現在位置: ホーム シェア・インターナショナル記事 2009年 10月 ハートからハートへ

ハートからハートへ

編集長殿
2009年8月18日火曜日、親しい友人であり、グループの仲間の一人がもう長くないこと、実際に彼女がその一夜を越せないと思われているという知らせに、私は一日中頭がいっぱいになっていました。シェア・インターナショナルの事務所での仕事にも集中できず、夕食後、少しワインを飲んで、バスで家に帰りました。ほろ酔い気分で新鮮な空気が吸いたくなり、アパートの外のベンチに座って、小さなボトルのワインを飲んでいました。心の中では友人のことでとても動揺していたのです。
その時、金髪にあご髭のがっしりとした男性が自転車でやって来て、コーヒーの飲める所がないか尋ねてきました。もう午後11時だったので、道を下ったところのパブ(居酒屋)を教えました。彼の自転車は鮮やかに色が塗られていて、彼も大変に陽気な人のようでした。彼はパブへと走っていき、コカコーラのコップを手に5分後に戻ってきました。彼の訛りが私にはわからなかったので、どこから来たのか尋ねると、「複雑すぎて説明できないんだ」と言って、ロシアとか他の国について何か、ものすごい早口で話しました。
それから彼が私に、「あなたはゴス・ファッション(黒ずくめの服装)の人?」と尋ねてきました。私は黒いカーディガンとレギンスを着ていたのです。私は笑って、いいえと答えました。それから彼は隣のベンチに腰を下ろしました。彼は喜びに溢れた愉快な人で、彼との他愛ない会話で元気づけられました。
彼は眠りたくないので、夜遅くよく自転車に乗って色々見て回るのだと言っていました。そして彼の携帯電話の中の写真を見せてくれました。それらは素晴らしい映像でした。最初のものは、完璧な心臓のイラストで、彼が医学書のために描いたものでした。その他は自然や街の並外れた写真で、どれもがとてもおもしろく、美しいものでした。
私が友人のことを話に出してから、私たちは死や生まれ変わりについて話をし、私はマイトレーヤについて話しました。彼はベンジャミン・クレーム氏と彼の仕事について、そして神智学の教えのことを知っていると言いました。私たちはしばらくの間、『星』についてもおしゃべりをして、彼は星の写真を、可能なら近所の教会の中から撮ろうとしていると話していました。
その後、夜も更けてきたので、私はさよならを言ってベンチから立ち上がりました。彼は私がドアまで行く間、こちらを見ていて、私たちは手を振りました。私はこの出会いによって慰められ、気も紛れて、人生はなんて不思議なのかと思いました。素敵なことは、予想もしていない時に起こり、私たちは決して本当には一人ではないのです。
この陽気な男性が覚者であったのかお尋ねしてよろしいでしょうか。
ジル・フライ
英国、ロンドン
【ベンジャミン・クレームの師は、その『陽気な男性』がイエス覚者であったことを確認した】

次の二通は同じ人物からのものです。

寸芸

編集長殿
(1)2009年9月4日、私はロンドンでの伝導瞑想に向かっていました。遅れていたので、地下鉄ビクトリア駅のエスカレーターを急いで降りて、停まっていた列車の最後尾車両に乗り込んで、席を見つけました。ゴシック風な格好をした物乞いが列車の最後尾の方を向いて私の向かい側に座っていて、彼のドレッドヘアはくしゃくしゃで、頭全体から突き出ていて、短く切った半ズボンを黒のズボンの上に履くという不思議な格好をしていました。
それからちょっとした出来事の筋書きが続きました。彼はその汚れた手に、安物のプラスチックのゆで卵用タイマーで、内側に明るい色の小さなお菓子の形が付いたものを持っていました。その小さなお菓子が指の隙間から落ちると、彼は大喜びでタイマーをひっくり返し、膝の上に乗せてバランスを取り、とてつもなく優しげなお年寄りの海緑色の瞳で、うなずいたり微笑んだりしながら、身振り手振りで皆のほうを向いてそれを見せていました。彼はそれを後ろに置いていた小さなビニール袋にしまうと、小さな長方形の迷路ゲームを取り出し、銀色の玉ではなく、プラスチックの車を迷路の中で動かしていました。それから彼は乗客全員を愛情深い様子で眺めました。彼はそれもオレンジ色のビニール袋にしまうと、素早く白いペーパーバックの本を取り出し、私はその本にハッとなりました。その本は『ハートの源』というタイトルで、その下に髪の長いインド人の素描が書かれたものでした。著者の名前は見えませんでした。彼はそれを膝に置き、いくつかの白い折り紙がはさんである頁を開けて、ひとつ取り出して、柔らかな声で「ボートだ、ボート、ボートだよ」と言いながら、皆に見せていました。他の乗客たちは居心地悪そうに体の向きを変えたり、新聞を顔の前にやって、この「望まれざる者」との接触を避けようとしていました。次の形は鳥でしたが、彼は気が変わったようで、本はさっと元の小さなバッグの中に収められました。彼は隣の席にもたれかかり、本をそこに置かれた二つのオレンジと青の買い物袋に入れました。そこには、一方がもう一方の中に入っていて、ソフトドリンクで一杯の、大きくて重いガラスのビンが入れられていました。彼はきっちりとひもが結ばれた黒い小さな袋を取り出して、中身は見せずに、ただ取っ手を持って、何度も満足するまで結び目を作り、もっと大きな袋の一番奥に、その黒い袋をしまい込むと、うなずいて、微笑みながら私を見て、席にもたれかかると眠ってしまいました。彼は袋を抱えて次の駅で降りました。
これはシェア・インターナショナルで共に働くメンバー全員、そしてその他の人々へのメッセージでしたか、その人がマイトレーヤであったかどうか確認いただけますか。
【ベンジャミン・クレームの師は、その男性がマイトレーヤであったことを確認した】


夜の祝福

(2)ある晩遅く伝導瞑想を終えて、私が姉二人を車で家まで送っていた時、信号で止まらなければなりませんでした。真夜中近くでしたが、小柄で黒いカーリーヘアの、濃い茶色の瞳をしたヒスパニック系の男性が車の窓を洗っていました。姉のアネットは具合が悪く、助手席で枕にもたれて居眠りしていました。私は彼女の方へかがみ込んで、ダッシュボードを引っかき回して小銭を探しました。ちょうど窓洗いの人が私たちの車に近づいてきた時、信号が変わったので、私は持っていたものを渡して、発進しようとしました。
「いや、これは多すぎるよ!」と彼は言いましたが、ほんのわずかなものだったので取っておいてくれるように言いました。突然、信号がまた赤になったのです。彼は車の後部に近づいてきて、歌を口ずさみながらリアウインドを洗い始めました。彼は豊かな声量の持ち主でした。「こんな遅い時間でも歌っているんだわ」と驚いてしまいました。
私のもう一人の姉ジョシーは後ろの座席に座っていたので、私のバッグを取ってくれるように頼みました。彼女が座席の下にもぐって財布を取り出してくれたので、もう少し彼に小銭を渡すことができました。彼はこの時にはフロントの窓を洗っていました。
「あなたは良い心根のひとです」。彼が私たち3人に向かってにっこりと笑うと、白い歯が街灯でキラキラとして見えました。信号が青に変わったので、笑いながら私たちは暗がりへと出発し、私たちの心は高揚していました。彼が覚者であったのかどうか教えていただけますでしょうか。
スザンヌ・フィリップス
英国、ウェストサセックス州アシャーストウッド
【ベンジャミン・クレームの師は、その『窓洗い人』がマイトレーヤであったことを確認した】


フィンランドの祝福

編集長殿
私は最近、自分の部屋に座ってフィンランド語で『大祈願』を唱えていました。私は非常な静けさと平穏を感じました。その場を離れて台所へ行くと、目にしたのは、目にしたと思ったのは、オーブンのガラスの壁の手形でした。私は信じられないほどの平和と安心を感じましたが、近くで調べていると手形がだんだんと消えてしまったのです。あの気持ちは人知を超えた心地良さでした。
これは何だったのでしょうか。
J.H.
フィンランド、ヘルシンキ
【ベンジャミン・クレームの答え:マイトレーヤの手形は、2001年8月のバルセロナでの最初の発見以来、多くの国々の様々な状況の中で現れ続けています。これは『手』が発見されてほとんど間もなく消えてしまった場合の(シェア・インターナショナルに報告された)最初の例ですが、それにもかかわらず、これはマイトレーヤの手形でした。一時的な奇跡です】


宝石の奇跡

編集長殿
2008年11月21日に、私は(フランス)リヨンでの会議に出席していて、その期間中、聴衆に約40年前にウルグアイで炭鉱夫の息子によって発見された心臓型のメノウが展示されていました。それが発見された時、石は半分に割れて、滑らかなメノウの上に光り輝く水晶のなかに『J』や『C』の文字が他の文字とともに現れたのです。
心臓の内側は人間の心臓そっくりの複製になっています。
炭鉱夫の息子が心臓型の石を発見した時、彼は土地や建物の相続を放棄して、それ以来必要とする人々に心臓の石を貸し出すという奉仕のみに没頭してきました。
多くの聴衆(100名以上)はとりわけ瞑想状態になり、心臓型の石によってエネルギーを充電していたのですが、数分間手に持ってみると、強烈なものでした。数センチ離れた所でもエネルギーが感じられ、私の胃の痛みも和らいだのです。
聴衆の一人が石を持っている私の写真を撮りました。現像された写真は光の柱が見えています(下の写真参照)。
それはマイトレーヤからの祝福でしたか。心臓の内側の文字は何を意味するのですか。この心臓型の石は聖なる源のものですか、目的は何ですか。
ジュヌビエーブ・ジャコベリ
フランス、リヨン
【ベンジャミン・クレームの師は、その宝石がマイトレーヤからの祝福であり、目的は人々を助け、癒すためであることを確認した】