‘白い天使’――シリアのマイトレーヤ
YouTubeのサイト(2012年1月以降)が、シリアの路上で発砲を避けながら逃げ惑うたくさんの人々の映像を多数掲載している。一人の若い男性が数回撃たれ、地面に倒れている。人々は隠れており、またその通りが政府側の勢力に塞がれているため彼に近づくことができない。発砲があり、人々は慌てふためき、どのように助けていいのか見当がつかない。その瞬間、全身白いローブを身に纏った一人の男が静かに前に進み出た。彼はその負傷した男性に近づき、難なく前に屈むと彼を抱き上げた。その男は彼を片手に彼を抱え、近くの通りの角に避難してきた人々をかくまっている小さな民衆の群れの中へと、注意深く運んでいった。その後、その男は映像から消えた。
この出来事の目撃者の指摘では、この身元不詳の男は、イスラム文化では巡礼者の色である真っ白なローブを着ており、この衝突の状況とは関係ないように見受けられる。あるブロガーは、この援助した人間の衣服は、犠牲者の血で汚れていなかったとコメントしている。
幾つかのコメントは、ビデオの群集がその白い姿に気づくと、『アラー』と叫び始めたと指摘している。
シリアの情報提供者は、この白い衣服の人間が起きている暴力の犠牲者に助けの手を差し伸べたのは、今回のケースだけではない、と言った。他のビデオではこのようなコメントも出している。「あるシリア人の自由の戦士たちは、政府軍の圧制者らに尋ねられました。“白い馬に乗って戦っている者たちは誰なんだい? 俺たちをそこへ連れて行ってくれ」と。でも自由の戦士たちもそれが誰かは分からなかったのである。
(YouTube: ‘Angel in Syrua SubhanAllah’)
【ベンジャミン・クレームの師は、この‘全身白い衣服’の男がマイトレーヤであったと確認した】
写真:『白い天使』として暴力の犠牲者を助けるマイトレーヤ(携帯電話による撮影)
ラス・ハウバー氏の写真に写った光の祝福。米国、カリフォルニア州、ベントゥーラ フィリス・デミノスコッツェル氏によって送られた。
【ベンジャミン・クレームの師は、これがイエス覚者の祝福であったと確認した】