現在位置: ホーム シェア・インターナショナル記事 2009年 12月 二人の懐疑論者が『星』を見る

二人の懐疑論者が『星』を見る

フランシス・オマーン

ソニさんは大手国内企業のカリフォルニアでの地域マネージャーである。彼女はUFOのような現象に興味を持ったこともなく、SF小説を読みたいと思ったことも、映画のスターウォーズを見たいと思ったこともなかった。「私は思慮分別のある類の人間です」とソニさんは語った。「妙な話ですが、2009年の7月31日に同僚がUFOを見たことがあるか尋ねてきたのです。私は『いいえ、でも見てみたいと思ってるわ』と答えました」。気楽な気持ちでそう返事をした後で、UFOが本当に存在するなら見たいと思いながら、彼女はそのことについて考え続けていた。
その晩、カリフォルニア州ストックトンの両親を訪ねていた時、ソニさんは、UFOかもしれないと思われるものを目撃した。彼女の父親は、ソニさんがUFOを見てみたいと知人に話してきたばかりだとは思いもせず、空の神秘的な光を指差した。彼女は、生来合理的で懐疑的な父親が、神秘的な光を指差したことに驚いた。何よりも父親が不思議なものに気づき、それを指差したことに彼女は強く印象付けられた。彼女は最初、空の物体を午後8時45分に目撃した。彼らが望遠鏡でそれを見ると、形や色が変化するのがわかった。
ソニさんはその物体が何なのか不思議に思いながら、幼かった時に繰り返し見た、色の変化する美しい星についての夢を思い出した。夢の中で、彼女は星について知っている唯一の人間で、理解しない人々に伝えようとしていた。
翌日、やはり彼女の両親の家で、前夜と同じ時間に物体を探して、そこにあったことに彼女は驚いた。それは大きくなり、形と色を変化させていた。彼女はビデオカメラを持っていればよかったと思いながら、午前3時まで見続けていた。
翌朝、ソニさんはビデオカメラを持って、その晩物体を撮影できることを願いながら、ストックトンに戻った。彼女は見ることができるように一日中願い続けた。それは8月2日に再び現れて、以前と同じように、時には十字架のように、時には球体のように見えて、色も変化していた。ソニさんは毎晩9日間もの間目撃していた。「それは飛行機でも人工衛星でもあり得ません」と彼女は語り、「なぜなら、それほど速くは動かないからです。形や色が変化するので、星や惑星でもあり得ないのです。それが何かを知っている人が見てくれるように、ビデオ映像をYouTubeに投稿しました」
それ以来、多くの人々が、世界中で撮影された同じようなビデオのネット上のリンク先を、彼女宛に送ってきた。そうした人々の一人が、彼女に、翌週末サンフランシスコで予定されていたベンジャミン・クレーム氏の講演を聞きに行くように提案した。ソニさんは彼のことを知らなかったが、「私がその物体を目撃していることの背後に、何か目的があると感じていたのです」と言い、そのために彼女は出かけて、「星のような発光体」がベツレヘムの星のような徴であるという話を聞いた。「私はキリスト教徒として育ったわけではありませんが、クレーム氏が経済的政治的危機について、そしてこの『星』について語っていることはすべて、私にはとても理にかなったことに思えます。私の体験の背後には目的があるように思いますし、私の希望は、このことすべてについて広く議論がなされて、それが何であるかという真実が、すべての人々に証明されることです」
【ベンジャミン・クレームの師は、空の神秘的な光が実際に『星』であったことを確認した】


元米国空軍将校が「空に明るく輝く物体」を目撃する

トムさんは生涯、科学技術の仕事をしてきた。彼はカリフォルニア大学バークレー校で科学の学位を取り、米国空軍技術研究所でシステム分析の学位を取ってから、米国空軍に所属していた。「空軍にいたことから、私はUFOという概念や、多くのパイロットたちがそういった類の物体を目撃していた事実には馴染みになっていました。UFOが実在しないとは思っていませんでしたが、個人的にはそのような体験をしたことはありませんでした」
空軍退職後、トムさんはカナダに移住し、妻と100エーカー(約40万平方メートル)もの土地に暮らしている。ある晩、トムさんと妻が家の外にいた時に、娘が牧草地で何かが燃えているのを見た。「一体誰が私たちの土地で焚き火を燃やしているのかしら?」と彼女は不審に思った。それから彼女は、火が地面よりかなり高くにあることに気づいた。「娘はこういったことに、全く興味を引かれないタイプの人間なのです」とトムさんは語った。それは文字通り、火の玉であった。これは尋常でないことかもしれないと、彼女がすっかり興味を引き付けられ始めると、突然火の玉が消えて、元あった場所から約30度右側に再び現れた。
「私は間違いなく、科学的な経緯をたどり、十分な証拠を得ることなく結論に飛びついたりしない人間です」とトムさんは語った。彼はインターネットを探して、1970年代までさかのぼる、英国でのミステリーサークルの歴史を網羅したいくつかのウェブサイトを見つけた。「それら全部を調べているうちに、ここには本当に何かがあると分かりました。私たちにはサッカー場数個分もの大きさのものを数分もかからず、あるいは一晩かけたとしてもつくり出す技術を持ちません。これで、もちろんUFOのことについて再び考えることになりました」
トムさんは直接の体験で得た証拠が欲しいと思い、2008年9月、妻とともにUFO目撃を願いながら、あるグループとカリフォルニア北部のシャスタ山麓近くの場所を訪れた。まさに最初の晩、全員が空に尋常でない現象を目撃した。
最初の不可解な目撃は、いわゆる「閃光電球」というものであった。彼らは不規則な閃光が、度々山の上の晴れた空に炸裂するのを見た。「私は航空機を知っていますし、それらは航空機とは何の関係もありません。それらは空間に孤立していて、時折黄色から赤へ、あるいは緑や白に変化しました」。約30分ほど何も見えなくなったりしたが、その後グループの人々はさらに多くの「閃光電球」を見ることになった。
突然、空に非常に明るく輝く銀色の物体が、どこからともなく現れ、そのまま留まっていた。その物体の外側から、大きな閃光が現れたが、「到底信じられないのは、その閃光の形が四角だったことです」とトムさんは語った。「全然丸くないのです。それはスクリーンのようで、私たちにはほんの少しの間しか見えませんでしたが、その上に何かの模様がありました。それからいなくなりました。それは実に驚くべきことで、皆興奮しました。私たちがそこにいた間、毎晩、それくらいの大きさの似たような物体を見ました。それらは一時ビュッと動き、それから突然方向転換し、そしてまた消えました。それはとても興味深いものでした」
ある晩、彼らの滞在の終わり頃に、トムさんと妻は大勢のグループと一緒に出かけ、それらの現象を目撃した木立の中にいた。ある時点で、木々のすき間を通して巨大な輝く物体を南側の空に目撃した。それは月の4分の1ほどの大きさに見えて、周りの星よりもかなり大きかったが、その晩月は出ていなかった。その物体は全く動きがなく、大変に明るく輝いていたので、木々の影がはっきりと見えた。大きな満月のような明るさであった。
2、3カ月後、トムさんはインターネットでシェア・インターナショナルのニュースリリースを見つけて、昼も夜も見ることのできる大きな明るい『星』が現れるだろうという記事を読んだ。「その記述だけで、私たちが目撃した物体を思い起こしたのは、それがあまりに大きく輝いていて、私が目撃したのは夜だけでしたが、昼間でもはっきり見えただろうと思ったからでした」
数ヵ月後、2009年8月16日の真夜中過ぎに、カリフォルニアのソーサリト近郊で、トムさんは、数人の人々と一緒にいて、彼らは『星』を目撃していると確信した。トムさんは懐疑的な性格どおりに、空の物体は木星だと思い、眠りに就いた。その夜遅く、やはりその物体は木星だと思った一人の女性が、その物体が空に動かないでいる間、約15分間にリズミカルに瞬いたり、脈動したりするのを目撃した。別の人は望遠鏡でそれを見続けていて、午前4時頃にそれが「パッと光る」のを目撃した。
『星のような発光体』を知らせるニュースリリースについて言えば、トムさんによると、「ベンジャミン・クレーム氏は、今なぜそれが存在するのか説明しています。この部分は、何かを信じるのに、客観的で動かしようのない事実を必要とする私のような人間には、少しばかり難しいところです。彼はそれを、キリストが世界に戻ってくる徴を現すものとして語っています。私がそれを読んだ時、即座に彼が話している星と、ベツレヘムの星や賢者たち、そして星が文字通り動いて彼らをベツレヘムに導いた事実とを結びつけました。私はそれをUFOであったかもしれないと推測している人々のことも知っています」
「ですから、これがかなり突飛な話のように思える一方で、今日世界に起こっていることは、私にとっても非常に馴染み深いことなのです。私たちはどこでも空前の危機に直面しています。この種の重大局面の予言は、世界の多くの宗教で共通のものです。つまりその点では、クレーム氏の主張に対する私の反応が、懐疑的というよりもっとずっと肯定的なのは、私自身興味深いことだと思います」
【ベンジャミン・クレームの師は、カナダ上空で見られた光は、宇宙船から出された炎の徴であり、その船自体は見えないままにされていたことを確認した。
シャスタ山上空の光は、視界の範囲を超えて存在していた宇宙船によって放出されたもので、突然現れた銀色の物体は、火星からの宇宙船であった。後にシャスタ山で目撃された『巨大な輝く物体』はUFOで、火星からの小型の母船であった。
2009年8月16日に、カリフォルニア州ソーサリト近郊で空に見られた物体は、『星』であった】