カテゴリー別アーカイブ: 覚者より

マイトレーヤのお出まし

──覚者より
ベンジャミン・クレーム筆記

 今のように、人間が岐路に立ち、どちらの方向に行けばよいのか道案内を待つときには、人は助けを求める叫びを発する。必然的に、その叫びが一定のピッチ(音調)に達するとき、あなた方の兄たちであるわたしたちは反応し、応える。人間は自分たち自身がつくり出した大混乱の中でやみくもにもがき回り、彼らをさらなる混沌から救ってくれる唯一のステップを取ることを恐れている。今日もまた然りである。
 この大渦巻の中にマイトレーヤは今まさに入っていこうとしておられる──前方に横たわる任務について完全に意識しながら。マイトレーヤのように計り知れない叡知を持つお方のみが、そのような任務を引き受けることができるのである。
 現在の無秩序の状況の中から、マイトレーヤは新しい、より良い秩序を築かなければならない。何千万の人間の苦悩の中から、彼は新しい世界をつくり出さなければならない。

 誰が、マイトレーヤの救助の仕事を援けるのか?
 誰が、マイトレーヤの大義のために馳せ参じて、兄弟姉妹を助けるだろうか?
 今こそ、かつてないほどに、労して世界に奉仕する機会がある。新しい世界が生まれようとしているのだ。
 マイトレーヤは、人間を彼ら自身の生得の権利の中に掲げようとしている。
 新しい、そしてより幸せな世界の創造を鼓舞しようとしている。
 偉大なる主は、一人ひとり個々の人生に尊厳と価値を付与しようとしている。
 マイトレーヤは、彼のヘルパー(助力者)たちをどこに見つけるだろうか?
 応える用意のできている者は誰か?
 愛の主を援助する勇気を持つ者は誰か?
 マイトレーヤは、すでに彼が頼ることのできる者が誰かをご存じである。
 マイトレーヤを見る用意をしておきなさい。
 あなたの決意をピカピカに磨いておきなさい。
 任務の膨大さにうろたえてはならない。
 何事をするにも、気取らずに、真心を込めてやりなさい。
 マイトレーヤは輝かしい白馬に乗って急速に近づいてくる。
 マイトレーヤのマントラ(言霊)は、「恐れるな!」
 やがて、すべてが新たになるだろう。
 やがて、すべてが「光」のもとへ戻るだろう。

 これを念頭に置きなさい──「あなたの兄弟の必要をあなたの行動の尺度となして、世界の問題を解決しなさい。それ以外の道はない」
 あなた方の不幸に満ちた世界に、マイトレーヤは、今歩み入られる。あなた方の苦しみと苦難を彼はあなた方自身よりよくご存じである。なぜなら、あなた方の生得の権利である歓びもまたご存じであるから。
 その歓びを、彼はあなた方に十分にそして完璧に取り戻させるだろう。そのことのために、マイトレーヤはあなた方の中におられる。
 マイトレーヤをあなたの心(ハート)のうちに受け入れて、あなたに奉仕してもらいなさい。彼をあなたの友として、「大昔の兄」として知りなさい。彼に導いてもらいなさい。教えてもらいなさい。かくして、あなたは自分の神性へと成長するだろう。
 あなたがマイトレーヤのお顔を見る時がやって来た。彼の愛の微笑みがあなたを彼の側に招くだろう。あなたの愛が何千倍にも拡大されるのを知るだろう。それを彼の大義への奉仕に捧げ、あなた方がその一部である大計画の中に入りなさい。

(シェア・インターナショナル誌2001年12月号)

壮麗なる事業

──覚者より
   ベンジャミン・クレーム筆記、2010年1月10日

 人類がマイトレーヤを見るとき、彼を認知しようがしまいが、人々は彼とそして彼の掲げることすべて──分かち合いと正義と平和──を支持することを、あるいは拒絶することを余儀なくされるように感じるだろう。かくして、「裂開の剣」はその定められた務めを果たすだろう。そのようにしてマイトレーヤは変化に対する人間の用意を知るだろう。偉大なる主は、彼らの一人として人間の前に現れて、人々が、彼の身分ゆえではなく、彼のアイディア(理念)の真理と健全さゆえに、彼に従い、彼を支持することを確実にするのである。
 それでも、人々が彼をマイトレーヤとして、キリストとして認知しようが、あるいは単に、正義と平和を願い、すべての人間のための、より良い世界を願う自分たち自身の志向に一致する賢明さを持つ一人の男として認知しようが、それはどうでもよいことである。
 徐々に、多くの人々がマイトレーヤをすべての宗教団体が様々な名前で待望していた御方として見始め、そのような名で彼を呼ぶだろうと推定しなければなるまい。ある者は「彼はイマムマーディに違いない」と言い、ある者は「クリシュナが再び来られた、法は成就された」と弁じたてるだろう。また他の者は「きっと彼はメシアだ、ついに来られたのだ」と言い、さらに他の者は彼をキリストとして、あるいはマイトレーヤ仏陀として見るだろう。すべてがこの方を、彼らの希望の成就であり、彼らの必要を満たすために来られた方、彼らの待望してきた方として見るだろう。
 マイトレーヤはこれらの主張を肯定も否定もなさらないだろう。そして彼を認知できたと自認する彼のワーカーたちもそうすべきである。大宣言の日までは、マイトレーヤは御自身の本当のアイデンティティーもご身分も認めない(白状しない)だろう。
 その輝かしい(大宣言の)日に、人々は、彼らの長い間の待機が無駄ではなかったことを反駁の余地なく知るだろう。そして助けは確かに手元にあることを、大教師はまさに、援助し、導こうとしておられることを知るだろう。彼は救い主としてではなく、兄としてやって来られて、われわれの惑星を救済するために、そして人間自身が彼らの人生と生活の仕方に健全さを取り戻すことができるように、先導しようとしておられることを知るだろう。
 われわれの問題は多いが解決可能であることをマイトレーヤは示されるだろう。すべての解決法はすでにわれわれの手中にあることを、分かち合いという単純な行為のみが地球上のいのちをより良き方向へ変容させるパワー(力)を持つことを、示されるだろう。彼は人類の兄として、われわれの信頼を求めるだろう──彼が人類を定められた調和と愛の道以外の方向に導くことがないことを、人々は自分たち自身の恐怖以外に恐れるものは何もないことを、そして前方の道にはすでに神の青写真があることを信頼することを求めるだろう。
 このようにしてマイトレーヤは至るところにいるすべての男女が関与する巨大な規模の変容に人間が乗り出すための道を容易にするだろう。それは人類を壮麗なる事業に着手させる変容であり、地球を太陽系同胞の諸惑星の中の正当なる位置へ復帰させる。

マイトレーヤからのメッセージ

「もう少しだけ待っていなさい、そうすればあなた方は自分たちの夢が実現するのを知ることになるだろう。そのようになるだろう。そして間もなく、育みをもたらすわたしの愛があなたの人生を力強くし、歓びを与えるだろう」

(2004年9月23日、オランダ・アムステルダムでのテレビ・インタビューの終わりに、ベンジャミン・クレームを通してメンタルテレパシーにより伝えられた。シェア・インターナショナル誌2004年11月号および『覚者は語る(Ⅱ)』を参照)

新たな始まりの先触れ

──覚者より
ベンジャミン・クレーム筆記

 多くの人々は今のこの時期を試練と緊張と動乱の時として記憶するだろう。しかし、より洞察力のある目で見るならば、それは新しい始まりのための再生と準備の時である。かくして、人間は現在の様々な変化から大いに希望を得てよいのである。過去はその日々を終え、人類を益することは急速にできなくなりつつある。若者たちはその長い間の支配にますます飽き飽きし、苛立ち、彼らの魂の倦怠と絶望感を癒すために麻薬や犯罪に走る。
 他方、新たな始まりの先触れが、あらゆるところに住む人間の必要に心をとめる積極的な活動家たちの新しい世代を静かに鼓舞しており、彼らはすべての国に出現するだろう。知ってのとおり、すでに新しい制度を求める活動家のグループが多くの地において、公に、勇敢に活動し、新しい志向を示しており、それは何百万の人々の心(ハート)に生まれつつある──すべての者への敬意と、協力であり、古い、分離的な貪欲への終止である。
 かようにして、彼らはマイトレーヤの単純な教えに自分たち自身を一新することによって、新しい時代の青写真を見いだしつつある。何百万の人々の心(マインド)の中に、平和と正義が中心的な場を占め始めている。分かち合いのみがこれらの大事な概念を実現することができるだろうということに気がつくとき、人間はこれまでの想像を超える社会の大変換に着手するだろう。段階的に、これらの変化は選択されて、一般的な利用に試されるだろう。今日の痛みと喪失感は、世界がついに正しい道の上にあるという新たな希望と満足感に取って代わり、かくしてそれらの試みは安全に始められる。
 そのようにして、変化への恐れは消え去るだろう。人間が新しい方式の美を認識するにつれて、大いなる変容が順序よく進められるだろう。徐々に、過去の古い、分離的なやり方が過去の過ちとして見られ、新しい和合に役立たないものとして消え失せるだろう。
 マイトレーヤのことばと模範が和合の感覚を速め、それが宝瓶宮(アクエリアス)のエネルギーをますます顕現させることになり、人々を今日はいまだ知られざる統合へと引き寄せるだろう。
 現在、様々なセンターにおいて覚者たちは、社会的混乱を最小限に留めながら、これらの変化をもたらすために、彼らのグループを通して働いている。彼らの仕事は、革命よりもむしろ許容可能な速度の進化で変化を推し進めることである。これは容易いことではない、なぜなら、人間は、特に若者は新しいものを性急に求め、年老いた者たちは変化に抵抗するからである。かくして現在の混乱があるのである。
 多くがこの時を希望と歓びをもって待つ。さらに多くの者は絶望と恐怖の中に閉じ込められている。多くの者が戦争とひどい貧困から解放される未来の世界を切望している。さらに多くが疲れ果てて彼らの重荷が軽くなるのを待つ。
 マイトレーヤは人々を彼らの運命に目覚めさせて、彼らを恐怖と疑いから解放するだろう。また彼は、人々を絶え間ない疎外感と不信感から解放するだろう。荒野の中での長い冬が、人間を将来のより簡素で、より幸せな時のために準備させたのである。

(シェア・インターナショナル誌 2011年12月号)

最高位からの贈りもの

──覚者より
ベンジャミン・クレーム筆記

 人間は啓示を拝受する時点に立っており、間もなくそれが、一致しない様々な声や態度を押し流すだろう。人間は自分たちの存在の意味と目的をよりいっそうはっきりと知り、その知識が彼らの認識の中にもたらされた手段を知るだろう。間もなく、非常に間もなく、人間はあたかも一夜にして、と思えるほど、急速に成長するだろう。
 この新しい知識は多くの者たちをこらしめ、驚かすだろう、しかし彼らの理解について完全な調整をもたらすように、彼らを刺激し、啓発するだろう。これが人生の意味と目的と彼らが呼ぶところのことについて、新しい価値を与えるだろう。より一層の真剣さとより大きな歓びが人間の信念と行動に浸透するだろう。そして徐々に彼らを全く新しい啓示に熱中させるだろう。その時は遠い先ではない。偉大なる主は、公に、認知される存在として世界に現れて、恩寵をもたらすことをしきりに願っておられる。
 恐れることはない。新しい世界がつくられつつあり、それが人間の信と勇気を同等の順序で回復させるだろう。

(シェア・インターナショナル誌、2015年5月10日)

新たな始まりの先触れ

──覚者より

   ベンジャミン・クレーム筆記

 多くの人々は今のこの時期を試練と緊張と動乱の時として記憶するだろう。しかし、より洞察力のある目で見るならば、それは新しい始まりのための再生と準備の時である。かくして、人間は現在の様々な変化から大いに希望を得てよいのである。過去はその日々を終え、人類を益することは急速にできなくなりつつある。若者たちはその長い間の支配にますます飽き飽きし、苛立ち、彼らの魂の倦怠と絶望感を癒すために麻薬や犯罪に走る。
 他方、新たな始まりの先触れが、あらゆるところに住む人間の必要に心をとめる積極的な活動家たちの新しい世代を静かに鼓舞しており、彼らはすべての国に出現するだろう。知ってのとおり、すでに新しい制度を求める活動家のグループが多くの地において、公に、勇敢に活動し、新しい志向を示しており、それは何百万の人々の心(ハート)に生まれつつある──すべての者への敬意と、協力であり、古い、分離的な貪欲への終止である。
 かようにして、彼らはマイトレーヤの単純な教えに自分たち自身を一新することによって、新しい時代の青写真を見いだしつつある。何百万の人々の心(マインド)の中に、平和と正義が中心的な場を占め始めている。分かち合いのみがこれらの大事な概念を実現することができるだろうということに気がつくとき、人間はこれまでの想像を超える社会の大変換に着手するだろう。段階的に、これらの変化は選択されて、一般的な利用に試されるだろう。今日の痛みと喪失感は、世界がついに正しい道の上にあるという新たな希望と満足感に取って代わり、かくしてそれらの試みは安全に始められる。
 そのようにして、変化への恐れは消え去るだろう。人間が新しい方式の美を認識するにつれて、大いなる変容が順序よく進められるだろう。徐々に、過去の古い、分離的なやり方が過去の過ちとして見られ、新しい和合に役立たないものとして消え失せるだろう。
 マイトレーヤのことばと模範が和合の感覚を速め、それが宝瓶宮(アクエリアス)のエネルギーをますます顕現させることになり、人々を今日はいまだ知られざる統合へと引き寄せるだろう。
 現在、様々なセンターにおいて覚者たちは、社会的混乱を最小限に留めながら、これらの変化をもたらすために、彼らのグループを通して働いている。彼らの仕事は、革命よりもむしろ許容可能な速度の進化で変化を推し進めることである。これは容易いことではない、なぜなら、人間は、特に若者は新しいものを性急に求め、年老いた者たちは変化に抵抗する。かくして現在の混乱があるのである。
 多くがこの時を希望と歓びをもって待つ。さらに多くの者は絶望と恐怖の中に閉じ込められている。多くの者が戦争とひどい貧困から解放される未来の世界を切望している。さらに多くが疲れ果てて彼らの重荷が軽くなるのを待つ。
 マイトレーヤは人々を彼らの運命に目覚めさせて、彼らを恐怖と疑いから解放するだろう。また彼は、人々を絶え間ない疎外感と不信感から解放するだろう。荒野の中での長い冬が、人間を将来のより簡素で、より幸せな時のために準備させたのである。

(シェア・インターナショナル誌 2011年12月号)

最高位からの贈りもの

──覚者より

   ベンジャミン・クレーム筆記

 人間は啓示を拝受する時点に立っており、間もなくそれが、一致しない様々な声や態度を押し流すだろう。人間は自分たちの存在の意味と目的をよりいっそうはっきりと知り、その知識が彼らの認識の中にもたらされた手段を知るだろう。間もなく、非常に間もなく、人間はあたかも一夜にして、と思えるほど、急速に成長するだろう。
 この新しい知識は多くの者たちをこらしめ、驚かすだろう、しかし彼らの理解について完全な調整をもたらすように、彼らを刺激し、啓発するだろう。これが人生の意味と目的と彼らが呼ぶところのことについて、新しい価値を与えるだろう。より一層の真剣さとより大きな歓びが人間の信念と行動に浸透するだろう。そして徐々に彼らを全く新しい啓示に熱中させるだろう。その時は遠い先ではない。偉大なる主は、公に、認知される存在として世界に現れて、恩寵をもたらすことをしきりに願っておられる。
 恐れることはない。新しい世界がつくられつつあり、それが人間の信と勇気を同等の順序で回復させるだろう。

(シェア・インターナショナル誌、2015年5月10日)

教える者たちと教えられる者たち

──覚者より

   ベンジャミン・クレーム筆記

 人類はその長い歴史の中で、道に迷ったときが幾度もあったが、今ほど大きく運命られた道から逸れたことはかつてなかった。今ほど人類が救助を必要としたことはかつてなかった。そして今まで、その助けがこれほどまでに入手可能であったときはかつてなかった。長い長い間、人類に与えられる援助の程度は法によって制約されてきた。人間の自由意志は神聖であり、侵されてはならないものである。今日、数え切れない何世紀もの間で初めて、かつてないほどに多くの援助が自由に提供され得るのである。今日、人類の必要と絶望感が最大のときに、彼らの兄たちの豊かな援助の手が開かれ、そして彼らが切望する援助を提供する。
 要求されることは人間自身からの要請のみである。必要とされることは「同胞団」〔訳注=覚者たち〕の助言と知恵を喜んで受け入れる用意ができていることであり、方向を変えることである。
 この危機のときに、多くの者たちは希望を失い、すべてが終わるのを恐れながら待つ。彼らの未来に満ちている希望について何も知らず、変化の真っ只中で思い悩む。さらに多くの者は現在の状況にいらだち、何が何でも変化を求める。彼らは未来が招いているのを感じるが、それが何かを知らず、新しいものを経験することを切望して、じれったがっている。すべての者が、この変化の時を特徴づける緊張とストレスの影響下にさらされており、彼らの性質に照らして、それぞれに反応する。
 この複雑な状況の中に、覚者たちは接近してくる。彼らは人間の自由意思が侵されないように行動しなければならないが、「法」が許す限りのあらゆる方法で助けることを求める。すべての者に受け入れられるやり方が発展するまで、多くの状況と場合において、緻密な判断が必要とされるだろう。
 あなた方の兄であるわたしたちは、自由と正義を一人ひとりにもたらすものとしての完全参加による民主的プロセスを勧める。しかしながら、進化(の旅路)におけるわたしたちの長い経験と展望から、提供される助言を受け入れることが人間の利益であり向上のためであることが多々あるだろう。
 このようにして、教える者たちと教えられる者たちは、調和と信頼のうちに共に働く。そしてそのようにして、人間は過去のやり方を、彼らの先達のやり方を学び、彼らの志向をあらかじめ定められた目的にそわせるだろう。
 そのようになるだろう。そのようにして、人間は人生の本質を知り、今日、彼らのビジョンを歪め、不幸をつくり、存在そのものを脅かす多数の無益な執着を放棄し始めるだろう。
 間もなく、覚者たちの中の覚者であるマイトレーヤは彼の公の使命を始められるだろう。間もなく、人間はマイトレーヤの教えを聞くことができ、そして自分たち自身でそれを評価することができるだろう。その中にある「真理」があまりにも単純に明らかなので、多くの者が速やかにマイトレーヤの勇士たちの群れに参加して、彼の重荷を分かち合うだろう。これらの言葉を読む者たちすべてがその中に含まれるように。

(シェア・インターナショナル誌2004年7、8月号)

商業至上主義の呪い

──覚者より

   ベンジャミン・クレーム筆記

 もし人類が地球温暖化の影響からこの惑星を救おうとするならば、計画されている炭素排出量制限よりもはるかに多くのことをなさなければならない。しかも、一般に必要な期間として受け入れられているよりもずっと短期間に行わなければならない。人々がこの危険を認知するのに時間がかかった。今でさえ、多くの者たちは問題を真剣に受け止めることを拒否する。そのような態度がこの地球という惑星の未来を危険にさらすことは疑いない。取り返しのつかないダメージがなされる前に均衡を確立するために人間に残された時間は、最大に見積もっても、10年か15年※しかない。
 この目標を達成するために、人間は現在の生活様式を劇的に変えて、より簡素な生活の仕方や仕事の仕方を採用しなければならない。後に続く世代に対する何の配慮もなく、徐々にそして必然的に衰退してきた環境を見ようともせず、どうにでもなれという態度で、この惑星を意のままに荒らし、略奪してきた日々は過ぎた。
 長年の間、毎年、毎年、大昔の原始林の巨大な領域から、純粋に商業的利益のためにいのちを与える樹木が切り払われてきた。商業至上主義が人間の喉元をさらに締めつけていくにつれ、それはまさに人類にとっての凶兆である。商業至上主義は人間にとって原子爆弾よりも危険であると、マイトレーヤは言われる。そして今日、世界を支配する経済破局にその破壊的な力を示している。
 諸国の政府や国民がこのことを認識するのにどのくらいかかるのだろうか。商業至上主義が人類の生き血を搾り取り、人類自身が衰えて死ぬまであとどのくらいだろうか。突然、失業し、ホームレスになり、絶望している大勢の人々の心(マインド)に、ますますこれらの言葉の真理が生まれる。
 これが、マイトレーヤが公の仕事のために人類の自由意志を侵すことなしに前面に出て来る状況を提供した。マイトレーヤは、現在起こっているこの出来事が確実に明るみに出るという知識に確信をもって、辛抱強く長年の間、この時を待っておられた。
 商業至上主義はその牙をむき出し、危害をくわえる力を見せた。何百万の人間の自己満足感は商業至上主義と古いやり方への憎しみと不信に変わりつつある。至るところで人々はやっと、人生の意味と目的についての新しい解釈──分かち合い、正義、平和=正しい関係、同胞愛とより大きな幸せ──を受け入れる用意ができた。彼らはついにマイトレーヤの呼びかけに応える用意ができたのである。
 もちろん、すべての人間がこの変化を通っているわけではない。この“不況”を“じっと持ち堪えれば”、また以前のように富を再び築きあげることができると想像する人々がたくさんいる。非常な金持ちと如才のない者たちは、何も失っていない。彼ら自身と他の人々との間のギャップは、単に彼らにとって有利な方向にさらに広がった。今のこの時は、他のいずれの時とも違うことを彼らは理解していない。われわれは、古い秩序の終わりに到達したのである。宇宙のフォース(エネルギー)が変化を命ずるのであり、それは起こらなければならず、起こるだろう。そうでなければ、この地球上の生命は繁栄しないだろう。
 用意のある者たちは、マイトレーヤが、彼らの心からの要望を簡潔で感動的な言葉に表す彼の教えに速やかに反応するだろう。他の者たちは自分たちが馴れ親しんできたものを捨てるのにより長くかかり、一時期、反対するだろう。やがて、世界中の何千万の人々は、変化の必要とその論理に納得するだろう──それらの変化のみが、この惑星とその住民を救うだろう。

(シェア・インターナショナル誌、2009年4月17日)

※ 以上のように、この記事は12年前に書かれた──ここで伝えられた訴えかけと助言を一層緊急なものにする事実である。

新しい時代の始まり

──覚者より

   ベンジャミン・クレーム筆記

 人類が現在地上に存在する本当の状況を知ってそれを理解するとき、彼らの大多数は抜本的な変化のみが大破局を防ぐだろうということに同意するということを知りつつ、あなた方の兄であるわたしたちは人間の反応を辛抱強く待つ。
 ひとつ問題は、一般の人々が、人事をコントロールし、大体において、数えきれないほど多くの人間の必要と利権に反して働く巨大な既得権益についてほとんど知らないことであった。現在、世界の富の80%がわずかな数の一族や機関によって所有されている。その富の多くが“静的”であり、不動産や船舶、金、宝石、美術品につぎ込まれており、したがってほんのわずかな人々を益するのみである。そのような不均衡は、至るところの政府がある程度の社会正義に基づく社会を確立しようとする努力を混乱させる。
 この不均衡は非常に古くから存在し定着してしまっているので、大変な努力か、あるいは世界的な経済の大惨事のみがその支配力を揺さぶるだろう。この状況に直面して、諸国の政府は国事の運営にあたってどうして良いか分からず、同時に、市場獲得のために互いに競争している。その結果は、必然的に大混乱の繰り返しであり、不安定状態であり、そして基本的な公共事業や海外援助のためのお金は慢性的に欠如している。世界の貧困国は苦しみ、したがって、人々は変化を求めて声なき声で祈る。より積極的な者たちは増大しつつある世界のテログループに加わる。
 では、いかにして、受け継がれた富、停滞、そして革命をもたらす憎悪と暴力というこの悪循環を破るのか。
 マイトレーヤは、公の出現の際に、この問題について語り、その仕組みとそれが国家および国際的な生存のすべての面に及ぼす否定的な影響を示されるだろう。世界の富の正しい、公正な分配のみが、すべての人間の望む平和を実現することができることを示されるだろう。分かち合いのみがそのような分配を可能にする信頼をつくることを、人類にはその他の選択はないことを──その他のすべての方法はすでに試みられそして失敗したことを、時間の猶予はなくなりつつあることを、マイトレーヤは示されるだろう。
 そのように、偉大なる方は語るだろう。そのようにして、彼は、人々の意識を上げ、そして彼らが自分たちの窮状の理由を理解するのを助けるだろう。互いに深く依存し、非常に多くの危険な問題に直面している世界にとって、そのような不均衡は耐えられないことを示されるだろう。現在の役に立たなくなった制度機構の合理的な変容のみが、人間が未来へと前進し、その名に相応しい文明を築くことを可能にするだろう。
 人々がマイトレーヤのことばを聴くとき、彼らは三つのグループに分かれるだろう── 一つはマイトレーヤの思いと彼らの行動を呼びかける訴えに心(ハート)から全力で応えるグループである。もう一つは対抗の妨害策を構築して真っ向から立ち向かうグループ。三つ目は、より小さなグループであり、不安のうちに脇に座して傍観する人々である。
 徐々に、変化を、少なくとも試みなければならないということが明らかになり、何らかの実験的な試みがなされるだろう。これが多くの人々に分かち合いの実行可能性を確信させ、そして大宣言の日につながるだろう──新しい時代が始まったという合図である。
(シェア・インターナショナル誌2005年12月号)