現在位置: ホーム シェア・インターナショナル記事 2014年 5月号 アクエリアス(宝瓶宮)の時代――選集

アクエリアス(宝瓶宮)の時代――選集

ベンジャミン・クレームは次のように解説する。われわれは5年前、2009年にアクエリアスの時代に実際に入った。おおよそこの惑星の半数の人々が新しいエネルギーに反応しているが、他の人は、特に高年齢層は、双魚宮時代の機構や思考に捉われている――そしてその世代が主にこの惑星を統御している。それゆえ、われわれはストレスと緊張の中にいる。しかし日々アクエリアスのエネルギーが強まり、その良い恵みを与えるにつれて、均衡は必然的に新しい方に有利に流れる。古いパイシスのエネルギーは、着実に減少し、人類に対するその意義を失い、それと共に、過ぎ去ったパイシスの時代の分離や組織的貪欲は徐々に消え去っていくだろう。
われわれはここに、アクエリアスの時代をテーマにした選集を掲載する。引用文は、マイトレーヤのメッセージ(『いのちの水を運ぶ者』)、ベンジャミンクレームの著書(『マイトレーヤの使命』『世界教師と覚者方の降臨』『大いなる接近』他)から引用されている。


未来を恐れることはない。なぜならそれは、もし人間がその意志を持つなら、想像するよりもさらに偉大で、より美しいものであり、人間の最高の夢よりもさらに素晴らしいものであるから。不確かさや耐えがたい悲しみ、喪失や変化の痛みは、生まれ出ようとして苦闘している新しいより良い世界の産みの苦しみにすぎない。
(『覚者は語る』―生得の権利が待っている―
p551-552)

すべてがよく進み、未来への良き前兆である。わたしの計画は速やかに進み、人類を活気づかせる。今日、世界中どこを見回しても、変化が起こっている。上部から下部まで、古き腐った秩序の綾はほころびている。これを見て大いに満足している。この過程において痛みはあるけれども、新しいより良い世界が出現するのであるから。だから、我が友よ、この事実に励まされて、希望を持って未来を見つめなさい。
(『いのちの水を運ぶ者』第130信 p391)

来るべき宝瓶宮の時代の約束は、記録に残る人類の歴史の中で初めて、全人類が一体となり、「愛」をこの世で具現することなのです。和合こそが、その「愛」の表現です。人間の内的な和合――魂として我々は一体であるという事実――が物質界において反映されるでしょう。別々の魂などというものはありません。我々は、一つの完璧な偉大なる「超魂」の個性化された部分であり、神という言葉で呼ばれるもの、つまり我々がその裡で「生き、動き、存在している」あの実在――この惑星のロゴスの反映です。
(『伝導瞑想―21世紀のヨガ』p38)

わたし自身を公に顕す時が来たら、すべての人類の希望と願いを表明する――新しい人生への、新しい出発への願いを、方向転換への用意があることを、人々が平和に生きることができる新しい世界の建設を、自分自身を恐れることなく、兄弟たちを恐れることなく生きることができ、心に喜びを持って自由に創造し、正直にあるがままであることができる、そのような新しい世界の建設への願いを表明しよう。
(『いのちの水を運ぶ者』第8信 p41-42)
至るところで新しい霊的な目覚めがあることは疑いがない。それはやがて人類同胞愛の時代につながる、宝瓶宮の世紀の基本線である。現在起こっていることは内面の力の盛り上がりの結果であり、それが人間の思考や意識に大変化を起こしている。これは、人類の真の要望にもはや応じ切れなくなった世界の機構や社会構造の完全なる再組織へとつながるであろう。世界中に現実との新しい対処の仕方があらわれ始め、新しい時代の我々の生活を支配する新しい価値観が定められつつある。政治・経済・金融のシスステムをより合理的な公正な線に沿って再組織することが必然となってくる。
(『世界教師と覚者方の降臨』p36-37)

規模において比類のない変化が、人間の心(ハートとマインド)をつかむだろう。新しいものの猛襲の前に生き延びるのは、過去のものの中の最良のものだけだろう。日ごとの変容が記録されて、人はそれを比較し、感嘆するだろう。新しい世界は真っ昼間の輝く光の中で建設されるだろう。すべての者が、それぞれの方法で参加し、各人がそれぞれのビジョンを加えて総体に貢献するだろう。
(『覚者は語る』―新たなる奉仕― p382)

再びあなたがたに語りかけ、そしてあの「新しい国」へ、「愛の国」へ、「信頼と美と自由の国」へ、あなたがたを連れていくために、わたしはやってくる、ということを告げることができるのをうれしく思う。わたしを受け入れ、わたしに従い、わたしに導き案内させてくれるなら、あなたがたをそこへ連れていこう。そして共に「新しい世界」を建設しよう。恐れも、不審も、分裂もなく生きることのできる世界を、大地の豊かなる資源を、共に分かち合い、わたしたちのいのちの本源と一体となる喜びを、共に入ることのできる世界を創造しよう。
(『いのちの水を運ぶ者』第3信 p27-28)

新しい国とは、マイトレーヤがその創造を鼓舞するために来られた新しい文明に与えられた名前です。「わたしが愛と呼ぶ国」と彼は言われます。過去2千年の間に、人類は神の知の側面を表現してきました。現在の科学社会がこれの表現の結果です。来るべきアクエリアス(宝瓶宮)の時代には、人類はさらに高位の側面である愛を人類全体として表現するでしょう。分かち合いと正義の実施を通して神の愛が顕現され、人間の同胞愛は達成された現実となるでしょう。
(『マイトレーヤの使命? 第Ⅱ巻』p291)

宝瓶宮のいのちの贈り物があらゆるレベルにおいて人間の生活の中に入るだろう。そしてその刺激によって新しい人間が生まれ、内的神性をますます反映するだろう。
キリストはこの「いのちの贈り物」を授けられるだろう。そしてご自身を、「水を運ぶ者」として、すべての人間の解放者として明らかにされるだろう。ずっと前に予言されたように「より豊かないのち」を携えてこられるだろう。この「より豊かないのち」と共に新しい創造性が生まれるだろう。これらはすべて、宇宙の法則に沿って行われる。自然はその秘密を放棄し、宇宙は人間の探究心に屈服し、このようにして得られた知識は全体的な福利に仕えるために提供され、地球上のすべての命を美しく、豊かにするだろう。
(『覚者は語る』―いのちの贈り物―? p29-30)

彼は私たちに変化を促し、未来への展望で鼓舞するでしょう。これまで誰も世界に提示したことのない未来、この地球がこれまでに見た中で最も素晴らしく、美しく、途方もなく輝きに満ちた文明について語るでしょう。
それが、今始まりつつあるアクエリアス(宝瓶宮)の時代における人類の未来です。必要なエネルギーを直接太陽から得ることのできる世界、発達した遺伝子工学によって、新しい臓器をつくる能力が与えられる世界です。病院に行って、あるかどうか分からない臓器の移植を待ち、臓器が入手できなければ死んでしまうという代わりに、診療所に行って、数時間後には再生した心臓や肝臓や腎臓を得て出てくることができます。このようにして人々は力強く、今日よりもずっと長く活力を維持して生きるようになるでしょう。世界の資源を分かち合うことによって、すべてのことが可能になります。分かち合いは信頼を生みます。国々の間に信頼があるとき、国家の間に平和があります。
(『大いなる接近』p53)

わたしは、あなたがたを新しい御国へ連れていく。わたしの周りに陣営を固め、あなたがたを待っているあの栄光を示させてください。未来の時の骨組みは、今や築かれている。未来の青写真は、より明確になってくる。あの未来にあなたがたをお連れしよう、そしてあの機構の輝ける光の中に包まれなさい。わたしの祝福はあなたがたすべてと共にある。
(『いのちの水を運ぶ者』第48信 p147)

宝瓶宮の時代のエネルギーの顕著な特質は統合であり、したがってその活動の結果は、現在の分裂した分離主義的人類を一つの総体に交じり合わせ、融合させるでしょう。現在の分離的感覚が、(天地万物との)新しい一体感に取って代わるでしょう。社会、政治の分野では、これは同胞愛、正義、分かち合いとして顕されるでしょう。今日の恐怖と混乱は、新しい自由と人生における意味と目的の意識に道を譲るでしょう。それは、人類が生得の神性を――全体として初めて――実現し顕す時代でしょう。
(『マイトレーヤの使命? 第Ⅰ巻』p70)
惑星自体のレベルにも惑星の磁界が存在し、濃密物質界にその対応物が存在しています。これらはUFOを操縦し、ミステリーサークルを作っている宇宙の兄弟たちによって複製が作られているのです。
彼らがミステリーサークルを作っているのは、物質界に、それらのエネルギーを用いる新しいタイプのテクノロジーを創設するためです。そのテクノロジーはやがて地球上で発達させられるでしょう。それは今始まろうとしている新しい時代、私たちが宝瓶宮の時代と呼ぶ時代に向けた贈り物なのです。この時代には地球と太陽のエネルギー利用について、途方もない新たな発見がなされ、採用されるでしょう。この惑星の生活様式は完全に変わるでしょう。それは私たちが想像さえできないような宇宙エネルギーのコントロールヘとつながっていくでしょう。
(『光の勢力は集合する』p299-300)

写真:惑星自体のレベルにも惑星の磁界が存在し、濃密物質界にその対応物が存在しています。これらはUFOを操縦し、ミステリーサークルを作っている宇宙の兄弟たちによって複製が作られているのです。
(ベンジャミン・クレーム著『光の勢力は集合する』)




新しい時代は頭上に
――覚者より、ベンジャミン・クレーム筆記 1998年11月

もう何年もの間、新しい時代について、そしてそれが人類の未来にとって何を意味するかについて話をすることが、自然で普通のことになっている。新しい時代を可能にする――そしてそれを必然にする――天体の関係の変化に気づき、あるいは理解する人はほとんどいない。2000年以上もの間、地球上の生活を条件づけてきた主要な宇宙エネルギーがパイシス(双魚宮)星団から注がれていた。太陽がパイシス(双魚宮)星団との(整列)関係からアクエリアス(宝瓶宮)星団との関係に移行していくにつれて、その影響は急速に退いている。
アクエリアス(宝瓶宮)星団の新しいエネルギーは、日ごとにその力を強めており、すでにその存在を感じさせ、現在、世界的規模で起こっている変化の背後にある。これらの変化はアクエリアスのエネルギーの特質を、内的な特性を、反映しなければならないし、反映するであろう
――すなわちその特性とは「統合」である。
これらの統合のエネルギーは、われわれの多様多面な生活の異なった糸を融合し混合しつつ、人類をその一体性についての認識、大計画における人類の役割についての正しい理解、そしてその大計画を現象の世界において正しい関係の中で顕現する能力に気づかせていく役割を持つ。
諸国が、崩壊しつつある経済構造の問題や、変化しつつある政治的なつながりについて奮闘し対処するにつれて、その第一歩が今や踏み出されている。人間が環境問題に対処するにあたって協力の必要性に気づきはじめるにつれて、新しいグローバル(世界的)な意識の初期の萌しが見られる。これは未来にとってよい前兆であり、人類種族が直面している重要な危機に対する正しい反応を示す。この惑星の環境的なバランスに対してすでに成されてしまった害を速やかに回復しなければ、多くの人間の寿命は劇的に短縮されるだろう。金持ちだろうが貧乏人だろうが、人間の免疫組織の油断のならない破壊から完全に免れるものは誰もいない。人間は自分たちの責任でその(免疫)組織に無分別な試みをするのである。
この問題やその他の問題の深刻さにもかかわらず、それらに本気で取り組むことについて大きな進歩がある。これらの危険にすべての国の政府機関を注目させることを主な関心事にしているグループが世界中にたくさん存在する。
そうであるから、諸国家には、未来への、そして協力と相互扶助の恩恵についての自信を新たにして、この試練の期間を乗り越えるという期待感がある。
このようにして、アクエリアス(宝瓶宮)のエネルギーはまさに諸国民を集い寄らせ、協力と理解の連結をつくり、そしてゆっくりと徐々にではあるが、現存の体制の本質的に異なった勢力を統合された全体に融合させていく。
新しい時代はまさにわれわれの頭上にある。マイトレーヤと彼のグループの一団の差し迫った到来が、その開始の合図をするだろう。
(『覚者は語る』p482-483)