現在位置: ホーム シェア・インターナショナル記事 2009年 2月 街角の吟遊詩人

街角の吟遊詩人

編集長殿
私は夫と一緒にベルリンへの出張に出かけ、街の旧共産国側のホテルに泊まりました。ベルリン市内へは歩いて行かなければならず、こわごわ地下道を使っていました。
私が地下道を通り抜けるとき、歌を歌っている一人の若い男性がいて、何てきれいな声だろうと思い、彼の美しい青い瞳に気づきました。その朝遅くの帰り道で、彼の帽子にいくらか小銭を入れようと決めていました。小銭を入れた時、彼が歌うのをやめて、意図的に前かがみになり、私の目をのぞきこんできたのです。彼の瞳は濃い茶色で、青ではなかったのです。彼が英語でありがとうと言ってくれても、私はイギリス人で、彼と話をすることもなかったのに、旧市街へ戻る間、大変心を揺さぶられていました。彼はもしかしてマイトレーヤだったのではないかと思うのです。
リンダ・ロッジ
英国、ヨークシャー州グリッグハウス、ラストリック
【ベンジャミン・クレームの師は、その『若い男性』が実際にマイトレーヤであったことを確認した】

フレンチコネクション

編集長殿
2008年12月15日に、私は地下鉄に乗っていました。車両にはもう一人乗客がいるだけでした。そこへ二人の男性が乗ってきて、一人は私の右隣に座り、もう一人は彼の向かい側に座りました。私は自分の買い物袋を動かさなければなりませんでした。その男性は「ありがとう」と言いました。彼はにこやかで親しみの持てる人でした。黒人で眼鏡をかけていて、耳に緑色のピアスをして、手に吸いかけのタバコを持っていました。彼は私の(服装の)色の好みについて大げさにほめてくれましたが、からかっているのだと思いました。彼のフランス語訛りがひどかったので、彼の言っていたことはほとんど分からないくらいでした。私が列車を降りる時立ち上がると、彼が「2009年に私に会うでしょう」といったのです。彼の言ったことがあまりピンときていませんでした。ぼんやりしながら、「でも変化は今起こっていますね」と答えました。ものすごい熱意を込めて、彼が「今、今だよ」と言いました。そしてにっこり笑うと、「(フランス語で)分かち合い、平等、友愛」と言いました。私は「その通り」と言って列車を降りてプラットホームを歩き出しました。列車が走り出しても、私たちは互いに手を振っていました。
この快活な男性はマイトレーヤだったのでしょうか。
カーラ・キャンベル
英国、ロンドン
【ベンジャミン・クレームの師は、この快活な男性がマイトレーヤであったことを確認した】

雪の中から

編集長殿
2008年11月23日の、アムステルダムのニューエイジセンターでの講演の終わり頃に、スリナム人の45歳くらいの女性が部屋に入ってきました。彼女はとても自信に満ちた印象の人で、前列に座っていただくようお誘いしても断られました。「いいえ、私は遅れてしまったし、体も濡れていますから」と言われました。外は雪が降っていました。彼女はすぐに話し始めて、「本がありますか? マイトレーヤはオバマさんが大統領候補に選ばれると予報しましたか?」と尋ねてきました。私は「いいえ、予報されていませんが、オバマさんが最後の大統領になり、(アメリカの)賢人のグループに大統領職が引き継がれるという可能性は高いでしょう」と答えました。「あら、私もそう思ったの! まずオバマさんが、それから私たちが変化を起こすのね」と彼女は言いました。
講演が終わると、彼女は本の売り場にやって来て、ナンシーにどんな瞑想をしているのか尋ねていました。ナンシーは伝導瞑想について説明していました。彼女は『いのちの水を運ぶ者』の本を指差すと、「この本を買いたいわ、でも持ち合わせがないの」と言いました。ナンシーによると、彼女は毛皮の裏地のついたレインコートを着て、頭に赤いスカーフを巻き、大きな金色の、赤い石の付いたイヤリングをして、赤いカーディガンの下に白色のカーディガン、その下に何色かのセーターを着ていました。彼女は私が彼女の瞳を見つめているのを見て、尋ねてきました、「あなたはテレビで有名な人ね? あなたを知っています。あなたの顔はよく見かけるもの」。その後彼女は、「私たちは確かに以前出会っているわ」と言いました。
この非凡な女性は、もしかして覚者だったのかどうか教えていただけますか。
ナンシー・デ・グラーフ、
マリーケ・オプ・テン・ノールト
オランダ
【ベンジャミン・クレームの師は、その『女性』がイエス覚者であったことを確認した】


不朽の智恵

編集長殿
2000年4月29日に、シウタデラの美しい公園で開かれたバルセロナでのアース・フェアで、私たちはマイトレーヤ出現についてのスタンドを出しました。私は、もしかしてマイトレーヤが年老いた人々についてのコメントをしてくださったら、その意見が、老人ホームで働く私にとって気づきになると思ったので、心の中でお願いをしていました。
私がシェア・インターナショナル誌を読んでいると、一人の年配の女性がスタンドに近づいてきて、しばらく本を眺めていました。彼女は小柄で眼鏡をかけ、質素でしたが、エレガントな人でした。一瞬、彼女はマイトレーヤではないかと思いましたが、彼女は呼吸困難で、呼吸がゆっくりで音もしていたくらいでした。それで私は彼女がマイトレーヤにしては弱々しすぎると思い、SI誌を読み続けました。
それでも彼女はスタンドをぐるりと回って、若い頃たくさん宗教の本を読んだこと、それから5年間盲目になったことを私たちに話しかけてきました。「今、私が去るまでの時間は少しになりました。ご機嫌よう」と言って、その年配の女性は立ち去りました。
「どうもご親切に!」と私は答えてから、彼女に興味を覚えました。おそらく彼女はマイトレーヤだと夫が言い出しました。彼女はどうして本の内容が分かったのでしょうか。どうして彼女は自分の盲目や死期の近いことを、あれほど自然で穏やかな様子で語ることができたのでしょうか。それは、年老いた人々は私たちをびっくりさせることもあるのだから、その弱々しさで判断しないようにという、私の心に届いたメッセージでした。その女性は誰でしたか。
プーリ・ガルシア/スペイン、バルセロナ
【ベンジャミン・クレームの師は、その『年配の女性』がマイトレーヤであったことを確認した】