現在位置: ホーム シェア・インターナショナル記事 2014年 3月号 40年にわたる仕事――マイトレーヤと覚者たちのグループの出現の道を整えて

40年にわたる仕事――マイトレーヤと覚者たちのグループの出現の道を整えて

1974年3月にベンジャミン・クレームは、ロンドンで最初の伝導瞑想グループを組織し、その後間もなく世界教師マイトレーヤと智恵の覚者方の出現のための準備作業を開始した。1975年5月に彼の最初の公開講演がロンドンで行われた。2014年3月現在も、彼は全世界に向けた「希望のメッセージ」を発信し続けている。

あなたはこの仕事をもう40年間続けてこられました。この期間、あなたはどのようにして続けてこられたのですか。
クレーム:ただ年月を重ねたという問題ではありません。もし前もって40年間続けなければならないことを知っていたら、むろん続けられなかったでしょう。しかし(知らぬ間に)年月が過ぎ、(気づいたら)20年、30年、そして40年たつのです。ですから、1日ずつ過ごしているうちに、日数を数えることを忘れます。本質的に時間はこの中に入り込む余地はないのです。時間という観点では考えないのです。ちょうどそれは絵を描くときに似ています。そのとき時間のことは考えずに描くのです。
私がこの仕事を始めたとき、私は覚者にマイトレーヤと覚者方が公の場に現れるのはいつになりますかと尋ねました。すると覚者は、約9年、その後短くなり、8年、すなわち1982年であろうということになりました。当初マイトレーヤは、ご自身がマイトレーヤであると世界に語るのは1982年であると期待しておりました。それは、もしメディアが私が言うことに反応したならば、という希望であり、可能性であったのです。残念ながらメディアは反応しませんでした。その結果マイトレーヤは、彼の出現までの過程を長くゆるやかなものへと修正せざるを得ませんでした。でも、今現在、私は、「大宣言の日」のための準備作業の残りの期間は非常にわずかになっていると信じています。

あなたが述べておられることが正しく、実際に起こるという信を、あなたはいかにして保ち続けておられますか。
クレーム:私は、あることを支え続けるのはまさに信であると考えます。しかし、信とは何であるかを理解しなければなりません。信とは単に盲目的な信仰ではありません。真実の信は、私たちの魂の経験からやって来ます。もしあなたが魂の経験を持つならば、あなたは自動的に信を持つことになります。あなたはあなたが持ち続けている信の上にさらに信を加える必要はありません。あなたは単純に、自己の経験が真実であることを完全に信じる信の姿勢を維持して働くのです。その信の下に、マイトレーヤの出現のためにマイトレーヤが提供された果たすべき役割を、智恵の覚者方のお一人と瞬間、瞬間につながって果たし続けるのです。こうするとき、どうして信を失うことがあるのでしょうか。何年も前のことです。最初の公開講演を私が行う前に、覚者は私に、「この一つの特質がないために、期待されていた多くの弟子たちが失敗した。信を持ちなさい。そして、彼の来臨を固く信じなさい」と申されました。先に申したように、これは盲目的信仰のことではありません。自己自身の(魂の)経験に裏付けられた信なのです。いったん人がこれを持てば、失うことはあり得ません。あなたは信を持ったのです。あなたに必要なことは、これを表明し、世界に向けて話す勇気です。これを行うに当たり私は、私の覚者から何回も強い励ましを与えられました。
私は、私が語っていることの真実性に私は全面的で完全な確信を抱いております。もちろん当然、講演で私は、人々が考慮すべき仮説として述べていますが、私自身はマイトレーヤや覚者から言われたことを信じています。私はこうしたことが真実であることを知っており、決して疑ったことはありません。1977年のマイトレーヤの来臨以来、マイトレーヤから与えられたたくさんの予報があります。それらの一つ一つは現実のものになってきています。例えば、冷戦の終結、ドイツの統一、ソ連の崩壊、ネルソン・マンデラの釈放など、9.11 まではすべてが明るい方向へ、そして前向きになっておりました。
米国政府は外交機関を通して、9月11日以前に、ホワイトハウスとかペンタゴンを含む重要なビルディングを的にアメリカが攻撃されるかもしれないが、テロ犯罪者に対してアメリカ国民は反射的な反応を起さないことが肝心であると告げられていました。残念なことに、アメリカとイギリスはテロへの戦いを始め、現在にまで及んでいます。このことは、今日の世界が当面している困難の多くの原因をつくっています。

このような状況下で、人々がマイトレーヤに遭遇した場合、人々はどのような反応をするのでしょうか。
クレーム:マイトレーヤが大宣言の日に(人々を)オーバーシャドウし、すべての人にそれぞれの言葉で歴史的な宣言を行うのを人々が経験するとき、多くの人はそれに反応するでしょう。しかし、すべての人が反応するわけではありません。多くの人は、これはアンチ(反)・キリストであると思うでしょうが、アンチ・キリストについての大きな誤解があります。アンチ・キリストは、実際には破壊のエネルギーです。すなわちそれは、キリスト原理への道を整えるために、古い退嬰的で不要な文明を破壊するために放たれる意志の第一光線の破壊の局面なのです。
マイトレーヤは、「多くの者は私に案内人としての存在を見いだすであろう。多くの者は私を知らないであろう」と述べています。多くの人は新しい教師を探してはおりません。、そのようなことを信じようとしないでしょう。多くの人は教会に行かなくなり、世界で起こっていることについて学ぶための基礎を欠いています。しかし、世界中に私たちのグループが存在し、彼らがキリストの現存とハイラーキーの覚者方の帰還が起こっていることを述べ伝えており、これが世界を喚起させ、人々に勇気を与え、何よりも希望を与えています。私がこの仕事を開始する前に、覚者は私に、「世界に向かって語りかけなさい。人々にあなたが認識していることを伝えなさい。そして、人々に希望を喚起しなさい。希望と世界の意識(心)を活気づけなさい」と言われたのです。そこで私は、彼は真剣に私に期待をかけて話しているわけではなく、世界の何百万という人の希望と意識(心)を活気づけることは、一人の小さな人間の仕事ではないだろうと思いました。彼は「そう、そうではない」と言いました。彼は決してそれを一人の男の仕事に期待しているのではなく、私が働く方向性を与えているのだと言ったのです。それで私はこの仕事を引き受け、全世界の献身的な魂のグループと共に働いてきました。そして今もそうし続けています。
世界には、私たちが知っていることをまだ知らない何億人もがいます。そのことについて語り、マイトレーヤと覚者方のグループが世界に出ていることを知らせることによって、誰もが準備の仕事に携わることができます。すでにマイトレーヤと覚者方について、私が述べてきたことを信じ、その証拠を期待を込めて待っている何百万という人がいます。

何人くらいの人があなたの語る話を聴きましたか。
クレーム:私の覚者によると、約3,600万人がこのことを聞きました。このうち3分の1である約1,200万から1,300万人がそれを信じ、それが真実であると受け入れました。3分の1は、認識はしませんでしたが、オープンマインドを保っています。3分の1は全面的に拒否しました。
過去10年間に様々なことが起こりました。完全に否定的な事柄もありましたが、また、非常に肯定的な事柄もありました。「民衆の力」について、私たちは、「アラブの春」や「占拠運動」とそれに関連する運動などの例を挙げることできます。2008年以来、マイトレーヤの星の出現は、彼のさらなる出現の前触れとなりました。2010年以来、マイトレーヤは匿名で世界の様々な国のテレビに顕われています。

過去数年間における人々の意識の変化についてコメントをいただけますか。
クレーム:物質界での変化は、過去10年間での「意識」の変化を反映しています。あらゆるところの民衆は、目覚め、彼らの権利である食糧、教育、保健、そして、自由と正義とを要求し始めました。この目覚めの強力なエネルギーを止めることはできません。その背後には、アクエリアス(宝瓶宮)の統合のエネルギーの刺激が存在しています。明らかに地球規模の変化は、一夜にして起こったのでも、革命でもありません。それは、人類を正しい関係に導く、新たな健全性と一体性、そして共存性の上になされた進化なのです。

あなたはこれらすべてが「大宣言の日」を招くとお考えでしょうか。
クレーム:これは予言ではなく、すべて人類の反応によっています。しかし私は、大宣言の日が起こるのは、ほぼ今から2年か3年であろうと思っています。ですから、世界がマイトレーヤと彼のグループのために準備する時間はほんのわずかでしょう。

あなたは最近、2009年からアクエリアスの時代が実際に始まったと言われました。これが世界に何を意味するのかを詳しく説明していただけませんか。
クレーム:私たちは、アクエリアス時代の5年目にいます。天文学的観点からすると、(5年目といっても)それは始まったと言えないに等しい時間でしかありません。1675年以来、アクエリアスのエネルギーが、徐々に私たちの生活に影響を及ぼしてきました。現在そのエネルギーは、ますます若い人々を転生させております。彼らは本質的に、その性質とエネルギー構成においてアクエリアスの特質を持っています。
しかしながら私たちの、政治、経済、宗教、文化、教育などの持つあらゆる構造は、今なおパイシス(双魚宮)のエネルギーに支配されており、世界はそのエネルギーに同調している人々によって導かれています。例えば、貧しい者と富める者との間の恐ろしく危険な亀裂がこの世界の住民を脅かしています。そのためになお、多くのことがなされなければなりませんが、世界の民衆たちは自分たちの責任と力に目覚めてきています。これに加えてマイトレーヤは私たちに、「すべてはうまく運んでいる。あらゆる事柄はうまく進んでいる」と保証しているのです。


シェア・インターナショナルの影響
私たちは最近読者に、『シェア・インターナショナル』誌に親しんだ結果、自分たちの生活にどのような影響がもたらされたかを編集部に寄せてもらうように依頼しました。そこで、シェア・インターナショナルが個々の生活に与えた深い影響について寄せられた返事のうちのほんのわずかな一部を抜粋して掲載します。

・私は、生涯を通して、神への首尾一貫した、知的な取り組みを求めてきました。多くの盲目的な脇道を経たのちに、30年前に私はあなた(シェア・インターナショナル誌)を見いだしました(あるいは、あなたが私を見いだしました)。あなたが述べるすべてが、全く理にかなっていると思えたことで、再び私の人生は耐え得るものとなりました。私の人生は成長と、この惑星の兄弟である人類への奉仕の人生になりました。ですから、私は人類が平和と和解とを得る時を待ち望んでいます。(英国GB)

・私は『シェア・インターナショナル』誌ウェブサイトの情報を読むとき、以前は消え去っていた希望のランプが輝くように感じます。私がそれを読むや否や、私自身の内面で人生は美しいとすでに知っていたことが眼を覚まし、困難、苦痛、不正義、分離、不均衡などを超えて、世界は美と調和と統合へと向かっていること、未来は人類にとって明るいと告げるベルが鳴っているかのような状態にあることを感じます。
(英国AS)

・(クレーム氏の講演で)私は、神の愛に触れるのを感じました。それは、圧倒的な祝福に満ちた経験であり、彼の語っていることが真実であることを確信いたしました。私は、講演中の祝福によって流された偉大な癒しの奔流を感じ取りました。それは私の人生で最も強力な経験でした! 一方、私は、ロンドンにおけるクレーム氏の「正直と誠実と無執着」を実行しなさいという教えに大変強い印象を受けました。私は、このアドバイスに従って生きる努力をしており、この教えが、この世界でいかにして生きるべきかの直接的で有効な指針となっています。
(ドイツ、MA)

・メッセージは、私の人生に大きな飛躍をもたらし、希望の新鮮な感覚を与えてくれました。私はシェア・インターナショナルによってもたらされる、世界中の人々を目覚めさせ、正義と平和を要求する情報が真実であることを、完全に信じています。そして私は日々その証拠を認めています。この知識は私に、希望をもたらすのみではなく、私の周りの世界への貢献を継続するため、そして、私のできる範囲で私の役割を果たすための力とエネルギーとを与えてくれています。(英国VG)

・シェア・インターナショナルと共に、(キリストの)再臨のための仕事をすることによって、私は、現在まで私の人生と心とを満たすに至った奉仕の道を真に見いだしてきました。私は世界について、そして私たちの地上における役割について、よりよく理解するようになりました。私は、私自身や私の幸せにのみ心を囚われることのない人物へと成長しました。現在、世界や地球の状態が強い関心事となり、私の魂が私に要求する奉仕への道を熱心にたどるようになりました。(ベルギー、MD)

・シェア・インターナショナルと共に、そして再臨のための仕事をすることを通して、私は真に私の人生と心を満たす道を見いだしました。……霊的に、シェア・インターナショナルを通して、マイトレーヤからもたらされた言葉、「心における正直、生気における誠実、そして無執着」によって、私の人生は劇的に、すばらしく高められました。世界教師による「心における正直、生気における誠実、無執着」は、私自身がもっともっと真実に生きるように啓発し、そして私が他人のためにもっと真摯に、そして私(私たち)が神聖な存在として、もっと自覚的に生きるよう啓発してくれました。他の人から(人への愛を保ちながら)もっと無執着になることで、私は寛大になり、他の人をあるがままの存在として受け入れ、必要な物質がより少なくてすむように、代わりにスピリチュアルな賜物および人生の広い視野を求め、かつ愉しむようにさせてくれました。(米国DL)

・私は以前、死を恐れておりましたが、その恐れがなくなりました。
私は以前、人を信頼すること、人にかかわること、そして人にオープンであることを恐れておりましたが、その恐れがなくなりました。
私は私自身の将来を恐れ、世界の未来を恐れておりましたが、その恐れもなくなりました。
私は希望を失っておりましたが、それは戻ってきました。これはまことに奇蹟です。
(スペインSQ)