現在位置: ホーム シェア・インターナショナル記事 2014年 7月号 平和のための分かち合い――選集

平和のための分かち合い――選集

「平和のための分かち合い」というテーマに関する引用文の選集を掲載する。これはマイトレーヤからのメーセージ『いのちの水を運ぶ者』、マイトレーヤの教え『いのちの法則』、ベンジャミン・クレームの師である覚者の記事『覚者は語る』およびベンジャミン・クレームの著書より引用されたものである。

今、我々は本質的に霊的危機に直面しているのだが、それは政治や経済の分野を通して表面化している。であるから、マイトレーヤは政治と経済の領域内で働く決意をされ、そして分かち合いの原理を強調され、それが人間の未来のすべての進歩への鍵であると言われた――「分かち合うとき、あなたは兄弟のなかに神を認める」。「人間は分かち合うか死滅するか」。分かち合いは聖なる原理である。すべての機構はその内的神性を反映しなければならないことを認めるまで、我々は進化の旅路において一歩も先へ進めないだろう。我々がそれを認識するや否や、全く新しい状況への扉を開く。
(『マイトレーヤの使命 第Ⅰ巻』p.120)

もし人類が平和を知ろうとするならば、人類を一つとして見なければならない。それ以外のものは何も、人類をあの幸いなる状態に導かない。正義が支配し、貧乏人がもはや慈悲を請うことがなくなるとき、平和は確立される。正義なくして和合を考えることは不可能であり、人間は永久にそれをつかみとることはできないだろう。であるから、正義の支配を確立し、この苦悩する世界に和合と平和をもたらしなさい。分かち合いを通してのみ正義は確かになる。分かち合いのみがすべての国家の望む平和をもたらすだろう。人間が分かち合って、分離の壁を打ち破るとき、ついに自分たちの存在の真理を知り、世界を愛と同胞愛で満たすだろう。
(『覚者は語る』―和合の必要―p.102)

現在の危機の重大さを認識する弟子たちを、わたしは非常に必要とする。また、わたしの存在を感知し、この約束を兄弟たちに伝える者たちを必要とする。人類は平和に共に生きるべきであるという希望を分かち合う者たちはすべて、わたしのために働く者たちである。平和と分かち合いと正義が、わたしの教えの中心である。この真理の光の輝くところに、わたしは目を向ける。そしてその光の管を通してわたしの愛を送る。そのようにして、わたしは働く。そのようにして、わたしはあなたがたを通して世界を変えていく。
(『いのちの水を運ぶ者』第92信、p.271-272)

なぜ多くの人々は今分かち合わないのでしょうか。分かち合いが兄弟家族の間で自然なものであることを、なぜ人々は内面で気づかないのでしょうか。家庭では、母、父、子供はすべてを分かち合います。同じように、私たちは地球と呼ばれる家族の一員であり、兄弟姉妹なのです。地球上のすべてのものはすべての人に属しており、分かち合われるべきです。すべての人々の必要が満たされる必要があります。しかし、それは起こっていません。なぜでしょうか。なぜならそのような霊的認識を人は持たないからです。
私たちは自由意志を持っており、分かち合うかどうかを選ぶことができます。もし私たちがマイトレーヤの助言に従うことを決意すれば(それが彼の助言であることを知ってようがいまいが)、私たちは世界を救うでしょう。しかし、もし私たちが分かち合いを欲しないならば、十分な数の人間が、変化と分かち合いと正義を望まなければ、人類は自滅するでしょう。それは単純なことです。
マイトレーヤは、彼の提言を受け入れる用意のある18億人の「クリティカル・マス(限界数)」が存在することを知っています。もしこれらの18億の人間が自分の立場を表明し、政府に対してやり方を変え、世界資源を分かち合うよう求めるならば、それは起こるでしょう。
(『多様性の中の和合』p.148-149)

わたしはあなたがたの助力を必要とする。わたしの仕事を手伝ってくれるよう、あなたがたに呼びかける。どうしてわたしはこの大量殺戮を傍観し、わたしの幼き者たちが死ぬのを眺めていられようか? 否、我が友よ、それは出来ない。だから、わたしは再びあなたがたの中に速やかに戻り、方向を示し、道を教えに来たのである。しかし、わたしの使命の成功はあなたがたにかかっている。真なる人間として分かち合い、共に平和に生きるか、完全に死滅するか――このどちらかをあなたがたは選ばねばならない。私の心は、あなたがたの答えを、選択を知っている。そして喜んでいる。
(『いのちの水を運ぶ者』第11信 p.50-51)

わたしの任務は、あなたがたが兄弟同胞として共に平和に生きる方法を示すことである。これは想像するよりも単純なことである。我が友よ、なぜなら、必要なのは、分かち合いを受け入れることだけであるから。分かち合いは、実に、聖なることである。人間のすべての進歩の根底にある。それによって、我が兄弟よ姉妹よ、あなたがたは神との正しい関係を築くことができる。これが、我が友よ、あなたがたの人生の根底にある。分かち合うとき、あなたは兄弟の裡に宿る神を認める。これは真理である。単純なのだが、人はこれまでこのことを本当に把握することが困難であった。この真理を証明する時が来た。
(『いのちの水を運ぶ者』第82信 p.240-241)

至るところに住むすべての人間が苦難と絶望に、世界における彼らの劣等の地位に終わりを見るまで、つまり一言で言えば、開発途上世界が他の国の人々と同じように食べて、成長して、人並みの文化的な生活を送ることができるまで、世界に平和は決してないでしょう。平和の確立のための最初の条件は世界の資源の分かち合いです。
分かち合いの制度の開始はおそらくすべての中で最も容易な仕事でしょう。人間に愛することを教えるのは難しいです。人間同胞愛を確立するのは難しいです。しかし世界の資源を再分配するのは容易です。それは分配の問題であり、その他のなにものでもありません。
(『マイトレーヤの使命 第Ⅲ巻』p.44)

金融や経済や行政などの分野に、イニシエートや覚者方の弟子たち、そしてそれぞれの分野で偉大な業績を成し遂げた男女のグループが存在します。彼らは今日の経済問題の中心課題である再分配の問題を解決する相互に関連した青写真、計画をすでに作り上げています。世界の資源の全体像が分かるように、各々の国は自分の国の在庫を明らかにすることを要請されるでしょう。国民が必要とするもの、製造するもの、輸入しなければならないものが明らかにされるのです。そして各国は自国民が必要以上に持つ余剰分を共通の備蓄に入れることを求められるでしょう。その共通の備蓄分からすべての人間の必要が満たされるのです。人類の完全な変容にとってのかぎは、分かち合いの原則を受け入れることです。その原則の上に正義がかかっており、正義の上に世界の平和がかかっています。そして非常に奇妙なことは、最も重要なこれが一番達成しやすいのです。人類が分かち合いの原則を受け入れることで、その他の問題は簡単に解決されるのです。
(『大いなる接近』p.140-141)

我が友よ、わたしはあなたがたに平和への道を、すなわち神への道を示すために、あなたがたと共にここに居る。単純な正義があなたがたをそこへ導く。これを悟り、あなたがたの周りに正義と愛を創造しなさい。これを悟り、わたしの先導に応える用意をしておきなさい。わたしの教えは、相変わらず非常に単純である。人は分かち合うか、死ぬかである。これを口にするのはひどくいやなのだが、しかしこれは真である。今日、多くの者がこのことを認めている。善意の人々が集団をなして、正義と平和への希望と夢を高く掲げて振り回すだろう。この叫びが世界の諸国に真理の松明に火をつけるだろう、そしてその中心にわたしが居る。
(『いのちの水を運ぶ者』第135信 p.407-408)

はじめは、この起こらねばならない変化をすべての人間が喜んで迎え入れるわけではないだろう。しかし、正義と分かち合われた責任の中に智恵を認めることのできる者の数は増していくだろう。それが国家的国際的和合と平和を保証する唯一のことなのだから、地域社会で活動し、社会に対するビジョンを人々に印象づけようとしている者が大勢おり、多くの価値ある仕事がなされている。しかし、人類は未来の扉を開き、新しいより充実した人生を保証する鍵を持つ――その鍵は分かち合いという聖なる原則である。
(『覚者は語る』―新しい機構の創造― p.52)

兄弟たちの中の一人として、あなたがたすべてのために語ろう。あなたがたの願いや希望を声を大にして叫ぼう。平和なる世界がすべての人間の願いであることを伝えよう。分かち合いという正しく高貴な心構えと自由と愛に基づいた社会の創造が、人の願いであることを伝えよう。これらの原則をわたしが声を大にして叫ぶのを聞けば、あなたがたはわたしを知り、見つけるだろう。
(『いのちの水を運ぶ者』第61信 p.181)

したがって答えは単純である。分かち合いの原則を実施することが、この惑星の生活に存在する分離の解決につながる。それ以下のことでは不十分である。分かち合いは聖なることであり、神の子供たちのための神の大計画の一部であり、いつの日か具現されねばならない。人間が分かち合うとき、分割は狭まり、分離は癒されるだろう。そして三つの主要な政治構造を通して、神の愛と意志と知はより正しく反映されるだろう。すべての人間が参加する真の民主主義が今日のまがいものに取って代わるだろう。新しい自由の精神が共産主義の理想に温かみと愛を添えるだろう。情け深い神の意志を具現する真に霊的なハイアラキー(階層)が、いつの日か現在の権威主義的統治に取って代わるだろう。このようになるだろう。このようにして外的形態が内面の聖なるいのちと目的を反映し、人間に新しい表現と関係の様式を提供し、神の特質がますます実現されていくだろう。
(『覚者は語る』―新しい時代の政治形態― p.48-49)

現実的で劇的な今日の気象変化は人類自身の破壊的な想念形態と関係しています。私たちが気象に影響を及ぼしているのです。世界の政治的、経済的、社会的なアンバランスが、気象のコントロールを仕事とするデーヴァ、エレメンタル・フォースにアンバランスをつくり出しています。私たちがバランス状態から外れたとき、彼らもバランス状態から外れます。正しい関係によって、私たちが戦争の終焉と世界資源の分かち合いを成し遂げたとき、私たちは世界に正義を創造するでしょう。正義をつくり出したとき、私たちは平和をつくるでしょう。平和をつくり出したとき、調和とバランス状態をつくるでしょう。私たちがバランス状態をつくり出したとき、気象をコントロールするエレメンタルはバランス状態に戻るでしょう。
(『マイトレーヤの使命 第Ⅲ巻』p.213-214)

わたしの語調の簡潔さゆえに、わたしと知りなさい。わたしの心の愛ゆえに、救助の行為ゆえに、わたしと知りなさい。すべての人間に、分かち合いと平和な生活を呼びかけるゆえに、わたしと知りなさい。そのようにしてわたしを知りなさい、我が友よ、そしてあなたがたの力を貸してください。わたしが必要とするのは、あなたがたの信のみではなく、神の計画の遂行のために喜んで働くあなたがた自身である。あの聖なる計画をあなたがたに説明しよう。そして愛のなかに共にそれを成就していこう。
(『いのちの水を運ぶ者』第59信 p.175)

民衆の力は特定の国の経済体制を「倒す」ためのものではなく、その国の人々のための自由、正義、平和を勝ち取るためのものです。最終目標は常に頭に置いておかねばなりません。それは世界中に自由、正義、平和を確立することです。これを達成するためには、世界の経済体制が根本的に再組織されることが必要であることは明らかです。分かち合いはこれを達成するための最も重要な仕組みです。
(『多様性の中の和合』p.192)

多くの者が未来を恐れながら待つ。人間が道を見失ったのではないか、いまや平和への道を見いだすには遅すぎるのではないかと恐れる。わたしたちの勧告はそうではない。平和への道は簡単に見いだせることをわたしたちは知っている。正義と信頼の創造を必要とするのみである。分かち合いのみがその信頼を生み出すだろうということを、そしてそれが人類にテロ行為と戦争の両方を放棄させるようになることを、わたしたちは知っている。そのようになるだろう。そのようにして、人類はついに恐怖と不信のグラマーから解放されて、実際にそして歓びのうちに未来を創造する用意を整えて、マイトレーヤの「兄弟愛と正義」のメッセージに応えるだろう。
(「シェア・インターナショナル』誌2004年1・2月号
「覚者より」―覚者たちの誓い-)

ハイアラキーはジュワル・クール覚者を通して、人間の心は、特に一般の人々の心は健全であると言いました。彼らは平和と正義と分かち合いを受け入れる準備ができています。平和を切望しています。既に世界の人間は平和のために行進したりデモを行っています。間もなく彼らは正義と分かち合いを叫びながら行進するでしょう。マイトレーヤ御自身がメッセージ第135信で言われました。「善意の人々が集団をなして、正義と平和への希望と夢を高く掲げて振り回すだろう。この叫びが各国家の中に真理の松明を灯すだろう。そしてその中心にわたしが居る」。まさしくこのことが今、米国やヨーロッパにおける平和行進で起こっていることです。これは人々が分かち合いを、そしてマイトレーヤを受け入れる準備があることを示していると思います。
(『マイトレーヤの使命 第Ⅰ巻』p.133-134)

あなたがたの問題に対する答えは非常に簡単である。分かち合う意志が、あなたがたの生活を支配しなければならないということを、わたしは何度も述べてきた。もう一度繰り返す――分かち合いと正義なしには、人は平和を知ることはないだろう、我が兄弟姉妹よ。だからわたしの忠告をよく心に留めなさい。そして唯一の開かれた道を選び、世界の苦悶を和らげるために分かち合いを信じなさい。
(『いのちの水を運ぶ者』第133信 p.400-401)

私たちの仕事はマイトレーヤがこの世にいることを、そして覚者方が世界に戻って来ていることを広く伝えることですから、それで仕事は終わる、そしてこれらのアイディアを持っているのは私たちのみだと考えがちです。しかし、そうではありません。これらの同じアイディアが、キリストの再臨ではなくとも、同じ政治的経済的アイディアが世界中の何十万の、おそらく何百万もの人々と分かち合われていることを理解し、認知するとき、それが私たちの仕事をずっとやり易くするでしょう。彼らは必ずしも、キリスト・マイトレーヤがこの世におられるということには同意しないでしょうが、それは重要なことではありません。世界は分かち合う必要があり、平和を保持するためには正義が必要であるということに彼らが同意するならば、それが大切なことです。
(『全人類のための世界教師』p.59-60)

私の計画の中心は、人の心に分かち合いを願う思いをかきたてることである。なぜならこの原則の上にすべてがかかっているのであるから。分かち合いは、我が友よ、神の特質である。あなたがたの本来の姿である神になるためには、この原則があなたがたの生活を支配しなければならない。この単純な真理を、もう一度思い出してほしい、そしてあなたがたに未来への道を示させてほしい。
(『いのちの水を運ぶ者』第57信 p.170)

何にも増して、分かち合いの原理と地球資源の再分配が優先されなければならない。世界の福祉に関心を持つ人々すべての心の中に、この中心的な必要が先行されなければならない。分かち合いなしに、達成し得るものはほとんどない。分かち合いなしに、人間は平和を知ることはないだろう。この原理が支配するとき、人間は同胞愛と正しい関係への最も大切な一歩を歩むことになるだろう。人類が分かち合いの原理を受け入れることは確かである。まだ不確かなのは、如何なる方法によって、そしてどのくらいの速度で、人間がこの基本的な法則を実施するかということである。人間がこの緊急の必要に応えるのを助けるために、マイトレーヤと彼のグループは再び人間の生活と営みの中に戻って来たのである。彼らの勧告は、もしそれが聞かれるならば、人類に正義と平和への最も確実な道を示すだろう。彼らの臨在が何百万の人間の眠っている志向を活気づけ、行動へと駆り立てるだろう。そして彼らを通して、歴史のコースを変えるだろう。
(『覚者は語る』―変化の必要条件― p.394-395)



(囲み記事)
平和のための分かち合い
――覚者より、ベンジャミン・クレーム筆記 1985年10月

人は分かち合うとき成長する。今までこの単純なる真理にほとんど注意が払われなかった。多くの者にとっては、分かち合いは自然な当たり前のことである。しかしある者にとっては、その概念は異質なものであり、疑惑と苦痛に満ちている。そのような者たちにとっては、自分のものはすべて、ほとんど神聖にも近い権利によって彼らのものであり、分かち合うことは異質なばかげたことである。それでは、人類はいかで世界平和のための必須条件である分かち合いと再分配の方向に進むことができようか。
今日どこを見ても、人間は分かち合うことのできない自分たちの無力の結果を見る。地球の至るところで何百万の人間が飢え、そして死んでいる。数え切れない人間が悲惨と絶望的貧困の中に生き、生まれた時から早期に墓に入るまで、苦しみ続ける運命にある。
人間が地上に存在する理由を理解するようになるとき、変化はやって来るだろう――人間は広大なる進化の実験の一部であり、その目的は2、3を除いたすべてのものに隠されていることに気づくとき、彼ら自身が魂であり、唯一の超魂(オーバーソール)の部分であることを認識し、そして各々がお互いとのアイデンティティーを把握するとき、分かち合いは自然の秩序であり利己主義と貪欲は異常であることを理解するとき、分かち合うことが成長するためのチャンスとして見なされるとき、人は、彼らの悲しみと分離への決別として、分かち合いを抱擁するだろう。
その時は今、われわれの頭上にある。内的な力と外的な事象(イベント)の圧力が世界的規模で感じられ、人間の現状と見通しの再評価を引き起こしている。人間の無惨な搾取にさらされて、この惑星は無限に生命を支えることはもはや確かではなくなっている。核による絶滅の脅威が絶えず存在し、他方、経済競争と金融の混乱は数え切れない何千何百万の人間の日常生活をさいなむ問題を提起する。
国家がこれらの問題を討議するために集うことは現在常識になっているが、それには大切な意味がある。そのような会合は、人間がこの惑星の執事としての責任に気づきはじめ、その状況を改善するための決定を行う用意ができていることの合図である。その決定のうちで一番初めに決められねばならないことは、分かち合う覚悟である。世界の資源がより公平に分かち合われるとき、人間の問題の半分は一夜のうちに消え去るだろう。すでに多くの者がこのことを自覚している徴候が現れており、分かち合いを呼びかける声が至るところでもちあがっている。賢者は分かち合いが永続する平和の唯一の基盤であることを予見し、そして若者たちの英雄も、彼らの人気ある声を添える。
これは未来のために良い前兆である。なぜなら、それは人間が彼らの前にある選択――分かち合うか死ぬか――にやっと気づき、同胞愛と愛の精神で行動する用意があることを示しているから。人間はもはや彼らの運命を他人の手に――盲目で年老いた男たちの構成する政府に
――まかせておくことに満足せず、彼らの未来と彼らの世界を守るために直接に参加する必要を感じている。
多くの者はいまだ恐れている。しかし「新しい時」の光は刻々と輝きを増す。多くの者が新しい時代の夜明けを希望と期待をこめて待ち、奉仕し、そして成長する機会を自覚している。彼らは自分たちが独りではなく、彼らのビジョンを分かち、同胞愛と平和を同じように待ち望む者たちに囲まれていることを知る。
分かち合いを通してのみ、あのビジョンは実現されるだろう。分かち合いを通してのみ、あの平和は勝ち取られるだろう。それが今のこの時のメッセージである――分かち合って、神の反映となる存在へ成長しなさい。分かち合って、平和と愛の時代の幕開けをしなさい。
(「覚者は語る」―平和のための分かち合い―p.133-135)