若者が舵をとる
――覚者より
ベンジャミン・クレーム筆記 (2012年3月1日)
今年、2012年は、非常に重要な年である。アラブの夜明けの勢い、そしてそれが世界中に及ぼした影響を失わせないことは、絶対に大切である。今や力強く、自信に満ちた民衆の声は、世界中に響かせ続けなければならない。それは、信頼を生み、すべてのためにより安全な世界をつくるための唯一の方法として、分かち合いと正義を主張する声である。人間の困難に対する治療法は非常に簡単であり、容易に達成できるのだが、多くの人々にはそれを理解するのが非常に難しい。他のあらゆる方法は試みられてきたが失敗に終わり、必然的に戦争に行きついたことを、人は認識しなければならない。
今日、もう一度大きな戦争が起これば、それは核戦争であり、地球上のすべての生命を完全に破壊することは確実である。また今日、そのような全滅戦争を生き延びる計画をすでに立てている勢力がある――それはすべて全く役に立たないのであるが。では、人類に何ができるか、何をすべきなのか。
おおまかに言って、今日の政体は年寄の組織であり、彼らが若かったときの方法、過去のやり方以外の、他の働き方、統治の仕方を知らないのである。彼らの方法がなぜもはやうまくいかないのかについて、何の感覚もない。彼らは、今日世界に充満している新しいエネルギーと刺激について何も知らず、様々の出来事をコントロールすることができないことに困惑し、本性を現す。
若者の声
今日、大体において、民衆の声は、若者の声である。諸々の政府、そして彼らのコントロールの下にあるマスコミは、若い人々の声と志向を主として無視するか、あるいはけなす。しかるに、答えを持つのは若者である。彼らは、人類がひとつであることを理解し、公平さを、正義と分かち合いを、戦争の終止を呼びかける。そのような若い人々の声を決して黙らせることはできないし、長い間無視することはできないだろう。老いも若きも、民衆の声はマネー(金)の男たちの訴えるような声をかき消して、人類を「新しい夜明け」に導くだろう。そのようになるだろう。