現在位置: ホーム シェア・インターナショナル記事 2013年 12月号 期待の風潮――選集

期待の風潮――選集

A climate of expectancy ー a compilation

「期待の風潮(A climate of expectancyーa compilation)」というテーマに関する引用文の選集を公開する。これはマイトレーヤのメッセージ(『いのちの水を運ぶ者』)、ベンジャミン・クレームの師の言葉(『覚者は語る』)、およびベンジャミン・クレームの著書から抜粋したものである。

運命の時が近づくにつれて、人類は「使者」を待つ。すでに、待望された方が確かにわれわれの中にいるという徴が世界中に急送される。待ち焦がれてきた不可能な夢が事実となる。突然、期待の新しい波が、多くの人々の心(ハート)を捉え、彼らのマインド(誠心)をこの時代の中心的な出来事に向けさせる。
世界中で、徴はその仕事を成し遂げた。人々はますますそれらの意義を認識し、それがもたらす慰めを新たな感謝の心でつかみとる。真理を知る者たちの心に新鮮な歓びが沸く――「使者」は真昼の光の中に出現すべく待っておられることを、彼の使命を始めるための呼びかけを待つのみであることを。間もなく召集がかけられ、新しい時代が始まるだろう。
(『覚者は語る』―運命の時―p.367)

あなたがたの多くは、もうすぐわたしを見るであろう。あなたの兄弟たちにこの喜ばしい待望の思いを分かち、マイトレーヤが、友が、兄が、昔の師がやってきたことを告げなさい。今これをなして、彼らが失った希望をよみがえらせなさい。今これをなして、わたしのために働きなさい。世界に奉仕して、わたしの愛の祝福を受けなさい。
(『いのちの水を運ぶもの』第19信、p.74)

世界の変容のために、人類と下位の王国(動植鉱物界)の救済のために、進化の大計画のために働く機会は私たちに与えられた恩寵であり、そのような機会がかつてこれほど多くの人々に与えられたことはありません。ただ信じているだけの方が、信念に基づいて行動するよりもずっと容易なことは確かですが、あなたがどんなレベルであれ信じるのであれば、そのレベルで知らせることです。今がそれをしなければならない唯一の機会なのです。マイトレーヤが前面に出て来られる時、彼の周りには何百万もの人々が集まるでしょう。世界はとても急速に変化するでしょう。しかしあなたは前もってそれを知り、必要とされる希望と期待の風潮をつくる機会に恵まれているのです。
(『大いなる接近』p.110)

多くの者がマイトレーヤの顔を、彼の声の響きを、彼の教えの主旨を、期待をこめて待つ。世界中で何千人もの人々が、知ってか知らずか、すでに彼の姿を見ており、彼の召集を聞き、彼の愛の温かさを感じたのである。日ごとに彼の愛は地上に注ぎ入り、人間の真の特性であるところのまったく同じ愛に火を点じ、それに反応し行動できる者すべてに恩寵をもたらす。このようにして、偉大なる主は働かれる。このようにして、すべての者の心(ハート)の中にある眠れる火を燃え上がらせる。
(『覚者は語る』―眠れる火―p.372)

奉仕への欲求が、わたしの存在を規定する。わたしの心の愛が、わたしをあなたがたに引き寄せる。だから、わたしたち、つまりあなたがたとわたしとは奉仕することにおいて一緒である。これを悟り、独特なかたちで世に仕えることのできる、この機会を掴みとりなさい。我が友よ、そして神への道程の多くを踏破しなさい。世界があなたがたの助力を必要としているのに、何故、ただ座して、わたしを待つのか。あなたがたに頼む、わたしと共に働き、人々の前にわたしの道を整えなさい。そして、いくらかでも希望の風潮を誘い出してください。その中にわたしの顔は容易に見られよう。
(『いのちの水を運ぶもの』第102信、p.304-305)

人々に知らせなさい。もし私の言っていることが真実だと信じれば、あなたにできるすべての方法でそれを知らせなさい。もしあなたが、私のように100%確信しているのなら、そのレベルで知らせなさい。もし50%だけなら、そのレベルで。もしあなたがほんのわずかの5%パーセントくらいの、もしかしたら真実かもしれないという程度の確信しかないなら、そのレベルでそれを知らせなさい。あなたがすることは何であれ価値のあることです。そのようにして、マイトレーヤが法の下で公に姿を現すことを可能にする「期待と希望の風潮」をつくることを助けるでしょう。
(『マイトレーヤの使命・第Ⅲ巻』p.314-315)

世界はキリストの出現を待つ。そして間もなく、数え切れないほど多くの人々の期待は成就されるだろう。キリストの使命はすでに始まっている。急速に進行する変化がこの方の臨在の証である。見分けることのできる目を持つ者だけではなく、雷鳴を聞かなければ嵐の到来を感じることのできない者も、すべての者に見える徴である。
彼の大宣言の前に起こらなければならない外的な出来事を待ちながら、間もなくマイトレーヤの出現のための最後の準備が行われるだろう。世界中の高位高官の人々が、自分たちが体験したキリストの祝福を明らかにする用意を整えて、彼の召集を待つ。すでに彼を知る者は証をするために構えている。あらゆる国家や国民を代表する者が、自分たちの声を賛美の熱狂の中に加えようとしてやって来るだろう。
マイトレーヤの任務は始まったばかりであるが、すでに諸国家は過去の束縛を払い除けている。ゆえに、マイトレーヤが世界の前に公に姿を現して、彼の教えと勧告がすべての人間の心(ハートとマインド)を高揚させる時が来たら、一体どうなるか想像できようか。
(『覚者は語る』―運命の日―p.258-259)

わたしの到来は非常に多くの人々に待望されてきた。わたしがあなたがたの中に到着したことは、比較的少数の人々にしか知られていない。しかし、これらの少数の者たちは、他の者たちに伝え、わたしの約束がもたらす歓びの火を人々の心に灯すことができる。
(『いのちの水を運ぶもの』第29信、p.99-100)

一つの可能性としてでもよいですから、マイトレーヤがこの世におられることをあなたが信じるなら、真っ先に、講演、ラジオ、テレビ、新開、手紙などを通して、あらゆる方法で耳を傾けるすべての人にそのことを知らせなさい。そのようにして彼の到来を望み、期待する風潮をつくるのを手伝うことになります。そのような風潮があれば人類の自由意志を侵すことなく、彼は私たちの生活の中に入ることができます。真の平和に至るための唯一の方法として、世界に分かち合いと正義が必要だと主張しなさい。そして、彼の教えを生きる努力をしなさい。
(『マイトレーヤの使命・第Ⅲ巻』p.315-316)

人々はより高位の源からの合図を待つ。意識しようがしまいが、今が平常の時ではないことを、非常に重要な、最大限の緊張と無限の可能性の時であることを知っている。彼らは古い真理に、時代を経てきた教典や過去の儀式に目を向ける。しかし漠然とした不満を感じ、新しい時代の啓示を待つ。
その「新しい啓示」もまた、人間の求める心(マインド)を待っている――「人類皆兄弟」という単純な認識が、差し出された聖杯を満たすだろう。何百万もの人間が、この幸いなる成就を迎える用意を整えて、期待と新たな希望のうちに、頭を上に向ける。
人は空しく待つのではない。彼らの希望に目的がないのではない。マイトレーヤはその誓いを成就するために、人間を人間に、そして人間を神に、再び結び付けるためにやって来られた。
「すべての物事を新しくするために」、人間の聖杯を愛の花蜜で満たすために、そして人間を新しい幸いなる時代に安全に導くためにやって来られた。
(『覚者は語る』―新しい幸いなる時代―p.365-366)

親愛なる友よ、再びあなた方と共にあり、このようなかたちでの最後のコミュニケーションを送ることをうれしく思う。可能なかぎり最も早い時期に、一刻の猶予も許さず、わたし自身を現し、世界の前にあなたがたの友として、教師として登場することが、わたしの意図であった。あなたがたがわたしをただちに発見してくれることに多くがかかっている。なぜならそれによって、わたしは、あなたがたの救世の仕事を、助けることができるのであるから。わたしは援助し、教え、未来への道を示すために、そしてあなたがたに神としてのお互いを見せるために、ここに居るのである。
多くのことが今後の人間の行動にかかっている。あなたがたはよく認識していることと思う。全世界がこれを知っている。全世界が恐怖の中にある。しかしながら、希望の感覚は高まり、変化の可能性とわたしの存在に対する反応は起こり、緊張の中に一点の静けさをかもしだしている。
わたしの出現に対する期待は高まる。わたしは喜んで人々の前に姿を現そう。だからわたしを探しなさい、わたしは待っている。わたしを探し出して、わたしの手を握りなさい。
わたしがあなたがたの前に登場するためには、あなたがたの助力を必要とする。この世を祝福し、そして前方の道は単純であり、正義と自由と分かち合いと愛が必要なだけであることを、人間に教え、示すために、あなたがたの助力を必要とする。これらの様相は、すでにあなたがたの裡に存在し、わたしはそれを喚び起こすだけでよいのである。
救世主はここに居る、我が友よ。大聖はやってきた。あなたがたの兄は、あなたがたの中を歩く。わたしの使命は始まる。もうすぐわたしを知り、あなたの兄弟たちがわたしを知るのを助けてあげなさい。わたしの手を取りなさい、そして神へ導かせてください。
唯一にして最も聖なる神の光と愛と力とが、あなたがたの心(ハートとマインド)の裡に、今顕されるように。それによって、この勇ましい時におけるあなたの役割を速やかに知ることができるように。
(『いのちの水を運ぶもの』第140信、p.421-424)

世界はマイトレーヤと、そして救いを心待ちにしているのだが、この惑星と人類を安全にするためになさなければならないことは、まだ多く残っている。にもかかわらず、マイトレーヤが公の奉仕を始めるのを待つ時間はわずかである。であるから、マイトレーヤの道を整え、人々に、援助と希望が間近にあることを、大教師はここにおられ、すべての国の国民に直接語りたがっておられることを告げるのに残された時間はまさに短い。
だから、あなたの努力の速度を速めなさい。運命の時刻が到来したことを、人類は間もなく大教師の臨在を喜び祝うということを聞く耳を持つすべての人々に急いで伝えなさい。このことを告げて、彼らの希望と勇気を支えなさい。以前には聞く耳を持たなかった多くの人々が、今や耳を傾けるだろう。不安と恐怖が人々に被害をもたらした。徴もまたその仕事を果たし、何百万もの人々を待望されていた出来事と啓示に目覚めさせた。
人間の歴史の中で、これほど多くの人々が来るべき変化を感知し、その必要性を理解した時はかつてなかった。かくして、マイトレーヤは、彼の臨在が熱望され、しきりに待ち望まれているという確固たる知識を持って、期待に満ちて準備のできている世界に出現されるだろう。
(『シェア・インターナショナル』誌・2006年10月号
「覚者より」―マイトレーヤの優先事―)

私たちがそれを起こさなければなりません。私たちは世界で「騒ぎを起こし」、これが起こっていることを人々に理解させ、希望と期待の風潮をつくり、絶望している人類に希望を与えなければなりません。未来に希望を持たせねばならず、キリストやイマム・マーディや弥勒仏やクリシュナの再臨の話ほど、人々に希望を与えるものはありません。それは人々の精神を高揚させ、不安や緊張を和らげるでしょう。
(『全人類のための世界教師』p.171)

多くのことはあなたがたにかかっている、わたしの出現のために必要な、希望と期待の風潮を創り出すあなたがたの力にかかっていることを知ってもらいたい。あなたがたにこの仕事を頼む、そしてあなたがたの同胞とわたしとに仕えなさい。
(『いのちの水を運ぶもの』第60信、p.177-178)

徴が存在する以上、その徴の創造者がいる。あらゆる宗教グループは彼らの選んだ神の啓示を待望し、それらの徴を彼らの信仰の確認として解釈する。そのような確認が危険な時代にあって彼らを支え、より良い未来への希望を彼らに与える。このようにして、期待と希望の風潮が何千万の人々の中に創られて、いま差し迫っている出来事のために彼らを準備する。徴の意味は不明瞭であるけれど、それを否定できるものはほとんどいない。それは人間の直観と想像を刺激し、彼らの心(ハート)を来るべき啓示に聞かせる。
涙を流したり動いたりする様々な彫像から、世界中で建物の前面を飾る光のパターンに至るまで;輝かしい光の十字架からミルクを飲むヒンズー教の神々の像と、徴は限りなくある。これらの不思議な出来事に心を動かされない人々はほとんどいない。
もちろん疑い深い人々や懐疑的な人々はいつもいる。しかし、それも長いことはない。非常に間もなく、期待の風潮は高まり、至るところにいる人間の心(ハートとマインド)にしっかりと記録されるだろう。そしてその期待に満ちた雰囲気の中に、マイトレーヤはお出ましになり、彼の使命を公に始められるだろう。
(『シェア・インターナショナル』誌・2006年4月号、
「覚者より」―おびただしい徴―)

わたしの意図はもうすぐ、もっとも短いルートで、わたし自身を顕すことである。すべてが失敗すれば、機は熟しているのだが、わたしを迎える心の準備のできていない世界に顕れることになるだろう――わたしがあなたがたの中に居ることを、まだ知らない世界に。しかし期待される者として、あなたがたを未来の栄光に導くために神から遣わされた者として、あなたがたの前に現れることの方がどれだけ良いことか。多くの人はこの出来事を知っている、しかしまだまだ大勢の人は、現在起こっているこの本当の出来事を全く知らない。だから、我が友よ、あなたがたに切に懇い願う、わたしがあなたがたの中に居る事実を伝えて、わたしのために道を整えなさい。
(『いのちの水を運ぶもの』第61信、p.181-182)

わたしは来たるべき時代の大聖である。あなたがたに道を示すために遣わされた使者である。わたしは疲労しない者、神の真理を悟る者である。すべての人間がわたしを招いた。わたしはすべての者がわたしを見ることのできる出現の時を待っている。
これを可能にすることを、あなたがたにお願いする、我が友よ。わたしがこの世に居ることを知らせなさい。この真理を兄弟たちに伝えて、あなたがたの中に希望の風潮を創りなさい。これをなしなさい、我が友よ、兄弟姉妹よ、そして世に奉仕することの意味を知りなさい。これをわたしのためになし、あなたの兄弟たちの希望を高めなさい、我が兄弟よ。
(『いのちの水を運ぶもの』第132信、p.398-399)

新しいエネルギーは、新しい概念と理想を鼓舞する。そしてこれが、人間の生活の骨組みを変える。新しい啓示の徴を見守りなさい――寛容と善意、民主主義、正義、分かち合い、協力と相互依存。これらが新しい時の、人間が誇りをもって自由に歩む時の徴である。
出来事が必然的なクライマックスにより近づくにつれて、間もなくこれらの言葉の真理が明らかになるだろう。その時を期待して、天使たちさえも声をひそめて囁く。偉大なる主がその御顔を示すとき、人間は変化の時がやって来たことを知るだろう。行いを改め、古い傷を癒し、過去を修正し、未来の明かりを灯し、悪に対して扉を閉ざし、制度機構を浄化し、勇敢に新しいものを迎え入れ、未知なる道を歩む時である。人は未来から後戻りすることはできないことを知るだろう。その未来とは、人間に、自分たちの存在の意味を明らかにし、神の特質と大目的を明かすだろう。人は世界をつくり直す時が来たことを知るだろう。
(『覚者は語る』―新しいいのち―p.360)

奇跡 (The miracles)は、私たちが一つの時代の終わり、新しい時代の始まりに来たという徴であり、キリストがこの新しい時代を開始するために世界に戻られたという徴です。これらの徴は、人々の信仰と将来への希望を鼓舞し霊的基盤に基づいた生活に目覚めさせ、私たちが絶えず変化する世界に生きており、奇跡の日々は終わっていないということを彼らに認識させ続けるために与えられています。例えば、聖書の奇跡が、そしてそれ以前の時代の奇跡も、現在、毎日ほとんど毎時間ごとに世界中で繰り返されています。これらの出来事は人類にとって、キリストが世界に公に再臨する時が近づいているという非常に明確な証拠になっています。
(『マイトレーヤの使命・第Ⅲ巻』p.340-341)

私の仕事の性質上、私は、人間の反応と希望と期待を高めるような最も希望的画面を描きがちです。マイトレーヤの問題は、私が想像するよりもずっと大きいのかもしれませんが、世界への宣言が遅れることが我々の反応の速度に影響するとは思いません。マイトレーヤ御自身が言っています。「すべてが失敗すれば、機は熟しているのだが、わたしを迎える心の準備のできていない世界に顕れることになるだろう。わたしがあなた方の中に居ることを、まだ知らない世界に。しかし期待される者としてあなたがたの前に現れることの方がどれだけ良いことか」。ですから、マイトレーヤは、人類は用意があることを知っておられます。
(『マイトレーヤの使命・第Ⅰ巻』p.33)

非常に多くの者たちが、わたしの降臨を待ち、わたしが戻ってくることを期待している。そのような幸いなる者たちを、どうして失望させることができようか。否である、我が友よ、人間の心から叫びがあがった、救援を求めるその叫びに、わたしは応えた。同様にして、わたしから助けを求める叫びが出される。わたしから、人々の心の叫びが発せられる。苦悩のあの叫びにあなたが応えるとき、あなたは自分自身の神性を見いだす。そうあるだろう、我が友よ。そのようにして、わたしはわたしの民を知る。わたしの臨在を知らせる役目を背負いなさい、そしてあなたがた自身を神として顕しなさい。
(『いのちの水を運ぶもの』第113信、p.339-340)

このうれしい報せを告げることによって、世界中の兄弟姉妹に奉仕するこの機会をつかみなさい。かけがえのない体験と間もなく彼らが行う選択に、彼らを目覚めさせなさい。より良い、より幸せな未来への希望と期待で彼らを勇気づけなさい。そうすることでマイトレーヤの愛に対して彼らの心(ハート)を開かせなさい。
(『覚者は語る』―人間の基本的選択―p.466)

ここに述べられていることを完全に信じることが重要なのではない。今は、如来の到来の可能性を、心を開いて受け入れることが大切なのである。それだけで人類の心の中に新しい希望と期待が生まれ、最も必要な方向転換を刺激し、活気づかせる。そうして、如来が御自身を明かされるときに、その教えとメッセージに対して、積極的に反応できる心の準備がなされるのである。
(『世界大師と覚者方の降臨』p.52)

人間の新しい生き方について、わたしの願いを分かち合う男女が、世界中至る所で先導するであろう。そして共に、世界を安全なものに変えていく。わたしの先導隊は、この時のために、人類に心の準備をさせてきた。わたしの到来が間近であることを心の裡に悟っていない者は、世界中にほとんどいない。すべての次元においてこの真理は響き渡る。
あなたがたが兄弟たちに近づくとき、このことが確かであることに気づくであろう。あなたがた一人ひとりが心の裡に、遠くから招く新しい光を見たのである。その光は未来の約束を携えている。人類が神に還える径を歩むとき、その光は、それまで地上で見たこともないような炎になるであろう。
(『いのちの水を運ぶもの』第23信、p.83-84)

世界の舞台に登場するのを待ちながら、キリストは舞台の袖に立たれる。キリストのエネルギーがまず先に放出されて、変換の仕事を行い、すべての人間が願望してきた平衡を創り出す。今や多くの者が、名前で呼ぶ者も呼ばない者も、キリストの臨在を感知している。彼らはもうほとんどあきらめかけていた時に、新しいいのちと希望の放流を感知する。彼らはまた、自分たちの未来を形づくるための力と能力が増大するのを感じる。彼らがキリストを見、キリストが語るのを聞くとき、キリストが彼らの最も深い願望と要求に声を与えるとき、それに引き続いて起こる変化の大きな盛り上がりを止めるものは何もないだろう。期待をこめて、世界は再生の門口に立つ。
(『覚者は語る』―再生の門口―p.261-262)