現在位置: ホーム シェア・インターナショナル記事 2007年 7月 運命の歯車の回転

運命の歯車の回転

人間は、自分たちがいかに自己破壊の寸前にまで行ったかに気づくとき、自分たちの行為の影響の重大さを考えてぞっとするだろう。人間がこれほどまでの危険に直面した時はめったになかった。最悪の逆境の中でも、彼らは悲運に逆らって戦い、自分たち自身を試してきた。しかしながら、近年において、人間はあまりにも彼らの方向感を見失ってしまい、自分たちが直面する危険に気づいていないようだ。この危険と試練は大体において彼ら自身がつくり出したものであるということ自体が、彼らの平静さと明らかなる無関心につながっているということは疑いない。人間がこれを知るとき、彼らの行為が自分たちをいかに絶滅の近くまでもたらしたかを知り、ひどく驚くだろう。人間はまさに死を弄んだのであり、彼らを助けることを誓った者たち(覚者たち-訳注)に途方もない重圧を課した。もちろん、人間はこの危うい脱出についてほとんど、いや全く知らず、のんきに彼らの道を歩み続けている。その道は不毛の荒廃地につながるのみであることを、彼らはまだ理解していない-あまりにも深く物質的な野心に浸かり込んでいるのである。

光が見え出す
しかしながら、人間の創造的な努力を待つ可能性は大きく、そして光が見え出して彼らの目から目隠しが落ちるとき、彼らの達成は大きいだろう。
この認識は、人が再び意識を内面に向けて、すべての人間が直観的に切望する和合と同胞愛を心(ハート)の中に見つけるときに目覚めるだろう。そうすると、新しい希望と霊感の開花が訪れるだろう。それは上昇へ(魂に向けて-訳注)の旅の新たなる開始とより良き世界の創造につながるだろう。簡素さと正直な努力が、今日人間生活のすべての面を汚す現在の腐敗に取って代るだろう。人々はマイトレーヤと彼のグループの覚者たちを熱心に見習おうとし、そうして彼らの機構や規範を浄化するだろう。
マイトレーヤと彼のグループの導きを得て、人々は新しい機構の単純さを好むようになり、そしてその中に深い満足感と結合力を見いだすだろう。彼らは、それがもたらす競争と緊張の剥奪された世界に安心するだろう。共に協力のうちに仕事をしながら、自分たちが行うことすべての中に深遠な幸福と充実感を見いだすだろう。
マイトレーヤは彼の援助と助言を決して出し惜しみされないだろうし、あなた方の兄たちであるわれわれもまた、新しい文明の建設を鼓舞するための努力を惜しまないだろう。来るべき大殿堂を優美に飾るだろう驚嘆すべき事物は、すべての人間を喜ばせ、驚かせるだろう。その建設に一人ひとりが果たすべき役割を持ち、すべての人間がその達成に最善を尽くすだろう。そのようになるだろう。