2024年10月号目次

覚者より ベンジャミン・クレーム筆記
新しい状況の到来/新しいもののしるし /新しいもの (事) の殺到

編集部より
親愛なるアメリカへ

視点
新たな多極化時代に平和を達成する
ジェフリー・D・サックス

気候市民会議
エミリオ・ゴドイ

原因と結果の法則 ―選集
The Law of Cause and Effect - a compilation

時代の徴
世界中の奇跡

S.O.P. - われわれの惑星を救え!
核融合発電の輝かしい可能性

通貨制度を利用して気候変動を解決する-第三部
IMFの投票権と権力の分配
セバスチャン・グラーフ、 ラーズ・グラーフ

ラビ・マイケル・ラーナー (1943-2024) を偲んで
モンテ・リーチ

道徳的野心のための学校
エレン・バーナーズ

金銭
アート・ユリアーンス

聖シャルベルの癒しの奇跡

英国の路上での大きな嘘とたくさんの愛

編集長への手紙
真っ直ぐに通じる言葉 他

読者質問欄
回答 ベンジャミン・クレーム

新しい状況の到来

──覚者より
ベンジャミン・クレーム筆記
2015年2月8日

 今まさに間近に起こる出来事は多くの人々を当惑させるだろう──政治、経済、社会に現れる変化のスピードはあまりにも速く、しかもそれは非常に頻繁に起こるだろう。
 多くの者にとって、彼らの主な反応は不安と困惑であろう。それらの変化の性質とその規模の大きさに当惑し、怯えながら、それを変容する社会の徴として見るだろう。他の者たちは新しい顕現を恐れ、憤るだろう。あらゆるところで人々は、自分たちが取るべき正しい方向に確信がなく、用心深く行動するだろう。
 しかしながら、人々がそのように行動するのもあまり長くないだろう。彼らは、自分たちがまことに変化しつつある世界に住んでいることに気づき、彼らの信念や価値観に対するより大きなチャレンジに悩まされるだろう。
 かくして、人は古いものから新しいものを確立し始め、この時代のチャレンジに応えるために彼らの能力をますます発揮し始めるだろう。

(シェア・インターナショナル誌2015年3月号)

新しいもののしるし

──覚者より
ベンジャミン・クレーム筆記

 間もなく、人々が探し求めるしるしが顕れつつあることが明確になるだろう。ある人々にとっては、それらのしるしは必然のように思え、歓迎するだろう。他の人々にとっては、それらは彼らが大事に思うすべての消失のように思えるだろう。実は、それらは新しいものを意味するのであり、現在起こっている深い変化の外的な現れにすぎない。時が経てば、現在、急速に過ぎ去りつつある古い世界において、多くが間違っていたのであり、人間の本質と業績のより良い表現のために犠牲にされなければならなかったということに、ほとんどの人々が同意するだろう。
 であるから、間もなく、これらのしるしによって先触れされた変化は、われわれが新しい、誰もが誇りに思える制度が登場しつつあることを、鋭い観察力を持つ人々に気づかせるだろう。

(シェア・インターナショナル誌2015年5月号)

新しいもの(事)の殺到

──覚者より
ベンジャミン・クレーム筆記

 ある人々にとっては、来たる何カ月かは、彼らがそれまでに経験してきた中で、最も困難な時期であるように感じ、とても対応し得ないように感じる力(フォース)からの一時的な猶予を求めて、ほんのかすかな望みをも探し求めようとするだろう。
 同時に、他の人々にとっては、彼らの独創性や創造性についてのより高まった感覚があるだろう、それがいかに非現実的なものであっても。この出来事についての“読み”が何であろうと、すべてが速やかに「新しい時代」に、そして宝瓶宮(アクエリアス)の(エネルギーの)影響の中に進んでいる。これの影響は実に強力だろう。
 では、人はどのように反応すべきか? これを「新しい時代」に向かうさらなるステップと知りなさい。そうすることで、「偉大なる主」の出現を待ちなさい。心(ハートとマインド)の扉を開きなさい、そして新しいもの(事)の殺到に備えなさい。

(シェア・インターナショナル誌2015年7・8月号)

親愛なるアメリカへ

親愛なるアメリカへ
 私たちがあなたに手紙を書いているのは、あなたには世界の未来を確実にするか、あるいはあらゆる国籍を持つあなたの惑星の兄弟姉妹である私たち全員を、想像を絶する悲劇に陥れるかを決める力があるからです。あなたが投票に行くまで、もうあまり時間は残っていません。この11月に投票に行くとき、この時期は非常に重要なので、あなたは「歴史のコースを変える機会を得るだろう」と、ベンジャミン・クレームの師である覚者は「アメリカの選択」という記事の中で書いています。民主的権利を行使するという単純な行為により、「近未来の様式と機構が大きくかかっている」決定を下すことになるのはあなたの運命なのです。
自分がそれほど重要で強力な存在であることに気づいていたでしょうか。おそらくあなたは、軍隊や武器、戦争への意欲があるからこそ強力であると思っているでしょう。まさにそこが、あなたの最も弱いところです。軍産複合体、億万長者、特別利益団体が、あなたにタカ派で軍国主義的な条件付けをして、若者を犠牲にすることを厭わなくさせているのです。誰が得をすると思いますか。亡くなった英雄たちではないことは確かです。

 あなたが世界で重要な役割を果たしているのは、それぞれの国が独自の神聖な運命を持っているのと同じように、あなたには真の英雄となり、文字どおり私たち全員を救うという素晴らしい機会が与えられているからです。
 2004年、ベンジャミン・クレームの師は、あなたの対応の重大さと潜在的な偉大さを強調しながら、あなたにこう訴えました。
  「アメリカ合衆国の市民には重大な決定を下す時が迫っている。今年の11月の彼らの決定に何百万の、アメリカ一国ではなくその他の多くの国々の未来の幸福がかかっている。この決定は難しいことではないと、その選択は平和と正しい関係を大切にする者すべてにとって必ずや明白なことだと思えた」
 それから丸20年が経った今、この極めて重要な瞬間から、歴史的に壮麗な時代を創造する機会が再び与えられています。文字どおり、すべてを賭けることになります。あなたは勝つことが好きなことを自分で知っているでしょう。正しい選択をして、「あなたの神性へと足を踏み入れてください」。歴史においてこれまであなたがしてきたことでこれに匹敵するものはほとんどありません。この11月の選挙で賢明な選択をすることは、一つの機会であり義務です。それほど重要なのです。一票一票がどれほど重要で、種族(人類)の未来に直結しているかを説明することはほとんど不可能です。一票一票が重きをなします。今度の選挙の結果は、私たちの惑星とそこに存在するすべての生命がどのように繁栄するか、あるいは衰退するかを決定するでしょう。

 あなたは、自分が金持ちで、偉大な経済を発展させ、非常に競争心が強く、何をするにも勝つために行動するから、この天与の「決定票」を持っていると思いますか。世界唯一の覇権国として圧倒的な商業帝国を築いているからこそ、重要だという感覚を抱くのでしょうか。
 そうではありません。人生の多くのことに対して厳しい姿勢を貫くにもかかわらず、協力し、助け合い、隣人として親切でありたいという生来の願望があるからこそ、あなたは真の天命を授かっているのです。寛大な精神があったからこそ、マーシャル・プランを立ち上げ、苦しむ人々の援助のために駆けつけることができたのです。今でも何百万もの人々が戦争の影響に苦しみ、飢餓(ガザでは意図的に引き起こされた飢きん)に苦しみ、気候破壊に苦しみ、あなたの同盟国によって押し付けられた殺戮に苦しんでいます。気候破壊については、あなたの政府の政策(そして世界中の私たちの政府の政策)によって変えることができます。殺戮については、あなたの同盟国はあなたの理想主義を冷笑的に操作し、それがあまりに行き過ぎたために同盟国が支配権を握り、親愛なるアメリカよ、あなたがジェノサイド(集団殺害)を起こるままにし、言語に絶する残虐行為を見て見ぬふりをすることにつながっています。 
 1941 年に連合軍に加わることができたのは、あなたの理想主義と勇気があったからです。その理想主義的な良心に後押しされ、あなたは自国の指導者や他国の指導者に、正しいことをするようたびたび訴えてきました。ベンジャミン・クレームの師はあなたを次のように評しています。覚者は知っているはずです!
「アメリカは世界に提供できる多くの良いものを持つ偉大なる国である。アメリカは今、奉仕し、平和と正義の中に生き、そして調和と協力の中ですべての国々と一緒にこの世界をつくり直すために共に働くことを請い願うアメリカの魂に目覚めなければならない」

 ですから、親愛なるアメリカよ、外の世界の集団的な苦しみに目を向けてください。内にも目を向け、あなたの偉大な魂が、あなたに対して魂の促しに従って行動し、世界を助けるようにと呼びかけている澄んだ声を聞くことができるようにしてください。私たち、世界の他の国々は、あなたの最高の力を必要としています。
 ベンジャミン・クレームの師の声をさらに付け加えることにします。覚者は普遍的な正義を広く訴えています。「もちろん、アメリカのみが世界の不公平性、すなわちわれわれの直中にある基礎的な潰瘍、われわれの困難のすべての源に対して責任があるのではない。苦闘する貧しい者たちを全く斟酌せず、横柄な扱いをするすべての先進開発国とその責任を分かち持つ。アメリカはこの緊張、そしてテロ行為の主要な原因に目覚めなければならない。
 そこに西欧世界の過失がある。これらの“成功した”国々はその富と支配力を主に歴史に負うており、また世界経済を強引な“市場のフォース”を通して彼ら自身に有利なように操る彼らの能力に負うのである。世界の哀れな極貧の者たちは、今や自分たちの分け前を要求する。もしわれわれがこの単純な正義への当然の権利に対処し改善しなければ、世界に平和はないだろう。テロリズムは嵩じて、戦争に発展し、それは地球上の人間の未来を脅かすだろう。
 あなた方の兄たちであるわたしたちは、まさにこの世界の未来が脅威にさらされているのを傍らに立って眺めていることはできない。アメリカは世界に提供できる多くの良いものを持つ偉大なる国である。アメリカは今、奉仕し、平和と正義の中に生き、そして調和と協力の中ですべての国々と一緒にこの世界をつくり直すために共に働くことを請い願うアメリカの魂に目覚めなければならない。この選挙は人事における大きな転換点である」
(「アメリカの選択」、シェア・インターナショナル誌2004年11月号)

 ベンジャミン・クレームの師は、当時[2004年]の米政権の「テロとの戦い」への対応について書き、表向きはテロと戦うための米政府の政策と行動の悲しい不条理についてこう説明している。
  「“テロ戦争”を戦うということは幻影と戦うことであり、無益で、高価な、そして危険な演習である。……このアメリカ政権は、その傲慢さと無知ゆえに、盲目的にその罠に落ちてしまった。災難を受けるのはアメリカの国民であり、アメリカの犠牲者であり、全体としての世界である。テロに対処する方法は、そしてわれわれの直中にあるこの腫瘍を永久に終わらせる方法はただ一つしかない――その原因を探すことである。
 テロリズム(テロ行為)の原因はもちろん幾つかあるが、とりわけ重要なのは、世界資源の不均衡な分配である。これが国家間に危険な溝をつくり、人々を自分たちの夢を実現するためにテロの手段に追いやる。彼らは死にもの狂いの人間であり、失うものを何も持たない者たちである。彼らが願い求める正義のために、当然のことだが彼らが自分たち自身の権利と見なす正義のために、もし必要ならば死ぬ覚悟のあるそのような死にもの狂いの人間の、膨大な、まだ活用されていない大群が存在する。
 どんな“テロ戦争”もそのような軍隊を打ち負かすことはできない。いかなる傲慢な身構えも彼らを西欧世界の要塞から追い出すことはできない。
 いかに強かろうが、一国でテロリズムを打ち負かすことはできない。それはこの世界を醜くしている不正義から生まれるものである。
 人間が分かち合うことを学ぶときにのみテロリズムの終末をみるだろう。分かち合いを通してのみ、正義と自由の目標は実現され得る。偉大なる祝福されたアメリカ合衆国の市民であるあなた方に対するわたしたちの懇請は、あなた方が投票するとき、注意深く考えなさい、そしてあなた方の本来の特性である心(ハート)から行動しなさい」
(シェア・インターナショナル誌2004年10月号)

署名済み
苦しむ地球のすべての国にいるあなたの兄弟姉妹たちより

読者質問欄

 世界中のあらゆる講演において、そして生涯のほぼ毎日、ベンジャミン・クレームは広大な範囲に及ぶ大量の質問を受けてきた。この大量の記録から、過去の年月にベンジャミン・クレームと彼の師である覚者によって提供された回答を掲載したい。

Q:祈りと治療の基礎となる仕組みを、宗教や霊性に関心のある素人に向けて説明してくださいませんか。つまり、祈りの最初の点から始めて、実際の仕組みはどのようなものでしょうか。

A:祈りとは、喚起(呼び掛け)の偉大なる科学の一段階であり、マインドの共通の性質を通してテレパシー的な連結、あるいは導管を築くことによって機能します。メンタル的な焦点が強ければ強いほど、達成されるメンタル・コミュニケーションの度合いは大きくなります。しかし、ほとんどの祈りは、アストラル(情緒)に焦点があり、それだけ反応の「確かさ」は低くなります。
 祈りの力は、分離というものは存在しないという現実に基づいています。すべての原子、すべての宇宙はつながっています。祈りの効果は祈る人の集中した思念のレベルによって決まります。ほとんどの祈りは、祈る人のアストラル欲望性質から発する懇願であり、それゆえ範囲は限定されています。より高度な祈りは、集中したマインドによって可能となります。さらに高度な、魂の融合した弟子の愛の意図のレベルでは、魂自身がそのエージェント(祈る人)となります。
 祈りへの反応は、原因と結果の法則(東洋ではカルマの法則と呼ばれるもの)と「聖なる仲介者」としての知恵の覚者方に許された介入の度合いによって条件付けられています。かくしてイエス、聖母マリア、クリシュナ、モハメッド、あらゆる宗教の聖者たちは仲介のために祈りを向けられます。彼らは法の許す限り仲介者として働くことができ、実際にそうして働いています。

Q:祈りは一般的に通常の医学であるアロパシー(異種療法)やホメオパシー(同種療法)の有益な補助となるものと考えていいですか。
A:はい。

Q:私はクリスチャン・サイエンスの家族の中で育ちましたが、それが非科学的に思えたので10代の頃に教会を去りました。強烈な信念と否認(私にはできませんでした)が要請されているようでした。この宗教の鍵となる要素は、物質と病気は「誤謬」であるということです。その代わりに、「すべては無限のマインドであり、その無限の顕現である」といいます。治療は、すべてが神であり、したがって人は完全であるという事実の実演であるとみなされています。しかし人は「真理を知り」、「誤謬」の余地を残してはなりません。治療の実演は確かに起こります。しかし多くの場合治療は起こらず、「真理を認識する」ためのさらなる決意が後に続きます。クリスチャン・サイエンスの治療の基礎は何なのかをお聞きしてもいいでしょうか。それは実際に科学的な中身(現代科学では認知されていないもの)を持っているのでしょうか。癒される人と、そうでない人がいるのはなぜでしょうか。それに関わっている人々に知られていない追加的な要素があるのでしょうか。
A:すべての治療は原因と結果の法則(カルマの法則)に従います。クリスチャン・サイエンスは、私の考えでは、「理論的には」正しいのですが、実際には、この法則についての理解を欠いています。

Q:何年も前、私はリベラル・カトリックの礼拝式の本を使って毎週治療の会を行っていました。秘教徒でもあるその司教は、私が司祭でありその祈祷書を用いることで自動的に治療のデーヴァを集め覚者方からのエネルギーを引き付けると教えてくれました。しかしながら、私は当時そのことに気づかず、会の間、右手を治療を受けたいと思っている人々の頭の上に置き、その間マントラ的な祈りを唱えていました。その後しばらくして、人々は癒されたと私に言ってきました。しかし、最終的に、一人の方が、翌日病院で卒中で亡くなりました。言うまでもなく、私は顔色を失って治療の会を中止しました。(1)これらの効果は、良いものも悪いものも、治療の会の結果だったのか、私個人、あるいは他の要因が関わっていたのでしょうか。(2)リベラル・カトリックの治療の儀式は、デーヴァと覚者方のエネルギーを引き付けますか。(3)儀式、祈り、手を置くことなどを伴う宗教的な治療の会は、一般的に実際の有益性や効果はありますか。
A:(1)治療の会と他の要因があります。例えば、喚起されたエネルギーはしばしば顕現する段階にある状態を凝結させます。(2)デーヴァは引き付けません。しかし、覚者方がふさわしいとご覧になれば、覚者方からの特定のエネルギーを引き付けます。(3)はい。