現在位置: ホーム シェア・インターナショナル記事 2012年 7月 緊急活動の必要 (The need for urgent action)――選集

緊急活動の必要 (The need for urgent action)――選集

『緊急活動の必要(The need for urgent action)』というテーマに関する引用文の選集を発表する。これはマイトレーヤの教え(『いのちの水を運ぶ者』)、ベンジャミン・クレームの師の言葉『覚者は語る』)、およびベンジャミン・クレームの著書から抜粋したものである。

もうすぐあなたがたはわたしを見るであろう。だから、今なすべき行動は一つしかない。あなたがたの意志と心のすべての力を動員して、わたしの降臨の事実を知らせなさい。我が友よ、あなたがたは、人の子が再び地上を歩いていることを信じる、と伝えなさい。神の法の伝達者があなたがたの中に居り、真理の光が人の心を新たに招き、新しい時代への移行は想像されたよりもずっと順調に行われる。わたしの法は栄え、わたしの出現は進んでいる。これらのことを、あなたがたは信じるのだと、人々に伝えなさい。我が友よ、あなたの兄弟たちにこの真理を伝えて、彼らをあなたの喜びの中に入れてあげなさい。
(『いのちの水を運ぶ者』No.131、p.395-396)

疑いもなく、今は人類にとって非常に重要な時である。今人類が行う決断が、大体において、この惑星の未来のすべてを決定するだろう。将来の世代は、今日の人間の非常に多くが世界の病に対する懸念をあまりにもあっさりと振り払うことを不思議に思うだろう――莫大な余剰食糧に恵まれた世界の中で、それを欠くために何千万の人々が飢え、そして死ぬ状況:さらに多くの人間が絶えずひもじく、栄養失調である状況。多くの人々はこれが本当であることを知っているのだが、それについて何もしない。どうしてこれが可能なのか? 彼らの行動を妨げるのは何か? この非行動の土台にあるのは自己満足感である。それが世界にある悪のすべての根源である。自己満足感は、人々を引き離し、『同胞愛』の開花を阻む分離という罪悪の中にその根を持つ。
人間はもうすぐこの真理に気づくか、あるいは死滅しなければならない。『同胞愛』はアイディア(観念)であり、そしてわれわれの惑星のいのちの事実である。すべての行動の基盤として『同胞愛』のリアリティ(現実)なしには、人間のすべての努力は無に帰するだろう。
(『シェア・インターナショナル』2010年6月号、覚者より―同胞愛―)

人類の問題は現実であるが、解決可能である。解決法は、あなたがたの手のうちにある。兄弟の窮乏をあなたの行動の尺度として、世界の問題を解決しなさい。その他の進路はない。
(『いのちの水を運ぶ者』No.52、p.157)

世界の変容のために、人類と下位の王国(動植鉱物界)の救済のために、進化の大計画のために働く機会は私たちに与えられた恩寵であり、そのような機会がかつてこれほど多くの人々に与えられたことはありません。ただ信じているだけの方が、信念に基づいて行動するよりもずっと容易なことは確かですが、あなたがどんなレベルであれ信じるのであれば、そのレベルで知らせることです。今がそれをしなければならない唯一の機会なのです。マイトレーヤが前面に出て来られる時、彼の周りには何百万もの人々が集まるでしょう。世界はとても急速に変化するでしょう。しかしあなたは前もってそれを知り、必要とされる希望と期待の風潮をつくる機会に恵まれているのです。
(『大いなる接近』p.110)

もしマイトレーヤの臨在を知り、それを信じる人々が本気になってそれを知らせていれば、希望と期待の風潮は無限に強力で広範囲なものになるでしょう。これはマイトレーヤがより速やかに出現することを容易にするでしょう。このことはいくら強調しても十分ではありません。……何事もひとりでには起こりません。グループの人々はこの仕事の緊急性を理解しなければなりません。必要性を感じ取り、奉仕のためにベストを尽くしている少数の信念の固い人々に仕事を任せていてはいけません。
(ベンジャミン・クレーム『シェア・インターナショナル』2007年1月号、p.32)

何事もひとりでに起こらないのである。人間は行勤し、自分の意志を実行しなければならない。今日、その意志は、神の意志でもある。であるから、その結果は保証されている。
我が兄弟たちよ、なぜわたしの出現があるまで待つのか。世界はうめき苦しんでいるのに、なぜまだ座しているのか――男女や子供たちが、同胞から見放され、みじめに死んでいるというのに。奉仕の願望より偉大な志はない。あなたの奉仕の行為を、世界の飢えたる者たちを救うことに向け、わたしの計画に助力しなさい。
(『いのちの水を運ぶ者』No.31、p.105-106)

変化への必要がこれほど緊急であり、これほど明らかであったことはかつてない。人間がこれほどまでに不活動の危険を感じ取り、自分の兄弟たちとこの惑星の未来の苦境に対して、今のように心(ハート)を開く用意のあったときはかつてない。
(『覚者は語る』―神の反映―p.376)

わたしたちは人間の中に、責任の分かち合いについての新しい意識を確立することを求める。一致協力した行動の味を、彼らの中に目覚めさせることを求める。わたしたちはこの二つが顕現できるような条件をつくるように努め、そのようにして変化に導く。すべてがエネルギーである。エネルギーのみが存在する。人類という中心(センター)におけるこれらの高度のエネルギーの影響を通して、世界に新しい雰囲気を生み出すことを求める。信頼の条件をつくるために、わたしたちを助けてほしい。そして世界に新たな希望をもたらそう。愛と信頼の種を蒔き、それが希望と喜びとして花開くのを見守りなさい。
兄弟同胞の苦しみを緩和するために、誰でも何かをすることができる。あなたがどこに位置するのかよく判断して、何をすべきかを見つけなさい。すべての犠牲的行為に対して、今あなたの支持を誓い、そこにあなたのできることを貢献しなさい。この時を、与える時となしなさい。あなたの奉仕しようとする意志に十分な表現を与えなさい。奉仕するとき、あなたは光に向かって働き、あなたの目的により正しく整合することを知りなさい。
(『覚者は語る』―重要な機―p.86-87)

わたしが、現在非常に必要とするのは、わたしのビジョンを分かち合う者たちが、行動する責任を引き受けてくれることである。人間の窮乏を知り、そのビジョンを見ていながら、時の緊迫性を知らない者たちが世界に大勢いる。兄弟たちの窮乏を知り、非常に多くの者たちの苦しみに同情の思いを持ち、そしてそれらすべてを変える意志を持つ者たちに、わたしは頼る。わたしが召集する者たちの仲間に、あなたがたも入るように。そして共に新しい、より良い世界を招じ入れることができるように。わたしの心は、志向するあなたの心の律動に応える。わたしの愛が、その火を燃やす。我が友よ、その火をあおぎ、炎となしてわたしと共に来なさい。あなたの描くビジョンをしっかりとつかんで、あなたがたすべての裡にある神を顕しなさい。
(『いのちの水を運ぶ者』No.46、p.141-142)

あなたがたがわたしを見るとき、行動の時が訪れたことを知るであろう。わたしの計画を実施するために行動することをあなたがたに期待している、我が友よ。あなたがたの多くにとって、これは古い、よく知っている生活の様式である。あなたがたは、兄弟たちに仕えるためにやってきた奉仕者なのである。そのような者として、わたしはあなたがたを召集するのであり、あなたがたの助力をわたしは非常に大切に思う。
(『いのちの水を運ぶ者』No.79、p.231-232)

私たちは重大な時に生きています。このことはいくら強調しても強調し過ぎることはありません。このような特別な奉仕の機会は、これまでいかなるグループにも提供されたことはなかったと思います。マイトレーヤはそのメッセージの中で、何度も何度も「これはかつて見られなかった奉仕の機会である」と言っています。彼がそのように言われたのですから、それが真実であることを確信できるでしょう。これほど多くの人々にこの奉仕への機会が提供されたことはありません――この機会、つまりそれぞれのレベルにおいて、何か非常に重要なことを行う機会です。ですからこのようなグループはこの機会を認識すべきであり、この機会によって与えられた栄誉を認識して、提示された機会に見合うだけの最善を尽くすべきです。競争や貪欲、自己認識(self-awareness)や自己観照(self-contemplation)などのために、この機会を浪費してはなりません。
(『協力の術』p.94-95)

あなたがたの多くはすでにこの呼び掛けを聞いた。然るにまだ行動することを躊躇している。偶然に起こるものは何もない。わたしは行動への呼びかけを発する、そしてその行動を何倍にも力あるものにしよう。わたしの弟子となり、わたしの友となり、わたしの真の民となるこの機会を今、つかみとりなさい。わたしが来る以前は、人は抜け出すすべを知らなかった。身動きならない苦境に深くはまりこみ、恐れていた。今は、新しい光が、変化への新しい可能性がある。新しい希望が世界を席巻している。それはわたしの光のエネルギーであり、あなたがたへの贈物であり、すべての人間への、わたしの祝福である。
(『いのちの水を運ぶ者』No.21、p79)

この奉仕の機会をつかみとりなさい。そして奉仕のうちに成長しなさい。我が友よ、これほど崇高なるものが人間に提供されたことはかつてないのである。この奉仕の機会を掴んで、我々が神と呼ぶ方の御観を仰ぎなさい。我が友よ、わたしの両手は、あなたがたに差し伸べられている、あなたがたの信頼を求めて、世界の建て直しのためにあなたがたの協力を願って。多くの仕事が行く手に横たわっている。自由と真理のために多くの強打が打たれなければならない。この真理の輝きを裡に宿している者たちすべてに従いてきてもらいたい。そしてわたしの仕事を援けてほしい。わたしの呼びかけが聞こえるまでに、あなたがたの用意が整っているように。その呼びかけは、世界中至る所に居る人々の耳に響くであろう。
(『いのちの水を運ぶ者』No.26、p.91-92)

世界の民衆は、彼らが声を持つこと(つまり権力を持つこと)に気付き始めたばかりです。そして政府が反応するまで絶え間なくデモを行うことを鼓舞し、民衆に彼らの権利を要求するよう刺激し教育するのはマイトレーヤの仕事の一部です。……人類は善に向けての途方もない勢力であり、変化は民衆の上げる声を通して起こるでしょう。すべての国で民衆の声が沸きあがるでしょう。それは、人々が知ろうが知るまいが、マイトレーヤによって鼓舞され、導かれ、活性化されたものです。民衆の一致した意志が政府に変化を強いるでしょう。
(ベンジャミン・クレーム『シェア・インターナショナル』2003年11月号p.49, 50)

わたしの労働者になりなさい、わたしの仲間になりなさい、わたしの英雄になり、大計画に奉仕しなさい。この準備の仕事のための時は短い。栄光への最初の一歩を今、踏み出しなさい。あなたの転生の目的と神の大計画とに仕えなさい。これらは同じものである。
(『いのちの水を運ぶ者』No.16、p66)

この惑星全体に広まる現在の物質主義の不正を、心のうちで拒絶する人々が今日たくさんいる。彼らは正義と平和を願い、それらの達成のために行進しデモをする。ますます多くの世界の民衆が、一緒になるとき、強力な男達の行動を変えるだけの力を持つことを認識し始めている。かくして、マイトレーヤは民衆を信頼し、彼らの要求に声を与える。かくして、彼は民衆の行進に参加し、彼の声を彼らの声に加えられる。
(『シェア・インターナショナル』2005年7月号、覚者より―暗闇の終わり―)

人間は分かち合うか、あるいは死滅しなければならないことを、間もなく世界は確実に知るだろう。この真理をすべての人間にわからせるために、マイトレーヤは一刻も浪費されないだろう。世界はすべての者に、金持ちと貧乏人、力ある者と奪われた者、白人と有色人種、すべてに属することを、マイトレーヤは示されるだろう。今日人類が直面する問題を解決するために一致協力した行動が必要なことを明確にし、その解決への道を指し示されるだろう。すべての人間に変化の必要を受け入れることを呼びかけ、至るところにいる人間の正義への願いを活気づけ、彼らの意志を集中させるだろう。このようにして、マイトレーヤは、より良い形態の確立を求めるすべての者を団結させ、それを通して人間の神性が表されるだろう。そしてその民衆の中から、これまで地上で聞かれたことのないような叫びが湧き上がるだろう――正義と真理、自由と平和を求める叫びである。
(『覚者は語る』―未来は招く―p.56-57)

この時点以後、マイトレーヤは緊急な変化の必要を、正義と分かち合いに基づく平和の必要性を一段と強調していかれるだろう。彼はまた、惑星地球の窮状とその問題に対する人間の責任に注目を向けていかれるだろう。かくして、偉大なる主は、われわれの世界と生活の再建設のための行動を組織化して、クライマックスへと漸次強めていかれるだろう。
この種のインタビュー(テレビジョンによる)は世界中で継続的に行われるだろう。そして至るところにいる人々を、自分たちの生活を立て直す機会に、分かち合いによって正義と平和を創造し、自分たち自身をひとつとして見、人間を運命られた神への道から長い間、引き戻してきた競争と貪欲を永久に終わらせることに目覚めさせていくだろう。
かようにして、マイトレーヤは人間をなだめながら長い間のまどろみから揺り起こし、変化への彼らの欲求を目覚めさせるだろう。かようにして、大いなる知識ある世界世論、地球上の最大のフォース(力)が育つだろう。
その巨大なフォース(力)に対して、いかなる反動的な教義も太刀打ちできない。マイトレーヤによって鼓舞され、活気づけられた人類自身が自分たちの未来を徹底的につくり直し、すべての者のための自由と正義を通して、「善意と顕現された愛の時代」を確立するだろう。
(『シェア・インターナショナル』2010年3月号、覚者より―目覚め―)

マイトレーヤは言われます。「何事もひとりでに起こらないのである。人は行勤し、その意志を実行しなければならない」(『いのちの水を運ぶ者』第31信)。私たちはただ座ってほかの誰かがやってくれるのを待っていてはいけません。変化を起こしたければ私たちがそれをしなければなりません。変化を要求し、デモ行進に参加し、連帯し、合法的なあらゆる方法を使って変化を生み出すことのできる人々に変化への欲求を伝えなければなりません。誰もが、道を先導し、変化を要求し、すべての人のための正義と自由を要求する機会を持っています。……マイトレーヤにできるのは、人間を教育し、知らせ、鼓舞し、頼りになる器――世界のすべての国の民衆の声――をつくることです。それに対して世界のどんな国の政府も立ちはだかることはできません。明確な表現能力を持つ民衆を生み出すことです。平和、正義、自由を求める、知らされ、教育された世界的世論がとても必要です。そのようにして変化は起きるでしょう。
(『人類の目覚め』p.147―148)

わたしの愛はあなた方すべてに流れる。あなた方は、本当に驚くほど早く、もう間もなくわたしを見るだろう。恐れることなく、心(ハート)から語りなさい。そうすれば善良な人々はあなたに耳を傾けるだろう。わたしのハートは愛に満ち溢れている。その愛がわたしたちすべてを新しい世界へ連れていく。
(マイトレーヤからのメッセージ 2005年1月25日、『シェア・インターナショナル』2005年3月号、p.4)