現在位置: ホーム シェア・インターナショナル記事 2008年 11月 舞台は整った

舞台は整った

ベンジャミン・クレーム筆記

何年もの間、あなた方の兄であるわたしたちは、人間に、それ自体が盲目である市場フォース(エネルギー)に盲目的に従っていくことの危険性について警告してきた。かくして、現在の広範囲に広がった経済金融危機は予想外のことではない。競争と貪欲によってつくり出されたあぶく(バブル)は必然的にはじける。しかるに砂上に高くそびえたつ大殿堂をつくった‘マネーの男たち’はその結末に唖然として、この破局の理由を理解しかねており、同じ愚行を続けるためにより良い方法をすでに探している。
しかしながら、最近の出来事で最も被害を受けた国々の国民はこの崩壊の理由をよく知っており、次の何カ月も何年も、困苦欠乏を耐えなければならないのは自分たちであることを知り、怒っている。

辛抱強く舞台脇で待っておられるマイトレーヤは、これを、彼が公に出現して、世界での外的な使命を始めることを可能にする一つの‘機会の窓’として見ておられる。かくして、彼の出現を待っていた長い時はほぼ終わった。本当に、非常に間もなく、人々は行動と変化を呼びかけるマイトレーヤの声を聞くだろう。
すでに、マスコミが現在の危機について説明や助言を求めてきた無数のアナリスト(コメンテーター)たちの中に、根本的な変化が不可欠であることを、同じことを繰り返さないために‘マネーの男たち’に対するコントロールと規制が最優先されなければならないことを賢明に警告する人々が数人いる。国民は公平さと正義を呼びかけており、無視されることに甘んじる気分ではない。かくして、ついにマイトレーヤの声が聞かれ、そして思慮ある真の男として見られるための舞台は整っている。現在の無秩序の継続はさらに大きな破壊をもたらすのみであることを、世界の経済制度の完全で秩序ある再建のみが正義と平和をもたらすのであり、そのような正義と平和がなければ、未来の世界はまさに暗黒であろうということを、マイトレーヤは告げるだろう。われわれは答えを手の内に持っていることを、世界はひとつであることを、ひとつの人類として生き、そして栄えるか、あるいは絶滅に直面するかということを、彼は告げるだろう。これらの事柄を、マイトレーヤは少しずつ世界に告げるだろう。そして人々は応えるだろう。現在の彼らのリーダーたちよりも前に、民衆はマイトレーヤの良識を見るだろう、そして彼の助言を実行に移す機会を歓迎するだろう。
この段階がどのくらい続くかを予想するのは難しいが、現在の混乱した状況の中で、それは比較的短い期間かもしれない。貪欲な‘マネーの男たち’は当てが外れ、彼らの方法では足りないことを理解した。自分の家族を人並みに養うに足りるものだけを欲する人々は、変化と未来についてのチャレンジを受け入れる用意が十分にある。彼らは正義と平和を欲し、これらの貴重な目標を達成するために分かち合う用意がある。民衆は用意ができている。‘マネーの男たち’は困惑し、自分たちの傷をなめている。マイトレーヤもまた用意ができており、彼の手をドアの上に置いている。