カテゴリー別アーカイブ: 読者質問

読者質問欄

人類は強い力を持っています。人類はその力について全く分かっていません。適切に教育された大衆世論よりも強力なものはありません。マイトレーヤは、現在の商業主義を打倒し、分かち合いと正義の原則をもたらすために、そのような大衆世論の形成を頼りにしています。それを行うのは私たち自身です。他の誰も行ってくれないでしょう。あなた方はそれについて知っていますから、ボールを転がし始めることができます。それはひとりでには転がらないでしょう。私は自分が知っていることをあなた方に伝えていますが、それは一般には知られていません。私には情報を得て、それをあなた方に伝える方法や手段があります。あなた方が、それを知る必要がある人々にどんどん伝えていけば、将来において放射能や原子力発電所やその他のものが使用されるのを阻止する防壁を築くことになります。高レベルの放射能の危険は一つの要因にすぎません。私は最悪なものに言及しただけですが、原子力発電に関わるすべての要素が危険です。
(シェア・インターナショナル誌2009年3月号)

新しい文化がどのような形を取るかは、大体においてまだ漠然として実体のないままであるが、一つの要素はすでに大衆およびメディアの心に刻みついている。つまり民衆の声の増強とその声を聞こえさせようとする決意の増大である。これがわれわれの時代の最も重要な政治的出来事である。世界を通じて、各国の国民が自分たちの運命をコントロールしつつあり、自分たちの権利を要求しつつある。人間の神性に本来備わった特性である自由を求める裡からの呼びかけがあらゆる人種、信条の人々を団結させており、その声はますます高まりながら反響を起こし、また反響を呼んでいくだろう。圧政の最後の砦が崩壊し、人間が生得の権利を受け継ぐまで、それはこだまするだろう。これがすべての人間の待望する未来である。
(ベンジャミン・クレームの師、「民衆の声」より)

民衆の声

Q:“民衆の力”は常に存在してきました。それは何も新しいものではありません。『シェア・インターナショナル』誌はそのアイディアをあたかも新鮮で革命的なもののように提示しています。それはなぜですか。

A:歴史的に、フランスやロシアや中国の革命のような巨大な革命運動を除いては、今日『シェア・インターナショナル』誌が提示しているような“民衆の声”は本当に沈黙させられていました。歴史を通じて、“民衆”は、支配のための武器を持った征服者によって行われた数々の侵略、略奪、残虐行為を目撃し、しばしばその被害に遭ってきました。今日、新しい現象が起こっています。至るところの民衆が集合的な力を感じ、一つの人類のメンバーとしての権利によって、自由で公正な世界を彼らのものとして要求しています。これは、私の考えでは、全く新しいことであり、いかなる政府も対抗できない強力で統合された声を持つ世界世論として顕現するでしょう。覚者方の一人はこう言われました。「民衆の声は智恵の声である」
(シェア・インターナショナル誌2005年3月号)

Q:新しいエネルギーを一般民衆は感じるのに、なぜ政治家は感じないのですか。彼らもまた民衆の一人なのに。

A:政治家も感じますが、彼らはそれほどいい人々ではありません! 政治家は権力に関心があります。彼らは権力を扱いたがっています。権力はエネルギーであり、他のすべてのエネルギーと同じように賢明にも愚かにも用いることができます。権力を愚かに用いる政治家はさまざまな危機を引き起こします。彼らの時は終わりつつあります。
 将来の最も重要で強力な機構は、真に教育され、霊的な志向を持ち、認識を持つ世界世論です。真に地球を受け継ぐのは民衆です。
マイトレーヤは政治家のためにも到来しますが、特に民衆のために到来します。政治家は非常に利己的で、強力で、貪欲なので、自分で自分の面倒を見ることができます。たいていの場合、彼らはそうします。
(シェア・インターナショナル誌2005年12月号)

Q:反戦運動を新しい状況に適応させるにはどうすることができますか。

A:人類が平和を要求する必要があります。マイトレーヤによれば、平和への道は一つしかありません。人類は一つであり、したがって食糧、科学技術、教育、健康管理はすべての人に属するものなので、もっと公平に再分配されなければならない、という原則を受け入れることです。私たちは一つの世界を創造しなければなりません。つまり、一つの人類が一つの世界に住む必要があるのです。現在、私たちは二つの世界に住んでいます―― 一つは、金持ち、大金持ちの人々のための世界、もう一つは残りの人々、つまり貧乏で、悲惨で、文字通り餓死しそうな飢えた人々の世界です。
 マイトレーヤは、あなた方が絶えず行進し、デモを行うことを必要としています。2月15日の行進では、世界中で行進した1,250万のうち、ロンドンではおよそ200万人が参加しました。マイトレーヤはその行進に参加され、それを、私たちが自分たちの力で何とかしたいと思っていることの証だと受け取られました。彼はご自分の外的仕事を始めようと決心しておられますが、われわれ人類がデモを行い、分かち合いを要求しなければなりません。それのみが正義と平和をつくりあげる唯一の道なのです。
 政府は人類が要求するまでは応えようとはしないでしょう。それが起こるのは、人類全体を教育し、集中し、啓発するマイトレーヤの鼓舞によってそうなるのです。地球上のいかなる国であれ、世界全体の巨大な世論を避けたり、抵抗したりすることはできません。世界の変容をもたらすのはそれです。私たちが、それを行わなければなりません。私たちにできる最善のことは何でしょうか? 機会のあるごとに行進をすることであるのは確かです。繰り返し、繰り返し、いつまでも、いつまでもやめることなくそうすることです。イラク戦争を阻止するためだけでなく、平和のために、正義のために、世界の資源を分かち合うためにそうするのです。皆さんは要求の焦点を移さなければなりません。要求、分かち合いを通しての正義への要求は、人類から出てこなければなりません。世界の諸政府がそれを目にするとき、彼らは動揺するでしょう。なぜなら、どの国でも人々の力が増大していくのを知ることになるからです。それが彼らを怯えさせるのです。
 彼らはあらゆる手だてで制限を加えようとするでしょう。しかし人々は自らを組織することを学んだのです。でも、それは常に継続しなければなりません。イラクから分かち合いへ、そして平和への唯一の道として正義の確立へ――そのことが、この現実に基づいて大きく、広くなる必要があるのです。
(シェア・インターナショナル誌2003年5月号)

 ここ数世紀においては、革命という大きな変容の行動の中でのみ、民衆の声が行動の中心となり、その時代に刻印を残した。
 今日再び、民衆の声が聞き届けられるべき時が来た。今日再び、至るところにいる人々の正義、自由、平和への要求が、無謀な権力を振りまわす者たちの耳に届き、それらが認知されることが不可欠である。
(「民衆のパワーの盛り上がり」──覚者より)

Q:現在権力を持つ人々はイリュージョンに満ちているようです。私たちのような普通の市民がどうやって変化を起こす手助けができますか。

A:グループに加わって、「民衆の声」をつくり上げるために働きなさい。他のすべての人の声にあなたの声を付け加えなさい――魅惑的な権力や錯覚の智恵の地位にない普通の市民の声に。どこであれ、デモ行進に参加してあなたの力を加えなさい。「民衆の声」という概念をつくり上げなさい――それはやがて最も強力な力となり、マイトレーヤのアイディアによって教育され、マイトレーヤによって焦点化され、人類のさまざまな問題に現実的なやり方でアプローチできるようになるでしょう。これが最も強力な力をつり上げるでしょう。教育され、集中された世界の世論――その力には地上のどんな国も対抗することはできません。無数の声にあなたの声を加えなさい。
 2003年2月15日、世界中で1,250万人の人々がイラク戦争に反対し、正義と自由に関するテーマのために行進しました。そのうち200万人近い人々(180万人)はロンドンで行進し、その中にはマイトレーヤもいました。彼はその行進に参加する価値があると思われ、世界中のデモ行進に加わりました。あなたの声を聞かせなさい。あなたが信じるもののために語りなさい。すべての人のための正義と自由を信じるのなら、そう言いなさい。記事を書き、新聞社に送りなさい。大昔からのグラマー、イリュージョン、抑圧の束縛から人類を解放するためのあなたの貢献として、このことについてあなたの意見を述べることで貢献しなさい。
(シェア・インターナショナル誌2004年2月号)

Q:イスラエルのような国の製品をボイコットすることは本当に効果的ですか。ボイコットによってその国の貧しい国民が常に被害を受けることはないのですか。

A:それは国によります。ボイコットは国際社会が不法な慣行を承認しないことを示すための方法です。それはかなり単刀直入なやり方であり、ボイコットの種類によっては、その国の豊かな人、貧しい人、またはすべての市民に影響を与えます。
(シェア・インターナショナル誌2011年10月号)

Q:2010年6月、イスラエル軍は約700人の元パレスチナ活動家の乗っている船に乗り込みました。約9名の活動家が殺され、多くが逮捕され、残りは追放されました。(1)これはイスラエル政府が、あなたが「非道なエネルギー」と呼ぶ、第二次世界大戦で敗北した反キリストのエネルギーの残余物に影響を受けているために行われた邪悪な行為ですか。(2)これは、あなたの情報によれば、イスラエルの政府と軍の多くの人々は過去生においてドイツ軍の将校であり、ナチのイデオロギーの支持者だったという事実にもよるのですか。(3)あるコメンテーターによれば、イスラエルは、海上で船に乗り込む代わりに、船を着岸させて人々を逮捕することもできたはずだといいます。イスラエルは、イスラエルを軽視するなというメッセージを送るために敵意に満ちた行為を選んだのですか。

A:(1)はい。イスラエル政府が(ペンタゴンと連携して)中東の緊張を維持し、世界全体の緊張とストレスを高めるための決定をした背後にはそれがあります。(2)はい。(3)はい。
(シェア・インターナショナル誌2010年8月号)

読者質問欄

世界中のあらゆる講演において、そして生涯のほぼ毎日、ベンジャミン・クレームは広大な範囲に及ぶ大量の質問を受けてきた。この大量の記録から、現在の危機に関連した回答の選集を掲載したい。

Q マイトレーヤの優先事項の一つは中東紛争の解決策を見いだすことであり、それは彼が実際に公になるまで解決しないだろうとあなたは言われました。それは、中東の異なった信条の人々(イスラム教徒、ユダヤ教徒、キリスト教徒)が、世界教師としてのマイトレーヤに反応して、彼が万民のためにやって来たということを認め、彼らの分離主義がその反応から変化し始めるからでしょうか。

A すべての宗教の伝統固執主義者はおそらく、マイトレーヤを最後まで認めず、応じようとしないでしょう。しかし、やがては認め、応じるでしょう。
 パレスチナ・イスラエル問題は、中東問題の中心にありますが、マイトレーヤの行動を通してのみ解決されるでしょう。しかし、マイトレーヤでさえ解決策を押しつけることはできず、助言できるだけです。しかし、彼が世界の数えきれない人々から受け入れられ、霊的教師や指導者として尊敬されていることが、最も狂信的なイスラエルのユダヤ人とパレスチナのイスラム教徒が共存の必要性を受け入れるのを容易にするでしょう。それはパレスチナ人に正義が与えられたときにのみ起こり得るでしょう。完全に正義が行われたときにのみ、イスラム教徒にとって解決策が受け入れられるものとなり、渋々ながらイスラエル人にも受け入れられるものとなるでしょう。彼らは徐々に共存することを学び、正義の状態の中でのみ共存することができるでしょう。さもなければ、必然的に両者の間は永続する戦争となるでしょう。

 中東問題が解決しない限り、世界に平和が存在することは決してなく、平和が存在しなければ、人類の未来は非常に危ういことを私たちは知っています。イスラム教徒はイマム・マーディを待望し、ユダヤ教徒はメシアを待っています。多くの人々はマイトレーヤをそのような存在として認知するでしょう。このことが、彼らのお互いに対する立場を和らげると確信します。
 しかし重要なことは、パレスチナ人に正義が与えられなければならないということです。ヨルダン川西岸地区はパレスチナ人の祖国としてヨルダンの故フセイン国王から与えられたものであり、それが意味するのは、西岸地区全体であり、これまでパレスチナ人に与えられてきたような一部のことではありません。主にレバノンに留まっている470万人の難民を祖国に帰還させる必要があり、エルサレム――イスラム教徒、ユダヤ教徒、キリスト教徒にとって非常に重要な都市――の地位は、これら三つのグループすべてにとって開かれた中心的な都市に変わる必要があります。この和解をもたらすにはマイトレーヤの出現が必要だと思いますが、そうなるでしょう。
(シェア・インターナショナル誌2007年8月号)

Q それには時間的な期限があるのでしょうか。

A 時間的な期限は私たちがつくるものです。その地域の人々の意志の問題です。彼らが期限を設けます。彼らが変化を望み、紛争解決を受け入れ、公正な和平を可能にするならば、それは非常に短期間に起こるでしょう。それは双方の狂信的なグループの抵抗にかかっています。しかし世界全体が変わるとき、これらの小さな地域も、それがいかに重要な場所であろうと、平和的解決をもたらす変化に抵抗することはどんどん難しくなるでしょう。
 やがてすべての人々が平和な世界を欲するでしょう。気の狂った戦争屋だけが戦争を欲し、彼らのビジネスや特定のグループの利益のためにそれを望むでしょう。しかし、全体としての人類が平和の絶対的な必要性を知るとき、戦争そのものの終わりが達成されるでしょう。これらの事実を教えることがマイトレーヤの仕事です。それは人々がすでに知っていることを効果的に伝えるという問題です。すべての人が平和の必要を知っていますが、いまだに戦争が起こります。それは人々が、戦争を利用することでバランスを回復できると思っているからです。
(シェア・インターナショナル誌2007年8月号)

Q もしもあなたの師やキリストが今日国連安全保障理事会と世界の指導者たちに直接語りかけることができるとすれば、中東で、またイスラム世界全体との、真の永続的な友好関係を固めるために何を助言されるでしょうか。

A 必要不可欠な資源を世界中で分かち合うことで、正義と自由を創造することです。分かち合いは不可避であり、そのことを理解し実行するのが早ければ早いほど、すべての人々にとっての平和と安全も早く達成されるでしょう。これは中東にとっても、世界全体にとってもそうです。
(シェア・インターナショナル誌2002年12月号)

Q パレスチナとイスラエルの両者に、平和と寛容に達するための交渉に応じなければならないと確信させるためには何が必要でしょうか。

A 彼らが交渉しなければならないと言うのは簡単ですが、双方の隔(へだたり)は非常に大きく、彼らが共存していくためにはマイトレーヤの存在が必要であると私は確信しています。交渉による平和は公正で持続するものでなければなりません。これまでのところ、パレスチナは公正で正義にかなった解決策を提示されていません。イスラエルもまた本質的な違いのある事項について交渉に応じていません。
 かつて南アフリカをアパルトヘイトの廃止に追い込んだような世界的な禁輸措置が、イスラエルを交渉テーブルにつかせるための最も効果的な方法だと思います。
(シェア・インターナショナル誌2009年1月号)

Q (1)マイトレーヤは、ガザの封鎖が世界の注目を集めているイスラエルとパレスチナの状況について質問を受けましたか。そうだとすれば、(2)彼の答えは一般的にどのようなものでしたか。

A (1)はい。(2)マイトレーヤはパレスチナの悲劇的な現状を嘆き、彼の見解をはっきりと述べました。彼はアメリカに対し、イスラエル政府の残酷な行為を支援するのではなく、この非人道的な封鎖を終わらせ、和平交渉を始めるためにイスラエルに対する影響力を用いるべきだと述べられました。
(シェア・インターナショナル誌2010年8月号)

Q 見さかいのないいじめっ子(アメリカ)をどうやって止めたらよいでしょうか。

A 国連の他のメンバーがいじめっ子に対抗して立ち上がり、釈明を求めることによってです。可能なあらゆる外交的圧力、とりわけ経済、金融の圧力を利用することです。例えば、アメリカ製品の世界的なボイコット、アメリカへのローン(アメリカ国債の買い入れという形で行われている)の引き揚げと大規模なドル備蓄の売り、アメリカとの貿易を他の国々に振り替えることなどによってです。
(シェア・インターナショナル誌2003年7月号)

Q 中東で最も危険な国はどこですか

A イスラエルです。
(シェア・インターナショナル誌2003年7月号)

Q 国連の幾つかの側面を再編する必要があるのではないでしょうか。例えば、状況が暴力的に爆発する前に、摩擦と緊張を引き起こしている問題を示し、分析し、解決策を提示する早期警告型の監査制度の永続的な確立のような。より賢明で経験豊かな元国家元首や外交官や交渉者や特定の地域の専門家、司法知識のある人々などが国連でグループをつくり、予防的な問題収束グループを形成できるでしょうか。問題をかき立てる先制攻撃グループではなく。

A はい。
(シェア・インターナショナル誌2003年7月号)

Q (あなたが著書の中で述べられたような)私たちの直面する問題解決のための青写真を持ったイニシエートたちはすでに地位を占め、その青写真を展開していると私は希望します。私たちは彼らを今必要としています。

A 世界は彼らを今受け入れる用意があるでしょうか? 私はそうは思いません。
(シェア・インターナショナル誌2003年7月号)

Q 世界は今こそ前進して、第二次大戦の恐怖を忘れることなく、それを全面的に認めながらも、国際社会に対する罪悪感から自由になるべきではないでしょうか。世界は感情的な脅しに弱く、そのためにイスラエルの不正な要求に盲目になっているというのは正しいでしょうか。このことが、イスラエルとアラブ世界に対して世界が取っている明らかなダブル・スタンダード(二枚舌)の基礎になっているのではないでしょうか。アラブ世界はこの二枚舌に怒り、不満を持っています。これがテロリズムの基盤になっているのではないでしょうか。

A はい、それがおおむね真実であることに同意します。
(シェア・インターナショナル誌2003年6月号)

Q 法令や祈り以外に、アメリカとイスラエルがイランと戦争するのを防ぎ、平和をもたらすために私たちに何ができますか。

A このような愚行に反対する声を上げなさい。デモをしなさい。行進しなさい。議会の議員たちに手紙を書きなさい。
(シェア・インターナショナル誌2008年10月号)

Q 1967年の6日間戦争の間にイスラエルが行った行為が‘邪悪’の性質を持つものだとしたら、彼らがパレスチナ人、特にガザ地区の人々に対して行っている行為に関しても同じエネルギーが働いているのですか。

A はい。
(シェア・インターナショナル誌2009年1月号)

Q 公正な和平協定を可能にするために、ヨルダン川西岸地区(および東エルサレム)の違法なユダヤ人入植地は明け渡されるべきでしょうか。

A はい。
(シェア・インターナショナル誌2011年8月号)

Q 短期的にはマイトレーヤは疑いなくイスラエルとパレスチナの間の平和のための領土協定を示唆なさるでしょう。しかし、長期的には、イスラエルという国家は公的に存在することをやめ、再びパレスチナの一部として区分がなくなるのでしょうか。

A いいえ、イスラエルが存在しなくなるとは思いません。そうなるにはあまりに時間が経ち過ぎています。しかし二つの国家は隣国として、地域の資源を共に分かち合いながら共存するでしょう。
(シェア・インターナショナル誌2010年11月号)

Q 新しい世界秩序におけるイスラエルの役割は何ですか。

A 新しい世界秩序におけるイスラエルの役割は、跪いて、パレスチナでの行為に対する許しを請うことです。それからパレスチナの土地を分割して、イスラエルとパレスチナという二つのしっかりとした発展力のある国家を生み出すという現実に取り組むことです。イスラエルの未来は、悔い改めてイスラエル国民の天性の善意を復活させ、パレスチナの土地にイスラエル政府が生み出した邪悪を克服することです。
(シェア・インターナショナル誌2010年11月号)

Q 無害とは他を傷つけることだけではなく、もっと多くのことを意味していると思います。無害の最良の使い方の実例を挙げていただけますか。

A それは、戦争をしたくてもしないことを意味します。国家元首を打倒しないことです、それが国民によって民主的に選ばれた指導者であるならばことさらです。チリのアエンデ大統領はCIAによって倒されました。そういうことをすべきではありません。それが有害ということです。度を越して、力を過信し、何でも好きなことをやる権利があると思っている政府がそういうことをします。彼らは勢力圏に共産主義やその他のけしからんことが存在しないことを望んでおり、周囲全体を支配しようとします。あらゆる強国は同じことをやっています。周辺地域を彼らにとって安全感の持てるものにしたいのです。周辺国の経済をコントロールしています。アメリカは、カナダ、メキシコ、ブラジル、他の南アメリカ諸国をそのように見ています。社会主義的な傾向を持つ指導者が現れたら、アメリカ政府は速やかにCIAを送り込み、公には行う用意がない汚い仕事をやらせます。世界中で政府レベルでそういうことが行われています。彼らは多かれ少なかれファシストです。
 無害の最良の利用は、その反対のことをすることです。絆を結び、資源を分かち合い、外交関係を築き、他の国々と協力して働くことです。
(シェア・インターナショナル誌2006年3月号)

Q 2004年3月20日に世界的な平和デモ行進が行われます。イラク戦争が始まった一周年の日に、「嘘の一年:2003年3月20日から2004年3月20日まで」に対する抗議として行われるものです。戦争が終わった今、これを行うことに意味があるとお考えですか。

A はい、大いに意味があります。自国の政府に対して、気の進まない民衆の名において不法な戦争を行わせないことを示す世界の民衆が多ければ多いほど、この恥ずべき状況を早く終わらせることができます。政府は、彼らの仕事は民衆の必要に仕えることであり、他の政府に戦争を仕掛けることではないことを理解しなければなりません。
(シェア・インターナショナル誌2004年4月号)

Q イスラエルは、現在の倍の数の入植地を建設中です。東エルサレムの入植者のための野心的な拡張計画が承認されました。それは1967年のアラブ・イスラエル戦争によってイスラエルが奪った土地です。この進行中の危機と紛争に対して国際社会がなすべきことは何でしょうか。

A イスラエルの違反行為に対して60以上の国連決議がすでになされていますが、安全保障理事会におけるアメリカの拒否権に守られて、イスラエルは単にそれを無視しています。安全保障理事会は廃止される必要があります。それはとっくに無用のものとなっています。国際社会もまたアメリカの力の濫用に対して立ち上がらなければなりません。
(シェア・インターナショナル誌2008年7月号)

Q イランが核兵器を開発するつもりはないという言葉を、国際社会に信じてもらうにはどうすればいいでしょうか。さらなる制裁によって脅かされ、イランは特にアメリカからの強まる圧力を味わっています。

A 国連の査察団をイランに招待し、チェックして確認してもらうことができます(他の方法もあるでしょう)。
(シェア・インターナショナル誌2008年7月号)

読者質問欄

世界中のあらゆる講演において、そして生涯のほぼ毎日、ベンジャミン・クレームは広大な範囲に及ぶ大量の質問を受けてきた。この大量の記録から、過去の年月にベンジャミン・クレームと彼の師である覚者によって提供された回答を掲載したい。

次の質疑応答は、1990年7月12日に米国カリフォルニア州サンフランシスコで行われたベンジャミン・クレームによる講演会からの抜粋である。

Q マイトレーヤは、求められたときのみ現れるとおっしゃいました。ご見解をお聞かせください。

ベンジャミン・クレーム:それは誤解だと思います。マイトレーヤは求められたときだけ現れる、と私は言っていません。マイトレーヤは、求められても求められなくても、人々に現れます。夢の中で現れたり、ビジョンとして現れたり、がっしりした肉体で現れたりします。彼の臨在を実際に求めた人を、私はまだ誰も知りません。こうした三つの方法すべてで彼が現れた人々のことを知っていますが、誰も、特に求めたわけではありません。必ずしも座って「マイトレーヤ、どうかお姿を見せてください」と言ったのではなく、そうした人々自身が内面的に心を開き、準備を整え、心の中で彼に会いたいと願っていたのかもしれません。それは十分にあり得ることです。

Q  一方で、あなたが言われることの真実性を強く感じながらも、他方で、その真実性が顕著な再臨の活動に直接作用することなく、むしろその刺激を別の分野や奉仕の道に応用しようとする人の中に、葛藤やグラマー(幻惑)を見て取りますか。

クレーム:私の考えでは、それはグラマーと言わざるを得ません。お許しください、それはグラマーです。もしあなたが、いかなるレベルであれ――私が持っているような確信や経験は持ち合わせていなくとも――これが真実であると信じるなら、少しでも確信の兆しがあり、それがあなたにとって真実の響きを持つなら、その真実があなたに語りかけているどのようなレベルであれ、それを知らせてください。重要なのは、希望の風潮、彼の到来への期待感を醸成することです。そうすれば、私たちの自由意志を侵害することなく、マイトレーヤは実際に、私たちの生活の中に入ってくることができます。どんなレベルであっても、信じることのできるすべての人が、そうした認識に貢献します。それは期待の風潮を生み出すだけでなく、人類の精神を高揚させます。人々が希望を、未来への希望を抱く条件をつくり出します。人々は戦争が終わったことを理解します。この不平等で不幸な世界において、もし自ら参加すれば、すぐそこに変革の始まりが待っていることを知るのです。ですから、自分のエネルギーを使って行っている他の何かが、これと同等の重要性を持つと考えるのはグラマーです。自分の小さな個人的生活を脇に置き、それを全人類の利益のために捧げる時が来なければなりません。

Q 生きるための三つの原則の一つである「無執着」の定義について詳しく説明していただけますか。

クレーム: 無執着にはさまざまな意味合いがあります。多くの人は、無執着を実際には無関心とみなしています。出来事からあまりにも距離を置いて、冷たく、愛のない、素っ気ない態度で無関心でいることだと捉えています。世界を「切り離して」考えます。

 マイトレーヤが意味し、理解する「無執着」とは、まさにその反対です。無関心の反対です。人生とそれが意味するすべてに完全に没頭しつつ、同時に、真我と正しく関わることによって、真我の器から自分を引き離すことです。彼は「真我のみが重要である」と述べ、私たちの苦しみは、真我ではないあらゆるものと同一化することによって引き起こされると説きます。私たちは肉体や感情構造、エネルギーシステム、マインドやマインドの構築物、信念体系、条件づける内面世界と同一化しがちです。これらと同一化し、それが自分だと思い込んでいます。それは私たちではありません。私たちは肉体でも、マインドでも、感情でもありません。本当の私たちは、不滅の存在、つまり転生している魂として反映している真我です。

 魂は、真我と転生した人間との間の中間段階、神聖な仲介者です。真我としての自己との正しい同一化によって、私たちは喜びと愛のうちに正しく生きることができます。人生と、それが意味するあらゆることに完全に没頭しつつ、同時に執着を持たないで生きることです。この無執着の過程とは、肉体やマインド、感覚、アストラル体などとの関わりから無執着になることです。これは誤った整列、同一化の過程から自分を解き放つ過程です。愛という観点からも捉えることができます。誰かを所有欲を持って愛することも、無執着を持って愛することもできます。それは全く異なる種類の愛です。私たちが愛と呼ぶのは、「あなたが私を愛してくれるなら、私もあなたを愛します。いいですか。取り引きですよ」という関係です。それは所有欲という愛です。「もしあなたがその愛を私から他の誰かへと向けたら、私は怒りますよ」。それは、愛ではありません。所有欲です。無執着の愛とは正反対のものです。

 無執着の愛とは、その本質ゆえに、無条件に続いていく愛です。反応的ではありません。愛し返されることに依存しません。それが無条件の、無執着の愛です。マイトレーヤが意味する愛とは、まさにこのような愛です。無執着の過程とは、自分自身を解放すること、したがって、真我を、その器の罠にとらわれることから解放することです。もし自分を器――つまりマイトレーヤの言われるマインド(心)、スピリット(生気)、ボディー(肉体)――とみなすならば、真我をそうした器の中に閉じ込めてしまいます。そうなると、私たちは条件付けられ、無執着について何も知らないことになります。

 私たちが行うあらゆることは反応的です。私たちが行うあらゆることは運命づけられています。しかし、無執着になれば、自分自身の進化をコントロールするようになり、私たちのあらゆる動き、あらゆる行動は運命づけられなくなります。それは一瞬一瞬の、独創的で、自発的で、創造的な行為であり、あらゆる顕現の背後にある創造的な真我としての自己への気づきから生まれるものです。それがマイトレーヤの新たな教えであり、例えば、人間の魂の本質について語った時にイエスが始めた教えでもあります。

 マイトレーヤは、直ちにその魂になる方法を私たちに教えるために来られます。私たちの人生の次の段階、次の2,000年間に起こることは、これまでは偉大な教師たち、イエス、キリスト、仏陀、グル、ヨギなど、世界の偉大な教師たち、つまり真我を知り、真我となり、一瞬一瞬、真我を実現した偉大なリシたちの特権であった経験が、すべての人々の共有財産となるということです。大多数の人々はこの来るべき時代において、自分自身を神聖なる真我として直接的に、自発的に、創造的に、正しく体験することになるでしょう。これこそが、まさに始まろうとしているこの来るべきアクエリアス(宝瓶宮)の時代の途方もない約束なのです。その過程とは、マインド(心)の正直さ、スピリット(生気)の誠実さであり、真我の器との誤った同一化から自分自身を引き離して無執着になることだ、とマイトレーヤは言われます。

Q バハーウッラーについてご存じでしょうか。

クレーム:バハーウッラーは、世界中の何百万もの人々を助けている主要な宗教、いわゆるバハーイー教を創始した教師でした。バハーウッラーは自分がキリストであると思っていました。バハーウッラーの教えはマイトレーヤの教えでした。彼はマイトレーヤによってオーバーシャドウされました。バハーウッラーは第3段階のイニシエートでしたが、自分よりも偉大な存在がいることに気づいていませんでした。神のみが存在すると考え、自分の教えは神から直接与えられたもので、したがって、自分はキリストであるに違いないと感じていました。教皇や政府の長、国王らを訪ね歩き、自分がキリストであると主張しました。彼は心から、自分がキリストであり、教えが直接神から来ていると信じていました。しかし、それは真実ではありませんでした。神は誰に対しても直接語りかけることはありません。聖書に「神が語られた」とある場合、それは象徴的な表現にすぎません。その人物が神からではなく、何らかの神聖な源から何らかのコミュニケーションを受けたことを示しています。それはマイトレーヤ、イエス、あるいは何人かの覚者だったかもしれません。この場合、バハーウッラーの教え、バハーイー教は、主マイトレーヤから来た教えを体現していました。だからこそ、それは素晴らしいのです。

Q 私たちの惑星ハイアラキーにおいて、仏陀の役割は何でしょうか。マイトレーヤとの関係はどのようなものでしょうか。

クレーム:仏陀とマイトレーヤとの関係は兄弟の関係のようなものです。彼らは兄弟です。彼らは、はるか昔、アトランティス時代の初期の、現れつつある人類において、当時最高のイニシエーションを受けた最初の者たちの中におりました。これは今日では、第3イニシエーションにすぎません。彼らはそれ以来ずっと、私たちの惑星の進化の最前線に立ってきました。絶え間なく共に働き、今日も共に働いています。

 この惑星には三つの主要なセンター(中心)が存在します。人類自体が一つのセンターです。神の知が顕現するセンターです。覚者方とイニシエートたちも一つのセンターです。神の愛が顕現するセンターです。さらに、シャンバラと呼ばれるもう一つの、より高次のセンターが存在します。それはエーテル物質の中にあります。ゴビ砂漠に、物理的に固体ではなく、エーテル物質で存在します。そこには世界の主、サナット・クマラとたくさんの「存在者」が住まわれており、その一人が仏陀です。

 仏陀は偉大な宇宙のイニシエーションを受けられました。仏陀は、弟子であるゴータマ王子を通して、神の知恵の様相の体現者として御自身を示されました。人間における完全なる知恵が、ゴータマを通して仏陀によって示されました。人間における完全なる愛は、イエスを通してマイトレーヤによって示されました。そして今回、マイトレーヤ御自身が到来され、知恵だけでなく、愛だけでなく、さらに高度なもの、意志を示されます。それは愛と知恵を含むものです。彼は、世界がかつて見たことのないような途方もないアバターです。ご承知おきください、彼は、これまでのどのアバターよりも大きな仕事を担われています。

Q イエスが初めて来られた時、私たちの自由意志を侵害しなかったのでしょうか。

クレーム:彼はほとんど知られていませんでした。人々はよく、イエスは数千人に広く知られていたと言いますが、そうではありませんでした。3年間の宣教の後、彼には3人の親しい弟子と12人の他の弟子がいました。内輪のグループは72人、関心を持った人は500人でした。それが2,000年前、イエスに従った人々の総数でした。一般大衆は彼を知りませんでした。実際、弟子の一人であるユダは買収され、賄賂を受け取ってイエスを指し示したことにより、兵士たちはイエスを逮捕できるようになりました。

 イエスは私たちの自由意志を侵害しませんでした。ただ立ち上がって語り、説教し、国中を巡りました。たいていは身を隠して、あちこちを回っていました。非常に困難な状況でした。彼のことを扇動者だと考える者たちがいたからです。

 多くのユダヤ人は彼を戦士王として待ち望み、実際に挙兵してローマ軍を攻撃することを期待していました。福音書によると、彼がロバに乗ってエルサレムに入った時、人々は道に花を敷き、「ホサナ! ホサナ!」と叫びました。彼が挙兵するために来たと考えたからです。だからこそ、人々は拍手を送り、「ホサナ!」と叫びました。だからこそ、花を敷きました。しかし、彼はそうしませんでした。実に単純な話です。人々は彼に失望させられたと感じたので、それを裏切りとみなしました。

Q 集団心理の理論とはどのようなものでしょうか。

クレーム:集団心理は集団意識の結果です。この来るべき時代に、人類は次第に集団意識を発達させ、精妙なテレパシーが至るところで開花するでしょう。誰もがテレパシー能力を持ち、相手の意図を正確に理解するので、嘘をつくことは不可能になります。ですから、心(マインド)の正直さが不可欠となります。

 テレパシーは、今でも覚者方とその弟子たちの間でそうであるように、通常の会話手段となるでしょう。覚者方は言葉を交わしません。無駄な議論をしません。一瞬一瞬、テレパシーを用います。互いに連絡を取り合い、一部の弟子たちとも連絡を取り合っています。この能力の萌芽はすべての人に潜在しています。動物王国にさえ潜在しています。誰もが潜在的にテレパシー能力を有しています。人が磁力的になると、テレパシーは自然に発達します。訓練を重ねることで、よりテレパシー的になり、すべての人に備わっているこの生来の能力を徐々に意識的なものへと変えることができます。これは人々にとっては無意識的なものです。母親と子供はしばしば密接なテレパシー的な接触を持ちます。母親は、子供に何か異常があると本能的に気づきます。何かが起こっていると感じ、実際にそれを知っています。太陽神経叢を通じて感じ取ります。頭の中で明確になれば、それは意識的で、制御可能で、建設的な、マインドとマインドのコミュニケーション手段となります。

Q マイトレーヤがカラチからロンドンまでどのようなパスポート/国籍で旅をされたのでしょうか。税関で面倒なことにならなかったのでしょうか。

クレーム:彼はパキスタンのパスポートをお持ちです。アジア系コミュニティーではいつもパキスタンの服を着ていますが、実質的に国籍はありません。彼はヒマラヤからやって来ました。ヒマラヤ、特に標高約5,300メートルの山は誰のものなのでしょうか。そこへ登頂する登山家はごくわずかです。実際に税関で面倒なことになったと聞いています。彼は普通の男性として入国しました。移民として入国することもできたでしょうが、そうすれば英国では不法滞在者となっていたでしょう。彼は完全に合法で、決して法律を破りません。税関では、職業欄に「教師」と書かれたパスポートを提出しました(彼は世界教師だからです)。

Q 「ハイアラキー(階層)」という言葉は多くの人々を不快にさせます。教会やナチス・ドイツのような権威主義的組織を連想させるからです。ハイアラキーではなく、単に「マスター(覚者方)」と呼ぶのはいかがでしょうか。

クレーム:それは覚者方のハイアラキー(階層)です。実際に階層です。それが肝心な点です。覚者方自身が、ある者は別の者とは異なるレベルにあることを認めています。第5イニシエーションを受けた者は覚者です。第6イニシエーションを受けた者はより高度な覚者、つまりチョハンです。マイトレーヤのように第7イニシエーションを受けた者は、「惑星のいのち」となります。

 私たちが覚者方を仰ぎ見るように、覚者方はマイトレーヤを仰ぎ見ています。それはハイアラキー(階層)です。通常の意味での権威とは全く関係ありません。霊的な権威や、より偉大な経験、個人に授けられるより深い認識に関わることです。だからこそマイトレーヤは、いかなる理由があっても、人間の自由意志を侵害することはありません。それは権威の乱用となるからです。決してそのようなことはしません。崇拝されることも望んでいません。たいていのグルは崇拝されることを望みます。信者を求めています。しかし、彼はそうではありません。彼はこう言われます。「わたしを崇拝してはならない。わたしに従ってはならない。わたしを追いかけてはならない。そうすれば、わたしを見失ってしまうだろう。もしわたしを崇拝するならば、あなたは自分を低めようとしている。しかし、あなたはわたしより下にはいない。あなたはわたしと同等である。わたしたちは共に神である」。そのように、自由意志が侵害されることは決してありません。

 私は、コミュニティーの中にいるマイトレーヤに最も近しい人々を知っています。彼らはあらゆる愚かなことをしていますが、彼は決して文句を言いません。自分の意志を彼らに押しつければ、「権威」になってしまうため、彼らがそうするのを許します。彼はそのように押しつけることは決してありません。マイトレーヤのようなアバターであることがいかに難しいことか、あなたはきっと驚くでしょう。

Q 誰でも過去に何度も転生を経験してきたのでしょうか。それとも、今生きている人の中でこれまで一度も転生したことがない人はたくさんいるのでしょうか。

クレーム:これまで一度も転生したことのない人はいない、という答えになります。動物王国から人間王国への転生の扉は、はるか昔に閉ざされました。この部屋にいる皆さんや、普段の生活で出会うであろうすべての人は、何千、何万回と転生を繰り返してきました。「私は八度目にして最後の転生を終えようとしています」と言う人は、大きなグラマーの下に生きており、次に戻ってきたときにはひどく驚くことになるでしょう。

Q 良いカルマというものは存在するのでしょうか。あなたは、カルマしかないか、あるいはカルマが全くないかのどちらかだと示唆されていますが。

クレーム:カルマの法則は、原因と結果の法則です。私たちのあらゆる思考、あらゆる行動が原因を始動させます。こうした原因から生まれるのが結果です。こうした結果が良くも悪くも私たちの人生を形づくります。ですから、私たちは常に自分自身の人生の条件をつくり出していることになります。何千回、何万回もの転生において、これを繰り返してきました。

 私たちは大きなカルマの結び目をつくり出してきました。それが磁力的に私たちを何度も何度も転生へと引き戻します。こうした大きなカルマの結び目を解きほどくまで、そのようにし続けます。これが本当のところです。カルマの結び目をほどく方法は、世界に奉仕することです。あなたの奉仕が、カルマといわば天秤にかけられ、奉仕活動、世界に奉仕するという意識的な行動がカルマを上回るまで、これは続いていきます。

 しかし、興味深いことに、人がカルマと言うとき、悪いカルマのことを言っています。しかし実際には、悪いカルマよりも良いカルマの方が多いのです。あらゆる見かけにもかかわらず、人々には悪いところよりも良いところの方が多いのです(私は「良い」「悪い」を、単に相対的で非現実的な意味で使っています)。良い行いは良いカルマを生み出し、悪い行いは否定的なカルマを生み出します。実際には、都合の良い(convenient karma)カルマと都合の悪い(inconvenient karma)カルマしか存在しません。

読者質問欄

世界中のあらゆる講演において、そして生涯のほぼ毎日、ベンジャミン・クレームは広大な範囲に及ぶ大量の質問を受けてきた。この大量の記録から、過去の年月にベンジャミン・クレームと彼の師である覚者によって提供された回答を掲載したい。

Q なぜ、あなたの師の名前を明かさないのですか。(1984/9)
A 今のところ、明かさないように彼に要請されたからです。その理由を二つだけ知っています。主な理由は、もし私が彼の名前を一般に明かせば、私が共に仕事をしているグループにも明かさなければなりません。そしておそらく彼らは注目を私の師に――テレパシーによって――しょっちゅう注ぐことになり、覚者の注目をそらすことになります。彼がそれを「ふさぐ」にせよ、それに応じるにせよ、覚者のエネルギーと時間の浪費を伴います。覚者方はこの両方とも注意深く守ります。(『マイトレーヤの使命 第Ⅰ巻』)

Q アリス・ベイリーは明瞭なチャンネルだったのですか。彼女は全然誤りがなかったということが言えますか。(1984/9)
A いいえ、また彼女自身も全然誤りがないと主張しないだろうと思います。覚者方でさえも全然誤りを犯さないと主張されません。しかし、もし覚者(ジュワル・クール)が30年間もアリス・ベイリーを通して仕事を続けられたのならば、仲介者としての彼女の正確さに十分に満足しておられたのだろうと思います。
(『マイトレーヤの使命 第Ⅰ巻』)

Q 私たちは自分で覚者方に接触することはできますか。
A いいえ、覚者に接触することはできません。何らかの理由があれば覚者があなたに接触します。まず最初に、メンタル偏極というものを達成しなければなりません。あなたの意識の偏極は高位のメンタル界になければなりません。なぜなら彼らは魂のレベルで働くからです。しかし、もしあなたが世界への奉仕に適合し、十分に客観的になり、オープンで利他的な方法で働く用意があれば、彼らはあなたに接触するかもしれません。
 接触を受けた人々は時の初めから存在します。すべての偉大な芸術家、思想家、詩人、作家、音楽家、偉大な政治家、科学の発見者たち、彼らは皆、覚者方の弟子です。彼らは覚者方の監督の下で働き、私が行っているように、内的に、主観的に魂のレベルで与えられたものに反応しています。このようにして、彼らは覚者方の仕事をこの世で実行してきました。このようにして、私たちの文明と文化は長年発展してきました。
(シェア・インターナショナル誌2023年1月号)

Q 私は何年間も、内界で覚者とか大師に接触しようと試みていますが、成功しません。これには理由があるのですか。(1984/10)
A 覚者と接触したいという単なる願望で覚者との接触ができるということではありません。志向者や弟子は、彼が覚者の仕事に役立つことができることを、才能と客観性と奉仕への願いによって示さなければなりません。「生徒の準備が整った時、師匠は来られる」という、いにしえの諺があります。
 情緒(アストラル)界における「ガイド」や「指導霊」と接触するのには、もちろん、霊媒的能力以外に特別な才能はいりません。しかし情緒(アストラル)界とのそのような接触は避けるべきであると私は思います。(『マイトレーヤの使命 第Ⅰ巻』)

Q 「スピリット・ガイド」は実在するのでしょうか。私たちの魂のことでしょうか。
A 確かに、七つのアストラル界層や低位メンタル界層のさまざまなレベルで活動する、肉体を持たない非常に多くの存在(エンティティー)がいます。彼らは物質界の霊媒や敏感な者たちを通して「導き(ガイダンス)」を与えています。この導きは、ごくありふれた些細なことから、高い志向を持つ、高揚感を与えるような教えまでさまざまです。彼らは、四つのメンタル界層のうちで最も高いレベルであるコーザル界層に存在する、私たちの魂ではありません。覚者方は、このレベルで弟子たちとコミュニケーションを取ります。
(シェア・インターナショナル誌1984年10月号)

「イリュージョン」というテーマに関する
ベンジャミン・クレームの基調講話(2003年)からの抜粋

ジュワル・クール覚者によると、「イリュージョン(錯覚)は主にメンタル的な特質であり、感情的な者よりも、より知的な者のマインドの姿勢の特徴である。彼らは通常理解されているグラマーのレベルを脱した。彼らの過ちや間違った解釈は、概念(アイデア)あや想念についての誤解である」。
 「今日イリュージョンは非常に強力であり、マインドがいくらかでも発達している数少ない人間は、しかしながらこれらの膨大な錯覚的な想念によってコントロールされている。それらの想念は、低位のパーソナリティーの生活と一般大衆の欲望的特性に根差しており、そこからいのちを引き出す」

[ベンジャミン・クレーム:]私たちはイリュージョンに取り囲まれた世界に住んでいます。世界のすべての国がそれぞれイリュージョンを持ちます。ロシアやアメリカのような大きい国ならば、国民は通常途方もないイリュージョンを持っています。彼らは支配し拡大することを求めます。大きければ大きいほど、より大きくなることを求めます。奇妙なことです。ロシアやアメリカのようなサイズの国は、あまりにも大きいので、大きくあることに疲れてしまうのではないかと思います。扱いにくく、調整が効かないように感じるだろうと思いますが、しかし彼らはもっと大きくなりたいのです。

 アメリカ合衆国と呼ばれるこの広大な土地、東西に3,000マイル(4,800キロ)、南北に2,000マイル(3,200キロ)という大きさに十分に満足できると思うのですが、そうではありません。テキサス州とニューメキシコ州、そしてカリフォルニア州の半分はどこから来たのですか。アメリカはメキシコから奪ったのです。それはすべてメキシコの領土だったのです。最大で最高になりたい、強大になりたい、優越感という想念をつくるためのこの欲望が、アメリカ合衆国の国民の大きなイリュージョンです。今日、共和党政権の下でアメリカの支配する世界的な政治経済制度をつくろうとしているようです。

 ジュワル・クール覚者はまた、すべての弟子はまず真っ先に勇気を持たなければならないと言われます。私たちが勇気を持つまで世界は決してイリュージョンを取り除くことはないでしょう。真の弟子の義務の一つは、世界に存在する権威に対して、それが科学、宗教、政治あるいはいかなるレベルのことであろうとも、自分たちが反対だと思うこと、それらについてより明確に見通せることについては、公に声を上げることである、とジュワル・クール覚者は言います。

 もし彼らが間違っていると思うならば、弟子にとってそれを指摘することは義務であります。もし弟子たちがただごまかして、そのテーマについて見解を持たず、それ以上に良い、より明確な、より真実なものを提示できないのならば、それは名ばかりの弟子であります。真の弟子とは恐怖心を知らない弟子です。それがすべての弟子たちにとって第一に重要なことです。

 ジュワル・クール覚者によれば、グラマー(幻惑)を克服する唯一の方法はメンタル体を通してであり、メンタル体を通して魂によってグラマーが明らかにされます。「グラマーやイリュージョンが存在することを認知することだけでも進歩である。人類の大多数はそれらの存在にすら気づかない」と彼は述べています。ほとんどの人と、ただ話をするだけでこれが本当だということが分かるでしょう。ほとんどの人は、自分がグラマーとイリュージョンの中に生きていることに全く気づいていません。

「今日多くの善良な人間がこれを見ない。彼らは自分たちのグラマーを神聖視する」。神聖視するのですよ。それは素晴らしいものだと思っているのです。「そして彼らはイリュージョンを自分たちが勝ち得た素晴らしい所有物と見なす」
(『グラマー ──世界の問題』より)

 人々は政党や組織に加わります。あるいは組織されていないグループに加わり、自分たちを権力ある地位に置いて、それを組織に変えてしまいます。それが彼らに自分が強力だとか重要だというイリュージョンを与えます。コントロールするための隠れた方法です。それがすべての社会を支配する主要なイリュージョンです。
 すべての政党が、すべてのいわゆる霊的精神的なグループが、至るところのあらゆるグループが、自分たちがコントロールできるような状況に引き付けられます。グループ全体としてはそうではないかもしれませんが、グループの中の個人がそうなのです。そのコントロールが彼らにパワー(権力)の感覚を与えます。彼らが欲しいのはパワーであり、政治的、精神的、宗教的性質の奉仕を提供していると思っているのですが、そうではありません。意識しようがしまいが、彼らはパワーを追いかけます。それが大きなグラマーであり、巨大なイリュージョンです。

 宗教、政治、社会、科学、あるいはアカデミックな世界であろうと、自分の特定のグループの中で地位を獲得しようとし、そしてそれを保持しようとして闘いながら、彼らは何年もの月日を浪費するかもしれません。考え得る限りのあらゆる制度や集団が、今日絶えずつきまとうこの問題を抱えています。

 ジュワル・クール覚者は言われます。「イリュージョンとは、限られた理解と唯物的知識が真理を解釈し、それを想念の曇りの背後に覆い隠す様式である。それらの想念は、それが覆う真理よりもずっとリアル(本当のよう)になり、その結果、人間のリアリティ(実相)をコントロールする」

 世界には多くの問題があります。しかし意識について問題なのは、まさに教育があればあるほど、専門分野でより進んでいればいるほど、その人はより深くイリュージョンの中にはまり込んでいる傾向があるということです。なぜならそのような知識や学問が、コントロールしたいという欲望に対する場を提供するからです。宗教であれ、政治であれ、アカデミックであれ、それらの組織制度が、人に、より一層の権力とコントロールを発揮できる地位に向かって、より高く昇進していく構造を提供します。

 彼らは職業において出世して、その制度の中で権力の地位に就き、物事や金や人間をコントロールする才能に長けていきます。これがペンタゴン(国防総省)から世界の株式取引所まですべてを取り囲む主要なグラマーです。これが同じグラマーであり、同じイリュージョンなのが意味深いです。お金を儲けることが幸せをつくり、もっと儲ければより大きな幸せをつくるという考えは想念です。もしあなたがどうしようもない環境にあり、食べたり、着たり、子供たちを教育することもおぼつかない状況にあるときには、もちろんもっとお金を得ることで、そのストレスは緩和されるでしょう。しかし百万長者になる必要があるという考え、そして百万長者になれば、今度は億万長者になる必要があり、そうなる方法は株式市場に投資することだという考えはイリュージョンです。……

 これらの想念が私たちの人生をいっぱいにし、曇らせています。それは一時の空想ではありません。私がイリュージョンについて語ったことすべてがいま起こっていることであり、大多数の人の人生のほとんどの時間を構成しています。
さらに、おそらくこれはもっと悲惨だと思いますが、「この形のイリュージョンは、弟子たち、そして最初の2段階のイニシエーションを受けた者たちの間にますます広がりつつある。……彼らが達成したことの重要性が彼らの上に浴びせられ、そして彼らの責任と知識についての感覚が増大する。彼らはそれらを過剰評価し、自分の使命および自分自身を人の子たちの間でユニークなものと見なし、認知を求める内的主観的な要求が入り込み、そうでなかったならば実りある奉仕であったものを台無しにする。パーソナリティー(肉体人間)を強調するものはどんなことであれ、魂が低位人間を通して注ぎ込もうとする純粋な光をいとも簡単に歪めることができる。パーソナリティーが請け負った使命や任務に注目を引こうとするいかなる努力もその使命から注意を逸らすことになり、任務を遂行する障害となる。そしてその弟子は彼を通して愛が注ぎ入り、光が輝くことのできる純粋な回路以外の何ものでもなくなるときまで、その任務の成就は延期される。(愛と光が)彼を通して注ぎ入り、そして輝き出るということは自然に起こらなければならず、自己についての言及は一切含まれない」。
(『グラマー ──世界の問題』より)

 私は、特定の個人によって導かれ、1年か2年くらい世に名を馳せたグループのことをしばしば耳にします。アメリカではよくそれを見かけました。1980年以降、私がアメリカに来るたびに、大きなグループを率いた有名な“グル”とか教師について聞かされ、たまに彼らに会ったこともあります。彼らは田舎や山などの美しい、素晴らしい所に別荘を贈られて、そこに住んでいるかもしれません。……6カ月か1年くらい経つと、もうそのグループについて何も耳にしないか、あるいは彼らには何か問題があり、例えば40万ドルも無駄使いして、後援者が建物を取り上げたとかという噂を聞かされます。怪しげなビジネスは、特にお金に関わるものはいつも存在します。……

 おそらくグループを始めた人は奉仕の感覚を持っていたか、あるいは何らかの“体験”があったのかもしれません。アストラル的な感受性を持っていて、おそらくアストラル界の第5か第6レベルの霊存在と接触があって、そのレベルでの極めて素敵なはっきりとした思考やアイディアを受け取っていたかもしれません。そうするとそのレベルに反応できるタイプの人々が引き付けられるでしょう。しかしそれはもっと明瞭さを求め、外的な現実の世界にもっと関連のあることを要求するような人々ではないでしょう。ですからそのグループはひとりでにつぶれてしまい、それについてもはや何の噂も聞くことはなくなります。それが繰り返し繰り返し起こります。……

 もっと劇的なものになると、全員が自殺した、毒を飲んだ、お互いに撃ち合ったとかいうニュースを聞きます。あらゆる恐ろしい物語が異様な“霊的”グループの歴史を飾っています。しかしその“霊的”なるものの99パーセントが、巨大なイリュージョンに基づいているのです――創始者とそして創始者に従って、火の中、山の中、死だろうと、どこへでもついて行った人々のイリュージョンです。
(『生きる術』)

[ジュワル・クール覚者の引用句はすべて、アート・ユリアーンス編纂『ポンダー・オン・ジス(Ponder On This)』の「イリュージョン(錯覚)」の部分より抜粋した]

読者質問欄

世界中のあらゆる講演において、そして生涯のほぼ毎日、ベンジャミン・クレームは広大な範囲に及ぶ大量の質問を受けてきた。この大量の記録から、過去の年月にベンジャミン・クレームと彼の師である覚者によって提供された回答を掲載したい。

代弁者──その働き、覚者との関係、相対的な有用性と信頼性

以下の「代弁者」についての質問は、2013年と2014年にベンジャミン・クレームが答えたものであるが、当時は掲載されなかった。質問者は「代弁者」の特定の体験について述べているが、その人物はベンジャミン・クレームの師によってイエス覚者の代弁者であることが確認されていた。

Q:「代弁者」とは何ですか。その背後にはどんな過程があるのですか。
A:誰かの代わりに話す者です。もし覚者が誰かに何かを知ってほしいとか何かを言いたいと思ったとき、可能ならば自己創造による肉体、マヤヴィルーパによって直接話をされます。そのような形でエネルギーを使うことを望まないときは、ある段階の弟子に頼み──必ずしも彼に密接な者とは限りません──その人物に彼に代わって話をしてもらいます。覚者は情報を出す多くの方法を使われ、後になって正確にどの方法が用いられたのかを言うのはしばしば非常に困難です。

Q:「代弁者」は常に「代弁者」であるとは限らないと私は考えています。つまり、あるときには「代弁者」であり、あるときにはアリス・ベイリーやあなたの本を学ぶその人自身であると。それは正しいですか。
A:そういうこともあり得ます。それはどの種類の「代弁者」が使われるかによります。覚者により近い場合もあれば遠い場合もあります。私が知っているある場合には、覚者は訪れるグループにとてもよく知られた人を使って、その人自身が話すのですが、時々、直接的あるいは間接的に、ある情報について知らせるように頼まれます。このような弟子の中には秘教の教えにとても詳しい人もいるかもしれませんし、比較的初心者の段階でこの代弁者の役割を初めて演じる人々もいるかもしれません。

Q:なぜイエス覚者は代弁者を使うのですか。なぜ彼自身が来ないのですか。
A:彼の時間とエネルギーの節約のためです。平均的なグループ・ワーカーにとって重要な問題のすべてが覚者のエネルギーの多くの消費に値するとは限りません。期待しすぎないようにしなさい!

Q:「代弁者」はかなり進歩した人ですか。それともあらゆる人が「代弁者」になり得ますか。
A:代弁者は覚者によって選ばれます。

Q:「代弁者」は覚者とテレパシー的な接触を持っていますか。
A:そうである場合もありますが、常にではありません。

Q:「訪問者」は、イエス覚者が彼を通して語っていることに気づいていますか。
A:あなたが考える事例においては、彼は気づいていました。

Q:なぜイエス覚者はある時にはご自身で来られ、ある時には弟子が、またある時には「代弁者」が来るのですか。
A:彼がそれを選びます。

Q:何年か前、パトリシア・ピッチョンがマイトレーヤの「代弁者」と話をしました。これらの「代弁者」を比べていただけますか。
A:それは非常に異なっています。「側近」と呼ばれたロンドンの人物は、マイトレーヤが知らせたいと思ったことを伝えるために使われました。彼は「代弁者」であると共にマイトレーヤの近しい側近でした。

読者質問欄

世界中のあらゆる講演において、そして生涯のほぼ毎日、ベンジャミン・クレームは広大な範囲に及ぶ大量の質問を受けてきた。この大量の記録から、過去の年月にベンジャミン・クレームと彼の師である覚者によって提供された回答を掲載したい。

「スティーブ・シモンズ・ショー」、KPBC、テキサス州ダラス、1990年8月28日

Q:聖母像のようなたくさんのイメージがあります。それらは本物ですか。
A:イエスの母、マリアであった覚者が創造したとされる思考形態は2種類あります。もし、一人だけにしか見られておらず、その人が破壊や破局などの報告をしている場合、それは覚者による本物の創造物ではなく、その個人、おそらくは非常にヒステリックな若者の情緒体から、宗教的な熱狂から生まれた、情緒的つまりアストラル的な創造物と言えるでしょう。
 メジュゴリエのイメージのような、大勢の人によって見られ、数人が真正と認めるような本物は、その覚者の創造物です。そうしたものは、神と人類との間には常に継続的なつながりがあることを人類に示すために創造されます。神は御自身の創造物を決して見失うことなく、その創造物を御自身の直接的で純粋な反映へと導こうとされます。ですから、これは希望を与えるものです。人々をカトリック教やキリスト教に改宗させるためではありません。ある種の希望の象徴を与えるためであり、それについて知る者にとっては、キリストが今、この世に戻って来られたという徴の一つです。

Q:聖書を信じるクリスチャンとして、イエスが「雲に乗って」戻って来るという説をどう受け止めますか。
A:それは象徴的な表現だと思います。現代では、誰もが雲に乗ってどこへでも移動しています。アメリカに行くたびに、私は雲に乗って行きます。私にとってそれはもはや何の意味もありません。雲に乗るには飛行機に乗ればいいからです。まさにそのようにして、彼[マイトレーヤ]はロンドンにやって来ました。彼は1977年7月8日に山岳拠点から降りて来て、パキスタンの平野で数日間を過ごして順応し、その後、7月19日に飛行機でカラチからロンドンにお入りになりました。そのようにして、もし成就する必要があるとしたら、その予言は成就しました。
 また、私は実際に、人々が撮影した写真を見たことがあります。主に飛行機から撮影されたもので、通り過ぎる際に、美しい日没やおもしろい雲の形を撮影したものです。それ以上は何も見ていません。こうした写真がそれぞれ現像されると、長い白いローブをまとったキリストが両手を広げて立ち、言ってみれば「雲に乗って」やって来ようとしている姿がはっきりと写り込んでいます。世界中のさまざまな場所でさまざまな人が撮影したこうした写真を10枚持っています。

Q:やがて究極的には、この世界のあらゆる絶望やあらゆる問題が消え去り、何らかの形でついに平和が訪れると信じていますか。
A:私はそのことを強く信じています。もしキリストがこの世にいることを知らなければ、私は大半の人々と同じように悲観的になっていたと思います。しかし、私自身の直接の経験から、そしてロンドンや世界中で彼を知っている人々、または彼が現れた人々の経験から得た知識によって、未来への確かな希望が湧いてきます。

Q:私たちには十戒があり、私たちはそれに従っています。もう一つ申し上げたいのは、聖書には偽預言者が現れるだろうと書かれているということです。偽預言者が私たちに伝えようとしていることは要するに、聖書を単なる一冊の本と呼ぶということです。それは神を嘘つきと呼ぶようなものです。偽預言者の言う主マイトレーヤが虹(希望)をもたらしたかどうか尋ねたいものです。
A:十戒は、怒りや復讐の神であるヤハウェの性質を表現したユダヤ教の教えです。すべてが否定的な「してはならない、してはならない」というものでした。キリストはイエスを通じて、一つの単純な真理を教えました。その真理を守れば、他のすべてが自然と守られることになります。それは、「互いに愛し合いなさい」というものです。それは、彼が今日語っていることです。

Q:もし人々がそうした十戒を守れば、この古い世界は今よりずっと良くなるでしょう。疑いありません。マイトレーヤがキリストであることは、経験に基づいているのでしょうか。
A:私たちは、キリストとは何かを理解する必要があると思います。キリストは、実際には人の名前ではありません。キリストという言葉は、ギリシャ語の「クリストス」から来ています。「クリストス」は、ユダヤ語の「メシヤ」の翻訳で、「油を注がれた者」を意味します。キリスト教徒は、キリストを神の唯一の子とみなしています。彼が神の「息子」の側面、つまり子なる神、またはキリストの様相、神の愛の様相を体現しているという意味では、私はその解釈を受け入れます。しかし、それは神の心(ハート)から流れ出るエネルギーであり、すべての覚者方の師である、主マイトレーヤという偉大な存在によって体現されています。彼は非常に進化し、純粋な存在であるため、その神聖で宇宙的な様相を実際に体現することができます。したがって、彼は神の唯一の子でありながら、キリスト原理を体現しています。この原理が私たちの中で目覚め、活発になると、キリストの本質へと至ることができます。それは進化のエネルギーです。

Q:キリストはマイトレーヤを使っている、とあなたが言っているように聞こえますが、それは経験や異なった状況だけに基づいているのでしょうか。
聖書の「テサロニケの信徒への手紙二」第2章9節から引用します。「不法の者は、サタンの働きによって現れ、あらゆる偽りの奇跡としるしと不思議な業とを行う」とあります。もしあなたが、キリストはマイトレーヤを使っていると言いたいのであれば、経験だけに基づいているのでしょうか。
A:他の何が、経験以外のものに基づいているでしょうか。何かについての経験がなければ、それについて何を信じていようと全く意味がありません。それは真実にはなりません。何かを真実にできるのは、それがあなたの経験の一部である場合だけです。そして、どんな教師も、どんなに質が高く、歴史上いかなる質や地位を持つ教師も、自分の経験の一部ではないことを信じるよう生徒に強制することは決してありません。

読者質問欄

「多様性の中の和合」は、2006年に開催されたアメリカとヨーロッパの伝導瞑想研修会におけるベンジャミン・クレームの基調講演のテーマであった。この講演の内容は、シェア・インターナショナル誌2007年1月号に掲載された。以下の質疑応答は同年3月号に掲載された。現代の読者にもなじみ深い話題が取り上げられている。 ベンジャミン・クレームの回答では、なぜ私たちが持続的な解決策を見つけるのに苦労しているのかが説明されている。

Q 一つの経済政治システムの下に一体化されるという意味ですか。 
A 米国のやり方で世界を一体化させることもできるでしょう。競争に基づいた市場フォースと提携して、米国型の経済システムに従うこともできるでしょう。それは少数の人々には有利ですが、大多数の人々には不利なものであるため、分裂や不安をつくり、やがては今日のようなテロや戦争を生みます。 米国型の帝国、パックス・アメリカーナという意味で世界を一つにしようと試みることができるとあなた方は考えるかもしれません。そうなれば、すべての人が米国型の民主主義の理念を持つことになるでしょう。そして、戦争へと突き進まないにしても、世界は貪欲に競争し続けるでしょう。しかし、これは幻想です。 決して実現することはないでしょう。
 そのようなわけで、今日、戦争やテロが起こっているのです。 米国の考え方は過去のものだからです。世界は米国の経済支配によって、 未来において本質的に持続不可能である統治形態や関係へと追いやられてきました。そうした支配が伴う競争は善意をもたらしません。なぜなら競争は過去にだけ関係し、未来に与えるものを何も持たないからです。
 善意こそ明らかに私たちが必要とするものですが、競争は善意をもたらしません。 競争は正反対のものです。 競争はあなたが想像するものを増殖させ、市場をめぐって争い、競争者たちと敵対しながら自分に有利に商談を進めようとします。そのようなやり方は対決につながり、やがては戦争に、ますます多くの戦争につながります。 それは過去のやり方です。
 それは本当に競争か協力かの選択です。協力は未来のやり方であり、人類に役立つ唯一のやり方です。

Q 各国政府が現在、とても無力なように 思えるのはなぜですか。
A 各国政府は過去の観点からのやり方しか知らず、それはもはや通用しません。そのようなわけで地球上には今日、実際に統治することができる政府がないのです。 政府は全力を尽くしますが、すべて失敗します。 なぜなら根本的に、政府は時代遅れの手段を使っているからです。 たった一つの方法 政府にとって考えつく最後のことが、 すべての政府が陥ってしまった現在の行き詰まりを打開するでしょう。 それは分かち合いのシステムを開始することです。
 各国政府がそれを行うや否や、信頼を創造することになり、他のすべての問題に協力的に取り組むことができるようになるでしょう。そうした問題は協力的に解決されなければなりません。 解決策を求めていない国に解決策を押し付けることはできません。 それは、分かち合いによって 生み出された信頼がそこにあり、その信頼によっ て変化が起こることが可能になるときに、 協力に よってのみ起こり得るでしょう。その後、信頼によって生まれた善意が、今日では解決することが不可能に思える問題の解決を可能にするでしょう。

読者質問欄

世界中のあらゆる講演において、そして生涯のほぼ毎日、ベンジャミン・クレームは広大な範囲に及ぶ大量の質問を受けてきた。この大量の記録から、過去の年月にベンジャミン・クレームと彼の師である覚者によって提供された回答を掲載したい。

ベンジャミン・クレームが
フランシスコ教皇とその役割についての質問に答える

Q:フランシスコ教皇は、ほぼすべての言動において啓発されているように見えます。彼についてどう思われますか。
A:聡明であり、素晴らしく啓発されています。正直に役割を果たしています。

Q:教皇はこの特別なときに、マイトレーヤの出現について人々を準備し活気づけるために「配置された」のですか。
A:はい。まさにそうです。

(シェア・インターナショナル誌2015年9月号)

Q:(1)イエス覚者は現在のカトリック教会の枢機卿ですか。(2)イエス覚者(ご自身を教皇とは呼ばれないでしょうが)は、全人類と宗教を統合するためにフランシスコ教皇と共に働いておられるでしょうか。
A:(1)いいえ。(2)イエス覚者は世界的な規模で働いておられます。その中には教皇や他の宗教指導者が含まれます。

(シェア・インターナショナル誌2015年11月号)

Q:教皇とダライ・ラマは、正義と平和を求めています。宇宙の兄弟たちは、明らかに彼らの存在を知らせています。光の勢力の集合の一部として、フランシスコ教皇、ダライ・ラマ、そして宇宙の兄弟たちを含む明確な協調計画が存在すると言ってよいですか。
A:はい、全くそのとおりです。

(シェア・インターナショナル誌2015年12月号)

読者質問欄

世界中のあらゆる講演において、そして生涯のほぼ毎日、ベンジャミン・クレームは広大な範囲に及ぶ大量の質問を受けてきた。この大量の記録から、過去の年月にベンジャミン・クレームと彼の師である覚者によって提供された回答を掲載したい。

「ビヨンド・リーズン」、バート・エバンズ・プロダクションズ(1240 TVAラジオ)、1996年7月25日──第一部

Q:インタビュアー:声が聞こえ、姿は見えないけれども、それが正当な指示であることを知り、自分が正気を失っていないことを認識するのはどのような感じですか。
ベンジャミン・クレーム:覚者方とのコンタクトを主張する人は多くいますが、私はその人たちと2分ほど話すだけで、それが真実でないことに気づきます。しかし、実際に覚者からコンタクトを受けたのなら、絶対に疑いようがありません。私はとても懐疑的な人間です。画家であり、自分の天職を深く愛しています。これほど好きなことはないのに、この仕事をするために、自分の画業の進展に当てることができたはずの多くの時間を放棄してきました。そうしてきたのは、これが本物だと完全に確信したからに他なりません。
 私は師である覚者に、ただ単に声だけではなく、ご自身の存在の事実を百通りの異なった方法で証明してもらいました。そうした声は、意義深いものである必要があります。多くの人が声を聞きます。こうした声の一部は非常に奇妙で、恐ろしいことをするように言うかもしれません。しかし、覚者が相手であれば、愛や信頼、知性、マインドの相互作用といった関係を築くことになり、やがては徐々に、自分が真実を扱っているということを完全に受容する状態にまで発展していきます。それから、人生で起こることがそれを証明してくれます。そのような覚者は、治療も行ってくださいます。治癒を求めて、人々が世界中から私のところにやって来ます。覚者方の仲介により、数々の驚くべき治癒が起こりました。実際、全世界で奇跡も起こりました。血の涙を流す聖母像、ユーゴスラビアのメジュゴリエで子供たちに現れた聖母のビジョン、驚異的な癒しの力を持つ世界中の泉など、こうしたものはすべて、覚者方がなさっていることです。

Q:このような世界中のあらゆる宗教が自分たちの救世主の再来を待ち望んできたというのに、私たちは皆、同じことについて話しているのかもしれないということに、なぜ誰も気づかないのでしょうか。なぜ私たちは、宗教をめぐってこれほど多くの戦争や相違を抱えてきたのでしょうか。
クレーム:人間の愚かな教条主義(ドグマティズム)のせいです。それは非現実的な理想主義と結びついた教条主義です。そうした理想主義のために、あらゆる宗教団体が自分たちの啓示は唯一無二のものだと考えてしまいます。それは一種の愚かさであり、分離意識の結果です。魂としては、分離はありません。魂の界層では、唯一の偉大なる超魂(オーバーソウル)しかありません。私たちは皆、それの個別化した単位です。物質界では、私たちは分離しているように見えます。それぞれの宗教の啓示は、長い時間をかけて異なった集団に与えられてきたので、必然的にそれぞれの集団が、自分たちのものこそ唯一無二のものだと考えました。
 最も爆発しやすいのは、キリスト教ではないかと思います。ご存じのとおり、キリスト教は最も新しい宗教の一つです。イスラム教と同じくらい爆発しやすいと思います。この二つはおそらく、他のどの二つの宗教よりも関連し合っています。一つは、マイトレーヤによってイエスを通して与えられたものです。もう一つは、イエスによってムハンマドを通して与えられたものです。これが、イスラム教とキリスト教の並外れた関係です。
 しかし、それぞれの宗教は、人類が己自身と、神と呼ばれる超現実について持っているビジョンを拡張するものであり、分離がないことを示すために人類に与えられています。私たちはいつの日か、神、自然、人類と呼ばれるものが、一つの同じものであることを認識するでしょう。宇宙全体に分離はありません。すべての原子は他のすべての原子と関連しています。

読者質問欄

世界中のあらゆる講演において、そして生涯のほぼ毎日、ベンジャミン・クレームは広大な範囲に及ぶ大量の質問を受けてきた。この大量の記録から、過去の年月にベンジャミン・クレームと彼の師である覚者によって提供された回答を掲載したい。

「シーイング・ビヨンド(Seeing Beyond)」のインタビューからの抜粋
「インターネット・ラジオ・サンタクルーズ」、カリフォルニア州、1992年11月 第二部

第一部は、和合と多様性に関するボニー・パイパー氏からの質問で終わった。ベンジャミン・クレームは、多様性の中の和合が進化の大計画にとって本質的なものであると述べ、多様性(「いのちの本質」)を次のようにたとえた。「多面的な宝石や、さまざまな織り合わさった糸でできた豪華なカーペットやタペストリーのようなものです。そうした糸はすべてそれ自体が素晴らしく、本来の独自性を表現しているとき、一緒になって完全な調和を生み出します」

ボニー・パイパー:別のたとえで言えば、さまざまな味を楽しめる素晴らしいグルメ料理でしょうか。
ベンジャミン・クレーム:そうですね、たくさんの料理をただ並べただけでなく、一つの食事になるように組み合わされたものであれば。

パイパー:なるほど。今おっしゃったことを念頭に置きながら、国連の役割の変化について感じておられることを少しお聞かせください。
クレーム:主(ロード)マイトレーヤによれば、国連はますます力を増していくでしょう。国連は未来の時代において最も強力な声になるでしょう。現在、世界の問題に関して非常に強力な立場を取り始めており、必要であれば、各国の内政に干渉することさえあります。

パイパー:今おっしゃった国連に関する話を聞いて、多くの人がさまざまな不安を抱くかもしれません。ワンワールド主義者、共産主義者、左翼がかった人など、あなたの言われる国連の大きな力でそうしたことを実現させたいと願う人々が、何かを失うのではないか、危険な状況なのではないかという、途方もない不安を抱くのではないでしょうか。
クレーム:いいえ、そのようなことはありません。国連は世界で最も強力な勢力になるでしょう。代理機関になるでしょう。それが大事なところです。政府になるのではなく、あらゆる国際問題を解決する代理機関になるでしょう。

パイパー:つまり、国連は何らかの形で私たちに力を与えてくれるということですか。
クレーム:国連は各国に力を与え、各国は独自に行動できるようになるでしょう。現在、小国は大国に支配される可能性があります。将来はそうはいきません。国連は、世界中の自由と正義を守るために、新たな世界秩序の番犬とならなければなりません。地域紛争を鎮め、一部の集団の不正を防ぐために必要とされる武力の提供にすべての国が同意するでしょう。