正しい反応
編集長殿
2011年9月12日のBBCラジオ4チャンネルの「信仰を越えて」という番組で、9.11に対する神学的反応を調査するという放送を聴いていた時、信じられないほど感動的な話を耳にしました。
司会者がインタビューをして、一人の女性が、9.11のテロ攻撃直後のニューヨークの地下鉄の列車での体験を話していました。彼女は列車に乗るや否や何か異様さを感じたのです。それは、乗客全員が一つの座席に向かって一団となって凝視していたので、「その場の空気に非常な緊張」があったためでした、と彼女はその様子を語っていました。
向かい側の席には一人の男性だけが、「年老いてしわくちゃの顔のシーク教徒らしく、背を伸ばして真っ直ぐに座って」いました。他の乗客からその男性に向けられていた「強烈な憎悪」のために、涙が幾筋も彼の顔を伝っていたとインタビューを受けていた女性は話していました。彼女は歩いていき、反対側の乗客たちを見ないようにして、彼と共に座りましたが、その時、彼が「大変注目すべきこと」をしたのです。彼は立ち上がり、赤ん坊を抱いて立っていたヒスパニック系の母親の隣まで行って立ち止まりました。インタビューを受けていた女性は、皆がたじろいだのを見ていましたが、その男性はポケットからくしゃくしゃの1ドル札を取り出すと、赤ん坊のこぶしの中に握らせました。ドアが開き、そのシーク教徒は降りていき、ドアが再び閉まった時、列車の中の全員が突然泣き出したのです。
この話を語りながら、インタビューを受けた女性は、テロ攻撃後の憎悪のエネルギーを変えるために「私たちがこれから広大な規模で行う必要があること」を見せられたと感じたのです。
BBCのスタジオにいたゲスト討論者たちは、この体験について話し合い、全員が深く感動し、ゲストの一人は、その男性をほとんどキリストのような「聖像」にたとえて、自分に向けられた暴力に対して、「応報でも憎悪でも悲痛さでもなく、非常に強力に心に届き、人々との繋がりをつくる何かによって」反応した人物と評していました。この話によって別のゲストは、「どんなに人々の物の見方がこり固まっていたとしても、それに関わりなく、人々の心を変化させるごく小さな行動」を取ることができると気づいたのです。
この男性は誰でしたか。
J.M.
英国、ロンドン
【ベンジャミン・クレームの師は、その男性がイエス覚者であったことを確認した】
未来の徴
編集長殿
私は毎晩探しているのですが、マイトレーヤの『星』を見たことがありません。マイトレーヤのことをテレビやラジオで聞いたことはありませんでしたが、1960年に私は他の3人の間借人と一緒に個人の家に住んでいました。ある晩、寝る前に浴室に行きました。そこで私は窓の中に大きな十字架を見たのです。大家さんと他の間借人たちに声をかけ、十字架を見に来るように言いました。皆でそれを見て、びっくり仰天しました。それは三夜にわたってそこにありました。形而上学の学生として私はそれが、偉大な出来事の起こる前触れであることを知っていました。
同じ年の、ある気持ちの良い夏の日、裏庭にいて空を見上げていた時、家々の上に小塔のある黄金の都市とそれを囲む黄金の壁が見えたのです。そして黄金の装いをした人物たちが壁沿いを歩いているのを見ました。それは数分間現れていて、その後消えました。数日後、私の教師の友人が電話をかけてきて、自分の見たものを信じないだろうと言ってきたのです。私が彼女を遮って空中の黄金都市のことを話すと、彼女は「あらあなたも見たのね、私の息子も見たのよ」と言いました。私は「そうなのよ」と言って、何が起ころうと地球は高位の存在に守られていると伝えました。オバマ氏がマイトレーヤの言葉に耳を傾けてくれればと願うばかりです。このことはオハイオ州クリーブランドで起こりました。
ガータ・バッチャー
米国、カリフォルニア州サンタクルーズ
【ベンジャミン・クレームの師は、その窓の十字架と黄金都市のビジョンがイエス覚者によって与えられたことを確認した】
次の二通は同じ人物からのものです。
包括的な質問
編集長殿
この2011年2月に、バルセロナの再臨についての研修会で、私が本の売り場を手伝っていた時、昔ながらのクラシックなスタイルをした中年の女性がテーブルに近づいてきて、本を眺め始めました。数分後彼女がやって来て、私に「伝導瞑想とマイトレーヤや智恵の覚者方の降臨との関係は何ですか?」と尋ねてきました。私は、彼女の見通すような眼差しと真っ青な瞳にハッとしたのを覚えています。
今では彼女に何と答えたのかはっきりとは思い出せませんが、その時には私の答えがとても筋の通ったもののように思え、自分がそのように対応できたことに驚いていました。私は伝導瞑想が、世界中すべての再臨の仕事をしている人々を結び付けるものであり、私たちと覚者方を結び付けるものだと答えたと思います。伝導瞑想は覚者方との、そしてお互いの連結を強めるのです。私たちは一つで、一つのグループです。再臨とは、覚者方とマイトレーヤの再臨というだけでなく、霊的ハイアラキー全体の再臨です。伝導瞑想は、再臨の話を知らせる奉仕の仕事において、私たちを力づけてくれるものです。私が話している間、彼女は非常に鋭い、真剣なまなざしで見つめていましたが、それが彼女の“優しげで小柄な年配の女性”という外見に似つかわしくなかったので、とても驚きました。彼女は私の答えに満足したようで、私の目を真っ直ぐ見て、お礼を言ってからテーブルを去って行きました。その女性は誰でしたか。
【ベンジャミン・クレームの師は、その『女性』がマイトレーヤであったことを確認した】
高価な教訓
編集長殿
バルセロナで2011年2月に開かれた毎年恒例の再臨についての研修会の後で、二人のメンバーと私はバルセロナ北部のカダケスへ短い休暇に出かけました。ある日、私たちは駐車する場所を探していました。車の持ち主と私は昨年、出現の資料を配布するために出かけたバルセロナ近郊の小さな町で、正しい場所に駐車しなかったため、かなり高額の罰金を払わなければならなかったのを覚えていました。
私たちは中心街の駐車場を通り過ぎて、食事をしたい場所の近くまで行くことにしました。小さな広場に車でいっぱいの、駐車場と思われる場所を見つけました。一か八かの気持ちで車を停めました。
レストランに向かって歩いていた時、一人の若い黒人男性がベンチに座って海を眺めていた所を通りました。彼はハンサムでくつろいでいて微笑みを浮かべていました。私たちはその小さな広場に駐車できるかどうかを、彼が知っているか尋ねました。彼は土地の人間ではなく、観光客として訪れているだけだと言い、駐車違反の切符のことを気にせずに景色を楽しむために、車は中心街の駐車場に停めたと言っていました。
私たちは彼にお礼を言って、そのままレストランへと向かいました。昼食を終えて戻ると、広場で一人の警察官が、私たちの車も含めて全部に違反切符を置いているのが見えました。結局その広場は駐車場などではなかったことがわかったのです! その警官が私たちに、前には気づかなかった『駐車禁止』の看板を見せてくれました。
その夜眠る前に、ベンチにいたあのフレンドリーな若い男性がマイトレーヤで、不必要なリスクを負わないように、適切なアドバイスをしてくださったという考えが思い浮かびました。車の持ち主は翌日になって、彼女もその夜寝る前に同じように気づいたと話してくれました。それでその男性が実際にマイトレーヤであったのかどうかお尋ねしたいのです。
S.Q.
スペイン、バルセロナ
【ベンジャミン・クレームの師は、若い男性がイエス覚者であったことを確認した】