現在位置: ホーム シェア・インターナショナル記事 2006年 6月 環境問題 ― クレーム著作より

環境問題 ― クレーム著作より

世界教師マイトレーヤは、何百万人もの餓死寸前の人々を救済した後の第一の優先事項は環境問題であり、われわれが現在この惑星に加えている破壊を逆転させることが、あらゆる男・女・子供の責任である、と言われる。
われわれは、マイトレーヤの教え (『いのちの水を運ぶ者』、『いのちの法則』)、ベンジャミン・クレームの師のことば(『覚者は語る』)、およびベンジャミン・クレームの著作から、環境問題に関する抜粋を発表する。

あの「新しい国」へ、「愛の国」へ、「信頼と美と自由の国」へ、あなたがたを連れていくために、わたしはやってくる。わたしを受け入れ、わたしに従い、わたしに導き案内させてくれるなら、あなたがたをそこへ連れていこう。そして共に「新しい世界」を建設しよう。恐れも、不信も、分裂もなく生きることのできる世界を、大地の豊かなる資源を、共に分かち合い、わたしたちのいのちの本源と一体となる喜びを、共に入ることのできる世界を、創造しよう。このすべてをあなたがたのものとすることができる。?
(『いのちの水を運ぶ者』No.3、p28)

マイトレーヤが現れるとき、彼は今人類を悩ませている主要な問題を取り上げるだろう。飢えている人々の窮乏--何百万の人間を生き地獄に追い込む恐ろしい貧困、知られているもの、知られないものを含めて今猛威を振るっている多くの戦争、追い払われ、捨てられた膨大な数の避難民、良心的抵抗で投獄され苦痛の中でその声を弱めさせられた人々。マイトレーヤはこの惑星の健康に対するより大きな責任を呼びかけるだろう。維持可能で公正な経済制度の創造、未来の世代を保護するための資源の管理、すべての生命がそれに依存している環境--空気、土壌、水源--の浄化を呼びかけるだろう。マイトレーヤはこれらのことを取り上げ、そして解決法を提供するだろう。
わずかな人間を除いたすべての人々にいまだ知られていないマイトレーヤは、今や世界の舞台に入って、彼のアイディアをすべての者に提示しなければならない。多くの者は彼の見解の正常さと公正さを見るだろう。しかし悲しいかな、その他の者たちは彼が人類の事柄に介入することを憤り、彼の排除を呼びかけるだろう。このようにして、『裂開の剣』は人間に彼らの選択を提示するだろう--容赦なき苦悩と苦しみへの下り坂を進み続けるか、あるいは過去の間違いを正して人間本来の生得の権利の中へと進むか。
マイトレーヤはすべての人間に彼の救援隊に加わることを呼びかけるだろう--環境を維持し、浄化し、人々を彼ら自身のために行動へと活気づけ、惑星を汚染する毒素を浄化し、そして諸国家の間に融和を再確立するためである。マイトレーヤの任務は小さなものではないが、彼は現在の悪と戦い、そして征服しようとしている。
(『覚者は語る』[その時は来た] p.463-464)

今日、環境が最優先事項となった。数年間のうちに、個人が生活の中で優先させるものは心(マインド)と生気(スピリット)と肉体になるだろう。 (『いのちの法則』p.77)

わたしたちは、自分たちの行為が環境に与えている影響に気付き始めています。生きて、呼吸し、進化している偉大な宇宙的存在の表現体としてのこの惑星を、私たちが徐々に殺していることに気付き始めています。そして好むと好まざるとにかかわらず、地球を略奪し、空気や川、海を汚染し続けることはできないことに気付き始めています。このことを知っています。ますます多くのグループが政府にこの間題を突きつけています。そしてようやく多くの政府はその代表者たちと多少なりとも定期的に会い、この間題を討議し、それについてどうすべきかを検討しています。これは新しい成熟です。人類は一体であり、ひとつの人類の兄弟姉妹であるという感覚の増大です。ある計画、ある役割を果たすためにこの惑星にいるということの認識です。それはいまだほとんどの人には感じられていません。しかし、個々のグループが長い間政府の注目を引こうとしてきた問題をやっと人類が真剣に受け止めているということは、人類が自分たちの弱さと一体性を認め始めたことの徴です。私たちは成長しつつあるのです。
(『協力の術』p.73)

人々は環境に関心を抱いている。これが世界中でどのように起こっているかを観察しなさい。もしあなたが全能なる神の一部であると感じたいならば、環境は、真我にとって己が全創造物の一部であることを認識するための鏡となる。認識は環境を吟味することにつながる。清潔できちんと整頓された環境は、あなたを神により近づける。わずか数年前でさえも、環境問題を真剣に取り上げた政治家はいなかった。現在、関心は存在する。
(『いのちの法則』p.65)

人間が環境問題に対処するにあたって協力の必要性に気づきはじめるにつれて、新しいグローバル(世界的)な意識の初期の萌が見られる。これは未来にとってよい前兆であり、人類種族が直面している重要な危機に対する正しい反応を示す。この惑星の環境的なバランスに対してすでに成されてしまった害を速やかに回復しなければ、多くの人間の寿命は劇的に短縮されるだろう。金持ちだろうが貧乏人だろうが、人間の免疫組織の油断のならない破壊から完全に免れるものは誰もいない。人間は自分たちの責任でその(免疫)組織に無分別な試みをするのである。
(『覚者は語る』[新しい時代は頭上に] p.483)

環境が回復されなければ、近い将来新しい文明は存在しなくなるでしょう。地球そのものが存在しなくなるでしょう。この惑星の健康を回復させるための時間はおそらくあと20~30年しかないと思います。この変化への鍵は分かち合いの原則を受け入れることです。同時に持続可能な経済を築かねばなりません。先進国の享受している現在の経済は全く持続不可能な経済です。私たちがこのままのやり方を続けるならば、森林はなくなってしまうでしょう。川、海、土壌の汚染はあまりにもひどいために病気で多くの人々が死ぬでしょう。覚者方の観点からは、汚染がすでに世界最大の殺人者です。それは免疫機能の活動を減退させるので、人々は肺炎やインフルエンザやHIV/エイズなどたくさんの病気に抵抗することができなくなっています。私たちが呼吸する空気そのもの、水、土壌は完全に汚染されており、私たちの存続のために、子供たちの存続のために必要な地球そのものを破壊しつつあります。
マイトレーヤの大宣言の後に起こる主要な仕事の一つは、人類の注目を本当に強く環境の浄化に向けて、この地球を再び生存に適したものにしていくことでしょう。すべての人間が、年齢に関係なく、この過程に参加していくでしょう。何百万の飢えたる人々の必要が満たされるや否や、分かち合いのプロセスが実行に移されるや否や、すべての人間の注目は地球の生態システムの維持に向けられなければなりません。そうでなければ、この惑星は存在しなくなるでしょう。
マイトレーヤ御自身が言われました--環境を救うことが、老いも若きもすべての人間の最優先事にならなければならない、と。私たちは生存するためにこれをなさなければならないのですから、それを実行することは疑いありません--マイトレーヤと覚者方のグループ、およびイニシエートたちがアドバイザーとして公に働くのですから。
(『大いなる接近』p.182-184)

われわれの周りにあるものは何であれ自然によって創造されたものであるが、災害や破壊や不況や病気は人間がつくり出したものである。われわれが返答を要求しなければならない人々はわれわれのリーダーたちであり、われわれを条件づけ、至福と平安の人生を楽しむことをわれわれから奪った人々である。嵐や地震や火山の爆発を通していま世界に大混乱を与えているエネルギーは、人間が自分たちの好きなように何事もできると考えるので、放出されたのである。人は、もし自分の銀行口座のバランスが健全ならば、健全な生活をしていると考える。しかし貪欲が人を破壊に押しやる。われわれは古い時代の終わりと新しい時代の始まりを目撃しているのである。?
(『いのちの法則』p.162)

もしあなたがいま自然界の要素をもてあそぶならば、自然はあなたを罰するだろう。なぜなら自然界はあなたの第二の母であるから。自然界の要素が国家や国民を制して、自然界を尊重させるようにするだろう。あなたたちはこの惑星に破壊をもたらしている。将軍たちは何が起こっているかを考えることがあるか〔*〕。学識ある者たちでさえも、軍の将軍たちに影響を与えることができなかった。“母なる大地”に爆弾を投げつけるとき、その振動が惑星の中に始動する。これらの振動はやがて地震や土砂崩れや洪水を生み出すだろう。大気のあらゆる汚染の結果は、風の突然の極端な変化となって現れるだろう。太陽の照り輝いている地域がひどい降雨と極端な寒気に見舞われるだろう。爆破が水の中に及ぼす影響として、海洋動物の特定の種が姿を消すだろう。母なる自然を破壊するとき、あなたは自分自身を破壊するのである。
〔*〕中東湾岸戦争に言及している。
(『いのちの法則』p.168)

....差し迫った危険にもかかわらず、いまだに人間が無視している重大事がある。その中でも最も主要なものは環境である。それを人間は日々傷つけていることを知っているに違いない。自然界の略奪は今やすべての者の福利を脅かすレベルに達しており、かくして人間の生来の免疫力を弱め、かつては永久に克服したと考えられた病気を再び台頭させている。
人間は自分たちが住むこの惑星に対する責任を自覚せねばならない。人間は、強くはあるがしかし敏感な有機体の世話人なのであり、それを害から守らなければならない。これを行っていると主張できる者は今日ほとんどいない。それどころか、人間は自然界の豊かな寛大さを濫用し、その上を土足で踏み荒らす。多くの者がこの間題に目覚めつつあることは本当だが、それがすべての者の関心事として理解されて、世界的規模で取り組まれるようになるまで、方向を転換させる上での進歩はほとんどないだろう。
もし人間がこの差し迫った困難を無視すれば、それが人類にとってどれほど危険かを、マイトレーヤが心に留めていることは確かである。マイトレーヤはすべての人間がこの惑星の復興のために働くことを促されるだろう。そしてより簡素な、より幸せな人生への道を指し示されるだろう。
再びこの惑星が健康を取り戻すとき、それは、気遣いと愛をもって接する者すべてにその恵みを与え続けるだろう。下位王国(動植鉱物界)のエレメンタル(精霊)は彼らの任務を良くわきまえている。人間の無秩序の思考の影響から解放されるとき、これらの勤勉なビルダーたち(建造者)は、調和のうちに、新しい、より良い世界を創造することができる。
人間が自然界をすべてのものの「偉大なる母」として理解するとき、彼女(自然界)に対して敬愛の念をもって接するだろう。かくして、偉大なる母は人間に彼女の秘密と法則を明かすだろう。この新しい知識を携えて、人間は本当に神々として顕現するだろう。
(『覚者は語る』[偉大なる母] p.554-555)

マイトレーヤの教えの基礎は正しい関係です--人と人、人と神との間、人とその環境、惑星との間の正しい関係です。人間と自然と神は一つであり、惑星(とその中のすべての王国)の適切な保護は全体の福利のために欠くことができないことを、我々は理解するようになるでしょう。

(『マイトレーヤの使命・第一巻』p.123)

真我は心(マインド)と生気(スピリット)と肉体を自由に出たり入ったりして動き、そして自然の美を経験する。今まではヨギや聖者やグルたちだけが経験したあの美である。伝統的に、人々は、コーランとか聖書とかギ一タのような聖典を通してのみ、そして非常に良い生き方をすることによってのみ、そのような経験を得る資格があると信じてきた。もうそうではない。真我が心と生気と肉体を出入りするにつれて、これらのすばらしい経験が日常のことになることが可能である。
(『いのちの法則』p.235)

早晩、人間は下層王国(動、植、鉱物界)との関係の真のあり方を理解するようになり、彼らの進化のために世話係の役割を喜んで引き受けるだろう。これが飼育業や農業、林業、漁業のすべての面における変容につながるだろう。今日の方式--森林と土壌の略奪、やせた土地の過度な耕作、多種の動物や魚類の貪欲で無謀な捕獲、これらは永遠に消え去るだろう。自然の恩賜に対するこの不浄な戦いに、直ちに停止の号令がかけられねばならない。人はもはや大地と水を毒することを許してはならない。それは人間と動物を同様に脅かすものである。運動および空気と日光に浴する基本的権利を抑制するような飼育の方式に携わることは、もはや適切でない。実験のための数え切れない生物のむごい利用の仕方は、より健全な方法の研究と知識に道を譲らねばならない。
今日、多くの人々がこれらの問題に関心を寄せ、変えることを呼びかけている。人間の心は正しい方向へ動いており、何ものもこの勢いを止めることはできない。しかしながら、世界の生態均衡を維持するためには、直ちに非常に大きな変化が必要である。
地球が、生きている存在として、その全体にとってそれぞれ欠くことのできない各部分をすべて整えた完全な存在として見なされるとき、新しいビジョンと新しい正常さが普及するであろう。人間は自然の秩序の世話人として自分たちを見るようになるだろう。大計画に沿って、人類の上位も下位も、それぞれの王国が関連し合い、和合と美の中に機能することを前もって定められているのである。?
(『覚者は語る』[人間の役割] p.139-140)

すべての家庭が庭を持つようになる時がやって来る。そこに植えられる様々な色とりどりの花々は大地の子供たちの象徴である。あなたが住み、眠り、食事をする場において、あなたにとっての神の象徴は庭である。毎日、少なくとも10分から15分間、庭の手入れをしたり、何かをその中に育てたりして過ごしなさい。そしてわたしのすぐ側に近づきなさい。その庭から神秘が生まれ出て、心(マインド)と生気(スピリット)を浄化するだろう。
(『いのちの法則』p.61-62)

マイトレーヤは、環境には二つあると言われます。内的環境と外的環境です。外的環境は内的環境を反映します。内的環境がかき乱されると、外的環境もかき乱されます。私たちは今日これを目撃しているのです。私たちの内的環境は大いにかき乱されており、自分自身をお互いに関連し合った霊的存在であると認識していないために、暴行や略奪を行っています。私たちは戦争やあらゆる種類の攻撃的な行動で私たちの貪欲や攻撃性をお互いに押し付け、その報いを刈り取っています。つまり、人間を種として保持している、まさにその環境の浸食が徐々に起こっているのです。もし私たちがこの問題を解決しなければ、この惑星の人類とそれ以下の王国は死に絶えるでしょう。多くの環境保護論者はこのことに気付いています。環境機関は長年このことを主張しており、政府に変化の必要を訴えています。
(『マイトレーヤの使命・第三巻』p.205)

なぜ、今、皆が“緑”になりつつあるのか。環境についての認識は、真我実現への最初のステップである。個々の人間が環境保護論者になりつつある(これは自分の食べる物、飲む物、呼吸する空気などに対する関心から始まる)。政治家は、世界は彼らのものだと思っている。しかるに、すべてのイデオロギーが失敗に終わり、そして失敗しつづけるだろう。個々の人間が変化をつくり出す。  
(『いのちの法則』p.216-217)

人間の無惨な搾取にさらされて、この惑星は無限に生命を支えることはもはや確かではなくなっている。核による絶滅の脅威が絶えず存在し、他方、経済競争と金融の混乱は数え切れない何千何百万の人間の日常生活をさいなむ問題を提起する。
国家がこれらの問題を討議するために集うことは現在常識になっているが、それには大切な意味がある。そのような会合は、人間がこの惑星の執事としての責任に気づきはじめ、その状況を改善するための決定を行う用意ができていることの合図である。その決定のうちで一番初めに決められねばならないことは、分かち合う覚悟である。世界の資源がより公平に分かち合われるとき、人間の問題の半分は一夜のうちに消え去るだろう。すでに多くの者がこのことを自覚している徴候が現れており、分かち合いを呼びかける声が至るところで持ち上がっている。賢者は分かち合いが永続する平和の唯一の基盤であることを予見し、そして若者たちの英雄も、彼らの人気ある声を添える。
これは未来のために良い前兆である。なぜなら、それは人間が彼らの前にある選択--分かち合うか死ぬか--にやっと気づき、同胞愛と愛の精神で行動する用意があることを示しているから。人間はもはや彼らの運命を他人の手に--盲目で年老いた男たちの構成する政府に--任せておくことに満足せず、彼らの未来と彼らの世界を守るために直接に参加する必要を感じている。
(『覚者は語る』[平和のための分かち合い』p.134-135)

宇宙の兄弟たちの主な活動の一つは汚染を中和することです。私たちは汚染で地球を破壊しています。主に全世界の原子力発電所から放出される放射能による汚染です。すべての地下爆発もまた、放射能で完全に汚染された粉塵を空中に撒き散らします。その汚染強度が半減するのに何十万年もかかります。カルマの制限内で彼らは可能な限り放射能や汚染を掃除してくれています。さもなければ、この惑星は今ごろ居住不可能になっていたでしょう。彼らは主に海洋に潜って海底に捨てられた放射能廃棄物を中和します。そうされなければ、それは海洋生物を殺し、この地球をさらに毒するでしょう。この惑星は今や危険なほど汚染されています。汚染が人類のすべての病よりも大きな殺戮者であり、その多くが核放射能です。マイトレーヤと覚者方は、世界中の核分裂による原子力発電所を直ちに閉鎖することを助言されます。それらは明日にでも、安全な核の融合プロセスによる発電で置き換えることができるのです。それは来るべき光のテクノロジーの前の臨時的な処置として使えます。私たちの生態系を維持している主な要素の一つが宇宙の兄弟たちです。私たちは彼らに巨大な借りをつくっています。....?
(『大いなる接近』p.191-192)


失敗した政治イデオロギーをバランスさせるために、国民の志向と安全を犠牲にする政治家は成功しないだろう。彼らの政策を追求することで浪費されるエネルギーは、洪水や地震や火山の爆発という形で自然界の要素を通して跳ね返ってくるだろう。

(『いのちの法則』p.222)

人間の誤用によってつくり出された惑星の不均衡の危険な状態はますます大きく警告の音を鳴らし、そして人間はそれを敢えて無視する。人間が生きるための呼吸そのものが脅かされている--汚染され、毒された大気は何百万の人間の生命を破壊する。
この危機の中にマイトレーヤはやって来られた。彼はいかなる人間よりもその危険をよくご存じである。人間がさらなる苦しみから自分たち自身を救うのを助けるために、そしてこの惑星を完全な生気に溢れた健康体に回復させるために、マイトレーヤは何をすることができるだろうか。
マイトレーヤが提供できる援助の特質と規模は、カルマ(因果)の法則によってコントロールされる。人間は助言と手引きを求めることはいくらでもできる。しかし、この惑星の未来と彼らの子供たちの未来を保証するためには、人間は現在の生活様式を変える覚悟をしなければならない。地球の資源には限りがあるが、よい管理と分かち合いを行えば、すべての必要を満たすのに十分である。
したがって、人間はこれらの必要を再評価して、人生の意味と目的について新しい、より正しい理解をもたなければならない。これは、分かち合いが今日の破壊的な競争にある程度でも置き換わり、そして人間を崖っ淵から引き戻すときに起こるだろう。選択は人間のものである--分かち合って繁栄するか、あるいは極めて有害な競争を続けて、共に死滅するか。
(『覚者は語る』[選択は人間のものである]p.461-462)

それは自然現象を管理し組織する自然の勢力です。エネルギー勢力であり、人類の想念に反応します。私たちの想念が安定していれば、それも安定しています。今日のように私たちの想念が破壊的で混乱していれば、デーヴァたちも混乱します。それは世界の気象の完全な歪みとなって現れます。例えば、それまでは決して起こらなかった場所で洪水や大地震、火山の噴火、大雨が起きたり、それまでは正常だった場所に干ばつや台風が訪れたりします。これらの現象は昔からありましたが、一定のパターンを持っていました。しかし今では世界の気象に決まったパターンは存在しません。私たちが--共に平和に生き、世界の資源を分かち合い、それによって世界に調和を生み出すことで--安定した状況をつくり出すとき、デーヴァたちも元の状態に戻り、もう一度安定を取り戻すでしょう。それらは人類の想念に速やかに反応します。
(『マイトレーヤの使命・第三巻』p.212)

世界を席巻しているこの新しいエネルギーは大地を肥沃なものにするだろう。この平衡のエネルギーの結果、人々は自然とより密接に生きることができるようになるだろう。そして植物界、動物界、人間界にはより大きな調和がもたらされるだろう。破壊的力(人間の行動の結果)は逆転させられており、建設的なものに変わるだろう。自然と人間の間の調和が増すために、人々はより幸せになるだろう。環境を乱すことはあなたがた自身の特質を乱すことである。マイトレーヤは言われる、人の内的環境と外的環境にはつながりがある。あなたが真我に気がつくや否や、あなたの心(マインド)と生気(スピリット)と肉体の環境はあなたの支配下におかれる。するとこの認識があなたを外的環境に注意するよう仕向ける。?
(『マイトレーヤの使命・第二巻』p.215-216)


一歩一歩、人間は将来の必要条件を始動させるだろう。それらはすべての人間の運命と自由意志を尊重しなければならない。人生の基本的必要に対する権利、すなわち食物、住居、医療、教育がすべての施政活動の方向を条件づけなければならない。環境--そしてそれに必然的に伴うところのものすべて--の保護が、神聖なる義務とならなければならない。そしてそれは、人間がやがてこの惑星を健康に戻すために手当てをすることを可能にするだろう。もし人間が彼らの生得の遺産を受け継いで、再び神への道を見つけようとするならば、そうでなければならない。?
(『覚者は語る』[将来の必要条件]p.519-520)

人間のその役割と目的に適った世界を再建するために残された時は短い。わたしの役割は、あなたがたに道を示し、可能性を描くことのみである。新しい世界は、人間自身によって作り上げられねばならない・・・人の道とは、同胞愛であり、密接な協力と相互の信頼であり奉仕であるということを示そう。これが唯一の道である。他はすべて失敗に終わった。我が友よ、もしこれをなさなければ、人間はこの地上に存続し得ないのである。脅しているのではない。真実を述べているに過ぎないのである。時間は残り少ない。自然とこの世界との間に均衡を取り戻す時間は。神の子として、すべての者が兄弟同胞として、人間の尊厳をもって生きるための手段を全人類に伝えなさい。これをあなたの第一の仕事としなさい。世界の産物をすべての国々に譲り渡し、すべての人間に委託しなさい。自由な人間として、今日、これをなし、真なる神の子として、明日の栄光を刈り取りなさい。
(『いのちの水を運ぶ者』No.12)(p51-p54)

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