カテゴリー別アーカイブ: 覚者より

大計画は進む

シェア・インターナショナル誌は創刊以来、クレームの師である覚者が提供された記事を掲載してきた。それは記事が提供されたときのみならず、世界の状況に応じて適切だと思われるときにはいつでもそれを掲載してよいようにである。1992 年10月に書かれたこの記事は多くの複雑な概念を扱っているが、その一つには覚者方はあらゆる事柄を統率しているという誤った考えがある。ベンジャミン・クレームの師である覚者は大計画の展開について概説しながらその中での人類の役割を最終的に再確認している

大計画は進む
──覚者より
ベンジャミン・クレーム筆記

 ハイアラキーは最大の関心をもって、いま世界に展開している出来事を見守っている。これらの出来事はあまりにも多く、あまりにも多様なので、熟練した目と理解ある心(マインド)のみが、それらの関連性を、したがってその底に横たわる論理と必然性を見抜くことができる。そのようなより広い視野なしには、人類は、良くて途方に暮れており、悪くて恐れ、狼狽している。すべてが繁栄と平和に向けて良好に進むように見えたのだが、現在の見通しは荒涼としている――経済的な困難と増大する民族抗争が、長年続く飢餓と不公正にさらに苦痛の日当とも言えるものを加える。一体何が間違ったのかと、多くの者が問う。信仰と勇気がこれらの出来事によって揺さぶられる。約束されたような新しい時代はいつ始まるのだろうか。

 この転換の時期は必然的に困難な時である。われわれが目撃しているものはすべて偉大なるエネルギーとフォース(力)の影響の結果であり、それが人類に働きかけており、様々な反応を呼び起こす。残念ながら、人類の反応は一様に均質なものではなく、個人および国家の、分離した個々の関心や野心や欲望によって条件づけられる。その結果として、国家主義的な運動や民族的な要求が過度に前面に出てきている。

 わたしたちの観点から見ると、これらの要求は、いま世界に蔓延している自由への欲望を生じさせるエネルギーに対する正当な、しかし歪んだ反応である――それが抑圧的な政権を倒す行為として表現されたときには喝采され、同胞殺しや残虐行為や戦争として表現されたときには、当然ながら非難される。

 この惑星の「内界の政府」としてのハイアラキーが、大小すべての出来事をコントロールするという考え方が存在する。これはまさに誤りである。人間の自由意志を侵すことなしに、それはあり得ない。ハイアラキーの任務は、神の大計画を「我らが人類と呼ぶ中心」を通して実施することである。このことは、人間の神聖なる自由意志を絶えず尊重しながらなされなければならない。かくして、大計画が進んでいく過程の中における一日一日、一年一年ごとの成り行きに完璧さを求めてはならない。長期の目標は保証されている。それについては疑う余地はない。人間のみが大計画の進行していく道が突飛なものになるかどうかを決めるのである。

 間もなく、今日世界を牛耳っている緊張に緩和が見られるだろう。様々な出来事が危機状態に近づいており、これらのまったく異なる諸勢力を解決するだろう、そして人々がより健全な見解に耳を傾けることが可能になるだろう。経済的な必要性が、最も富める国にさえ、より世界的な視点で考え、集団の必要により多く沿った線で考えることを強いている。

 間もなく、貪欲によってつくられた窮境が経済理論とその実施についての再考を強いるだろう。そしてより公正な世界への道を開くだろう。その日は“すぐ近くにある”のではないが、それほど遠い先のことではない。大計画はうまく進んでいないのではないかと恐れることはない。大計画は確実に進んでいる。

変化の時

シェア・インターナショナル誌は創刊以来、クレームの師である覚者が提供された記事を掲載してきた。それは記事が提供されたときのみならず、世界の状況に応じて適切だと思われるときにはいつでもそれを掲載してよいようにである。

変化の時
──覚者より
ベンジャミン・クレーム筆記

 例外なしに全世界の国々が、国内においてそして国家間の関係の中に、大きな変化を経験している。このプロセスは、今この惑星全体に行きわたっているエネルギーの刺激の直接的結果であり、やがて既存の機構の完全な変容につながるだろう。これらの変化を速めることが、わたしたちの意図であり、望みである。しかし今日、緊張はあまりにも大きいので慎重に進めなければならない。此処彼処で圧力が大きくなり過ぎると、世界の大きな部分に悲惨な結果を招き得る。よって、わたしたちは今日、人類が直面する問題に対して、慎重に取りかかる。変化は秩序あるかたちで進められなければならない、さもなければ破局が生じるだろう。

 変化を恐れ、古きものの破壊に対して、親しんできたものへの深い損失であるかのように考える者が多い。多くの者はこれらの変化を、彼らの特権と威信を脅かすものとして拒否する。多くの者が、民衆の自由と正義への正当な志向を、内部からの反政府行為の脅威と間違える。同時に、人類がこれまでに蓄積してきた美しいもの、真なるものすべてを排除しようとする者たちもいる。彼らは、新しい形態がつくられるのを待ち切れず、進歩が徐々に進められることの必要性を見損ない、過去における価値あるものの多くを正当に評価しようとしない。

 人類種族の保護者であるわたしたちの問題は、この両極端の間に進路の舵を取り、必要に応じて、制御したり、拍車をかけたりすることである。わたしたちの目標はいつも、最小限の亀裂で秩序ある変化を達成することである。だから、世界の出来事の中にわたしたちの手を探しなさい。そしてそれらを賢明に評価しなさい。今起こっていることの多くはわたしたちによって仕組まれており、結果的により良い世界につながらねばならない。あなた方がわたしたちを見るとき、この世界は保護されていることを知るだろう。

 わたしたちの助言に耳を傾けて、そして行動しなさい。わたしたちの忠告を守って、可能で確実なことから徐々に順を追って世界をつくり直しなさい。あなた方の兄弟の必要が満たされるように気をつけなさい。そうすれば、あなた方は道を間違えることはないだろう。「どの方向に進めばよいですか」と聞かれたら、喜んで答えなさい、「最大の必要に仕えること、人類同胞愛へ」と。

 あなた方の生活の骨組みをつくり直すのに、新しい材料と新しい手腕が必要だろう。古く廃れた形態を新しいエネルギーで置き換えなさい。そして喜びと愛の中に固められる関係をつくっていくことを学びなさい。

 わたしたちが案内者としているから、すべてが可能である。すべてが美と真理の中につくり直されるだろう。あなた方を助けるための手が喜んで差し延べられており、何ものもこの新しい始まりを遅らせることはできない。あなた方がわたしたちを見るとき、覚者たちはあなた方と同じような人間であるが、愛が顕現されていることを知るだろう。あなた方に愛の秘密を教えよう。喜んであなた方をあの遠くの岸に連れていき、「門を守る御方」の御前に立たせてあげよう。

 すべての変化の前には緊張があり、緊張は恐怖を呼ぶ。しかしながら恐怖は、奉仕と愛によって活気づけられている心(ハート)の中に、居場所を見つけることはできない。だから、奉仕の鎧を着けて、歓びをもって未来を見わたしなさい。そして起こらなければならない変化を喜んで迎え入れ、ともに「愛の統治」を創造しよう。
(1983年4月号より)

法の規定

 シェア・インターナショナル誌は創刊以来、クレームの師である覚者が提供された記事を掲載してきた。それは記事が提供されたときのみならず、世界の状況に応じて適切だと思われるときにはいつでもそれを掲載してよいようにである。これらの二つの記事は、最初のものが1999年に、もう一つが2015年に書かれたものであるが、法──人類の法ではなく、大計画の展開における次の大いなる段階の一部としての宇宙の法──の働きを検討するものである。いつの日か、世界は自らを一つとして見るようになり、法は必然として正しい変化をもたらすことを認めるようになるであろう。

法の規定

――覚者より
ベンジャミン・クレーム筆記

 人類が「法」の規定をこれまで大体において拒絶してきたがゆえに、一連の大きな災難を経験したのであるが、彼らはそれを“神の御業”と解釈してきた。これらの“人間の行為”は、計画された地球の進化には何の類似性もない。人間がこれに気づくとき、彼らは自分たちの思考と行動を再調整するために一致した努力をするだろう。かくして“法の規定”を正しい状態にするだろう。徐々に法のリズムが人生を支配し、その結果、新しい調和とより大きな平衡が生まれるだろう。
 この過程を助けるために、巨大なアバター(大聖)がマイトレーヤの背後に立っておられる。平和または平衡の霊は、作用と反作用の法を通して、その宇宙的な存在感をこの世界の大混乱の上に注ぎ込む。これまでのところ人間は、この変容のフォース(エネルギー)の影響にぼんやりとしか気づいていない。にもかかわらず、平衡の霊のエネルギーは今やこの地球に充満している。そうであるから、人間は今日の混迷とは本当に異なる途方もない平穏な時代を期待することができる。
 その前代未聞の平和と平穏の時代の中で、新しい文明が壮麗なる高みに発展するだろう。星々へ手を伸ばし、人間は宇宙を征服し、時間の錯覚を打ち破るだろう。今日いまだ知られざる宇宙のエネルギーが利用されるだろう。己の神性の感覚が増大し、人は深く自己の裡を見つめるようになるだろう。それによって、自分の真のアイデンティティーの本質と、自然との、そして神との一体性を見いだすだろう。かくして、人間の環境は豊かに繁栄し、もはや自己の目的のために自然を搾取するような愚かなことはなくなり、自然は人間の必要をすべて満たすのに十分なだけのものを与えてくれるだろう。
 かくして、新しい文明は大計画の展開における次のステップを表現するだろう。かくして、人間はずっと昔に失った進化の弾みを取り戻すだろう。あなた方の兄であるわたしたちは、見守り、勇気づけ、警告し、保護し、人間がわたしたちの群れの中に戻ってくる喜びを経験するのである。そのようになるだろう。
 マイトレーヤが非常にしばしば言われたように、「人間は自分たちを一体として見なければならない」。
 これが、未来のすべての進歩への重要な第一歩である。その他のすべてが、その条件の達成にかかっている。これがそうであることを、そのときに初めて自己破壊が避けられることを、そのときに初めて人間の眠っている可能性をその次の偉大なる達成のために解き放つことができることを人間に示すことが、マイトレーヤと彼のグループの最初の仕事である。
 人間が彼らの一体性に目覚めることをわたしたちは疑わない。人間の落ち着きのない奮闘のすべての底に、今日彼らを襲っている多大な問題の解決には、すべての者が責任を分かち合わなければならないという認識の目覚めがある。問題と同様に、その責任も世界的であり、分割不可能であり、そして協力とエゴ(自我)の否定を通してのみ、それらに適切に対処し克服することができるという認識の目覚めがある。
 間もなく世界の前に現れようとしておられるマイトレーヤは、人間の心(マインド)をこれらの真理に開かせる仕事を持つ。彼の能力とその成功を疑ってはならない。
(1999年6月号)

「法」の条理

 人々は変化しつつある世界に生きており、それを当たり前のこととして受け入れなければならない。ある人々にとっては、これらの変化は脅威のように見え、ありがたくないだろうが、他の人々にとっては、特に若い人々には、それらの変化は両手を広げて歓迎されるだろう。あなた方の立場が何であろうとも、それは最善のためであることを保証する。なぜなら、それらの変化は時の必要を反映しており、避けられないことであり、公正である。
 人々は、これらの変化が自分たちの生活に影響を及ぼす条件を自分たち自身がつくっているということに気づくべきである。この認識が成果を上げるとき、新しい時代へのより円滑な移行が当たり前のことになるだろう。
 人々に対するわたしたち(覚者たち)の勧告はこれである──見えざる力のせいにするのではなく、われわれの時代の変容を創造していく中におけるあなた自身の役割を悟りなさい。これらの変容の中から、恍惚とした歓びがやって来ることを確信しなさい。
(2015年4 月号)

新しい状況の到来

シェア・インターナショナル誌には創刊以来、ベンジャミン・クレームの師である覚者が提供してくださった記事を毎月掲載してきた。それは、書かれた時のみならず、世界の状況に応じて適切と思われるときにはいつでも掲載してよいようにである。2015年3月に最初に書かれたこの記事は、人類の前に横たわる厳しい時代を予期させて、急激に変化する世界について警告し、人類がこの挑戦に向けて立ち上がることができる可能性を示唆している。数年経過後に振り返って見た場合の現在の問題は、「古い生き方からいかに新しい生き方を確立していくのか」ということであるに違いない。

新しい状況の到来

ー覚者より
ベンジャミン・クレーム筆記

 今まさに間近に起こる出来事は多くの人々を当惑させるだろう──政治、経済、社会に現れる変化のスピードはあまりにも速く、しかもそれは非常に頻繁に起こるだろう。
 多くの者にとって、彼らの主な反応は不安と困惑であろう。それらの変化の性質とその規模の大きさに当惑し、怯えながら、それを変容する社会の徴として見るだろう。他の者たちは新しい顕現を恐れ、憤るだろう。あらゆるところで人々は、自分たちが取るべき正しい方向に確信がなく、用心深く行動するだろう。
しかしながら、人々がそのように行動するのもあまり長くないだろう。彼らは、自分たちがまことに変化しつつある世界に住んでいることに気づき、彼らの信念や価値観に対するより大きなチャレンジに悩まされるだろう。
 かくして、人は古いものから新しいものを確立し始め、この時代のチャレンジに応えるために彼らの能力をますます発揮し始めるだろう。
2015年2月8日(2015年3月号より)

人間の本質的同胞愛

シェア・インターナショナル誌には創刊以来、ベンジャミン・クレームの師である覚者が提供してくださった記事が毎月掲載されてきた。それは、書かれた時のみならず、世界の状況に応じて適切と思われるときにはいつでも掲載してよいようにである。2011年に書かれたこの記事は、ウイルスによってすべてが露呈した全面的な不正義という現在の危機をわれわれに示している。何世紀にもわたってわれわれは他者の苦しみに目を背けて、人種差別から得をしてきた。今やついに、われわれには人類の一体性を受け入れる希望が出てきているのである。

人間の本質的同胞愛

──覚者より
ベンジャミン・クレーム筆記

 数え切れない長い間、人間は食物、利得、安全、平和を求めて地球を放浪してきた。部族として、あるいは国家としてでさえも、人間は惑星を何度も何度も縦横に彷徨いながら、長い間連続的に異種の民族と戦い、そして異族間の結婚で結ばれてきた。この尽きることのない放浪の結果が今日のひとつの人類なのである。皮膚の色や宗教や伝統や言語が何であろうとも、すべての人間は共通の先祖からの子孫であり、同じ方法で現在の状態にまで進化してきたのである。現在の状況が、確かにあるグループにとって他よりも有利なのは多くの歴史的要因の結果であり、知性や適応性における先天的な違いの結果ではない。歴史を通じて、様々なグループが長期間あるいは短期間、突出し、名声を上げ、そして、彼らの存在を後々の世代に思い出させるための彼らの創造性を残して、再び埋もれ消えていった。
 これはすべて本当であり、現代の人類は自分たち自身をひとつとして見なし、姿形の違いは、様々な人種タイプの出現を通じて、定期的に顕現してきた光線の影響であると共に、比較的最近の気候的条件の結果であると見なすことが非常に大切である。人類は、ひとつとしての意識を培うことにおいて、まだ共に進化しつつあるのである。
 共に進化成長しながら、各々の種族や亜種族が何らかの新しい特質を全体に寄与する。輪廻転生の過程は、徐々に各人が新しい知識と新しい時代についての認識を受け継いでいくことを保証する。もし人間が本当にこの過程の複雑さと美しさを理解するならば、今日の“人種差別”のような嫌悪感や不信感は永遠に消え去るだろう。本当に、人間は兄弟であり、終わることのないように思える自己発見の行路を共に歩んでいる仲間であることに気づくであろう。
 あなた方の兄であるわたしたちが、より公に働くとき、これが人間の特質と関係についてのわれわれの理解の中心的真理であることを知るだろう。人間家族はわれわれのいのちを養う基礎である。その中でわれわれは協力し、われわれの分かち合われたアイデンティティー(本体)の豊かな織物を形成しながら、共に創造するのである。
 ではいかにして、人間はこの本質的な理解に到達することができるのか。わたしたち同胞団(ブラザーフッド)が、この関係を、わたしたちが行うすべてにおいて実演するだろう。かくして人間は、彼ら自身をすべて同胞として見るようになるだろう。分かち合いが人間をこのうれしい峠に導き、真理についての彼らの新しい実演(デモンストレーション)が彼らに栄光を与えるであろう。そのようになるだろう。
 そうして人間は彼らの知識と経験を分かち合って、達成の高台を征服するだろう。人間はついにお互いを自分自身として認識することで、兄弟たちとの距離を置くために立ててきた偽りの障壁を永遠に消し去るだろう。
(2011年1月号)

人間の本質的同胞愛

シェア・インターナショナル誌には創刊以来、ベンジャミン・クレームの師である覚者が提供してくださった記事が毎月掲載されてきた。それは、書かれた時のみならず、世界の状況に応じて適切と思われるときにはいつでも掲載してよいようにである。2011年に書かれたこの記事は、ウイルスによってすべてが露呈した全面的な不正義という現在の危機をわれわれに示している。何世紀にもわたってわれわれは他者の苦しみに目を背けて、人種差別から得をしてきた。今やついに、われわれには人類の一体性を受け入れる希望が出てきているのである。

人間の本質的同胞愛

──覚者より
ベンジャミン・クレーム筆記

 数え切れない長い間、人間は食物、利得、安全、平和を求めて地球を放浪してきた。部族として、あるいは国家としてでさえも、人間は惑星を何度も何度も縦横に彷徨いながら、長い間連続的に異種の民族と戦い、そして異族間の結婚で結ばれてきた。この尽きることのない放浪の結果が今日のひとつの人類なのである。皮膚の色や宗教や伝統や言語が何であろうとも、すべての人間は共通の先祖からの子孫であり、同じ方法で現在の状態にまで進化してきたのである。現在の状況が、確かにあるグループにとって他よりも有利なのは多くの歴史的要因の結果であり、知性や適応性における先天的な違いの結果ではない。歴史を通じて、様々なグループが長期間あるいは短期間、突出し、名声を上げ、そして、彼らの存在を後々の世代に思い出させるための彼らの創造性を残して、再び埋もれ消えていった。
 これはすべて本当であり、現代の人類は自分たち自身をひとつとして見なし、姿形の違いは、様々な人種タイプの出現を通じて、定期的に顕現してきた光線の影響であると共に、比較的最近の気候的条件の結果であると見なすことが非常に大切である。人類は、ひとつとしての意識を培うことにおいて、まだ共に進化しつつあるのである。
 共に進化成長しながら、各々の種族や亜種族が何らかの新しい特質を全体に寄与する。輪廻転生の過程は、徐々に各人が新しい知識と新しい時代についての認識を受け継いでいくことを保証する。もし人間が本当にこの過程の複雑さと美しさを理解するならば、今日の“人種差別”のような嫌悪感や不信感は永遠に消え去るだろう。本当に、人間は兄弟であり、終わることのないように思える自己発見の行路を共に歩んでいる仲間であることに気づくであろう。
 あなた方の兄であるわたしたちが、より公に働くとき、これが人間の特質と関係についてのわれわれの理解の中心的真理であることを知るだろう。人間家族はわれわれのいのちを養う基礎である。その中でわれわれは協力し、われわれの分かち合われたアイデンティティー(本体)の豊かな織物を形成しながら、共に創造するのである。
 ではいかにして、人間はこの本質的な理解に到達することができるのか。わたしたち同胞団(ブラザーフッド)が、この関係を、わたしたちが行うすべてにおいて実演するだろう。かくして人間は、彼ら自身をすべて同胞として見るようになるだろう。分かち合いが人間をこのうれしい峠に導き、真理についての彼らの新しい実演(デモンストレーション)が彼らに栄光を与えるであろう。そのようになるだろう。
 そうして人間は彼らの知識と経験を分かち合って、達成の高台を征服するだろう。人間はついにお互いを自分自身として認識することで、兄弟たちとの距離を置くために立ててきた偽りの障壁を永遠に消し去るだろう。
(2011年1月号)

さて、いずこへ行くのか?

シェア・インターナショナル誌には創刊以来、ベンジャミン・クレームの師である覚者が毎月記事を提供してくださった。それは、書かれた時のみならず、世界の状況に応じて適切と思われるときにはいつでも掲載してよいようにである。2013年と2015年に書かれたこれらの記事はそれぞれ、世界共同体が現在の危機の全体的意味を理解しようと苦悩する中での当惑と不安をわれわれに代わって代弁している。世界は、「さて、これからどこへ行くのか?」と懸念している。われわれは、制度、態度、価値観の不十分さを露呈する出来事の数々に見舞われてきた。覚者方は人類に、「新しいものの殺到」では胸襟を開いて準備するようにと助言を与えられている。

さて、いずこへ行くのか?
──覚者より
ベンジャミン・クレーム筆記

 今日の経済制度はもはや機能しないということがますます明らかになっている。あまりにも多くの人々が、実に何千万の人々が生命を維持するために十分な食料を得る権利から除外されている。この惑星の生産能力は膨大であるが、その分配の方法が非常に不適切であり、不公平なので、理由もなしに何千万の人々が苦しみ、死んでいる。人間はこの事実を知りながら、しかしこの罪悪を是正することについてほとんど何もしない。
 さて、いずこに行くのか? いつまで貧しい人々はこのように苦しまなければならないのか? 計り知れない破局がこの世界を飲み込む前に、この重大な不正を、いつまで諸国家は支持できるのか? 豊かな世界の中で、何千万の人々が苦しみ、死ぬというこの永遠な、悲劇的状況を、人間は決して是正しようとしなかったのは不思議ではないか? 最も簡単な解決法のようなのだが、あり余る富を持つ人々に全く思いつかなかったのだ。なぜ、単なる正義(公正さ)が解決法を明らかにしないのか。金持ちが彼らのコントロールする富を分かち合わねばならないということは、単に分別ある、正しいことであるのみではなく、世界平和のために欠くことのできないことであり、もしすべての者の生存が保証されるならば、すべての者に恩恵があるのである。
 いいですか、分かち合いは単に、良いそして公平なアイディアであるのみならず、人類が生き延びるために欠くことのできないことであることを、人は認識するようにならなければならない。賢明で公正な分かち合いのみが、すべての人間が願う平和をもたらすだろう。分かち合いなしに信頼は決して生まれない。マイトレーヤご自身が人間にこの単純な真理を語り、それに続く恩恵に彼らの目を開かせるだろうということは確実である。
 分かち合いと正義の必要を確立することを求めて働いている多くのワーカー(働き手)たちの一人になりなさい。人間は誰も分離し孤立していないことを、知ってか知らずか、すべての人間は次々に展開される啓示の長い旅路の中で、見えざる糸で共につながっているということを覚えておきなさい。分離の行路を放棄して、途上にあるあなたの兄弟姉妹を助けなさい。(2013年6月号)

新しいもの(事)の殺到
──覚者より
ベンジャミン・クレーム筆記

 ある人々にとっては、来たる何カ月かは、彼らがそれまでに経験してきた中で、最も困難な時期であるように感じ、とても対応し得ないように感じる力(フォース)からの一時的な猶予を求めて、ほんのかすかな望みをも探し求めようとするだろう。
 同時に、他の人々にとっては、彼らの独創性や創造性についてのより高まった感覚があるだろう、それがいかに非現実的かもしれなくても。この出来事についての‘読み’が何であろうと、すべてが速やかに「新しい時代」に、そして宝瓶宮(アクエリアス)の(エネルギーの)影響の中に進んでいる。これの影響は実に強力だろう。
 では、人はどのように反応すべきか? これを「新しい時代」に向かうさらなるステップと知りなさい。そうすることで、「偉大なる主」の出現を待ちなさい。心(ハートとマインド)の扉を開きなさい、そして新しいもの(事)の殺到に備えなさい。
( 2015年7/8月号)

分かち合いの弁護論

 シェア・インターナショナル誌には創刊以来、ベンジャミン・クレームの師である覚者が毎月記事を提供してくださった。それは、書かれた時のみならず、世界の状況に応じて適切と思われるときにはいつでも掲載してよいようにである。覚者によって書かれた記事は常に時間を超越して関連性を保っている。1987年3月に書かれたこの記事が選ばれたのは、これがこの惑星上のあらゆるいのちの相互依存性を明らかにしており、また特に集合体としての人類と個人の特有の役割が、マイトレーヤと覚者方の援助のもとで、正義ある未来を創造するであろうこと、そしてそれができることを強調しているからである。

分かち合いの弁護論

──覚者より
ベンジャミン・クレーム筆記

 人類が大いなる決断をしなければならない時が間もなくやって来るだろう。至るところで分離分裂に悩まされている今日、人類を取り巻く多くの問題に対して新しい対処の仕方が見いだされなければならない。そのような新しい対処なしには、不気味な未来が人類を待つことは疑いない。
 歴史上、現在のような状況や条件が地上に存在した時はかつてなかった。地球上にこれほど多くの魂が共存したことはなかった。グループ間の不和分裂がこれほど痛ましいものであったことはなかった。今、人間が握っているような大きな破壊の力を、人間はかつて支配したことはなかった。これは、地上のすべての王国の生命を破壊する力を人間に与える。そのような破壊の恐れがあるとき、人はよく吟味し、新しい進み方を案出しなければならない。
 可能な限りのすべての方法の中で、いまだ試みられていないことが一つだけ残っている。人間の歴史を通じて、一つの単純な答えを人間は把握し得なかった。分かち合いの原則が、人間の必要に応え、多くの問題を解決する唯一のものである。なぜなら、それは神ご自身の計画にとって根本的なことであるから。分かち合わなければ、人間は己の神性を否定し、未来のすべての災いを貯えることになる。分かち合わなければ、邪悪な無秩序が君臨し、人間の生得の権利である神の正義は人間から差し控えられるであろう。分かち合いのみが、同胞愛という神の計画を確立し、分離という罪悪を世界から取り除く機会を提供する。
 分かち合いを欠いて、いかに人間は存続し得るだろうか? 分かち合いなしに、いかに生き延びることを望み得ようか? 国家間の現在の不均衡はあまりにも大きく、運だけでは人間を見届けるに十分でない。致命的な病──分離と貪欲──は地上に蔓延し、治療の効果をあげるには徹底的な手段を要する。
 外的な混乱にもかかわらず、単純な治療が手近にある。長いこと引き延ばされた人類の試験はほとんど終わりにきている。人間をいまだ奴隷の身分に縛りつけている勢力に向かって勢揃いした光のハイアラキーが、彼らの歩んできた道をもう一度引き返し、真理の旗印のもとに共に立つ。
 マイトレーヤの使命は分かち合うことを人間に訴えることで始まる。人間の心(ハート)を知るマイトレーヤは、人間の選択を、そして彼らが必要な変化を起こす用意があることを確信しておられる。「人間は生きるか、死ぬか」とマイトレーヤは言われた──人間が分かち合うことを選び、そして生き、彼と共により良い未来を創造するだろうと、十分に承知しながら、言われたのである。
 現在まで、人間が問題解決のために行ってきた努力はすべて、現存の機構を維持することに向けられてきた──それらがいかに不公平なものであるかが証明されているにもかかわらず。至るところにある不和分裂が解決を叫び求め、正義の法が適用されることを待つ。
 彼らの指導者たちが言い争うのを聞きながら、恐怖が多くの者の心を捉える。彼らの指導者たちを後方に置き去りにする時がやって来つつある。人間は自由への呼びかけに目覚めつつあり、世界を正すために真のリーダーシップのみを必要とする。マイトレーヤは道を示し、人間を同胞愛と正義に導くためにやって来られた。彼の賢明な指揮のもとに、新しい時代が始まり、人間の真の神性が顕示されるだろう。分かち合いと協力の手段が確立され、このようにして神の計画は成就されるだろう。

未来は招く

 シェア・インターナショナル誌には創刊以来、ベンジャミン・クレームの師である覚者が毎月記事を提供してくださった。それは、書かれた時のみならず、世界の状況に応じて適切と思われるときにはいつでも掲載してよいようにである。覚者によって書かれた記事は常に時間を超越して関連性を保っている。
 この記事は1983年に書かれたものであるが、この惑星上のすべてのいのちの相互依存性と、集合体としてまた個人として人類がマイトレーヤと覚者方の助けの下で正しい未来を築くことができ、またそうするであろう特別の役割を示唆しているので、ここに掲載した。

未来は招く

──覚者より
ベンジャミン・クレーム筆記

 わたしは折にふれて、分かち合いの精神を培う必要性について語ってきた──それによって世界資源のより平等な分配が可能となる。これは緊張の減少と計り知れない人間の苦難の減少につながるのである。それはまた、先進国の経済と生活に活力をもたらす。惑星の生命の血液は循環しなければならない。貧困な国々もまた、生きる権利と適度な生活水準を楽しむ権利を持つことを認識することによってのみ、富める国々の沈滞した経済は活気づくのである。分かち合いのみがこれをなす。
 世界はひとつであること、人類は有機体であり、その福利はそれぞれの部分すべての健康にかかっていること、危機と病の兆しを無視することはもはや可能でもなく賢明なことでもないこと、これらのことを人間に示す証拠は日ごとに増えている。現在、多くの者がこれに気づき、正義を呼びかけているが、目覚めた人類の叫びのみが、大国を現在の貪欲な姿勢から転じさせるに足るものであろう。
 人間は分かち合うか、あるいは死滅しなければならないことを、間もなく世界は確実に知るだろう。この真理をすべての人間にわからせるために、マイトレーヤは一刻も浪費されないだろう。世界はすべての者に、金持ちと貧乏人、力ある者と奪われた者、白人と有色人種、すべてに属することを、マイトレーヤは示されるだろう。今日、人類が直面する問題を解決するために一致協力した行動が必要なことを明確にし、その解決への道を指し示されるだろう。すべての人間に変化の必要を受け入れることを呼びかけ、至るところにいる人間の正義への願いを活気づけ、彼らの意志を集中させるだろう。このようにして、マイトレーヤは、より良い形態の確立を求めるすべての者を団結させ、それを通して人間の神性が表されるだろう。そしてその民衆の中から、これまで地上で聞かれたことのないような叫びが湧き上がるだろう──正義と真理、自由と平和を求める叫びである。
 そうすると、指導者たちは応えるだろう、そしてこの世界は勢いを増して変容していくだろう。そのようになるだろう。そのようにして、マイトレーヤは分かち合いと愛に基づく新しい文明の基礎を築くだろう。
 あなた方の生活に入りつつあるこの新しいリズムを感じることができないか。人間を行動へと活気づける新しい衝動を、誰が無視できようか。すべてがつくり直されるだろう。そして間もなく暗闇は照らし出す光に道を譲るだろう。
 時の要求に応えることのできる者はすべて働く場を見いだすだろう。これを「奉仕の法則」が保証する。奉仕することを願う者は誰も仕事や目的を欠くことを恐れる必要はない。経験豊かな手による指導が喜んで提供されることを信じなさい。わたしたちは、あなた方がこの世界を復興させるのを助け、あなた方の傍らで兄弟として働き、過去の残骸を取り除く。
 間もなく世界は、大きな変化が起こっていることに気づき、新しい時代が始まったことを知るだろう。誰も未来を恐れる必要はない。それは人間に神聖なる遺産を約束し、神の意志をすべての地に確立することを約束している。
 奉仕しなさい。そしてあなた方自身と人類同胞のために、あの未来を実現しなさい。
 奉仕しなさい。そして神の意志と調和して働くことを知りなさい。
 喜んでそして賢明に奉仕しなさい、そして自由と歓びの中に飛び込みなさい。

マイトレーヤの任務

シェア・インターナショナル誌は創刊以来、ベンジャミン・クレームの師である覚者から毎月記事を提供してもらった。それは、書かれた時のみならず、世界の状況に応じて適切と思われるときにはいつでも掲載してよいようにである。覚者によって書かれた記事は常に関連性を保ち時間を超越している。2005年に書かれたこの記事を選んだのは、非常に鮮明に以下に記されているように、それが希望を強く呼び覚ますからである。「マイトレーヤは、彼に反応できる者たちすべての心(ハート)を開くだろう。そして人間を恐怖と分裂の過去に背を向けさせて、未来の栄光を迎える用意をさせるだろう」

マイトレーヤの任務

──覚者より
ベンジャミン・クレーム筆記

 変化の勢いが世界中を通じて着実に増大しているのがますます明らかになっている。次々に出来事が起こり、新しいものが古いものに取って代わるその順序の論理を識別できるものはほとんどいない。あなた方の兄たちであるわたしたちはこの過程の必然性を認知する。そして、すべてが大計画のより完璧な表現に向かって動いているということを知るわたしたちは、それを満足して見守る。
 しかしながら、人間にとっては、彼らが自分たちの行動の結果を理解し、それに対処しようとするにつれて、それは最大限の努力を要求される困難な時期である。様々な出来事の理路が理解できずに、彼らが信頼をおく神(神性)を疑う。人間にとっては、彼らが盲目的に自分たちの意志を強く主張し、あるいは彼らの努力の結果から逃れようとするにつれて、いつもこのようであった。
 時代から時代へと移行するにつれて、そのような緊張とためらいの期間はいつも繰り返されてきた。各々の新しい時代は、新しい馴染みのないフォース(エネルギー)を世界にもたらし、それが徐々に人間にのしかかり、そして反応を呼び起こすのである。かくして今日もまた、人間が、新しい時代のエネルギーが要求する新しい方向をかすかに模索するにつれて、そのようである。ある人々はその方向を感じ取り、要求される行動について、彼らの同胞を教育しようとしている。しかしながら、多くの人間は変化を恐れ、もし“過激派”が彼らの思い通りに行動するならば、差し迫る混乱と破壊のみを見る。
 この分裂した世界に、キリストはやって来られた。彼の任務は、これらの本質的に異なるグループを和解させ、現在の混乱と騒動の中に秩序をもたらすことである。彼の任務が容易なものではないことは誰の目にも明らかであろう。様々なグループの間の溝は広く、深く固められていることも、等しくすべての者に明らかであろう。では彼は、古いそして怯えている者たちと、急速に発展している新しい者たちとの間の深い割れ目に橋を架けるために、どのようにして働かなければならないのか。また、現代の顕著な特徴である極度の物質主義を、彼はどのようにして押しとどめることができるのか。宗教団体の不寛容さに対処して、彼らが和合を体験するのを助けるにはどうすればよいのか。
 マイトレーヤは、人間の中にひとりの人間として御自身を紹介し、何も要求せず、誰の忠誠をも要求しないだろう。彼のアプローチはシンプルで直接であり、彼の挙動は穏やかで落ち着いているだろう。彼のマインドの明晰さは注目を引くだろう。彼の智恵は人間の恐怖を克服するだろう。彼の発言の誠実さは人間の心(ハート)を溶かし、憎悪と貪欲の重荷を取り除くだろう。かくして、人間は新しい神性の出現を体験するだろう。その内に人間を包含し、そこに距離も分離も見ないお方である。
 宇宙のパワーと愛の体現であり代行であるマイトレーヤは、彼に反応できる者たちすべての心(ハート)を開くだろう。そして人間を恐怖と分裂の過去に背を向けさせて、未来の栄光を迎える用意をさせるだろう。