現在位置: ホーム シェア・インターナショナル記事 2006年 6月 目に見えない迫り来る危険

目に見えない迫り来る危険

もし人間が、わたしたち覚者が見るように、世界の状態を見るならば、驚愕し、唖然とし、そして同時に恐れおののくだろう。地球の状態についての人間の見解はあまりにも現実から乖離しており、未来の可能性についてあまりにも判断力を欠いているので、助けなしには、彼らの住処であるこの惑星が衰え、死んでいくのをただ見守ることになるだろう。
実情は、地球という惑星は悲しむべき危険な状態にあり、日ごとに、よりいっそう重態に近づいていく。多くの声が地球の温暖化について警告を発し、そして多くの見解が表明されてきたが、しかし最も恐ろしい予告でさえ、今日世界に降りかかっている惨禍の実情にはるかに及ばない。この脅威の即時性とそれに対処するために必要とされるステップの緊急性を見る者はほとんどいない。 地球温暖化によって引き起こされる危難は大きいことは確かだが、残念なことに、これは人間が今日直面している最大の、あるいは最も危険なものではない。知ってか知らずにか、人間はゆっくりと、しかし確実に人類種族と低位王国(動植物界)をますます中毒させる行為に従事している。あらゆる種類の、そしてすべての分野に存在する毒性、汚染はいまや人間と動物、そして地球そのものにとって最大の危険である。すべてが毒され、それぞれに病んでいる。

悲しむべき物語
人間には知られていないが、わたしたち(智恵の大師たち)に明らかなことは、この悲しむべき物語のなかで、人間と惑星が被っている最大の害は核放射能によって引き起こされている。人間はこの最も危険なエネルギー源の開発において、あまりにも間違った道に進んでしまった。貪欲と、巨大な利潤を求める誤った望みによって邪道に導かれ、彼らは人間によってこれまで発見されたものの中で最も危険なエネルギー源を‘手なづける’実験に集中してきた。そしてその一方、原子のエネルギーの完全に安全な別の用い方を無視してきた。低温で無害な原子融合は、大洋に、海に、河川に、そして雨が降るごとにどこででも入手できる水の簡単なアイソトープから得ることができるのである。
人間は‘死をもてあそぶ’ことをやめなければならない。原子の核分裂は、広島と長崎を破壊した原子爆弾の結果である。それがチェルノブイリで爆発したものであり、今日、気づかれずに死や病気を引き起こしている。それは、“あるべきではないところに立っているもの”であり、もし人間がさらに繁栄しようとするならば、人間によって放棄されねばならない。

自 信
地球科学の研究者たちは、自分たちが化け物を実際に手なずけており、それをコントロールし続け得るという自信を持っている。彼らは彼らの使う機器が実に粗雑なものであり、核放射能の低位の面のみしか測定できないのであり、濃密な物質界のレベルの上位にはさらに精妙なそしてすべてのものの健康と安寧にとってさらに危険なレベルがあることに気づかないのである。この目に見えない危難を軽減しようと、カルマの法則の許す範囲内でたゆみない努力をしてくれているわれわれの宇宙の兄弟たちの助けがなければ、われわれの状態はまさに危いであろう。目覚めよ、人類!