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新しい文明が始まる

世界教師の出現とUFOの役割
ベンジャミン・クレーム

[以下は2010年5月18日にベンジャミン・クレームが名古屋で行った講演を編集した]

今晩は、再び名古屋に来ることができてうれしいです。この講演会を主催して、私の携える情報を分かつためのさらなる機会を提供してくださった名古屋および中部地域のグループに感謝します。
この情報は、ある方々には全く新しいものでしょう。初めてこれを聞くときは、やや難解で受け入れるのが困難かもしれません。またこれが既成概念に対立するように思えるので、そのために問題を感じるでしょう。しかし時代は変化しており、この種の情報がより一般的に知られるようになる時がやって来ました。私が述べることが本当であるということを完全に信じる必要はありません。むしろ、これらの出来事が本当に起こっているという可能性に対して、心(マインド)を開いていただくほうが大多数の人々にとって抵抗が少ないでしょう。私自身は私が述べることの真実性について完全な確信をもっています。しかし、私はこれをあなた方に考慮していただくためにのみ、そしていま起こっている途方もない変化に目覚めて、これらの出来事に対して心(マインド)の準備をしていただくために、話をするのです。
私が述べることは大体において、予言であり、証明することはできません。ですから、残念ながら、私は皆さんが要求するかもしれないのですが、その真理を実際に携えていません。私がお願いしたいのは、もし皆さんが心(マインド)を開いておいてくださるならば、これらの出来事が展開するにつれて仰天することがないでしょうし、世界に現れるリアリティ(現実)と接触を保つことができるでしょう。少なくとも、もし今夜皆さんが将来に対して、子供たちの、そしてそのまた子供たちの未来に対して、新たな希望を抱いて帰途につくことができれば、私はとても満足です。起こっている様々な変化にもかかわらず、これは間違いなく、希望のメッセージです。

三つの出来事

人類は今日、何にも増して変化を目撃しており、それに気づいています。多くの人々にとってこの変化は非常に不快です。苦痛です。その多くはわれわれ自身の行為、われわれ自身に危害を加えるような行為をわれわれが行ってきた結果です。しかしまた、変化の多くは大いなる宇宙の出来事の結果です。
人類に新しい状況をもたらしている大きな出来事が、本質的に三つあります。あるものは快適であり、あるものは現在のところ不快です。しかし不快なものは、まさに過去におけるわれわれ自身の行動の結果であり、自分たち自身以外に誰をも責めることはできません。しかし、方向としては世界にとってより良い時代、より幸せな時代に向かっているのです。なぜなら、これらの偉大な出来事(現在のところ三つですが)は、人類に今日の生活様式を本当に良いものに変容させるような決定をする機会を提供してくれます。特に三つの大いなる出来事がありますが、それらは大体において、ほとんどの人間に知られていません。明らかではないのです。
第一は宇宙的な出来事であり、それに対してわれわれは何のコントロールも持ちません。われわれは新しい時代に、これまで知られてきたものとは異なる新しい文明に入りつつあります。そして現在のこの時期を、新しい文明の誕生の苦しみを体験している時期として見ることができます。それが、人類の生活の範囲を変化させ、拡大し、より和合した状況へ、そして過去の過失や間違いを背後に置き去るのを助けてくれるでしょう。
新しい時代、新しい文明はわれわれがその一部である太陽系の宇宙的変化の結果です。それが黄道帯にある星団との関連において天空を一周するのに約25,000年から26,000年かかります。その動きの中で、黄道帯を構成する各星団の影響圈を通過していきます。ですから約2,150年毎に、この太陽系はこれらの星団から宇宙空間に注がれているエネルギーの対象、つまり受領者になります。
過去の2,150年くらいの間、われわれはパイシス(双魚宮)の影響圈を通過し、パイシス(双魚宮)の時代にありました。そして人類がパイシス(双魚宮)のエネルギーを扱ってきた結果として、様々な問題、困難、あらゆる間違い、緊張および危機を伴う今日の世界があります。パイシス(双魚宮)の時代を通り抜けてきて、今、次のアクエリアス(宝瓶宮)の時代に入っています。アクエリアス(宝瓶宮)は始まったばかりであり、これからはアクエリアス(宝瓶宮)のエネルギーがこの地球のみならず、太陽系のすべての惑星のいのちを支配するでしょう。
パイシス(双魚宮)のエネルギーとアクエリアス(宝瓶宮)のエネルギーは、その特質において全く異なります。われわれがそれらを利用し、それに反応するにつれて、パイシス(双魚宮)のエネルギーは世界を分裂させ、われわれを極端な緊張と深刻な混乱状態の時点にもたらしました。アクエリアス(宝瓶宮)のエネルギーは統合のエネルギーです。人類を融合し混合させます。1625年から太陽が徐々にアクエリアス(宝瓶宮)星団の方向に移動しはじめて、パイシス(双魚宮)のエネルギーは後退しはじめました。そして1675年からアクエリアス(宝瓶宮)のエネルギーが流入しはじめ、今は両方がほぼ同じぐらいの力ですが、パイシス(双魚宮)のエネルギーは弱まってきています。アクエリアス(宝瓶宮)のエネルギーは日々その力を増しており、人類に、目に見えないながら、強力な影響を及ぼしています。
われわれは実際二種類の人間に分かれています。一つは通常、より年をとっている人々であり、パイシス(双魚宮)のエネルギーを好む人々です。それは彼らが体験し、馴れ親しんできたものであり、新しく流入するエネルギーを恐れます。パイシス(双魚宮)のエネルギーが退きつつあるので、政治、経済、宗教、社会、科学、教育、文化など、パイシス(双魚宮)の時代に築かれた機構が崩壊していくのが分かるのです。他方は、あと半分の人類、通常若い人々ですが、必ずしもそうとは限りません。彼らは何が起こっているのか知らないかもしれませんが、アクエリアス(宝瓶宮)のエネルギーに影響されており、それが彼らをパイシス(双魚宮)の時代に馴れ親しんだものとは異なった方向に押しやっています。そしてこれらの若い人々は変化を欲します。未来を恐れていません。多くの者にとって、古い非実際的な、そして人類にとって必ずしもうれしくないパイシス(双魚宮)のエネルギーの崩壊を見るのはうれしいことです。彼らは新しい方法を、正義を欲し、すべての人々にとってより公正な生活を欲します。彼らは自由を欲します。実際、彼らは、何年も前のフランス革命のときに叫ばれた、あの自由と平等と博愛、つまり同胞愛を欲します。彼らはもはや、引き裂かれた、あまりにも不平等な世界に住むことはできないのです。同胞愛のアイディアなど、その顏をほとんど見せることのない不公正な世界には、住みたくないのです。ですから今日の緊張があり、それは今クライマックスに差しかかっています。

霊王国の出現

同時に、もう一つの途方もない出来事があります。霊的ハイアラキーの覚者方とイニシエートたちが、世界に公に出現するこということです。このことは大体において世界に知られていません。しかし、これがいま起こりつつあり、非常に間もなく、このことはほとんどの人々にとって当たり前の事実になるだろうということを保証します。
すべての王国はその下の王国から成長します。最初に地球に置かれたのが鉱物王国(界)です。鉱物界から植物界が生まれ、植物界から動物界が生まれました。動物界から人間界(王国)が生まれました。われわれの肉体は動物王国に負っています
われわれは動物ではありません。われわれは新しい王国、人類王国です。さて、ほとんどの人が知らないのは、人類王国から新しい王国、いわゆる霊王国、あるいは魂の王国が生まれ、今後も生まれ続けるでしょう。それは、人類王国のメンバーで、意識を拡大し、単に肉体のみではなく、意識において進化的変容と発展をなし遂げた人々で構成されています。
われわれすべてが、いやすべてのものが神聖であり、われわれが住んでいる神聖なる宇宙の反映です。そして、その神性の本質は和合です。すべてが宇宙全体にあるすべてと関連しています。そして、徐々にこの認識が意識の拡大の用意のある個人の裡に起こります。人類はこの太陽系の進化の特定の部分です。われわれは意識の拡大を通して、まだ知らないけれど、何かより大いなる神性の表現に向かっているのです。この意識の拡大は微妙に起こるのであり、人はそれを拡大するために大きな努力をするのではありません。いのちの法則の枠の中で日常生活を送っていく間に、それはひとりでに起こります。

二つの法則

地球上のすべてのいのちを支配する大いなる法則が二つあります。一つは「原因と結果の法則」です。われわれが行うことすべて、われわれか語ることすべて、われわれが考えることすべてが、一定の原因を発します。これらの原因から発生する結果が、善いにしろ、悪いにしろ、われわれの人生をつくります。もしわれわれの思考やアイディアや行動が法の内にあるならば、もしそれが無害であり、われわれと他との間のより良い関係に向かうものであるならば、その法の正しい側にいることになります。他方、われわれの思考や行動が害を及ぼすものであり、混乱を起こしたり、破壊的であるならば、われわれの人生は、同様に、破壊的であり苦痛です。ですからわれわれは、自分の人生を自分でつくっているのです。われわれの幸せは、法の枠の内で生きることと共にあり、不幸せは法に逆らって生きる結果です。
この惑星上のいのちを支配するもう一つの偉大なる法則は「再生誕の法則」です。ほとんどの人は、われわれが死ぬとき、この肉体が何らかの理由で死ぬとき、それでお終いだと考えます。人生は終わったと考えます。人々がそれを信じるならば、もちろんそれは自由です。しかし、それを信じる人々は再生誕の法則について、人間の本当の構造について何も知らないのです。
世界で最も古い教えによれば、人間の特性は三重の構造から成っています。われわれは本質的に神聖であり、神の閃光です。またわれわれは肉体と、アストラル体(情緒体)とメンタル体を持っています。そして神の閃光としてのわれわれ自身と、鏡の中に見えるこの肉体人間との間には直接の接触はありません。ですから、われわれの最高の様相である神の閃光は仲介者、すなわちそれ自体と物質界の人間との間の聖なる仲介者をつくりました。その仲介者が人間の神聖なる魂であり、それはこの濃密な物質の肉体に何度も何度も転生してきます。
ですからわれわれに見えるここにいる人々すべてが、何度も繰り返されてきた転生の現在までの最終産物です。この肉体人間の内にわれわれの魂、すなわちわれわれの神性の聖なる反映が、何度も何度も転生を繰り返して、それ自体と肉体人間(肉体、感情、メンタルの様相)との間に接触をつくるのです。
転生の中にある魂の進化は何百万年も続いており、そして進化においてわれわれの先を歩んだ人類のメンバーがたくさんいます。われわれのような人間ですが、人間よりもより偉大になった方々です。なぜなら彼らは、神の閃光の実相を人間の魂を通してより一層反映するまでに徐々に進化してきたからです。そのようにして人類王国の上位に、もう一つの王国ができているのです。それを霊王国とか、魂の王国と呼んでいます。

霊王国の覚者方

誰がその王国に住むのか。それは一つのレベルではありません。低位レベルには、ある程度まで意識を拡大した人間がいます。それから平均よりもさらに先に進み、霊王国の完全な部分になった人々がいます。彼らは通常、智恵の大師方とか、覚者方と呼ばれます。
そのレベルにあっても、さらに異なったレベルの覚者方がいます。より一層進化した方々がいます。「智恵の大師(覚者)」というのは、幾度もの転生を繰り返して、意識の進化を遂げて、自分自身を完成させ、神聖な存在になった人間です。霊王国に入り、その意識を覚者のそれにまで拡大した方々です。
ほぼ10万年、いや9万年ほどの間、覚者方は世界の辺鄙な高山脈や砂漠地域に住んでいました。主に、世界にいる普通の、しかし進化した人間である彼らの弟子たちを通して働きかけてきました。そして特定の時期に、通常2,000年くらいごとに、これらの完成された方々が地球上に転生して、人類に彼らの教えを与えてきました。
孔子やクリシュナや仏陀やモハメッドやイエスのような人々の生涯について考えてみると、彼らの生涯は一般の人間といかに異なったものであったかが分かります。そのような偉大な方々が世界にやって来る通常の方法は、弟子の意識をオーバーシャドウ(と呼ばれますが)することです。偉大な教師たち、特に仏陀やキリストは非常に高度であり、彼らのからだのバイブレーションは非常に高く、彼らは光です。彼らは地球上に肉体で転生することができませんから、弟子の肉体を使い、それを通して、彼らの意識が働きます。
例えば、仏陀はキリストの600年前にゴータマ仏陀として来られましたが、彼はゴータマではありませんでした。ゴータマは仏陀の弟子であり、仏陀がこの地上のレベルで顕現するために、ゴータマ王子のからだを(もちろん彼の全面的な協力を得て)使用して、ゴータマ仏陀として教えを説きました。
同様に600年後、パレスチナにおいてキリストは彼の弟子であり、一般にナザレのイエスとして知られている人のからだを使い、イエスの人生の最後の3年間、イエス・キリストとして働きました。それが通常、偉大なる教師、最高位の教師の顕現の仕方です。

世界教師

覚者方のハイアラキーの中に世界教師と呼ばれる役職があり、仏陀はゴータマ王子を通して顕現していた間、世界教師でした。今日の世界教師は、一般にキリスト教徒にキリストとして知られている方であり、この方の個人名を主マイトレーヤと言います。マイトレーヤは、仏陀の後、パイシス(双魚宮)の時代(過去の約2,000年間)の世界教師でした。そしてまた、このアクエリアス(宝瓶宮)の時代の世界教師をも務められるでしょう。
何千年もの間、覚者方はヒマラヤやアンデス山脈、ロッキー山脈、カスケード、ウラル山脈やゴビ砂漠やその他の砂漠地域に隠れていました。
しかし、1939年から1945年にかけた世界大戦の直後に、マイトレーヤは弟子たちである覚者方に向かって発表されました――もし人類が自分たち自身の自由意志で、世界に秩序をもたらすための最初のステップを踏み出して、世界に正義と平和をもたらすための変化を起こすならば、彼は、弟子たちである覚者方の大集団を引き連れて、可能な限り最も早い時期に世界に降臨することを発表されたのです。分かち合いの原理が経済情勢を支配し始めたら、正しい人間関係が世界に確立され始めたらやって来ると。完全にそうなる必要はなく、人類の心(マインド)がこれらの方向に向き始めたら、マイトレーヤ自身が最も早い時期にやって来ると言われました。その最も早い時期は1977年7月19日となりました。
1975年に覚者方の先駆隊が世界の五つの主要センター、ニューヨーク、ロンドン、ジュネーブ、ダージリン、東京にやって来られました。その後、二つの小センター、モスコワとローマにあとお二人がやって来られました。
1977年7月8日に、マイトレーヤは、5~6年かけておつくりになった顕示体(マヤヴィルーパ)で、ヒマラヤにある彼のセンターからパキスタンの平野に降りて来られました。このからだ(顕示体)は歴史上初めて、彼自身が偉大な覚者として、すべての覚者方の師として世界に出て来ることを可能にしました。そのからだは私たちと同じように見え、全く本物の人間のように見えますが、実際、それは意志の行為によってつくられたからだです。史上初めて、世界教師が、弟子をオーバーシャドウするのではなく、御自身で世界に出ておられるのです。
現在までに、14人の覚者方が世界に出ておられ、それに覚者方のリーダーである主マイトレーヤがおられます。マイトレーヤは、キリスト教徒によってキリスト、イエス・キリストとして待望されている方です。彼らはイエスが2,000年前に、パレスチナでキリストがお使いになった器であったことを知りません。
キリストのからだとして働いた弟子のイエスは、現在は御自身が非常に高度に進化された覚者であり、世界に出ておられ、ローマにベースをおいています。彼は世界中のキリスト教の教会の浄化を担当しています。彼の仕事は、何世紀もの間に加えられて、世界に誤ったキリスト観を提供してきた人間のつくったすべての教義や教理を、クリスチャンの伝統から浄化させることです。
キリストとイエス、あるいはいずれの覚者方も神の唯一の息子ではありません。それは幻想であり、初期のクリスチャンのグループによって世界に提供されたグラマーです。それは真理ではありません。全宇宙にそのような人間は存在しません。神の唯一の子というような人は存在しません。人間一人ひとりがすべて神の子なのです。
イスラム教はイマムマハディ、偉大なるイマムとしてマイトレーヤを待っています。ユダヤ教徒はメシアとして彼を待望しています。メシアは2,000年前に、イエスという方を通してユダヤ教徒のためにやって来たのですが、認知されませんでした。ヒンズー教徒にはクリシュナ、またはカルキ・アバターとして待望されており、仏教徒には、マイトレーヤ仏陀(日本では弥勒菩薩)として、次の仏陀(第五仏陀)として待望されています。しかし、彼の到来の時期については本当の理解はありません。例えば、ここ日本では、仏教徒はマイトレーヤ仏陀(弥勒菩薩)の到来を56億7千万年後などと言っています。
キリスト、イマムマハディ、クリシュナ、メシア、マイトレーヤ仏陀などという名前はすべて同一人物、すなわちわれわれの霊的ハイアラキーの覚者方の長であり、リーダーである方のお名前であり、この方は1977年以来、肉体で世界に臨在しておられます。

UFOとその乗組員のリアリティ

今起こっている第三の途方もない出来事は「光の勢力」の集合です。光の勢力とは誰か? 霊的ワーカーたち、すなわちわれわれの惑星のハイアラキーの覚者方と、この太陽系の他の種々の惑星(他の惑星の環境は生命を支えることができないと称されているにもかかわらず)の霊的ワーカーたちです。
今日まで、政治経済の危機に続く危機をもたらし、現在最も大きな危機にわれわれを追いやっている世界の諸々の政府(統治機関)の恥ずべき不能さを別にして、過去60年間、この惑星の諸政府は人類に特に大きな損害をもたらしました。すなわち、諸政府は破廉恥にも意図的に人類からUFO、空飛ぶ円盤、宇宙船のリアリティ(実相)について、彼らが保持している情報を隠してきました。
それのみか、ある政府はUFOの乗組員の働きや活動を侮辱し、彼らは人類に対してあらゆる形の悪行や恐ろしい行為をすると非難し、そうすることによって、UFOの乗組員に対して途方もない恐怖心を人々に抱かせました。
政府は1940年代、1950年代くらいから、宇宙船の存在を知っていました。すべての政府がこの事実について反論の余地のない証拠を保持しています。そして今、ある政府は、真実が明かされつつあることに気づいて、それらの証拠を破棄しつつあり、すでに彼らの不正行為を隠し始めています。
UFO、つまり空飛ぶ円盤の乗組員は地球に対して大いなる霊的使命を遂行しているのです――カルマ(原因結果)の法則の許す範囲内で、できる限りの方法でわれわれを助け、援助し、人類がパイシス(双魚宮)の時代からアクエリアス(宝瓶宮)の時代へ、あまり大きな苦痛を体験することなしに移行することができるように助けてくれているのです。
彼らの仕事の最大の部分、彼らの時間のおそらく90%が費やされている仕事は、われわれの汚染された惑星を清掃することです。特に、あらゆる汚染の中で最も危険な汚染は核放射能によるものです。現在、世界には何百何千もの原子力発電所が存在し、多くの政府はさらにたくさん建設することを計画しています。なぜならこれは、クリーンで地球の温暖化に加担しないと確信しているからです。それほど真実から遠いことはありません。すべての原子力発電所、そしてすべての核実験が、現在の科学が測定することのできないレベルで、大気中に核放射能を放出しています。
核エネルギーを手なずけ、コントロールできると考える小利口な科学者たちは全く間違っています。それは単純に、彼らがガス状態より上位の核放射能の放出を測定する技術を持たないということにすぎません。なぜなら、彼らはこの惑星の物質面を三つの状態、すなわち固体、液体、ガス状態に限っているからです。
世界の科学の大家である覚者方は、ガスの上位にさらに四つのレベルの物質、いわゆる物質のエーテルレベルの存在を明らかにします。覚者方の観点からは、汚染が世界の最大の殺戮者であると言われます。エーテル界に蓄積された核放射能は、人間の構造に最も大きな害を与えます。人間の免疫組織を破壊するので、通常なら影響を及ぼさないようなあらゆる病気に対して抵抗力をなくします。なぜ、世界中でより若い年齢層にアルツハイマー病が突然増え出したのか、人々は不思議がります。アルツハイマー病は非常に年老いた人々の病気だと見られていたのですが、今日、中年やさらに若い人々がアルツハイマー病で死んでいるか、廃人のようになってしまい、誰もそれがなぜかを知りません。それは物質のエーテルレベルに蓄積された核放射能の直接的結果です。
そして宇宙の兄弟たち、特に火星と金星からのUFOの乗組員がそれらの核放射能の中和を、われわれのカルマの許す範囲内でやってくれているのです。火星や金星には生命は存在しないと教えられていますが、実際、存在するのです。しかし、物質のエーテルレベルで存在し、エーテル視力を持たない限り、人々には見えないのです。
科学者や天文学者は、ダークマター(黒い物質)と呼ぶものの存在を仮定します。彼らはそれを見ることができず、発見することもできませんが、計算によればそれが存在することを示しています。そこで彼らは、それをダークマターと呼んでいます。簡単に言うと、科学者がダークマターと呼んでいるものが物質のエーテル界であり、ガス(気体)の上位にあるものです。
宇宙の兄弟たちは主にわれわれの隣の惑星である火星と金星からやって来ますが、木星や土星などその他の惑星からもやって来ます。宇宙船のほとんどは火星で製造されており、それらは思考によってつくられます。空に見える宇宙船の動きなどから判断しても、火星の技術は地球をはるかに超えたものだということが分かります。もちろんあなた方が火星に行っても誰も見えないでしょう。金星に行っても何も見えないでしょう。ですから科学者は火星、金星など他の惑星には誰も住んでいないと言うのです。しかし実際、火星には地球よりもさらに大勢の人口が住んでいます。地球には現在約67億の人口が住んでいますが、火星には80億の人口が住んでおり、しかも地球よりも小さい惑星なのです。もしあなたがエーテル視力を持つならば、彼らがお互いを見るのと同じように、彼らを見ることができるでしょう。
宇宙船、UFOも同様にエーテル物質でできており、われわれが固体と呼ぶしっかりとした物質です。彼らがわれわれに見えるように姿を現わそうとするときにはその乗り物のバイブレーションの率(波動率)を、われわれの視界の範囲内にまで下げるのです。見えないようにしたいときには、元のバイブレーションにまで上げます。そうするとわれわれには消えてしまったようになります。ですからUFOが一時の間見えて、また突然消えてしまうようになるのです。
では彼らの目的は何か。それは地球を助けることです。光の勢力の集合です。地球に、より良い霊的な生活を回復させるために、これらの惑星の光の勢力としてやって来て、われわれの惑星の光の勢力と共に働いています。
彼らは穀物畑、いわゆるミステリーサークルと呼ばれるものをつくります。ミステリーサークルは、マイトレーヤがロンドンにおられるので、世界中のどこよりもイギリスの南部に頻繁に現れます。英国の政府は、ミステリーサークルが現れると即座にその畑の持ち主の農家にお金を与えて買収し、それを刈り取らせようとします。それは宇宙の兄弟たちがやっている霊的使命の一つなのです。彼らは完全な献身でそれを行い、この惑星を再生させるために、われわれが惑星に強いている破壊から惑星を救うために途方もない時間を費やして働いています。
彼らはまた他のこともやっています。地球上に人類のために新しいテクノロジー(技術)をつくっており、そのための土台を敷いてくれているのです。新しいテクノロジーは地球の生活を変容させるでしょう。太陽のエネルギーを発見する方法のための土台を敷いてくれており、惑星自体の磁力エネルギーとの関連で、それを使うようになるのです。マイトレーヤはそれを光のテクノロジー、光の科学と呼ばれます。それがわれわれの必要とするあらゆる目的のために、全く安全で無限のエネルギーを提供してくれるでしょう。
惑星を汚染するのを止めなければなりません。惑星を熱するのを止めることができるのです。覚者方はわれわれがやってきたことをご存じであり、そしてそれを是正して、完全に異なった基盤に基づいた新しい文明を創造するために何がなされなければならないかをご存じです。

マイトレーヤの優先事項

非常に間もなくマイトレーヤを、マイトレーヤという名前で紹介されるのではありませんが、テレビで見るでしょう。マイトレーヤは「匿名」で働いております。
彼の優先事項は何か。それは平和であるに違いありません。世界に非常にたくさんの原子爆弾、核爆弾が存在します。広島と長崎を破壊したあの原子爆弾などおもちゃのように感じるくらい非常に強力な爆弾です。平和を確立する方法をわれわれが見つけなければ、地球上のすべてのいのち、人間および人間以下のいのちもすべて破壊できるのです。ですから、平和がどうしても必要です。
どうすれば平和を確立することができるのか。何千万の人々が平和を願っています。しかし多くの人々は、いまでさえ、保たれているわずかな平和を破壊しようとしています。テロリズムは世界中に増えています。なぜわれわれは戦争をするのか。なぜテロが起こるのか。テロリズムの理由はいくつもありますが、主な理由は世界に正義が存在しないからです。不公正だからです。不公正がある限り、平和はないでしょう。戦争が至るところに起こっています。小さな戦争が大きな戦争になり、大戦になればそれは核戦争となり、すべてのいのちを破壊し、何千万年ものあいだ地球には何もないでしょう。
われわれには自由意志があります。われわれは何を欲するのか。あなた方は何を欲しますか。現在の分離分裂した、貪欲と利己主義の蔓延する世界ですか、それともわれわれの問題に対する平和的な解決ですか。世界の何千万の人々が貧困のうちに生きています。世界の半分は貧困です。食物のあり余る世界で、一人当たりたくさんの余剰食糧のあるこの世界で、何千万の人々が飢えています。マイトレーヤは言われます「あなた方はいかでこの堕落を支持することができるのか?」と。彼はわれわれに平和を確立することがいかに大切なことか、いかに緊急なことかを、そして平和を確立することがいかに容易なことかを示しに来られます。
「解決はあなた方の手中にある」と彼は言われます。平和を得るためには正義がなければなりません。世界に正義がない限り、決して平和はないでしょう。世界の半分が、自分たちには正義がない、と本当に思っています。彼らにとって世界は不公平なところです。世界のG7やG8の国々が、自分たち自身の利益のために世界を支配しています。そして彼らは、上がったり下がったりする世界の株式市場を通してこの幻想を維持し続けています。株式市場は、どこかの国が問題を抱えて、現在のギリシャのように助けを必要とするとき、人々の心(マインド)に入りこむ貪欲の恐怖心を反映して上下するのです。
われわれはすべてを全く違った見方で見なければなりません。そしてわれわれはひとつであり、人類はひとつのグループの兄弟姉妹で構成されているということを、人類王国という重要な王国のひとつであることを認識しなければなりません。われわれはすべて同じ必要を持っています――十分な食糧と住居と医療と教育です。世界中のすべての人々がこの四つのものを必要とします。これらは基本的な人類の必要ですが、世界中でこれらの権利を自動的に得ることのできる国は一つもありません。実際、われわれは神を演じているのです。誰が死に、誰が飢え、誰が良い生活をするかを決めているのです。そのようなことをする権利をわれわれは持ちません。
世界の資源はすべての人間のために、すべての人間を養うために、神の摂理によって与えられているのです。マイトレーヤは言われます、「この辱めほどわたしを悲しませるものはない。分離という罪悪はこの地上から追い払われなければならない。それがわたしの目的であることを確言する」。

マイトレーヤの出現

マイトレーヤはすでにアメリカにおいて、仮名で、マイトレーヤとしてではなく単にわれわれ人間の中の一人として、テレビで話をしておられます。彼はこの国(日本)でもテレビに出られるでしょう。そして世界中の他の国々で出演されて、平和を創造することがいかに容易であるか、平和を確立することがいかに重要なことかをわれわれに示されるでしょう。
平和を得るためにわれわれがなさねばならないことは正義を確立することである、とマイトレーヤは言われます。では、どのようにして正義を確立するか。ただ一つ、それは信頼を確立することです。十分な信頼ができるときです。ではどうして信頼を築くか。信頼をつくる唯一の方法、それは人類がひとつであり、世界の資源を分かち合うということを受け入れることです。
「あなたが分かち合うとき、あなたの兄弟のうちに神を認める」とマイトレーヤは言われます。分かち合うとき、分かち合いへの最初のステップを踏むとき、あなたの神聖への最初のステップを踏むことになるのです。分かち合うとき、信頼をつくる、それは正義と平和をつくるために欠かせないことです。その他の方法は試みられて、すべて失敗し、必然的に分離と戦争につながりました。われわれはもはや戦争をする余裕はありません。なぜならそれは核戦争になり、すべてのいのちを破壊するでしょう。
ですから、答えはわれわれの手中にあるのです。われわれはそれを伝えなければなりません。ひとりでに起こるものは何もありません。マイトレーヤがただやって来られて平和や正義をつくってくださると思ってはいけません。彼はわれわれに何が必要かを示しに来られますが、われわれがそれを行わなければなりません。
十分に大勢の人々が、マイトレーヤがここにおられることを知らないけれど、そしてその人がマイトレーヤであると知らなくても、彼の教えに反応するとき、大宣言の日と呼ばれている日がやって来るでしょう。十分に多くの人々が反応するとき、彼らは政府に、マイトレーヤが全世界に向けて話せるようにと要求するでしょう。テレビネットワークが連結されて、史上初めて、世界教師が全人類に語りかけるために姿を現わすことができるでしょう。
マイトレーヤは全知遍在の方です。覚者方はみないつもテレパシー(思念伝達)を使い、お互いに通常の方法では話をしません。やがて人類もすべて自然な話し方としてテレパシーを使うようになるでしょう。大宣言の日には、マイトレーヤは人類すべての大人たち(14歳以上)のマインドをオーバーシャドウして、テレパシー(思念伝達)でコミュニケーションをされるでしょう。われわれは自分自身の言語でそれを聞くでしょう。でから、あなた方は彼のことばを心(マインド)のうちに日本語で聞くでしょう。中国人は中国語で、フランス人はフランス語でロシア人はロシア語で、スペイン人はスペイン語でというように、全世界でそれが起こるでしょう。彼の思考をあなたの頭脳が自動的に変換させて聞こえるのです。
彼は人類がいかに年を経た存在か、いかに長いあいだ転生を繰り返してきたかを示すでしょう。人類はいかに高いところから、あの霊的な高みから、今日われわれが社会として営んでいる凡庸なビジネスにまで落ちたかを示すでしょう。彼は未来の様子を、われわれを待つ最も素晴らしいテクノロジー、光のテクノロジーを、そしてその基礎の上に、人類は解放され、人間性を取り戻し、本来の人間、すなわち神が転生した存在であり、神々として創造的な存在となる様子を見せてくださるでしょう。このことが、われわれがひとつであることを、したがって分かち合いの原則を受け入れることにかかっているのです。
その間、愛の主であるマイトレーヤの愛のエネルギーが人類すべての心(ハート)に流れ込むでしょう。それは途方もない経験でしょう。人々は再び子供に返ったように感じ、この愛の歓びと美に満たされ、創造自体の、神自体のハートに触れるように感じるでしょう。広大無限の美、いのちの神秘の体験です。それが今日生きている人々すべてにとって最も素晴らしい体験であり、われわれを未来への道に立たせるでしょう。

ご静聴、ありがとうございました。