現在位置: ホーム シェア・インターナショナル記事 2011年 6月 将来の道筋

将来の道筋

――覚者より
ベンジヤミン・クレーム筆記 2011年5月8日

ほんの数年のうちに、現在のストレスと辛苦の時期はかなり和らぐだろう。舞台の背後で、多くが変化しつつある。今日の葛藤や闘争をもたらしたフォース(エネルギー)の多くが弱まりつつあり、人間にとって全くより有益なフォース(エネルギー)に取って代わりつつある。非常に多くの異なったエネルギーと、そして方向の異なるそれらのエネルギーが現時点で同時に関わっているので、その変化がいつ始まるのかを正確に突き止めるのは難しいが、変化の最初のしるしが認められるまで約2年くらいのはずだ。それに続いて、そんなに短い期間で可能とは考えられないような変化の時期が訪れるだろう――中東の民衆によって非常に強く顕現されたような、自由と自分たちの運命に関与することへの要求がますます激増し世界中を一掃し、大小さまざまな国を次々に巻き込むだろう。かくして、民衆の声はますます強くなり、ますます雄弁になっていくだろう。ますます多くの男女が至るところで、彼らの必要をはっきりと理解し、生得の権利を要求する打ち負かすことのできない彼らの強さを理解し始めるだろう。
当然、国によっては、他よりも変化を達成するのが容易なことを発見するだろう。また国によっては、何世紀もの間、権力を振るい、富の要塞を築いてきたグループがその覇権を放棄するのを非常に嫌がるだろう。しかし、変化へのフォースはあまりにもしつこく、抑止できないものになるので、彼らもまた方向を変え、国民の要求に合わせなければならなくなるだろう。

新しい社会

かくして、新しい社会が著しいスピードで発展するだろう。それはすべての国民の自主決定という聖なる権利と、自分たちの社会と未来に参与するという民主的な権利と、適切な生活水準と医療と教育を得る権利を包含するものである。何にもまして、人々は平和のうちに生きる権利を主張するだろう。
マイトレーヤは正義と自由への彼らの要求を支援されるだろう、そして彼らのすべての努力に磁力を与えるだろう。彼は(エジプトの)カイロで行ったように、すべてのグループとすべての宗教を尊重しながら、怨恨や競争なしに、平和のうちに自分たちの要求を主張するすべての人々と共におられるだろう。かくして、人々は将来の道筋を、あの未来を、分離分割なしに、すべてによって分かち合われる未来を保証する唯一の道筋を理解するようになるだろう。