み寄らせていることをご存じである。
これからは、この目覚めつつある和合の感覚と、それが生み出す強さがますます顕現し、多くの人々をして、彼らの割り当てられた運命をより良くし、人間を軽んじ無力にしたままにする状況を変えるために組織された行動に導くだろう。そのようにして、世界の状況に相当な変化が比較的短い期間に起こるだろう。人間は彼らが自ら招いた不運のどん底に近づきつつある。
破壊や戦争、自己満足感、利己主義と貪欲のすべてがこれらの悲惨な条件をつくり出すのに一役かった。目覚めつつある新しい光は、人間が大いなる法則を理解し始めているという徴である――無害であることのみが人間を原因と結果の法則、すなわちわれわれの生活の基本的な法則との正しい関係に導くということを理解し始めている。これは霊的な自明の理であるが、人類はそれを理解するのに、あるいは受け入れるのに困難を感じる。そのような理解と受諾があれば、多くの不必要な苦痛と難儀を、永久に、そして瞬く間に、変えてしまうだろう。
日々が経過するごとに力を増しながら、アクエリアス(宝瓶宮)のエネルギーは人間が無害であることの必要性を知ることを容易にするだろう。これらの恵み深いエネルギーは融合と統合に向けて働き、そうすることで競争と独断的な個人主義への欲望を減少させる。人間がその方向に進む途上にあることを示す徴が現れ始めている。