現在位置: ホーム シェア・インターナショナル記事 2011年 7月 読者質問

読者質問

Q (1)原子力発電所が事故を起こそうが起こすまいが、災害や放射能漏えいなどがなくとも、それが存在すること自体が危険であり毒性が高いということを、医療科学の分野で説得するためにはどうするのが一番よいでしょうか。(2)キルリアン写真の技術の発達は有力な証拠となるでしょうか。(3)そうでないとすれば、核エネルギーによる汚染の証拠を最も早く発見するための科学的手法は何でしょうか。
A (1)それが可能であれば私はとっくにやっているでしょう。私は30年以上も核放射能の危険性について話してきました。これらの「科学者」たちは自分の仲間たちの言うことにしか耳を傾けず、彼らも残念なことに同じ偏狭な意見を持っています。(2)いいえ。(3)福島やチェルノブイリのような災害を体験することです。

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Q ハイアラキーの助言は、すべての原子力発電所をできるだけ早く閉鎖することです。(1)科学者は、原子力エネルギーは炭素系エネルギーよりもクリーンだと言います。(2)他に有効な選択肢がない。(3)原子力産業には多大な投資がなされており、それなしでは経済が成り立たない。
これらの点についてコメントをいただけますか。


A (1)炭素の観点からはそうですが、破壊性の観点からはそうではありません。(2)選択肢は核融合プロセスです。それは核分裂には依存しません。それはクリーンで、冷温で、廃棄物を生まず、ジュワル・クール覚者(アリス・ベイリーを通して)によれば、電力需要を満たすためには、世界中で入手可能な水の同位元素しか必要としません。核融合プロセスには様々な方式がありますが、その幾つかは石油産業の部門が自己の領域を保護するために買い上げています。(3)それは高度な工業国では当てはまりますが、世界全体ではそうではありません。私たちは核分裂に基づく原子力発電所を必要としていません。それは時代遅れであり、極めて危険です。

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Q 原子力エネルギーの利用を止めるというハイアラキーの助言に世界が従うとして、短期的中期的に、世界のエネルギーの必要はどうやって満たされるのですか。


A 常温核融合プロセスです(前の質問を参照のこと)。

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Q 『マイトレーヤと覚者方の降臨』の中で、あなたはデュートリウム(重水素)、水素の同位元素を用いた常温核融合が間もなく利用されると述べ、これは放射能に関する副産物がほとんどないため安全であり、重水素は世界の海や川に大量にあると説明しています。
現在、世界の多くの科学者が常温核融合、凝縮系原子力科学の分野で働いており、常温核融合が実際に起こっていることを確認しています。他方で、得られた実験結果からは、量的な(質的なではなく)再現性を得ることは非常に困難であるように思われます。産業での実用化のためには常温核融合実験の結果の正確な再現性を確立することが不可欠です。この問題の解決のため、コメントをいただければ幸いです。


A 必要な量のエネルギーと時間と資金が投入されれば、それは起こるでしょう。それは間もなくでしょう。

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Q 原子力エネルギーの生産を含む、核分裂によるすべての活動が完全に停止することは、次の25年間のうちに起こるでしょうか。


A はい。

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Q 医療上の利用のために一定量の核エネルギーは必要とされます。それも廃止する必要があるのでしょうか。短期的な代替策は何でしょうか。


A それは将来の遺伝子工学の発達した形により取って代わられるでしょう。

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Q 福島の事故以来、いわゆる「核ストレス・テスト」が開発されています。(1)これは十分に正確なものと思われますか。(2)ストレス・テストは、安全性を立証し、危険を強調するための、率直な、操作されない試みですか。


A (1)いいえ。(2)率直な試みではあり得ますが、確かに効果的なものではありません。要点は、今日の核科学の技術は、物質エネルギーの全領域を測定するには不十分だということです。

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Q 現在の生活水準と快適さを著しく低下させることは、原子力エネルギーを廃止することの必然的結果ですか。


A いいえ、全くそうではありません。

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Q 現在世界で最も危険な原子力発電所はどこにありますか。


A 建設から20年以上経過したすべての発電所は、事故があろうがなかろうが、特に疑わしいです。

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Q 遺伝子破壊と突然変異は、核廃棄物に被曝することの必然的結果ですか。


A はい。

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Q ドイツは将来核エネルギーを廃棄することを発表しました。他の国々もこれに従うと思われますか。


A はい。やがてそうなるでしょう。

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Q 福島県民やその付近のすべての住民(たとえば30km圏内の住民)は永久に避難すべきでしょうか。


A 永久にではありません。発電所が閉鎖されれば1年か2年で戻って来られるでしょう。

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Q その地域の表土を除去することは、学校に通う子供たちにとって安全でしょうか。


A おそらくそうでしょう。

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Q 汚染されたかもしれない食料品を扱う最良の方法は何でしょうか。


A 廃棄すべきです。

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Q 避難区域の大きさはどれほどにすべきでしょうか。


A それは発電所の閉鎖の進展によります。

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Q 福島事故の後、高度に汚染された水が海に放出され、数日間止めることができず世界的な懸念事項となりました。そしてその海域の魚は汚染されてしまいました。魚の種類にもよると思いますが、この汚染は地域にどの程度、どのくらいの期間にわたって影響を及ぼすでしょうか。


A それは潮流や風のため予測不可能です。