現在位置: ホーム シェア・インターナショナル記事 2011年 4月 若者が先導する

若者が先導する

若者が先導する ――選集?
The young will lead the way― a compilation


本稿には『若者が先導する』というテーマに関する引用文の選集を発表する。これはマイトレーヤの教え(『いのちの水を運ぶ者』=マイトレーヤからのメッセージ、『いのちの法則』)、ベンジャミン・クレームの師のことば(『覚者は語る』)、およびベンジャミン・クレームの著書から抜粋したものである。

世界にふんだんに注ぎ入る新しいエネルギーによって、すべての者が影響されている。政治制度や宗教や思想制度を信じてきた者は幻滅を感じた。なぜなら、それらが平和と繁栄と幸福をもたらすことができなかったからである。世界の問題は、イデオロギーや市場のエネルギー(フォース)によって曇らされない現実主義の感覚をもってしてのみ、解決することができる……この新しいエネルギーに抵抗できる者はいない。国家も個人もこれに驚いている。
(『いのちの法則』p.288-289)

世界中で今日初めて、個々の人間が、自分たちの国がいかに統治されるか、自分たちの運命がいかに形づけられるかに関して、発言権を得ることを要求しはじめている。古い習慣に疑問が出され、昔ながらの汚職腐敗に対してますます非寛容になっているのがあらゆる側に見られる。当然ながら、大衆のこの健全な反応は、いかなる国家においても権力の中心には好まれない。それは彼らの特権と威信の独占を脅かすものであるから。しかしながら、過去の不正義を後にして、新しい世界が創り出されており、何者も変化の高潮に長い間抵抗することはできない。マイトレーヤと彼のヘルパー(協力者)によって放出されるエネルギーが、人間を自分たち自身についての、そして自分たちの可能性についての新しい認識に目覚めさせ、彼らが同族のために心に描く未来を顕現していく能力にますます自信を深めさせている。
(『覚者は語る』―正義の時代―p.248-249)

毎日世界に強烈に注がれている新しいエネルギーが若い人々の意識を含め人間の意識を変容させています。
(『大いなる接近』p.180)

シェイクや王侯や君主の権力は破綻した。中東諸国の国民が奴隷のように扱われた日々は終わりに来た。国民は国民による国民のための統治を要求している。国民が自分たちの遺産と運命に気づきはじめるにつれて、心の裡に認識が芽生えており、それが世界中に広まっている。種は芽を出して成長しつつあり、花開き、若い世代に果実を与えるだろう。
(『いのちの法則』p.218)

ですから、世界は二つのグループに分割されます――古いものに固執し、最後まで変化に対抗して戦う保守的で反動的なグループ、そして、宝瓶宮のエネルギーと特質によりよく反応する、より新しい、より若い、進歩的なグループです。その対立が世界のあらゆる国々の政治、経済、宗教、社会の分野で見られます。
(『大いなる接近』p.25)

若者は古いイデオロギーに反抗するだろう。それが政治家によって強いられたものであろうと、宗教指導者あるいは知識階級によって強いられたものであろうと、関係なしに反抗するだろう。そして彼らの要求は影響力を持つだろう。若い人々の声の沸き上がりはすでにアフリカや中東で聞かれつつある……若い人々は国民による国民のための憲法を欲している。古くからの同族登用や同一党内あるいは同じイデオロギー内からのリーダーの登用に飽き飽きしている。
(『いのちの法則』p.295)

現在の政治家は、一部の例外を除いて、現状維持に腐心する過去の政治家です。1975年以来、覚者方によって訓練されてきたもっと若い男女の一団が舞台のそでに控えています。彼らは、民主的過程を経て、権力と影響力のある立場に選出され、覚者方の助言に従って新機構を創設し方向転換を図るでしょう。彼らを通して、覚者方は人間の自由意志を侵すことなく働くことができます。なぜなら、彼らは世に転生している男女だからです。彼らが示す歴然とした利他主義、良識、問題の把握力の故に、彼らは多くの国々で(多分たいていの国々で)そのような立場に選出されるでしょう。今までそのような立場にあったのは、大体において、過去の頑迷な保守主義者たちでした。
(『大いなる接近』p.153)

……マイトレーヤと彼の覚者たちの一団の外的な存在がすべての国の、文字通り何千何万の人々の心(マインドとハート)に驚くべき影響を及ぼすだろう。高邁で純粋な志向を持って、これらの人々は新しい世界の創造への、そして地球という惑星に生きていることについての全く新しい見解に対して、今や用意が整っている。彼らの多くは、おそらく大多数は、若く、年寄りたちの冷笑と尽きない貪欲によって比較的汚されていない人々である。かくして彼らは、過去の過失とグラマーによって盲目にされて彼らの父祖たちを混乱させた諸問題に対して、明確な答えを見る。これらの若い人々が彼らの父祖たちのためにこの世界をつくり直すだろう。彼らはこの目的のためにこの世に転生してきたのであり、マイトレーヤの呼びかけに応えるだろう。また彼らの多くは、彼らを待つ仕事のために訓練されて用意を整えてやって来ており、彼らはその仕事を、臆することなく、喜んで果たすだろう。恐れるでない。世界はこれらの若者たちの手にあって安全である。彼らは奉仕し救助する機会を切に待ち望んでいる。
(シェア・インターナショナル、2010年11月号「覚者より」―人間の究極的勝利―)

認識が至るところで増大している。国家間で、人々の中で、そして動物界や植物界でさえも……若い人々が彼らの役を果たすことを要求し、彼らの声が聞かれることを要求している。以前には、すべてが年寄りによって決められていたが、すべてが変わりつつある。
政治家が喜んで新しい時代に歩調を合わせない限り、彼らは“行き詰まる”だろう。
(『いのちの法則』p.313-314)

どの世代においても、人類が直面する問題に対する答えを携えた者たちが転生してきます。特定の年齢を越えた人々は新しい状況に対処することができません。新しい世代は父親や祖父たちが自分たちの問題に対処してくれることを期待できません。父親や祖父たちは問題の解決法を若い人々から学ぶことができます。そしてそれが実際に起こっていることだと思います。多くの中高年に達した人々は若い人々の活動の多くを嘆くかもしれませんが、同時に、若い人々は自由を、一種の自信を、彼ら自身があまりにもしばしば持ち得なかった、あるいは認識し得なかった人生の可能性についての認識を持っていることも認めます。
(『協力の術(ルビ:すべ)』p.60-61)

マイトレーヤが世界の前に現れるとき、新しい状況が展開するだろう。古い確信は速やかに消え、新しいものへの希望の沸き立ちに置き換えられる。人間の冒険の感覚が若い人々を魅了し、そして彼らを奉仕の人生へと準備させるだろう。
(『覚者は語る』―未来は保証されている―p.456)

この新しいエネルギーの影響を体験しているのは若い世代である。このエネルギーが、人々を拘束してきた古い機構を変える強さを彼らに与える。若者はどこに力があるかを知っている。それは銃弾の中ではなく、心(ハート)の中であり、それが光の源である。生命は光と共に肉体に入り、心(ハート)に宿る。肉体はそこに光がある間は機能することができる。だから光をコントロールする者が生命をコントロールする。
(マイトレーヤの側近、『いのちの法則』p.288)

私の意見では、今日の若い人々こそが、新しい霊的な視野を持っており、世界をひとつとして見、愛と同胞愛と分かち合いを信じ、分かち合う覚悟を持っています。「キリストに同意する。生産物を分かち合うことに賛成だ」と言うことはたやすい。しかし、実際にそれは何を意味するのか。それは、世界の食料、エネルギーおよび原料のほとんどをむさぼり取り、乱用している西欧先進国に住む我々が、もっと簡素に生活することを学ばねばならないということを意味するのです。残りの世界、つまり世界の三分の二の人口は最低限で生活しています。この経験をする覚悟が、我々にあるかどうか確かめねばなりません。我々が持っている物をすべての人間と分かち合うために、余分に持っている物を放棄する覚悟はあるかどうか、分かち合う心の用意ができているか。これを我々は、自分に問いかけねばなりません。覚悟ができているかどうか、己の心を見なければならない。ハイアラキーによれば、人類の心は健全です。分かち合いと協力の精神は何百万の人々の心に、特に若い人々の心に深く植えつけられています。この来たるべき時代を受け継ぐのは若い人々です。そのために、特に転生して来たのです……我々は集団で転生して来ており、その時の状況に取り組むために必要なものを身につけて来ています。これが現在起こっているのです。
若い人々は、今日我々を取り巻く問題に取り組むために、メンタルにも霊的にも用意ができています。
(『世界大師と覚者方の降臨(ルビ:マイトレーヤ かくしゃがた)』p.273-274)

それぞれの時代は、その時代に支配的なエネルギーに調和を見いだすことのできるエネルギーを持つ魂群を転生に導く。このようにして、その時代に必要な形態の形成が確実となり、それらの形態を通して、その世紀の特種の意図が表現される。われわれが宝瓶宮(アクエリアス)の門口に立つ今日もまたしかりである。統合と融合へ向かう宝瓶宮のエネルギーに応える能力を特に際立って備えた青年や若い大人たちが、ますます多く見いだされるだろう。彼らは提供される機会をユニークに利用することができるだろう。そして来るべき時代の文明を建設していく基礎となる構造を見つけ、創造するだろう。
マイトレーヤは期待されるとおり、計画を巧みに敷かれた。それには様々なセンターや機関の設立をも含み、そこで必要な教育が与えられ、体験が得られ、レッスンが習得される。
このようにして、若くて機動性のある先駆者のグループは新しい生き方、関係の仕方を示していくだろう――彼らの人生に宝瓶宮の愛のこもった、ブレンド(混合)させていくエネルギーをしみ込ませることを絶えず求めながら。賢明な実験を通して、彼らは一歩一歩、存続可能な信頼のおける形態の創造へと進み、徐々にそれらはすべての者に採択されるだろう。
このようにして、古い時代の混乱の中から新しい世紀が生まれるだろう。現在の束縛は全く新しい自由に道を譲るだろう。それはついにいのちを与える宝瓶宮の水に融和する。
(『覚者は語る』―宝瓶宮の水―p.217-218)

正しい関係に基づく新しい文明は、人類のために運命づけられ、計画されたあらゆるレベル――政治的、国際的、社会的、科学的、文化、教育等々――における次の前進です。究極的に、若い人々の教育は非常に系統だった方法で進行するでしょう……世界の弟子たちやイニシュートたちを通して、文化が築かれます。そして彼らのアイディア (観念)や彼らに源を発する理想から文明が築かれます。アイディアを持つ人々は神の王国、ハイアラキーのイニシエートであり、弟子たちです。彼らがアイディアや理想を推進する最初の仕事を行います。そしてそれが徐々に教育機関などのレベルにまで下げられ、そして全く新しい文明がつくられます。それは比較的短期間で起こり得ます。
(『マイトレーヤの使命 第Ⅲ巻』p.95-96)

マイトレーヤは彼のセンター(拠点地)から、世界を高揚させ、支えておられる。彼のエネルギーは至上の巧みさで方向づけられ、亀裂を癒し、古い定説を打ち壊し、人間世界の諸事を浄化させる。利己的な己の意志を強めようとし、過去の形態にしがみつく者たちは、間もなく彼らの権力を放棄するだろう。支持を失い、昨日の暗闇の中に消え去るだろう。彼らに代わって、新しい世代のリーダーが台頭するだろう――善意の男女であり、人類に奉仕する衝動に満ちた者たちである。彼らの手中に権力の手綱が与えられるだろう。共通の合意によって、彼らの愛他的行為と智恵は、前方に横たわる再建の任務に適したものと認められるだろう。
(『覚者は語る』―時は近づく―p.210)