現在位置: ホーム シェア・インターナショナル記事 2011年 6月 未来のエネルギー ― 選集

未来のエネルギー ― 選集

本稿には「未来のエネルギー(Energy of the future)」というテーマに関する引用文の選集を発表する。これはマイトレーヤの教え(マイトレーヤからのメッセージ『いのちの法則』)、ベンジャミン・クレームの師のことば(『覚者は語る』)、およびベンジャミン・クレームの著書から抜粋したものである。

この来るべき時代は「光の時代」として知られるだろう。そしてあらゆる意味と顕現を含めた「光」が人間の起源となるだろう。見る目のある者にとって、人間が「光の部屋」に通じる扉を叩き始めている徴はすでに見えている。人間が、新しい洞察とテクノロジー(科学工業技術)が意味するものに取り組むにつれて、古くからの闇と無知は消え去っていく。間もなく、「光の科学」が、「聖なる科学」が、人間の驚嘆した凝視の中に明かされるだろう。そうして人間の進化の旅路における一つの重要な目標が達成されるだろう。
現在まで、ほんの少数の専門家のみがこの「光の科学」に接近することができたのだが、この恩恵をすべての者の利益のために使えるようにするためのステップがすでに取られている。エネルギーおよび光についてのすべての人間の必要は、簡単にかつ安全に満たされるだろう。太陽そのものがこの目的のために利用される。
(『覚者は語る』―光の時代―p.245-246)

人類がその一体感を認識していくにつれて、そして分かち合い、正義、自由を通して戦争を過去のものにしていくにつれて、新しい科学、「光の科学」が少しずつ確立されていくでしょう。戦争がなくなるとき、戦争が完全に放棄されるとき、そして戦争のための武器が破壊されるとき、「光の科学」が人類に与えられるでしょう。これは途方もない科学であり、すでにそれを実際的にするためのステップが取られつつあると、覚者は言われます。
(『光の勢力は集合する』p.202)

近い将来開発される新しいテクノロジー――常温核融合――があります。今から数年のうちに、常温核融合が地球のエネルギーの必要のかなりの割合を生み出すようになるでしょう。しかしその後にもう一つの、マイトレーヤが光のテクノロジーと呼ぶものが紹介され、それが私たちすべての必要のためのエネルギーを無尽蔵に提供するでしょう。
工場はロボットによって運営されるようになります。私たちは今日工場で自動車を生産しているロボットを非常に洗練されたものと考えていますが、未来のロボットに比較すれば、それらはそのテクノロジーの原始的な始まりにすぎません。思考のみによって、日常生活に必要な工芸品を作る機械を私たちは創造するでしょう。このことは人間に、自分の本来の性質の探究やレクリエーションや創造的仕事のための時間をもたらすでしょう。全く新しい高度に洗練された技術社会が創造されますが、それは私たちが自分たち自身を一つの人類であると見なすときにのみ可能です。
(『マイトレーヤの使命 第Ⅲ巻』p.215)

光のテクノロジーが21世紀のわれわれすべての必要を満たしてくれる。これを維持するために巨額の予算は必要とされないだろう。なぜなら、それは自己の欲望を満たすために何十億ポンドもの利益を求めることを望まない知識人によって創案され、コントロールされるからである。それはひとたび建設されれば2,500年間持続できるだろう。次の進化の周期まで長持ちするだろう。環境とエネルギーが新しい時代の最優先事項となるだろう。一番最後が防衛である。なぜなら防衛するものは何もなくなるだろうから。
(『いのちの法則』p.367-368)

核エネルギーの果たす役割はあります。しかし、今日のようなタイプではありません。それは、非常に危険です。近い将来は、原子核の融合のプロセスを利用したものが開発されます。それは、ご存知のように、この国(イギリス)でも、アメリカやその他の国でも、探究され始めています。水の同位元素から引き出される原子核エネルギーの形態を使用するでしょう。安全であり、世界の海や河の水分に豊富に存在します。核融合は、熱を使うのではなく、冷却プロセスであり、すぐにではありませんが、おそらく次の5年か10年の間には、非常に近い将来、この方法が使われるようになるでしょう……。
これが、この惑星のエネルギーの需要をすべて満たします――世界中のすべての村に、すべての町に、すべての都市に。結果を想像することができますか。人類は、その他の形態のエネルギー源(すなわち、ある国々には豊かにあり、ある国々には少ないエネルギー源)を使う必要がなくなり、人間を、骨折り仕事から解放するでしょう。
核融合のプロセスよりさらに高度な形態があります。それは、覚者方によって明かされ、やがて、われわれのものとなる聖なる科学の一部です。これは、マインド(識心)の力を使って、結晶に対応するエーテル体に備わるエネルギーを放出させることです。このようにして、われわれが住んでいるエーテルの海のエネルギーを直接に、安全に使えるようになるでしょう。
(『世界大師と覚者方の降臨』p.283-284)

私たちは太陽から直接その光を使い始めます。今日使われているすべての動力は時代遅れのものになるでしょう。太陽から直接くる新しいエネルギーが人類のエネルギー的必要を満たすことでしょう。もちろん、これはいかなる個人やグループによっても買い占められることはできません。それは至るところにあり、すべての人々に自由で、無限の利用を提供するでしょう。それは、現在人類がすでに手掛けている遺伝子工学のより進歩した形と関連して、医療にも応用されるでしょう。心臓や肝臓や腎臓などが移植される代わりに、すべての器官が再生されます。数時間だけ病院に行けば済むようになり、この遺伝子工学と光のテクノロジーによって、手術することなく、新しい器官が体内に創られるでしょう。
(『マイトレーヤの使命 第Ⅲ巻』p.427-428)

われわれは今、光の時代に入りつつある。ハイアラキーは、光のテクノロジーを使って変容や輸送やコミュニケーションを成し遂げることができるという実験を示して、自然現象の力を経験させることによって、科学者たちを訓練している。
光を意のままに操作することができるとき、鉄砲や弾丸は必要とされない。人間を宇宙からコントロールすることができるようになり、刑務所はもはや要らなくなる時が急速にやって来る。テロ行為は消え去るだろう。なぜならテロリストが隠れる場所がなくなるだろうから。
(『いのちの法則』p.357-358)
この惑星の周り、いやすべての惑星の周りには磁場があります。互いに交差するフォース(エネルギー)のラインからなっています。それが何度も交差するところに渦ができます。それはチャクラのようであり、パワーの渦です。宇宙人がこれらのパワーの渦を物質界につくっているのです。ミステリーサークルは実際、その渦の外的なしるしであり、しかしそのような渦は至るところにあるのです。この惑星の磁場の複製が物質世界のあらゆるところに置かれています。それは惑星自体の磁場ほど巨大で強力ではありませんが、光のテクノロジーの基礎となるには十分なだけ強力で広範囲にわたっています。
その光は直接太陽からきて、磁場の磁力と融合されるでしょう。それが人類に必要なあらゆる形のエネルギー(動力)を提供するでしょう。太陽からの光と惑星の磁場の磁力を使った光のテクノロジーによって、すべての機械的なもの、熟、光、交通手段、料理、機械類に必要な動力が提供されるでしょう。一定の形(形状)の大きな貯蔵庫がつくられるでしょう。その形自体がそこに貯蔵されるエネルギーのタイプに関係するでしょう。これらの貯蔵庫から私たちの必要とする動力(エネルギー)が無限に供給されるでしょう。
(『光の勢力は集合する』p.206)

これがやがて、現在は覚者方のみが知る聖なる科学の創造につながるだろう。いつの日か、人間自身を通して、この科学が道具として使われ、宇宙のフォース(エネルギー)が利用され、自然界のすべての王国の進化を進めるために、大計画の奉仕に使われるだろう。ハイアラキーの覚者方の指導の下に、人間はエネルギーやフォースをコントロールすることができるようになるだろう。今日、人間はこれについて全く認識がなく、完全にそのなすがままである。人間は思考の力によって時間と距離を越えることができるようになり、非常に静かで動きがなく、疲れが消えるような乗り物を造ることができる。音の力を通して、加工品を作り、環境をコントロールするようになるだろう。
(『マイトレーヤの使命 第Ⅰ巻』p.126)

マイトレーヤと共に世界にやって来られる霊的ハイアラキーの覚者方は、温室効果や大気汚染、核放射能の影響でさえも中和できるテクノロジーを持っておられます。私たちは核分裂の方法によるエネルギー創造をやめなければなりません。私は人類が昔の牧歌的な時代に戻ることを主張しているのではありません。私たちは、これまでに発明されたあらゆるテクノロジーと共に、豊かな、バランスの取れた、現代的な生活様式を送ることができるでしょう。今の私たちには想像し始めることだにできないテクノロジーの青写真が与えられるでしょう。
(『マイトレーヤの使命 第Ⅲ巻』p.214)

持続可能な経済とは、惑星の健康の可能性の範囲内においてすべての者の必要を供給するものである。現在では、それは達成不可能のように見える。しかし、光のテクノロジーが人類のためにその状況を変換し、われわれすべての必要を満たすために無限で生態系的に健全なエネルギーを提供する。これがこの需要と供給の問題、したがって市場のフォースの問題、に対する人類の対処の仕方を変えるだろう。
(『マイトレーヤの使命 第Ⅱ巻』p.167)

核エネルギーは、それが物質になった後の初発のエネルギーです。いろいろなプロセスを通して放出されます。核分裂のプロセスを通して放出されると、それはプルトニウムをつくりますが、非常に破壊的な恐ろしいものです。それが、原子爆弾に使われているものです。それから、世界中至るところに存在する水の同位元素からつくられる融合のプロセスがあります。融合のプロセスから、宇宙に固有のエネルギーを全く安全に使うことができます。太陽のエネルギーはもう一つの形態です。我々がやっと探究し始めたばかりの潮のエネルギーも、他の形態です。これらは中間の方法です。未来の本当のエネルギーは核エネルギーの形態でしょう。その時は、基本的に安全である融合を通してつくられ、全人類は、いくらでもエネルギーを得ることができるでしょう。これによって、人間は解放され、本来の目的、すなわち己の本質を探究することができるでしょう。西洋のわれわれは、石炭・蒸気・ガス・電気・核エネルギーから、過去二、三百年の間、十分なエネルギーを得て来ましたが、エネルギー源に非常に不足している国々が世界の多数を占めています――彼らは、西洋の産業革命のおかげをこうむらなかったから。目的は人類をその本来の運命のために解放し、自己の本質を探ることを可能にさせることです。ということは、今、人類の大部分は、10の時間のうち9をロバのように働いて過ごしているのですが、そうではなく、あり余るエネルギーは、人類に自由な時間を与えます。そして人間が己の可能性を創造的に探究することを可能にします。しかしそれは、人類のすべてが、豊富で、ただのエネルギーを入手できるようになるときに、初めて可能になるでしょう。これは、融合のプロセスを通してなされます。
核エネルギーの力の発見は偶然ではありません。ハイアラキーが意図して、人類に放出したのです。その中に、大きな恩恵があるのです。今は、それは間違って使われています。しかし将来は、人類の最大の利益のため使われるでしょう。
これは、人間を自由にする媒体となるでしょう。事実、核の時代とマイトレーヤの時代は同じです。原子の発見、原子力・原子エネルギーの発見は、実際に、宝瓶宮の時代の始まりです。少なくとも象徴的な意味において。
(『世界大師と覚者方の降臨』p.285-286)

医者たちがこのテクノロジーを治療に使う訓練を受けるようになると、もはや薬物や手術は必要なくなるだろう。ソ連と米国の科学者はすでに遺伝子工学で実験を行っており、これがさらに開発され、やがて遺伝子情報を、手術を行わずに病んだ器官に伝達し、それを活気づけることができるようになる時がやって来るだろう。やがて、最も深刻な状態でさえも数時間でこの治療を行うことができるようになると、そんなに多くの病院は必要なくなるだろう。
(『いのちの法則』p.362)

新しい時代が開けるにつれて、人の内的精神能力が開かれるにつれ、心霊エネルギーのとてつもない力にますます気づくようになるでしょう。今日われわれが顕しているような力は比べものになりません。この新しい時代の人類は、意志の働きによって、心霊エネルギーをマインドでコントロールすることによって、われわれの文明に必要な製品をつくるための様々な機械を造り出すでしょう。そして節約できた時間とエネルギーを、自分自身に向け、自己の本質を探り、自分が何であるかを知り、神の子として己を真に具現するべく自己を開発していくことでしょう。覚者は、心霊エネルギーを支配する力を得る意識を悟られているので、これをなすことができるのです。意識の問題なのです。意図して意識を拡大させることが、徐々に、より一層高度な次元のエネルギーを顕現させるのです。
(『世界大師と覚者方の降臨』p.207-208)

電気の発見は、自分たちが誰であるかを知り、私たちが本質的にそうであるところの神になることへの可能性に、人類の目を開かせてくれました。人類が電気のその内的特性を理解するや否や、宇宙のフォース(エネルギー)をコントロールすることができるようになるでしょう。人間はまだ電気と呼んでいるところのものの表面に触れただけにすぎません。
時を経るにつれて、人類は徐々にそれの扱い方に一層熟達していくでしょう。それを使ってあらゆることをすることができます。それは私たちのテクノロジーをつくりました。それを熱や光や動き(動力)やその他に使います。しかし、電気が何であるかについての内的な秘密をいまだ見逃しています。それが発見されるとき、私たちは光そのものをコントロールするようになるでしょう。
(『大いなる接近』p.327)

新しい聖なる科学が人間のものとなるだろう。その手段を通して万有のエネルギーを人間の多様な必要のために利用し、この地球を変容させ、そして美化するだろう。この科学の管理人であるわたしたち覚者は、人間がそれの使用のために正しく己自身を整えるにつれて、段階ごとに、その秘密を明かすだろう。
そうすると天界への門が開かれ、人間は終わることのない旅路にいる自分を発見するだろう。遠くの、近くの宇宙が研究の対象となり、無限が人間を絶えず先へと招き、彼の勇気を試すだろう。
新しい思考の流れが人間の生活に入りつつあり、それが行動へと駆り立てる。新しい創造的能力がすべての側において顕現する。そして勢いを増しながら、いのちの秘密が発見され明らかにされるだろう。人間は今、偉大なることの門口に立つ。驚くべき事が人間の仰天した凝視を待つ。過去の限界は間もなくその支配力を失い、人間を、宇宙と己自身の探検のために解放するだろう。
(『覚者は語る』―聖なる科学―p.146-147)