助けは身近にある──選集

Help is at hand ──a compilation

「助けは身近にある」というテーマに関する引用文の選集を掲載する。これはマイトレーヤのメッセージ(『いのちの水を運ぶ者』)、ベンジャミン・クレームの師の言葉(『覚者は語る』と『シェア・インターナショナル』)、およびベンジャミン・クレームの著書から抜粋したものである。

わたしたちを、あなた方を助けたいと思っている兄たちとして考えなさい。未来への案内人として見なしなさい。なぜならわたしたちはその道をよく知る者であるから。わたしたち同胞団(ブラザーフッド)が背後にいるので、あなた方は失敗することはあり得ない。わたしたちのインスピレーション(鼓舞)はあなた方のものである。そしてその力の源から、あなた方の夢をかなえる知識と力(パワー)が流れ出る。
(『覚者は語る』―覚者たちは落胆していない―p.63)

御父とわたしの一体性を、あなたがたに伝えさせてください。御父の特性をあなたがたに明かし、御父の足下にあなたがたを導かせてください。わたしの道が、単純なる愛の道が、あなたがたを御父の腕の中に連れていく。我が友よ、神の特性について知るべきことがまだまだたくさんある。あなたがたが知っているのは、ほんの小さな一片に過ぎない。わたしの助けで、あなたがたすべてをその裡に宿しておられるあの実在の栄光を識ることになるだろう、あなたがたはその実在の一つの反映なのである。
(『いのちの水を運ぶ者』第139信、p.419~420)

マイトレーヤは人類を愛しているからやって来られるのです。これが再臨の根本的な理由です。それが神の意志であるから、そしてマイトレーヤが人類を愛するからなのです。マイトレーヤは、人類が助けを求める叫びに応えられたのです。戦争中もその後も、そしていまだに盛り上がっている、助けを呼ぶ声に応えられたのです。しかも、このお方は、非常に素朴な男としてやって来られたのです。しかし、彼はキリストなので、われわれの小さな困難などすべてを見通され、それにもかかわらずわれわれを愛するのです。
(『世界教師と覚者方の降臨』p.185~186)

人類はその長い歴史の中で、道に迷ったときが幾度もあったが、今ほど大きく運命られた道から逸れたことはかつてなかった。今ほど人類が救助を必要としたことはかつてなかった。そして今まで、その助けがこれほどまでに入手可能であったときはかつてなかった。長い長い間、人類に与えられる援助の程度は法によって制約されてきた。人間の自由意志は神聖であり、侵されてはならないものである。今日、数え切れない何世紀もの間で初めて、かつてないほどに多くの援助が自由に提供され得るのである。今日、人類の必要と絶望感が最大のときに、彼らの兄たちの豊かな援助の手が開かれ、そして彼らが切望する援助を提供する。要求されることは人間自身からの要請のみである。必要とされることは同胞団の助言と智恵を喜んで受け入れて、方向を変える用意ができていることである。
(『シェア・インターナショナル』2004年7月号、
「覚者より」─教える者たちと教えられる者たち─)

世界中のもろもろの民は、わたしを呼び、わたしの帰還を請い願っている。わたしは彼らの嘆願に応える。さらに多くの者は飢え、無意味に消えていく──世界の倉庫の中では腐敗しているその食物を欠くために。また別の意味でわたしの助けを必要とする者も多い──教師として、守護者として、友として、案内人として。これらすべてを総合する者として、わたしはやってくる。
(『いのちの水を運ぶ者』第2信 p.24)

人類が助けを求める叫びを──より多くの光を、より多くの情報を、テクノロジーを、より一層の認識を、一言で言えば、人間自身の特性と目的を求める叫びを──発するや否や、それは与えられます。その叫びはハイアラキーによって聞かれ、そして言が鳴り響きます。「門を開けよ」──光と知識とインスピレーションとガイダンス(導き)の水門を開けよと。叫びに応えて、それらすべてが覚者方から注がれます。それが1875年に『秘密の教義』と『暴かれたイシス』の出版で起こったところのことです。それが大戦前に、アグニ・ヨガの教えとアリス・ベイリーの教えを通して起こったところのことです。新しい光と知識と認識が、それを吸収し、反応し、そして大計画に仕えるためにそれについて何かをなす用意のある者たちの探究心に富むマインドのために、提供されたのです。
(『大いなる接近』p.348)

人間は、すべての人間は、潜在的に神であり、彼らすべてが栄える条件をぜひともつくらなければならない。これをなすために、あなた方がその方向へ最初の小さなステップを踏み出すとき、わたしたちは喜んであなた方を助けるだろう。その最初のステップは難しくもないし、危険をはらむことでもない。失うものは何もなく、得るものはあなた方の神性である。その最初のステップは「分かち合い」と呼ばれる。
(『シェア・インターナショナル』2006年9月号、
「覚者より」ー助けが必要とされる─そして提供されるー)

わたしの計画は遂行されていく。わたしの心はわたしを知る者たちすべてを包み、助けを求めてくる者たちすべてを包む。いつもそのようになるだろう。兄弟姉妹たちよ、わたしの助けはいつでもあなたがたの意のままである。ただ求めればよいのである。わたしの手を取りなさい、我が友よ、あなたがたを、あの栄光の中にお連れしよう。
(『いのちの水を運ぶ者』第49信 p.149)

このようにして、マイトレーヤは現在の状況に、すべての人間を取り囲む問題──飢えや争い、惑星の平衡、分かち合いと正義、平和と戦争の道程──に対処する。彼が人類を助けるために来られることは疑いないが、主に教えに来られるのである。であるから、彼の教えをよく聞きなさい。なぜなら、それにはいのちの本質が含まれているのだから。そしてその導きとインスピレーション(鼓舞)によって、あなた方はあの星々にたどり着くのである。
(『覚者は語る』―扉を叩く者― p.343)

マイトレーヤは、助言し、指導し、教えるためにここにおられます。私たちの行動を指示したり禁止したりするためにおられるのではありません。彼は教師です。彼の直近の弟子たちである覚者方は、マイトレーヤと同じように、援助と助言を行うための高度な知識と経験をお持ちです。しかし私たちは、自分たちがしなければならないことを欲しなければなりません。
マイトレーヤは私たちの思考の全体的な方向性を示されるでしょう。つまり、人類の一体性の感覚、世界資源を分かち合うことの絶対的な必要性、国際問題解決のために戦争とテロリズムを終わらせることです。私たちがそれを理解したことを示すならば、最大限の援助と助言が与えられるでしょう。しかし私たちは、自分自身で進んで喜んで変化を起こすことを求めなければなりません。
(『人類の目覚め』p.104~105)

もしわたしを受け入れるならば、人は神の真理の中に入り、その真理の輝かしい衣の中で、あなたがたの神としての本性が明かされる。わたしは、厳粛にこれを約束する。あなたがたのためにこの仕事をなすわたしに助力してほしい、我が友よ。あなたがたの裡にすでに輝いている神の霊を顕しなさい、そして真理のうちに結ばれて、共にこの世界を創り直していこうではないか。
(『いのちの水を運ぶ者』第54信 p.162~163)

マイトレーヤはすでに世界におられますが、彼が公に出現すれば、私たちが正しい方向──すべての人の一体性、正義、自由──に向かって行うあらゆる行動は、彼の援助とエネルギーを呼び起こすでしょう。彼は私たちの行動を強力にしてくださり、変化は途方もないスピードと正しい順序で進行するでしょう。
(『人類の目覚め』p.153)

人間は恐怖を感じるとき、いつでも神や天使に助けと確証を求める。かくして、人間がますます深まる危機の直中にある今日もまた然りである。すべての側から助けを求める叫びが起こる。そしてその叫びに神の代行者たちは応える。新しい時代の建築技師であるわたしたちは、すべての人間の心(ハート)の奥深くに、より高位の助けと導きに対する確固とした信があることを知っている。それらを提供することがわたしたちの歓びであり、大昔からの義務である。……
間もなく、人間はわたしたちを大勢見るだろう、そして本来のわたしたちを知るだろう。わたしたちはあなた方の兄であり、あなた方の前に先へ進んだ者であり、あなた方の心からなる案内人であり、助力者である。あなた方のより高位の仲介者であり、あなた方のメントール(賢明な顧問)であり、教師である。あなた方のミューズ(守護神)であり、鼓舞者である。あなた方の忠実なる下僕であり、永遠の愛人である。わたしたちは援助を求める呼びかけに応えて、あなた方の領域に入って行く。
(『覚者は語る』
―覚者たちは人間の領域に入っていく― p.417)

わたしに手伝わせてください。道を示させてください──誰も窮乏することのない、より簡素な生活に至る道を。そこでは、同じ日が二度と繰り返されることなく、同胞愛の喜びがすべての人間を通して顕されるのである。
(『いのちの水を運ぶ者』第3信 p.28)

あなた方の生活の骨組みをつくり直すのに、新しい材料と新しい手腕が必要だろう。古く廃れた形態を新しいエネルギーで置き換えなさい。そして喜びと愛の中に固められる関係をつくっていくことを学びなさい。
わたしたちが案内者としているから、すべてが可能である。すべてが美と真理の中につくり直されるだろう。あなた方を助けるための手が喜んで差し延べられており、何ものもこの新しい始まりを遅らせることはできない。
(『覚者は語る』―変化の時― p.60)

宇宙の兄弟たちは援助するためにここにいます。彼らの援助によって悪のフォース(勢力)は破滅させられるでしょう。悪のフォースは、至るところの人々が平和と正義と正しい関係で生きようとするのを阻止します。正しい人間関係は、人類が次に目指すべき運命づけられたステップです。そして、宇宙の兄弟たちの援助とこの惑星の覚者方のハイアラキーの出現によって、それは速やかに成就するでしょう。
(『光の勢力は集合する』p.43)

わたしはただ、あなたがたの兄として、友として、人類の愛人として、すべての人間の教師としてやってきた。わたしの覚者たちのグループのリーダーとして、わたしはあなたがたの中に居る。人の子としてあなたがたの前に現れる。あなたがたを導いて新しい時代の創造をする。これらのすべての方法で、わたしはあなたがたを助ける。
(『いのちの水を運ぶ者』第138信 p.415~416)

人間一人ひとりが潜在的な神であるゆえ、各人が己の神性を顕すのは当然である。わたしたちの任務は、あなた方がもっとも短いルートでこれを成し遂げるのを、助けることである。わたしたちの経験は長く、そして試されたものであり、わたしたちの叡知は確かである。わたしたちが勝ち得た知識は、あなた方の役に立つだろう。だから、新しい時代の門口に立つにあたって、あなた方が恐れるものは何もない。
(『覚者は語る』―真理の瞬間― p.161)

あなたがたがわたしを見るとき、一人の友を、助力者を見るのであり、神を見るのではない。このことを知りなさい、我が兄弟たちよ、そして同輩としてわたしと共に働きなさい。恐怖心が、わたしたちの間にある絆を曇らせることのないように、友として、兄弟として共に大計画に仕えようではないか。
(『いのちの水を運ぶ者』第88信 p.259)

その計画はマイトレーヤと覚者方が世界に戻って来られることを含み、人類を通して新しい文明を創っていくための彼らのインスピレーションを含みます。自分がどこに位置し、自分が誰であるか、そして自分がなすことを評価するとき、これをいつも尺度とするならば、あまり大きく間違うことはないでしょう。そうすると、あなたは大計画そのものの方向に向かって働きます。マイトレーヤの助けを喚起しなさい。あなたの仕事にマイトレーヤのインスピレーションと導きを呼びかけなさい。彼は言われています。「わたしの助けはいつでもあなたがたの意のままにある。ただ求めればよいのである」
(『マイトレーヤの使命 第Ⅱ巻』p.557)

わたしたちの助けがあること、わたしたちの助言はあなたがたが求めるならばいつでも提供されることを確信しなさい。わたしたちは人類の本当の必要を知っている。しかし人間は自分たちの自由意志で選択し、喜んで受け入れなければならない。
もし人間が正しい選択をするならば、つまり資源の公平な分割を選ぶならば、わたしたちの手は解放され、さらに多くの助けを提供することができる。わたしたちの体験と知識はふんだんに与えられ、わたしたちの智恵と愛はすべての人々のために供される。わたしたちは確信をもって人間の嘆願を待つ。そうして、わたしたちは信頼される兄たちとして、友として、あなたがたの生活の中に公に入っていくだろう。
(『覚者は語る』―新しい現実感― p.362~363)

人間一人ひとりが燈台であり、その灯りを同胞のために遠くまで照らすのである。あなたのランプの灯りを明るくともし、輝かせ、道を示しなさい。一人ひとり、すべてが必要である。この世界を救済し、復旧するためのこの偉大な計画に参加するのに、小さすぎる者も、若すぎる者もいない。これをなす決意をしなさい、そしてわたしの援助があることを確信しなさい。
(『いのちの水を運ぶ者』第13信 p.57)