現在位置: ホーム シェア・インターナショナル記事 2009年 4月 世界の復興

世界の復興

ベンジャミン・クレーム筆記 (2009年3月16日)

ほとんどすべての観点から、(世界中)至るところ、人間が直面する状況は日ごとにますます厳しくなっている。長年の間の規制のない貪欲と心なき競争の結果引き起こされた経済破局は、数え切れない大勢の人間のまじめな労苦と向上心を無駄にする。すべての国で、人々が失業や貧困や恐怖に直面しているかたわら、マネーの男たちは、大体において、彼らの富は無傷のまま陽気にやっている。気候の変化についてのより正確な読みは、この惑星が逆戻りできない惨禍にいかに近づいているかということを人々に示し、多くの政治面で警報が音高く発せられており、ストレスの要因をさらに新しいレベルに引き上げる。人類はこの緊張をあとどのくらい持ち堪えられるのか。あとどのくらい彼らの運命を穏やかに受け入れられるのか。死に物狂いの人間は自暴自棄の行動を取る。すでに行動ではなくても、心(マインド)の中で、多くの人々が革命を企てている。

出来事

舞台の背後にあって、マイトレーヤはこれらの出来事を注意深く見守り、法が許すところではどこででも救助を与えておられる。マイトレーヤは、彼の出現の徴、すなわち今や多くの人々が驚きと愛をすら込めて見つめている「すばらしい力の星のような光り輝く物体」に対する人間の反応の高まりを辛抱強く待っておられる。
望まれるのは、その「星」の意義や意味について、つまり世界教師マイトレーヤの出現の前触れについてのある程度の公の討論である。その話題が大きくなればなるほど、より公であればあるほど、より一層マイトレーヤのお出ましのための道を整えることになるのである。間もなく、疑いの余地はなくなるだろう。非常に間もなく、金星は人間の視界の向こうに移動するだろう、そうして天空の舞台は「星」に開かれる。そうすると、疑いもなく、その「星」はすべての者が見ることができるだろう。
十分な討論が様々なマスコミやインターネット上で助長されるならば、マイトレーヤが語るのを見たり聞いたりする時まで、長くはないだろう。マイトレーヤはそういう名前では呼ばれないだろうが、人々は彼の身分よりも彼のアイディア(理念)を判断することができる。

危機

経済危機が深まるにつれて、多くの国々に珍しい反応が現われつつある:恐怖や虚勢や増大する絶望と並んで、この崩壊の理由についての新しい理解である――われわれの制度の中心にある貪欲と競争心、したがって、分かち合いの必要。多くの人々はこの基本的な真理に自分たち自身で目覚めつつあり、分かち合いを、不正義や戦争への答えとして見ている。かくして、多くの人々はマイトレーヤの呼びかけに応える用意がある。危機が、もはや機能しない、あるいは決して長いこと機能させておくことのできない古く廃れた形態や機構の不安定な構造に、より一層深く切り込んでいくにつれて、この認識は増大するだろう。
マイトレーヤが話すとき、彼はこれがそうであることを、世界は、すべてのところに住む国民の心の必要に基づく新しい、より良い形態を採用していく用意があることを示すだろう。マイトレーヤの仕事は、人間の一体性と和合、相互依存と目覚めつつある神性についてのこの増大しつつある認識を集中させ強めることである。かくして、マイトレーヤと人類はこの世界の復興のために共に働くだろう。