現在位置: ホーム シェア・インターナショナル記事 2016年 3月 運命づけられた道

運命づけられた道

――覚者より
ベンジャミン・クレーム筆記
2002年12月

人間は前進への飛躍を遂げる用意ができているということが、ますます明確になっている。まだ多くの緊張や危険が存在するにもかかわらず、そしてそれは多くの者たちにはますます増大しているように見えるにもかかわらず、人類王国は我々すべての行動を導く大計画に沿って前進し、向上している。宇宙の磁力がすべてを計画された目的地に引き付ける――磁力のエネルギーはその力(パワー)を増大させており、それに逆らい通すことはできない。人間は宇宙の力(パワー)と恩恵を学び、理解しなければならない。そのようにして、人は苦しみを最小限に留め、正しく成長していくだろう。
宇宙の光はかつてなかったほどに人間を照らしており、その生活を単純化するように鼓舞している。それによって人は、悲しいかな、見失ってしまったその本源との関係を再び確立していく。                                                                              
人がこれらの言葉に注意を傾けるならば、完成に向かう彼らの長い旅路において、全く新しい存在の状態に入っていくだろう。
古いやり方は急速に時間切れに近づいている。人間に非常な困窮をもたらした古い考え方や行動は終わりに近づいている。新しい光がその美を人類の上に注ぎ、そして過去の常軌を逸したあり方に終止符を打つ。
かくしてわたしたち(覚者たち)は、人間の未来が新しい理解の光の中に浴しているものとして見る。かくしてわたしたちは、その時の近いことを喜ぶ。
人間にふさわしい目的に仕える機構を築くための、彼らの長い間の苦闘はほとんど終わりに近づいている。要求される形態はすでにおぼろげに感知されており、間もなく啓示として人間の理解の上に突然現れるだろう。
ただその瞬間からだけでも、人間の進歩が、見守る兄たち(覚者たち)以外のすべての人々を驚嘆させるだろう。わたしたちはこの目標に向けて長い間働いてきた、そしてそれが実演されるのを辛抱強く待っていた。人間の心(ハート)は、彼らの最高の志向に形を与え、いまだ未知なる未来へ喜んで進んでいく用意があることを、過去の過ちを正しそして上昇への長い梯子を再び登りはじめる用意があることを、わたしたちは知っている。これがそうであることをわたしたちは知っている、そして人間が、必要ならば変わることができることに確信を持っている。
今がそのような時である。地球上の状態は急速に悪化しつつある――何世紀もの間、人間に執拗につきまとった分離性は、それにいつも付随する問題をかつてないほどに増大させている。この惑星は、人間の勝手放題な破壊の影響の下にうめき苦しんでいる。人々は徴を、リーダーシップと手引きの保証を、そして希望への機会を待つ。
人間にとっての徴は至るところに見られる。手引きは確かに与えられる。希望への理由は、長い間継続的に提供されている。人間がそれらに心をとめないのは、恐怖心の結果である。人間は盲目である、なぜなら見ることを恐れているから。間もなくマイトレーヤが人事の中心に登場してこられて、人間の様々な問題の理由とそれらの解決法を広く伝えるとき、人々が長い間待ち焦がれてきたリーダーシップが彼らに提供されることを知り、過去の破壊的なやり方を放棄する時が来たことを知るだろう。すべてがいまだ未知であるが、彼らは、この世界をつくり直し、均衡の取れた安全なものにし、その運命づけられた道に再び勇敢に駆り立てる希望と能力を自分たちの裡に持っていることを知るだろう。

編註(未確定2016/3/4 現在)
シェア・インターナショナル誌の創刊以来、ベンジャミン・クレームの師は記事を提供してこられたが、その記事が発表された時だけでなく、世界の状況が適切な時にも同じ記事を提供される。