現在位置: ホーム シェア・インターナショナル記事 2006年 5月 多様性の中の和合

多様性の中の和合

世紀を通じて、人間は、最も独裁的なものから最も平等主義的なものまで、多くの異なった統治形態を採用してきた。今日、ほとんどの国が民主主義的な統治形態、すなわち政党を一般投票によって選ぶというやり方を選んだ。使われている投票制度は公正で、正直で、不正行為や詐欺行為のないものだと思い込まれている。残念ながら、最近の歴史が示すように、正直な選挙のプロセスを非常に強調する国々においてさえも、しばしばこれはそうではない。ごまかしやいかさま行為は非常に多く、ずるい言い訳や策略によって、党派や個人が権力の座にもたらされる。
より独裁主義的なものは一党制支配の国家であり、様々な決議が、軍隊と警察によって支えられた‘強権者’の委員会によって定められる。国民は彼らを支配する法律に対して発言権を持たず、そして彼らはしばしばそのような権利を主張する必要をいまだ感じない。
またある国々は、権力と、それと共に得られる富を貪欲に求める残忍な独裁者に牛耳られている。ある国々は惑わされた狂信者によって支配されており、彼らと彼らの支持者は神の手の中にあり、神の計画を実行していると信じ込んでいる。さらに他には、国民を貧困と苦しみから救い出そうと苦闘し、同時に裕福な隣国からの要求をかわすために苦闘している。
さらにまた、独立を求めて闘い、あるいは混乱と市民戦争の中に巻き込まれている国々がある。

レッスン
人間はこの証拠から得られるレッスンを真剣に心に留めるべきである--様々に異なった民族の必要を組織する方法はたくさんあるということを。したがって、この最も重要なことに対処するには、より大きな寛容さが必要である。諸国家を支配する光線エネルギーは異なり、それぞれの特質を表現するためには異なった機構が必要である。民主主義だろうがなんだろうが、ただ一つの統治形態が普及すべきだということは、進化の大計画ではない。人間の必要は、イデオロギーよりもずっとリアル(現実)であり、より重要である。相違に対する寛容さは統合させ、イデオロギーは分割させる。
したがって、マイトレーヤが公に話をされるとき、多様性の中の和合が将来の調和への鍵であることを示されるだろう。すべての国家がそれぞれにユニークで神聖なる運命を持つことを示すであろう。マイトレーヤは、この幸いなる状態を達成するための道を示され、人間が大計画についてより賢明に理解するために彼らのハートを開くように鼓舞されるだろう。マイトレーヤの導きの下に、人間は彼ら自身のそして他の人々の達成の素晴らしさを賞賛し、高く評価するようになるだろう。競争し、支配しようとする強い衝動は徐々に鎮まり、同胞愛と平和のうちに人間にとっての新しい章が開かれるだろう。そのようになるだろう。