現在位置: ホーム シェア・インターナショナル記事 2014年 6月号 われわれの本質的な調和ーー選集

われわれの本質的な調和ーー選集

Our essential Oneness─a compilation

「われわれの本質的な調和」というテーマに関する引用文の選集を掲載する。これはマイトレーヤのメッセージ(『いのちの水を運ぶもの』)、ベンジャミン・クレームの師の言葉(『覚者は語る』)、およびベンジャミン・クレームの著書から抜粋したもので
ある。


マイトレーヤが非常にしばしば言われたように、「人間は自分たちを一体として見なければならない」。これが、未来のすべての進歩への重要な第一歩である。その他のすべてが、その条件の達成にかかっている。これがそうであることを、そのときに初めて自己破壊が避けられることを、そのときに初めて人間の眠っている可能性をその次の偉大なる達成のために解き放つことができることを、人間に示すことがマイトレーヤと彼のグループの最初の仕事である。
人間が彼らの一体性に目覚めることをわたしたちは疑わない。人間の落ち着きのない奮闘のすべての底に、今日彼らを襲っている多大な問題の解決にはすべての者が責任を分かち合わなければならないという認識の目覚めがある。問題と同様に、その責任も世界的であり、分割不可能であり、そして協力とエゴ(自我)の否定を通してのみ、それらに適切に対処し克服することができるという認識の目覚めがある。間もなく世界の前に現れようとしておられるマイトレーヤは、人間の心(マインド)をこれらの真理に開かせる仕事を持つ。
(『覚者は語る』―法の規定―p.498~499)

来るべき時代における人間の目標は集団意識、全体の一部分として欠くことのできない存在感、の創造である。宝瓶宮の星団からこの惑星に入ってくる新しいエネルギーはこの方向に働く。それに固有の特質は統合、普遍性である。
政治、経済、社会、宗教、教育、文化のすべての制度と構造の根本的な変化を、我々は今まさに目撃しようとしている。これらの変化は、人類がその本質的な一体性を徐々に理解し、それを具現するために必要な手段を取るにつれて起こるだろう。
(『マイトレーヤの使命? 第Ⅰ巻』p.121~122)

わたしの使命は、すべての人間の裡に愛の原理を呼び起こすことであり、用意のできている者たちに、さらに高位の真理を示すことである。方法は単純である。すべてのための正義と自由を通して、その愛は顕される。人間の同胞愛の顕現を通して、すべてのものの本質を識ることができる。速やかにこのことに気づき、人生の目的を理解し、あなたの兄弟たちに道を示すように。そのようにして、あなたがたは世界の変換の仕事に参加できるのである。
(『いのちの水を運ぶ者』第41信? P.130)

わたしたちはすべての人間をひとつとして、大いなる家族の兄弟姉妹として見る。同様に、人間は分離感を彼らの心(ハート)から払いのけ、そして人間の条件の中核にある同胞愛のリアリティ(実相)を再発見する必要がある。人間は、すべての人間は潜在的に神であり、彼らすべてが栄える条件をぜひともつくらなければならない。これをなすために、あなた方がその方向へ最初の小さなステップを踏み出すとき、わたしたちは喜んであなた方を助けるだろう。その最初のステップは難しくもないし、危険をはらむことでもない。失うものは何もなく、得るものはあなた方の神性である。その最初のステップは「分かち合い」と呼ばれる。
(『シェア・インターナショナル』誌2006年9月号、
「覚者より」“助けが必要とされる―そして提供される”)

すべての国の憲法は究極的には自由と解放と救済という三つの原則に基づくものになるだろう。自由は個人的レベルで作用し、解放は国家的レベルで作用し、救済は霊的レベルで作用する。世界的相互依存というリアリティ(実相)がわれわれの認識の中で確立された事実となるだろう。そうなる時「すべての人間は兄弟姉妹である」という事実が制度機構や実際的活動計画の中にますます取り入れられて、この実体を反映するものとなるだろう。諸国家も同胞愛、共通の目標、共通の抱負を体験することができ、そうなるだろう。
(『マイトレーヤの使命? 第Ⅱ巻』p.120~121)

人類はそのように意識せずに、大きな霊的危機を通っております。その霊的危機は政治、経済の面に集中しています。したがって、その危機は政治、経済の分野を通してのみしか解決されません。人間が進化し向上していくためには、自分たちは唯一なる神聖なる本源の下にある一つの兄弟姉妹であることを認識し、その聖なる本源と全く同一の特質を持つ存在であることを認識しなければなりません。通常、家族の中ではどういうことが起こるでしょうか。家族が持っているものは分かち合われます。母親は自分の子供の一人に余計に与え、一人に少なく与えるというようなことはしません。一人の子供に83%与え、一人の子供に17%しか与えないということはしません。つまり私たちは人類家族の兄弟姉妹であり、資源を、食糧をより公平に分かち合わなければならないのです。
(『マイトレーヤの使命? 第Ⅲ巻』p.23)

新しい人間は、人類は一つであるという真理への忠誠を示すだろう――人類は愛のエネルギー(フォース)そのものによって統合されており、寛容と無害によって、すべての王国に対する人間の正しい関係によって統合されている存在である。新しい人間は、正しい行動を直感的に理解する能力を持ち、「神の意志」を正しく解釈する能力を持ち、それによって知られるだろう。このようにして、すべての人間の心(ハート)の中に潜在し、人間自身の行動によって顕現されるのを待つ神が、徐々に明らかになるだろう。
(『覚者は語る』―覚者たちは戻る―p.117)

わたしは素朴な男である。そしてあなたがたに素朴に嘆願する――わたしを信じて、従いてきなさい。愛に基づき、分かち合いに基づき、同胞愛に基づく未来へ、あなたがたを連れていこう。単純な相互依存と正義に基づく道、いのちの本源なる神と正しく交わり、兄弟同胞とも正しく交わることのできる道、そのような道を示そう。
(『いのちの水を運ぶ者』第4信 p.30~31)

人類自身も一つであるという感じを抱き始めています。来たるべき時代には一つになるでしょう。進化における前進のための次のステップです。同胞愛というものは、持てるかもしれないし、持てないかもしれないというような単なる理想ではないのです。自然界の事実なのです。ただわれわれがそれを具現していないだけなのです。来るべき時代には、この事実を具現することがわれわれの運命であり、神の意志であります。ハイアラキーのすべての活動と指導はこの目標に向かってなされるでしょう。これは正しい関係を通してのみ実現されるのです。まず人と人との間に正しい関係をもたらすために、マイトレーヤはやって来られるのです。神との、そして人間同士の間での正しい関係です。
(『世界教師と覚者方の降臨』P.232)

世界は一つであるのに、いかで二つの世界が存在し得ようか。法はすべての人間に対して同じであるのに、いかで分割があり得ようか。やがて人間は、大勢の人々の苦しみは総体の病であることを理解し、そして正義のみがその治療法であることを理解するだろう。
(『覚者は語る』―正義は神性なり―p.93)

わたしの任務は、あなたがたが兄弟同胞として共に平和に生きる方法を示すことである。これは想像するよりも単純なことである。我が友よ。なぜなら、必要なのは、分かち合いを受け入れることだけであるから。分かち合いは、実に、聖なることである。人間のすべての進歩の根底にある。それによって、我が兄弟よ姉妹よ、あなたがたは神との正しい関係を築くことができる。これが、我が友よ、あなたがたの人生の根底にある。分かち合うとき、あなたは兄弟の裡に宿る神を認める。これは真理である。単純なのだが、人はこれまでこのことを本当に把握することが困難であった。この真理を証明する時が来た。
(『いのちの水を運ぶ者』第82信? P.240)

私たちは真に相互に依存するでしょう。相互依存した世界がリアリティ(現実)となるでしょう。今日でもそれがリアリティなのですが、私たちはその事実を認識していません。来るべき時代には、今はまだ見えていないがわれわれのすぐ前方にある建設、発明、途方もない発見がリアリティとなるでしょう。正しい関係、余暇、教育を通して、われわれが共に探求の途上にある転生した魂であることを初めて認識することを通して、それらを解き放ち、その文明の産物を創造し、われわれが神であることを顕示するでしょう。
それが真に意味するのは、私たちが人類と呼ぶ一つのグループとして共に、神としての私たちの内的なリアリティに表現を与えることです。魂は己自身を表現します。真我は、人生を通して、すべての人々を包含します。私たちはあらゆる人々を魂として見るでしょう。存在するのは一つの真我のみであり、私たち皆がその真我のアイデンティティーを分かち合っていることを知るでしょう。マイトレーヤは、私たちがそのことを知るのを助けるために、そして私たちがもともとそうであるところのものに、いかになるかを教えるために、ここにおられます。
(『生きる術』p.56~57)

多くの者が自由を求めて闘うのだが、それを他の者に対しては否定する。自由そのものが、正義と同様に分割できないものであることを忘れている。多くの者が自分自身が必要と感じるものに対する解決を求めるが、相互依存を通してのみ、すべての者の必要が満たされ得ることを忘れている。マイトレーヤの呼びかけが人間の耳に響くだろう――分かち合って世界を救いなさい、協力して真の自由を知りなさい。「あなたの兄弟の手をとって、彼をあなた自身として知りなさい」。そのようになるだろう。そのようにして、偉大なる主は世界にとって、古きものと新しきものの間で苦闘しながら呻いている世界にとって、非常に必要とされる変化を鼓舞するだろう。
人間が変化の必要を理解するとき、今日彼らを恐れさせているものを喜んで受け入れるだろう――理解と勇気は携え合って進む。新しく見いだされる寛容が古い不信感を一掃するだろう。古い借金はご破算にされ、智恵の黎明が人間の心(マインド)と行動に差し込むだろう。人間が自分たちの一体性を悟るとき、そしてその認識に基づいて行動するとき、すべてが可能になる。
(『覚者は語る』―変化の中にある世界―p.374)

忘れるでない、我が友よ。あなたがたは一つであることを。すべての者の御父が、あなたがたを聖なるイメージに似せて創られたのであることを。あなたがたを通して同じ聖なる愛と真の光が輝いていることを。時は近づけり、我が友よ。真理の光があなたがたの周りすべてに輝き、人が兄弟を己の心に迎え入れ、己自身としてお互いを知るようになる時がやってくる。
(『いのちの水を運ぶ者』第51信? p.155)

必要とされるのは私たちのお互いに対する関係を改めることです。これらの問題に取り組むために取るべき第一歩は、人類はひとつであることを認めることだと、マイトレーヤは言っています。私たちは、人類というひとつの家族の兄弟姉妹であり、国家の違いを超えたひとつの種族、ひとつのグループであるという地球的感覚を身につけ、食糧、資源、エネルギー、科学技術、教育施設がすべての人間に属することを認めなければなりません。これらの資源は、私たちが進化のプロセスの根底にある大計画に従って正しく進化していくために、すべての人間に与えられているものです。ですから私たちはこれらの資源をより平等に分かち合わねばなりません。分かち合うとき、世界に正義が確立されるだろう、とマイトレーヤは言われます。正義が世界に確立されるとき、そしてその時にのみ、世界に平和を築くことができるでしょう。
(『マイトレーヤの使命? 第Ⅲ巻』p.121~122)

すべての人間は一つであり、神はすべてを平等に愛され、一人ひとりが神の反映であることを受け入れる用意をしなさい。あなた方がたどらねばならないコースは明らかであろう。「あなたの兄弟の窮乏をあなたの行動の尺度とし、世界の問題を解決しなさい。それ以外の道はない」
(『覚者は語る』―マイトレーヤの召集―p.128~129)

アクエリアス(宝瓶宮)星団の新しいエネルギーは、日ごとにその力を強めており、すでにその存在を感じさせ、現在、世界的規模で起こっている変化の背後にある。これらの変化はアクエリアスのエネルギーの特質を、内的な特性を、反映しなければならないし、反映するであろう――すなわちその特性とは「統合」である。これらの統合のエネルギーは、われわれの多様他面な生活の異なった糸を融合し混合しつつ、人類をその一体性についての認識、大計画における人類の役割についての正しい理解、そしてその大計画を現象の世界において正しい関係の中で顕現する能力に気づかせていく役割を持つ。
(『覚者は語る』―新しい時代は頭上に―p.482)

わたしの計画は、真理の単純な教えを世界に放つことである――人間は一つであり、すべてが兄弟同胞である。神はすべての人間を平等に愛する。自然は、すべての者が分かち合うように、その食物を提供する。わたし自身、人類の体験を経てきた者であるから、人間が窮地を切り抜けていくための答えを知っている。変化し、人間同士が正しく交わり、神の意志を正しく顕していくための単純な方法を教えよう。私の計画は、あなたがたにこのことを教え、自らを縛る囲いからあなたがたを解放することである。前方の道は容易ではない、我が友よ、しかしあなたがたの助力があれば、すべては人類のために良くなるであろう。
(『いのちの水を運ぶ者』第55信? p.164~165)

マイトレーヤは、現在別々である東洋と西洋の神への接近を、新しい世界宗教にて統合なさるでしょう。表面的には矛盾しているように見えるが、実は、相補うものなのです。すなわち、創造物の上位に、外部にあり、超絶した、創造物の手の届かない存在である神という見方と、大自然に、人類に、すべての存在に内在される神という見方です。このようにして、すべての人間、すべての存在を通して、神が何らかのレベルで顕されるということを知る。ゆえに同胞愛なのです。兄弟としの繋がりは、自然の法則であります。われわれは皆、一つの大生命の一部なのです。われわれすべてが、一人ひとりが神の子であり、われわれはこれを具現せねばならないことを知っています。
(『世界教師と覚者方の降臨』p.129)

あなたがたがわたしを見るとき、わたしが何故やってきたのかを知るだろう。わたしはあなたがたに次のように訴えるだろう――「わたしの幼き者たちを救い、あなたがたの同胞を飢えから救いなさい。人類は一つであることを、唯一なる御父の子供たちであることを覚えておきなさい。大地の産物を、これを必要とする者たちに、信を持って譲りなさい。これを今なして、世界を救いなさい」
(『いのちの水を運ぶ者』第31信? p.104―105)

永いあいだ、人間はこの調和への鍵をあこがれ求めて、空しく探しまわった。彼らの最高の志向と努力はいつも無駄に終わった。今、初めて、一体性についての認識が目覚めはじめ、分かち合いとより正しい安全な線に沿って生活を立て直す必要性が、人間の心(マインド)に印象を刻みはじめている。新しい時代、「光の時代」は、われわれの頭上にある。そしてこの来るべき時に、人間は、彼らの祖先が持ち得なかった、あるいは無視したインスピレーション(鼓舞)と導きを見つけるだろう。今やついに、人間とハイアラキーの覚者たちは、兄弟同胞愛と信頼という共通の絆で結ばれて、一緒に働き、前進するだろう。
(『覚者は語る』―光の時代―p.246)

我が愛しき子供たちよ、神を愛することと人を愛することは同じであることを、あなたがたに示したい。兄弟たちを愛するとき、我々は神の愛を顕すのである。あなたがたは、理屈としてはこれを知っている。しかし、親愛なる友よ、愛の実践こそが基本である。なぜなら愛によってのみ、この地球は支えられるのであるから。
(『いのちの水を運ぶ者』第38信? p.122)

来るべき時代に我々は意識の転換を行い、「霊的」という定義の中に我々の存在のすべての面を含めなければならない。我々の機構のすべてが、人類の内的一体性に基づき、そしてその現実を反映するものでなければならない。魂として我々は一つである。分離した個々の魂は存在しない。そのような内的神性が表現されることを可能にするような政治、経済、社会のシステムを、我々はつくらねばならない。
我々は誤った原理――競争、分割、分離主義、不平等――に基づいた機構を築いてしまった。これらはすべて我々の内的リアリティと完全に対立するものである。内的リアリティは人間の一体性であり、すべての人間に潜在する聖なる特質を分かち合う。内的な輝きの表現を可能にする正しい外的形態が必要である。
(『マイトレーヤの使命? 第Ⅰ巻』p.119)

あなたがたの声を大きく上げなさい。あなたがたの必要を世界に告げなさい――平和の必要を、正義と自由の必要を、宗教や皮膚の色や人種が何であれ、すべての人間が調和のうちに生きることの必要を告げなさい。すべての人間は本質的にひとつである。彼らはわたしの兄弟であり、わたしは一人ひとりを愛する。わたしの愛の祝福はあなた方すべてに流れる。では間もなく(その日まで)、我が友よ。
(マイトレーヤからのメッセージ『シェア・インターナショナル』誌2008年5月号? p.35)


写真:人間が進化し向上していくためには、自分たちは唯一なる神聖なる本源の下にある一つの兄弟姉妹であることを認識し、その聖なる本源と全く同一の特質を持つ存在であることを認識しなければなりません。(ベンジャミン・クレーム)



囲み記事:

人類の一体性
――覚者より、ベンジャミン・クレーム筆記 2008年7月

人類が現在進んでいる方向は間違いであり、彼らの将来の幸せにとって無益であり、失敗するよう運命づけられているということを、自ら気づくときは間もなくやってくる。それを見て、彼らは質問するだろう:なぜこんなに虚しいのか?なぜ求めている平和を達成できないのか? どこで間違ったのか? そうしてマイトレーヤに注目を向けて、彼の言葉を検討し、彼らの窮状の打開に適切であるかを試すだろう。マイトレーヤの思考の中心的なものは、一体性についての概念であることを発見するだろう。人間は彼ら自身をひとつとして見なければならないことを、各人が和合した全体――人類家族――の部分であり、そして彼らがやることすべてがその一体性を反映しなければならないことを、マイトレーヤは請け合うだろう。このリアリティ(実相)を十分理解し得ないことが、われわれのすべての困難や苦労、不調和や恐怖、葛藤や戦争につながっていると主張されるだろう。
「あなたの兄弟を自分自身として見なさい」とマイトレーヤは言われる。すべてのものがそこから取ることのできる国際的な貯蔵庫をつくりなさい。そのようにして分かち合うことによってのみ、世界は再生される、というのがマイトレーヤの教えである。分かち合いによってのみ、人間は自分たちが求める幸福を見つけるだろうと、彼は確言するだろう。分かち合いのみが正義と平和をもたらすだろう。

導き

このようにして、マイトレーヤは彼がもたらす真理に向けて人間の思考を導くだろう。このようにして、マイトレーヤは人間に彼らの間違いを示し、彼らのジレンマへの解決法を示されるだろう。このようにして、人間は自分たちの状況をつくづくと眺めるだろう、そしてますます多くの人々がマイトレーヤの助言の真理に気づくだろう。マイトレーヤの導きが、すべての者が心のうちに切望する幸福と平和を達成する唯一の方法であることを、ますます多くの者が知るだろう。それまで恐怖心によって抑えられていた人間は、マイトレーヤの単純な教えが彼らのすべての恐怖と災いへの答えであることを知るだろう。
当然ながら、すべての人間がマイトレーヤのうちに彼らが求める導きを見つけるわけではないだろう。多くの者は、まさに、彼の教えの中に、彼らが恐れ、憎むことのすべてを見るだろう。しかしながら、徐々に、彼の単純な真理の言葉に応え、共鳴することのできる人々の熱意が、何千万の人々を正義と平和への彼の大義に引き付けるだろう。彼の教えは単純であるが、愛の火がまだ消されていない人々の心(ハート)に浸透するだろう。このようにしてマイトレーヤは世界中で働き、新しいスタートを、家族を平和と調和のうちに育てるためのより簡素でより幸せな世界を切望するすべての人々を彼の側に引き付けるだろう。

合図

大宣言の日が地球というこの惑星の新しいスタートのための合図であろう。前例のないその日に、人間はマイトレーヤが言われる一体性を体験するだろう。彼らは、すべての人類が同じ体験をしているということを感じるだろう。その心(ハート)は全く新しい愛のうちに共に鼓動している巨大な家族の兄弟姉妹の一人であることに慎ましい誇りを感じるだろう。共に属しているということの感覚が彼らを取り巻き、各人一人一人に長い間忘れられていた歓びの涙をもたらすだろう。
(「シェア・インターナショナル」2008年7・8月号、「覚者より」―人類の一体性―)

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