健康と治療
本稿には『健康と治療』というテーマに関する引用文の選集を発表する。これはマイトレーヤの教え(『キリスト・マイトレーヤからのメッセージ』、『マイトレーヤの教え――いのちの法則』)、ベンジャミン・クレームの師のことば(『覚者は語る』)、およびベンジャミン・クレームの著書から抜粋したものである。
わたしの心はわたしを知る者たちすべてを包み、助けを求めてくる者たちすべてを包む。
いつもそのようになるだろう。兄弟姉妹たちよ、わたしの助けはいつでもあなたがたの意のままである。ただ求めればよいのである。わたしの手を取りなさい、我が友よ、あなたがたを、あの栄光の中にお連れしよう。
(マイトレーヤからのメッセージNo. 49、p.147)
病気は結局、間違った関係の結果である――われわれの高位我である魂との関係、世界中にいるわれわれの兄弟姉妹との関係、そしてわれわれがその部分であるところの総体との関係である。魂のエネルギーの誤用によって因果(カルマ)関係を始動させる。兄弟同胞との間違った関係によって不均衡と不和を、そしてあらゆる種類の病気を引き起こす。分離意識が、われわれの周りの至るところにある治療の力から、われわれ自身を切り離している。
(『覚者は語る』―健康と治療[2])―p.44-45)
今日の世界に存在しているストレスは競争と恐怖――失敗、病気、死、戦争、大災害、経済恐慌に対する恐怖――の結果です。これらの恐怖が人類にのしかかる重圧は必然的に精神と身体両方の病気を生み出します。治癒は平衡を確立することにあります。私たちの政治と経済と社会制度を建て直すことによって生活上に平衡を確立するとき、人類の健康は劇的に改善されるでしょう。健康を維持するために巨額のお金を使う必要はなくなるでしょう。事実、予防医学が当たり前となるでしょう。病気は一般的に治癒よりも予防の方がより簡単です。
(ベンジャミン・クレーム『マイトレーヤの使命、Ⅲ巻』
p.238)
市場のフォース(エネルギー)は社会的な無秩序と自然界の大混乱をつくり出した。人々は、利益と損失の名の下に、文字通り死に追いやられた。利益が上がらないために病院は閉ざされ、学校は門を開いておくことが困難になっている。これらの施設は社会の健康と福祉のために欠くことのできないものである。多くの人々は霊的に、精神的に破産している。人々はただ朝起きて仕事に行くことだけしか知らない。家に帰ってきて寝る。彼らは政治と宗教によって条件づけられており、霊的、精神的な牢獄に押し込められてきた。われわれの周りにあるものは何であれ自然によって創造されたものであるが、災害や破壊や不況や病気は人間がつくり出したものである。われわれが返答を要求しなければならない人々はわれわれのリーダーたちであり、われわれを条件づけ、至福と平安の人生を楽しむことをわれわれから奪った人々である。
嵐や地震や火山の爆発を通していま世界に大混乱を与えているエネルギーは、人間が自分たちの好きなように何事もできると考えるので、放出されたのである。人は、もし自分の銀行口座のバランスが健全ならば、健全な生活をしていると考える。しかし、食欲が人を破壊に押しやる。われわれは古い時代の終わりと新しい時代の始まりを目撃しているのである。
(『いのちの法則』、p.162)
汚染
あらゆる種類、あらゆる分野の毒性、汚染は、いまや人間と動物そして地球そのものにとって最大の危険である。すべてが毒され、それぞれが病んでいる。人間には知られていないが、わたしたち(智恵の覚者方)に明らかなことは、この悲しむべき物語の中で人間と惑星が被っている最大の害は、核放射能によって引き起こされている。人間はこの最も危険なエネルギー源の開発において、あまりにも間違った道に進んでしまった。
(『覚者は語る』―目に見えない迫り来る危険―SI誌、
2006年6月号、p1)
私たちの空気、水、土壌、食物はすべて化学物質や毒物で汚染されています。その中でも最悪のものは原子力発電所や現在進行中の核実験から放出される核放射能です。それは最大の危険であり、免疫システムを崩壊させ、この崩壊の結果がアレルギーです。このようなアレルギー反応は世界中で見られます。覚者方は、汚染、とりわけ放射能汚染は世界の第一番の殺戮者であると言われます。原子力発電所の閉鎖と核分裂に関わるすべての核実験の終止をできるだけ早く行うことが、人類にとってはとても大切なことです。
(ベンジャミン・クレーム『大いなる接近』p.409-410)
現在の顕著な出来事は、いろいろな種類のいわゆる霊的(スピリチュアル)または信仰的治療家の台頭である。彼らの役割と才能についての大衆の受け入れ方にかなりの変化が起きており、これは世界的規模で起こっている。東洋の古来の治療法に対する新しい関心が西洋の治療家の技術的資質と理解を広げた。同時に病気の予防――健康と活力のための条件の創造――が徐々に主要な役割を占めつつある。
このすべては将来への吉兆である――将来、人類をひどく悩ませている病気は徐々に征服されていく。最初のステップは病気に対する恐怖心を取り除くことである。そして原因を理解することから、そのコントロールに対するより正しい対処の仕方をじっくりと教え込んでいく。
社会構造の変容が人間の健康の改善に大きく作用し、今日非常に多くの人間が経験している慢性のストレスと不安を取り除くだろう。より多くの余暇とレクリエーションがその役割を果たす一方、より健全な農耕法によって人間の必要に適うだけの生命力を備えた食糧の生産が保証されるだろう。
人間がその構造の特性――魂がメンタル体(識心)、アストラル体(感情・情緒体)、二重の物質体(エーテル体と濃密肉体)を通して己自体を反映していること――に気づくとき、病気の征服における最初のステップが取られるだろう。これまで人間の注目は濃密な物質体(肉体)に集中されてきたが、病気の原因はより精妙な体を通して流れるエネルギーの誤用に見いだされる。
人間はまさに偉大なる発見の瀬戸際にいる。病気は不均衡の結果であり、正しいバランスは正しい思考と行動によって維持され、そのような正しい思考と行動は至るところにいる兄弟姉妹に関わる。もし人間が病気に終わりを告げようとするならば、まず分離に終わりを告げなければならない。
(『覚者は語る』―健康と治療―p.42-43)
真我
真我を体験する……もし、あなたがあるがままの自分ではなく、他人の後に従うならば、あなたは自分の輝きを失う。個性の光を反映することはできない。その光なしには、人生における進歩はない。同様に、あなたが裡なる真我を体験して、自分が心(マインド)や生気(スピリット)や肉体とは全く分離した不滅の霊存在であることを知るようになるとき、あなたはこれらの主の宮殿を創造的に、認識をもって利用することを学ぶ。治癒の過程は自動的にそれに従う。
エイズを患う人でさえ祈りを通して、そして正直な心(マインド)と誠実な生気(スピリット)と無執着を実践することを通して、治癒を体験するのである。
執着を放すことなしに救済はない。以前にマイトレーヤが授けられた祈りは、心(マインド)や生気(スピリット)や肉体から分離しているあの裡なる真我を人々に体験させてくれる。
(『いのちの法則』、p.59)
エーテル界
物質のエーテル界が人間の探究と研究を待っている。肉体の病気として顕れるエネルギーの不均衡の起源が、そこに見いだされる。チャクラの機能がエネルギーの受容器であり分与器として理解されるとき、そしてチャクラと内分泌組織の主要な分泌腺との関連が知られるとき、病気の処置法は新しい次元を包含するだろう。もちろんすでにこのことを知り、貴重な仕事をしている治療家がわずかに存在するが、この知識が一般的なものとなるまで、病気の仕組みの理解に多大の進歩はない。
エーテル界の分野への研究が熱心に始められるまで、あまり長い時間はかからないだろう。そうなるとき、治療状況は変容するだろう。新しい心理学、すなわちやがて訪れる魂の科学が病気の性質と原因に多大な光を投じ、その予防への道を指し示すだろう。時を経て、人間はデーヴァ界(天使界)に接近し、これと共に働くことを学ぶだろう。デーヴァ界の進化の多くの面が治療のプロセスに深くかかわっている。
(『覚者は語る』―健康と治療[2])―p.45-46)
エーテル体――固体よりも精妙ですが、まだ物質的な物でできた体――の中には、一揃いのチャクラ、つまりエネルギー・センターがあります。それらには脊柱にある七つの主要センターも含まれ、それらを通して私たちのエネルギーは流れます。私たちが受けるエネルギーは宇宙、太陽系、私たち自身の惑星、私たちの魂から来て、私たちが「自分自身」と呼ぶシステムに入ります。もしチャクラが、均衡が取れて機能しているならば、このエネルギー的システムは平衡状態にあります。もし魂のエネルギーの間違った使用(病気の主要要因)によって、流れの停滞や混乱を生じさせるならば、正しく機能しないチャクラが出てきますが、これが体中のエネルギ一の流れに不均衡を生じさせます。
チャクラに関係しているのが、肉体の内分泌系、内分泌腺です。内分泌腺の健康はチャクラを通してのエーテル体のエネルギーの正しい流れに依存しており、他方、肉体の健康は内分泌腺の間の関係の正しい機能に依存しています。
私たちは転生している魂です。私たちの人生を活気づけるエネルギーは魂から来ています。私たちが進化すればするほど、魂とますます接触するようになります」。しかし、もしエネルギーを正しい方法で使わなければ、病気や不均衡が生じます。治療は、均衡を生み出すために、より高位のより強いエネルギーを集中させます。それは全体的で永続するものかもしれませんが、多くの場合は一時的なものです。
正しい健康を生み出す最良の方法は、肉体を、敬意をもって扱うこと、そして魂のエネルギーを奉仕に使うことです。魂は奉仕しか知らず、奉仕することのみを欲します。そのために転生しているのです。例えば、瞑想し、魂からエネルギーを呼び込みながら、それを奉仕に使わなければ、病気、ノイローゼ、情緒的不安定などの問題が生じるかもしれません。
(ベンジャミン・クレーム『マイトレーヤの使命、Ⅲ巻』
p.232-233)
子供たちは「三つのR」、すなわち読み(Read-ing)、書き(Writing)、算術(Arithmetic)を教えられる必要がある。しかしこれだけでは十分ではない。彼らは本来どんな存在であるかを教えられる必要がある。今日の子供たちは真我と、心(マインド)、生気(スピリット)、肉体との間の関係を、大人が想像するよりもずっと容易に理解するだろう。いじめられ、誰も頼る者のない子供でさえ、虐待された子供でさえ、これを理解することで癒される。虐待されたものがマインドであれ、スピリットであれ、肉体であれ、それは自分の本当の真我でないことを知り、かつそれを体験することができるだろう。
(『いのちの法則』、p.60-61)
肉体の健康を維持したいと思えば、内分泌腺系の正しい平衡を維持しなければならず、そのためにはバランスの取れた、調和した方法で、チャクラを出入りするエネルギーの自由で正しい流れを保つことが必要です。私たちの周りの生活条件の悪化と環境汚染のために、また教育や子育ての中における抑制などのために、完全なバランスの中で生きている人は誰もいません。完全に健康な人はいません。私たちの生きている社会基準のために、特に都会では、すべての人が抑制しながら暮らしています。誰もが何らかの抑制の結果に苦しんでいます。
私たちはこれを感情的、知的(メンタル)レベルで繰り返します。知的レベルでの抑制は非常に厳しいものです。それは人を伝統固執主義的クリスチャンに、原理主義的なユダヤ教徒やイスラム教徒やヒンズー教徒に、原理主義的仏教徒などに走らせます。これらは知的(メンタル)に硬直した鎧であり、心(マインド)が自由に思考する過程を抑制します。決まりきった考え方が存在するために、創造的に考えることができないのです。一定の思想や信条を与えられ、信じ込まされます。
感情体についても同じことが言えます。私たちは否定的な感情を表さないように教えられます。それらは感じの良いものではないと分かっているからです。そして私たちは感じの良い人になるよう育てられ、子供は皆いい子になるよう強いられます。そこで私たちはあらゆる悪い、行儀の良くない想念を隠す術を身につけるのです。それを筋肉を緊張させることで行います。まず最初にみぞおちの筋肉を緊張させます。それがうまくできるようになれば後は自然にできます。私たちの胸には呼吸を抑制する筋肉ができています。なぜなら、もし自由に呼吸すれば、私たちの考えや動作や感情も自由になり、両親や友人たちと共に暮らす通常の社会の中では危険なほど自由な人間になってしまうでしょうから。精神病や神経症は、生命の機能の抑制の結果です。
(ベンジャミン・クレーム『マイトレーヤの使命、Ⅱ巻』
p.428-429)
人間の病気は、魂のエネルギーの不完全な使用の結果である。そのエネルギーは抑制されたり浪費されると、はけ口をさがして逸脱した路を見つけ、病める気をつくる。人間がいかにして機能するかについての新しい明確な理解が必要であり、それは今訪れつつある。これが、人間のエネルギーのネットワークの複雑さと、すべての部分が相互に関連することを明らかにするだろう。魂の器としての人間の種々の体がそれぞれに果たす役割が知られ、理解されるだろう。そしてそれらの適切な使用を保証する生活様式が採択されるだろう。
(『覚者は語る』―健康と治療[3])―p.174)
奉仕
変換をとげるための秘密は思考の方向を変えることです。私たち自身から世界の必要へ向け変えることです。世界の必要に奉仕する仕事に励めば励むほど、私たちはより健康になり、より幸福になり、ずっと落ち着いた平静さを持つようになります。恐れや嫉妬や不幸はエネルギーを欠くので、消えていきます。これらのグラマーはそれを養っている私たちのエネルギー(注目)によってのみ維持されているのです。まず必要なことは、それを認知することです、見ることです。それだけです。それについて何もしないことです。それを判断することも、責めることもしない、それを変えようともしないことです。またそれを抑圧したり、「もっと良くなる」ために一生懸命にならないことです。グラマーであれ、何であれ、欠点を克服しようと甚だしい努力をするたびに、その状況を悪化させます。グラマーに対処する方法はまずそれを認知することです。それを見て、そしてそれについて何もしないことです。それと自分を同一視してはいけません。ただそこからあなたのエネルギーを引っ込めなさい。そうするとそれは飢えて死んでしまいます。
(ベンジャミン・クレーム『マイトレーヤの使命、Ⅱ巻』
p.512)
鬱病……人が鬱病にかかると、医者に行く。すると、その人が特定の心の状態を経験しないように薬を与えられるのが非常にしばしばである。薬の効果が切れると、もっと薬をもらいに行く。
「すべての人間が鬱の過程を通過する。それを恐れてはいけない。静かに座って、あなたが通過しているところのことを経験しなさい。真我は鬱になっていないことを発見できるだろう。その意識の状態を、変化を通っている心の状態を観察することができるだろう。混乱と無秩序をつくり出すのはこの状態を個人化するからである。個人化することは自己破壊的である。個人化されるものは何であろうと、本当の真我ではない」
「観察しなさい。無執着でありなさい。あなたが鬱を経験するとき、それが何かを説明することができるだろう。真我は無執着を通して認識を実践することができ、心(マインド)と生気(スピリット)と肉体を囚われから解き放すことができる」
(『いのちの法則』、p.112-113)
物質にはそれ自体の不可欠な必要があり、これらの必要が満たされる場合には葛藤はありません。例えば、肉体が必要以上に要求する場合(ちなみに、私たちは肉体が必要以上に要求することを許しています。大抵の人は必要量の4倍もの食物を食べているとジュワル・クール覚者は述べています)、もちろんそれは、不健康として現れる葛藤をつくり出します。
(ベンジャミン・クレーム『生きる術』p.209)
エイズの問題……ロンドンでマイトレーヤと密接に働くスワミ(僧侶)の一人が、エイズにかかった人が来た時にどう対処すべきかについて、マイトレーヤに尋ねた。マイトレーヤは答えられた。「心(マインド)と生気(スピリット)と肉体への執われを断つ訓練をしなさい。そうすると心と生気と肉体の間に調和が生み出されるだろう。そうすると癒されるだろう。エイズは消えてしまうだろう」。そこでスワミは尋ねた。『私たちは、なぜこの教えを持って出かけて行って、説教してはいけないのですか』
マイトレーヤは答えられた。「まず、最初に、あなたがこれを持っていって、両手が一杯の人に与えたとすると、どうなるだろうか。それは彼の手からすべり落ちてしまうだろう。しかし、本当に飢えている人なら誰であろうとも(つまり、その人が心から願っているならば)、あなたがこれを与えると、その人は癒されるだろう」。これは「自然的治癒」と呼ばれるものの一形態であり、いにしえからの治癒の術である。
「わたしを知るために最も容易な方法を教えよう――あなたの心のうちに正直でありなさい。あなたの生気のうちに誠実でありなさい。あなたの肉体に正しい食物を与えなさい。そうするとあなたの認識は増大するだろう。あなたが執着なしに行うことにはすべて、もしそれが行動の自然な経緯であるならば、わたしはあなたと共に居る。しかし、執着や所有欲は神聖ではない。そこでは、わたしはあなたと共に居ることはできない」
(『いのちの法則』、p.110-111)
いのちの水
マイトレーヤによってこの惑星の至るところに創られている(究極的には777カ所)「いのちの水」――宝瓶宮のエネルギーによって磁化(活性化)されたほとんど無尽蔵の水源――が人類の健康を著しく改善させるでしょう。肉体の細胞構造を強め、一般的な強壮剤として働きます。病気が何であるかはほとんど問題はないでしょう。もしあなたのカルマが許すならば、治療かあるいは病の緩和が起こるでしょぅ。そしてカルマの許容範囲も通常の場合よりもずっと大きいでしょう。……これらの水源が人間の肉体、感情体、メンタル(精神)体の健康の質を著しく増大させるでしょう。これが必然的に人々をより長生きさせるでしょう。しかし世界にただストレスが減少するだけで、人々はもっと長生きすることができるようになるでしょう。
(ベンジャミン・クレーム『マイトレーヤの使命、Ⅲ巻』
p.233-234)
間もなく、マイトレーヤが巧みにつくられた多くの奇跡によって、至るところにいる男女の心(ハート)がこの方を慕うだろう。癒しの水は一つずつ発見されるだろう。そして人間の宮殿の大浄化が始まるだろう。
(『覚者は語る』―扉を叩く者―p.343)
光のテクノロジーによる治療……医者たちがこのテクノロジーを治療に使う訓練を受けるようになると、もはや薬物や手術は必要なくなるだろう。ソ連と米国の科学者はすでに遺伝子工学で実験を行っており、これがさらに開発され、やがて遺伝子情報を、手術を行わずに病んだ器官に伝達し、それを活気づけることができるようになる時がやって来るだろう。やがて、最も深刻な状態でさえも数時間でこの治療を行うことができるようになると、そんなに多くの病院は必要なくなるだろう。……未来のテクノロジー(科学技術)は光そのものであろう。七つの色についての知識とその利用を通して、テクノロジーは進化するだろう。心(マインド)と生気(スピリット)と肉体は癒されるだろう。手術は消え去るだろう。
(『いのちの法則』、p.362-363)
マイトレーヤは太陽から直接エネルギーを用いる光のテクノロジーと呼ぶ新しいテクノロジーについて話したことがあります。これが私たちにわれわれが必要とするすべてのエネルギー ――工場、輸送、暖房――と治療を与えてくれるでしょう。事実、彼は治療に関する限り、現在の遺伝子工学が発達するにつれて、器官の再生は可能だと言っておられます。病院へ行って器官を取り除いてもらったり移植手術を受けたりする代わりに、私たちはこのテクノロジーによってつくられた器官を持つことになるでしょう。これは人類の健康に対して途方もない刺激となるでしょう。
(ベンジャミン・クレーム『マイトレーヤの使命、Ⅲ巻』
p.238)
覚者方は治療センターを創設なされ、あらゆる種類の医者となるイニシエートや弟子たちを集団で訓練なさるでしょう。これらのグループは、従来の医者や外科医、そしてホメオパシー医や鍼治療師やラジオニクスの実践者からなります。色や音を使っての治療も行われるでしょう。グループには霊的治療とエーテル界を見る能力を持つ人がおり、エーテル体とエネルギー・センター(チャクラ)の状態について助言をします。彼らは一つのチームとして働くでしょう。
(ベンジャミン・クレーム『世界大師と覚者方の降臨』
p.212)
人類の生活の転換点にあって大きな仕事が彼らを待つ。往古からの間違った思考と生活の習慣をこの世から払拭すること。恐怖心――欠乏や戦争や病気や死の恐怖――からの解放を可能にするように、社会生活の方法を完全に変えること。これらはまさに巨大な仕事だが、あらゆる努力を費やすに値するものである。なぜならそれは、新しい生き生きとした生活、新しいより甘美な人間関係につながり、正義と同胞愛、分かち合いと愛の原則によって支配される世界につながるだろう。
(『覚者は語る』―神の代理者―p.45)
わたしの手を取りなさい、我が友よ、神としてのあなたがたの真の特性が栄えることのできる、あの新しい国へお連れしよう。そこで、すべての人間が共に兄弟として、いのちの夢を成就するであろう。多くの者はわたしの到来を、恐れを抱きながら待つ。わたしが踏みしめるところには、良きものしか生えないであろう。わたしの約束は守られる。あなたがたに、あなたがた自身と神の本性を明かそう。すべての人間にとって、人生は祝福されたものであることを示そう。あなたがたの中に愛の池を創る。そこからすべてのものが渇きを潤すことができる。わたしの心はあなたの心に代わり、わたしの舌はあなたの舌に代わって語ろう。指導者も民も応じ、そしてすべてが新しくなる。わたしがあなたがたの中に居ることを、我が友よ、心に受け入れなさい。わたしはあなたがたに仕え、あなたがたと共に住み、あなたがたを愛し、導き、案内するためにやってくる。もはや闇を探す必要はない。
(メッセージNo. 123、p.362-363)