現在位置: ホーム シェア・インターナショナル記事 2007年 8月 マイトレーヤの予測

マイトレーヤの予測

マイトレーヤの教え--『いのちの法則』の序文にベンジャミン・クレームは次のように書いている。
「1977年9月から1982年5月まで、マイトレーヤは私を通して140信のメッセージを提供された(それは後に『いのちの水を運ぶ者』〔日本語最新版〕として出版された)。このようにして、マイトレーヤは彼の教えの断片を明らかにし、資源の分かち合いを通して、またそのことによって正義と平和を世界に確立することを通して、すべての者がより良い生活をすることができるようにするための彼の希望と関心を明らかにした。
その後の段階におけるマイトレーヤの教えの提供は1988年に始まり、1993年まで続いた。深遠でしかも単純なこの霊的教えは、宗教的背景をもつ者のみではなく、すべての者に関連するものであり、来るべき時代におけるマイトレーヤの人類へのアプローチを特徴づけるだろう。これらの教えはロンドンのアジア系移民社会においてマイトレーヤの側近に与えられ、その側近から二人のフリーのジャーナリスト、パトリシア・ピッチョンとブライアン・ジェイムスに伝えられた。そして彼らが、私が編集長を務める月刊誌『シェア・インターナショナル』に掲載するために、それを定期的に送ってくれたのである。これらの未来の世界の出来事に関する予測は、一連のニュース・リリースとして世界のメディアに配布された。このようにして、マイトレーヤは霊的な教えおよび政治、経済、社会、環境など世界の問題についての分析に関して並外れた驚くべき情報を世界に提供された。
政治の分野においては異常なほどの正確さで、膨大な数の予測を提供された。幾つか例を挙げると、ソ連邦の解体、ネルソン・マンデラ氏の釈放と南アフリカ連邦におけるアパルトヘイト(人種差別政策)の終結、ミハイル・ゴルバチョフ大統領とマーガレット・サッチャー英国首相の失墜などの予測がある」
(『いのちの法則』p.15-16)

以下に特定の予測を選んでその発表日付とともに掲載する。
「パレスチナ人は彼ら自身の国土を持つようになるだろう」(1988年6月)
「南ア連邦では対決が合意に道を譲るだろう・・・黒人と白人の指導者たちが交渉の席に着くだろう」
(1988年6月)
「ネルソン・マンデラは釈放されるだろう」
(1988年9月)
「ゴルバチョフは交替させられるだろう」
(1988年10月)
「世界の株式市場の崩壊が日本で始まるだろう」
(1989年6月)
「レバノンは平和という晴れた空に目覚めるだろう」
(1989年7月)
「民主党員がアメリカの次期大統領になるであろう」
(1991年1月)
「国連は世界議会の種子(シード)である。事務総長は交替させられ、若い人材がその職に就任するだろう」(1991年1月)
「サッチャーは職務を去るだろう」(1988年10月)
「イギリスでは多くの人々が路上に出て人頭税に反対するだろう」(1989年7月)

ベンジャミン・クレームは次のように説明している。
「マイトレーヤは『原因と結果の法則』について、おそらくこの惑星上の誰よりもよく理解しておられ、したがってわれわれ自身が始動させた原因(行動)の結果(影響)を予知することができるのである。これらの予報を通して、マイトレーヤはわれわれにこの法則がどのように働くかを示してくださる。たとえば湾岸戦争で発揮された暴力的行為をその後に起こった自然災害に結びつけて、暴力行為に直接に関わっていなくても、乱れた惑星は多くの人々にその影響を及ぼし得るし、実際に影響していることを示してくださる」
(『いのちの法則』p.16-17)

市場のフォース

1989年にマイトレーヤは次のような警告をされた。
「超大国がそれぞれ自国の外交方針や利益を追求するための武器供給の政策を撤回するにつれて、世界中で起こっていた戦争や紛争が過去2~3年間で減少した。軍隊を戦場に送り込み、空を爆撃機で埋めるエネルギーのスイッチが切られた。しかしエネルギーはただ消滅してしまうわけにはいかない。そのエネルギーは世界をさまよっていたが、突然、新しい子宮を見つけた、それは市場のフォース(エネルギー)によってつくられた商業主義である。超大国の新しい信条は経済であり、それは商業主義の魂である。これが世界に深刻な新しい脅威を呈しており、人間の生命をも危うくし得る。
商業主義の特質は貪欲であり、それはすべての国家に影響を及ぼすだろう。戦場から巻き戻された否定的(破壊的)エネルギーは目も心(マインド)も持たないフォース(勢力)であり、非常に敵意に満ちた風潮を世界につくるだろう。政治家は商業主義が人類の未来だと信じるけれど、彼らはこのエネルギーをコントロールすることができない。」
(『いのちの法則』p.172.)

株式市場の崩壊

1988年、マイトレーヤは次のように勧告された。
「差し迫る株式市場の暴落は商業主義の結果である。商業主義とは、他の人々が飢えている間にお金を儲けることである。『利己主義の術』を教えられるや否や、あなたは自分の運命に従うことをやめる。あなたの運命とは、本来のあなた自身を認識することである」
マイトレーヤはまた次のように勧告された。
「株式暴落の後における政府の第一の義務は、人々を正しい食物で養うことである。第二の義務は、適切な住宅を保証することである。健康と教育が、その次の優先事である。世界の他の地域では、これらの線に沿った投資がなされるだろう。そして最後に防衛である。短く言うと、暴落は優先されるべき物事の順序の再検討につながるだろう」
(『いのちの法則』p.175-176)

人民の声

マイトレーヤは次のように言われる。
「民衆の声が聞こえはじめる。民衆は政治家が彼らの期待に背いたことを認識しはじめている。例えば、若い人々は政治や宗教や哲学に信を持たない。彼らはただ互いに協調して、自分たちの運命を進むことを欲する」
(『いのちの法則』p.217.)

環 境

マイトレーヤの予測はまた、私たちの惑星を救う必要があることの認識の高まりを指摘し、そしてそれは何百万という飢餓に苦しみ土地家屋を奪われた人々の救済に次いで第一の優先事項となるだろうと、以下のように言われた。
「人々は環境に関心をいだいている。これが世界中でどのように起こっているかを観察しなさい。もしあなたが全能なる神の一部であると感じたいならば、環境は、真我にとって己が全創造物の一部であることを認識するための鏡となる。認識は環境を吟味することにつながる。清潔できちんと整頓された環境は、あなたを神により近づける。わずか数年前でさえも、環境問題を真剣に取り上げた政治家はいなかった。現在、関心は存在する」
(『いのちの法則』p.65.)

政 治

マイトレーヤは次のように勧告される。
「政治家が『宇宙の主人公』であるという考えは終わるだろう。幸せと社会の安全のために重要なのは国民の意志であることを、政治家はいま気づきつつある。・・・国民の意志を裏切ることは危険な過程を始動させる--あなたが誰かを裏切ると、何かがあなたの中で萎縮する。真我が心(マインド)と生気(スピリット)と肉体から退いてしまうのである。この萎縮は非常に破壊的であり、精神的な過労や、極端な場合、自殺や殺人にまでつながる。例えば、市場の支配力を独断的に信じることは、解き放たれた目のない蛇のような破壊の勢力を信じることである。市場のフォースは分割させる。ある者はうれしく、ある者は悲しい。これが矛盾と混乱を生む」
(『いのちの法則』p.205-206)

マイトレーヤは中東における平和の行程を促進させるための多くの努力を鼓舞し、そして故ヨルダン国王に対してヨルダン川西岸の支配権を放棄することを勧め、アラファト氏に対してはイスラエル国の現状を容認するように督励した。彼の手は、世界中の和解と信頼の構築のための数多くの努力の中に認めることができる。生活のあらゆる側面が彼によって監督され、そして彼の努力によって高められているのである。
彼は身分の高い人々、政治的指導者、王家の人々、ジャーナリスト、様々な宗教の信徒、そして通常の人々にまで御自身を現し、彼の尋常でないご性質を確信させた。彼はアメリカの権威筋に9 / 11 の前に攻撃の可能性を予め警告した--しかし、それは無視された。
世界教師と彼の弟子である智恵の覚者方は、絶え間なく奉仕をし、人類を保護し、そして鼓舞している。つまり、彼らは日々人々を救助し、癒し、忠告し、慰め、支援し、督励し、そして鼓舞しているのである。
おそらくマイトレーヤによって予測されている最も深遠な変化は、われわれ人類が来るべき時代に、神聖な存在すなわち『神の閃光 (sparks of Good)』としてのわれわれの真の性質を発見し、そして彼の賢明な指導とインスピレーションの下にその新しい実在(リアリティ) を反映する新しい文明を創出することであろう。

秘教的な教え

ベンジャミン・クレームは次のように書いている。「マイトレーヤは、そのユニークな御身分と進化の旅路における途方もなく長い経験のゆえに、非常に深遠な霊的教えを最も単純な言葉で表現することがおできになるのである。それは、あらゆる教義上の混乱や神学的教理に全く束縛されないものである。何の強制もなく、すべての人間が自由にあるがままの自分自身であることを奨励される。マイトレーヤは、とりわけ真我実現の術を教えられる。三つの単純な、しかも達成するには訓練を要する実践が、真我実現の教えの中心にある--心(マインド)の正直、生気(スピリット)の誠実、無執着である。これらの三つのことを実践しなさい、そうすれば真我実現を達成することができ、それは神性(真我)の実現につながる、とマイトレーヤは言われる」
(『いのちの法則』p.17.)

マイトレーヤは次のように勧告される。
「真我は心(マインド)と生気(スピリット)と肉体を自由に出たり入ったりして動き、そして自然の美を経験する。いままではヨギや聖者やグルたちだけが経験したあの美である。伝統的に、人々は、コーランとか聖書とかギ一タのような聖典を通してのみ、そして非常に良い生き方をすることによってのみ、そのような経験を得る資格があると信じてきた。もうそうではない。真我が心と生気と肉体を出入りするにつれて、これらのすばらしい経験が日常のことになることが可能である」
(『いのちの法則』p.235.)