現在位置: ホーム シェア・インターナショナル記事 2015年 11月 究極の選択(2004年6月)

究極の選択(2004年6月)

覚者より

究極の選択

人類が暴力と戦争に魅せられている現在の愚行に気づくとき、そしてその暴力行為を実施するための手段を放棄するとき、著しい変容を経験するだろう。人間の行動におけるこの最も歓迎すべき変化の最初の徴は、現在戦争を糾弾し、正義と平和を求めてデモ行進する何百万の人々の中に見ることができる。これらの自発的で世界的規模のデモは、人類が過去の行為を放棄する用意ができており、そして正しく導かれるとき方向を変える用意があることの確実な徴である。その時は急速に近づいている。
現在の心的外傷と緊張の高い状況の直中で、新しい未来のビジョンが何百万の人々のハートとマインドに提示されており、多かれ少なかれ彼らはそれに反応する。人間は、生き延びるためには平和が必要なことに目覚めつつある。彼らがいかに戦争の中に巻き込まれていようとも、このことを心(ハート)のうちに疑う者はほとんどいない。かくして、人類の前にある究極の選択のための舞台は整っている。
一般の傍観者にとって世界は、平和のビジョンを分かたない者たちによって、あらゆる状況・形態の中に富と権力への機会のみを見る者たちによって、引き裂かれ、支配されている。これらの者たちは大勢いるが、大多数の人間は戦争の無益さに飽き飽きし、そのような愚行を永久に終わらせるための戦略を求める。彼らの心(ハート)の中に、すべての人間のための平和と前進の新しい時代の希望が燃える。すべての国に存在するこれらの人々が世界の希望を代表する。
マイトレーヤが出現して話しかけるのは、彼らに対してである。マイトレーヤが未来のビジョンを、今でさえ提示されるのは、彼らに対してである。何百万もの彼らはマイトレーヤの唱道に速やかに反応するだろう、そして、すべての者の希望を燃えたたせるだろう。
かくして、マイトレーヤは、さらなる無謀な争いが無益で危険なものであることを人間に説得されるだろう。今回の問題は世界的なものであり、戦争によって解決され得ないことを、協力のみが人間に平和と豊かさをもたらすことを、人間は兄弟姉妹として、手に手をとってのみ、彼らの保護を待っている新しい世界に入ることができることを、説得されるだろう。
かくして、人間は決断し、底知れぬ深みから逆戻りするだろう。かくして、人間はいのちと幸福への彼らの選択を示し、希望で目を輝かせながら、この世界の再建の仕事を共に始めるだろう。
決断の時は近い。ほとんど我々の頭上にある。マイトレーヤは道を示し、新しい方向を指し示そうとしておられる。非常に多くの人々が、マイトレーヤの助言とインスピレーション(鼓舞)を、智恵と愛を待っている。マイトレーヤはすべての者のための未来を請け合われるだろう。

【編註:遺憾なことに、世界の多くの地域で起こっている現在の紛争を見るにつけ、戦争と紛争を永久にやめるようにという人類への呼びかけの必要は、繰り返えされなければならない。世界にとって、そしてまた暴力とその結果に巻き込まれた者たちにとって幸いなことに、世界中の市民たちは正しい選択を行っている。つまり戦争に背を向けてそれから逃れようとしている人々を喜んで受け入れている。本誌は、これ以上の無謀な紛争は不必要で危険であるとますます多くの人々が思うようになってきているので、ベンジャミン・クレームの師である覚者の2004年に書かれた記事を再掲載することにした】

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