2016年9月号目次

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覚者によるコメント
■ベンジャミン・クレーム筆記 2016年7月25日

新しい状況の到来一選集
The advent of the new - a compllation
マイトレーヤからのメッセージ

視点
ローマ教皇とダライ・ラマは、マイトレーヤの優先事項を反映する

S.0.P.(Save Our Plsnet)一われわれの惑星を救え!
人類の運命は、私たちが今日行う選択にかかっている
デビッド・スズキ

落穂拾い運動
オゾン層は回復してきていると科学者が語る/ボランティアが24時間で約5千万本の木を植える

世界情勢
すべての人を愛し、誰も憎まない
命を支える図書館

民衆の声
夜、立ち上がれ(Nuit Debout)一夜の抗議デモは今も立ち続けている
アルゼンチンでの抗議:「平和、パン、仕事」

国連難民サミット

主要メディアは人類を裏切っている
ジョン・スケイルズ・エイベリー

時代の徴
世界中の奇跡 英国のミステリーサークル2016
目を開けたり閉じたりするイエスの像/空の文字

マイトレーヤの擾先膜位
世界食糧デー

平和の吟遊詩人
ジェイソン・フランシスによるジェームス・トワイマン氏へのインタビュー

書評
チャールズ・アイゼンシュタイン『困惑に満ちた世界』

地球環境のための世界祈願の日

編集長への手紙
ペンテコステの訪問 他

読者質問欄
回答ベンジャミン・クレーム

 

覚者によるコメント

【ベンジャミン・クレームとの最近の編集会議の過程で、現在の世界危機についての覚者の見解を求めた。以下に、覚者のコメントを掲載する】

ベンジャミン・クレーム筆記
2016年7月25日

 現在の状況は間もなくより良い方向に向きを変えるだろう。嵐はほとんど過ぎ去った。われわれがまだそれを認知していなくても、嵐はその勢いを失っている。
 大混乱はほとんどいつも、ひとつの宇宙(コズミック)の状態(周期)から他の状態への変化の結果である。多くの人々はいまだ古いあり方の中に捕えられている。多くの人々は行動やあり方を変える必要を認知するには、あまりにも不安であり、あるいは全く気づいていない。
 また、人類が新しいエネルギーにどう反応するかの問題である。ほとんどの反応は貪欲か恐れに基づいている。富める者たちは(党派などに左右されず)独立し、非常に貪欲になった。彼らは利用し得るすべてを有利に獲得できないだろうということを恐れており、また彼らの富を失うことを恐れている。人は、世界がひとつであることを、ひとつの人類であることを認識しなければならない。貪欲と競争に基づいて資源・富を管理する金持ちは、危険を覚悟で、この真理を否定する。

平和の吟遊詩人

ジェイソン・フランシスによるジェームス・トワイマン氏へのインタビュー

ジェームス・トワイマン氏は、アメリカ人の音楽家であり、世界中で「平和の吟遊詩人」として知られている。彼は、18枚の音楽アルバムを録音し、15冊の本を著し、6本の映画を制作または監督した。トワイマン氏は、紛争中の国へ旅し、世界の各宗教の平和の祈りを分かち合い、地球規模の平和の同期瞑想を組織し、それに参加している。ジェイソン・フランシスが、本誌のためにジェームス・トワイマン氏にインタビューを行った。

重大な決定

シェア・インターナショナル(SI): あなたは何をきっかけとして、平和の使者となる旅を始めたのですか。

ジェームス・トワイマン:1994年3月、私はある友人から一枚の紙を受け取り、それが私の人生を変えました。その紙には、世界12の主要宗教の平和の祈りが書かれていました。これらの祈りは、ローマ教皇やダライ・ラマなど、世界の指導者たちがイタリア、アッシジに行き、共に祈りを捧げたときに使われたものです。各指導者は、自身の宗教の平和の祈りを捧げました。私が各宗教の祈りを読んだとき、それまでにない驚くべき体験をしました。音楽を聴いたのです。私はヒンドゥー教の祈りを読み、音楽を聴き、それを演奏しました。仏教徒の祈りを読み始めると、同じことが起こりました。私は次から次へと祈りを読み、それらの音楽を演奏しました。1時間以内に、私は12のすべての祈りに曲を付けました。これは、私が分かち合うことになっていた贈り物だと分かっていました。そのときから「私は平和の吟遊詩人である」と決めました。最初は、私は旅をする一文無しの吟遊詩人で、コンサートを開き、そこで祈りを分かち合っていました。1995年に、自分は平和が最も必要な場所に行くべきだという思いを持ちました。そのため私は、紛争中のクロアチアとボスニアに招待してもらい、難民キャンプや他の場所で演奏しました。それは驚くべきものでした。あるとき私は、ボスニア・クロアチアの国境上の山の上に招待されました。そこには「光の使者」と呼ばれるワーカーの秘密結社や共同体があると告げられました。彼らは人里離れた森林の中に住み、私はそこで12日を過ごしました。私はこの経験を、自分の著書『光の使者』の中で書きました。ちょうどそのときから、私はイラク、北アイルランド、南アフリカ、そして最近ではシリアや他の国に招待されるようになり、平和コンサートを開催し続けています。私にとってすべての中心には、この平和のメッセージを分かち合いたい、特に人々を団結させたいという望みがありました。しばらくして、それが活動の焦点になりました──私がその国にいる間、人々が自分の平和の祈りをある状況に集中させる世界規模の瞑想を組織することです。今ではそれが、私がただ一つ集中している活動です。つまり、平和の吟遊詩人の仕事をすることです。

聖なる遭遇

SI:1999年9月、シェア・インターナショナル誌は、ベオグラードとメジュゴリエでの、そしてその当時のブラズド難民キャンプでの聖母マリアとあなたの遭遇に関して掲載したレポートを再印刷しました。その遭遇について、そしてそれがあなたの人生にどのような影響を与えたのかについて、お話しいただけますか。

トワイマン: それは、私が3度目にバルカン半島に戻ったときのことでした。私は、戻って来るようにとの神秘的な呼びかけを感じていたことを覚えています。なぜならそれは、セルビア人が政府に対して立ち上がろうとしており、紛争の平和的解決を要求していたときだったからです。私はそれに、ただ参加したかったのです。私がベオグラードにいる間、平和デモの最中に路上でマリアという名前の若い女性と出会いました。彼女には何か注目すべきものがあると分かりました。約1週間後、私はメジュゴリエという町に行きました。そこは、何年もの間、7人の子供たちに聖母マリアの幻影が出現していた有名な場所です。私がそこに行ったのは、丘に平和のポールを立てるためでした。人里離れた地域にあるその丘に私がいると、ベオグラードの路上で見た女性が道を歩いて来たのです。通常の意味で彼女が同一人物であることは、文字どおり不可能でした。なぜなら、私がベオグラードで会った女性は、明らかにセルビア人であったか、または、少なくとも私はセルビア人だと思ったからです。そして私が滞在していたボスニア・ヘルツェゴビナ地域では、セルビア人は歓迎されていませんでした。そのため私は、何かが起こっていることを知っていました。そして私は、その地域にいるときはいつでも、このような素晴らしい出来事が起こることにすでに慣れていました。彼女と交わした会話は、聖なる女性の重要性と、地球に平和をもたらす上での聖なる女性の役割についてでした。この若い女性は、たとえごく普通に見えていたとしても、通常の若い女性ではないと私は悟りました。彼女はとても美しい人でした。彼女は普通の人と同じようにジーンズを履きブラウスを着ていましたが、何か特別であり、再びそのような体験の真っただ中にいるのだと、私には分かりました。私はこの体験を自分の著書『愛された弟子の秘密(The Secret of the Beloved Disciple)』の中で書きました。私にとってそれは実に、人生で聖なる女性の影響が目覚めた瞬間でした。それ以来それは、私の人生の大きな部分となっています。

人々の力

SI:世界同期瞑想についてお話しいただけますか。

トワイマン:1998年、私はロンドンで書店巡りをしていました。当時、アメリカとその同盟国は、イラク人に対する空爆を開始する準備ができており、サダム・フセインは問題を起こしていました。私は、サダム・フセインからの個人的な招待で、イラクに来て欲しいとの手紙を受け取りました。私は明らかに非常に興奮しており、また少し緊張していましたが、これはしなければならないことだと知っていました。私の友人が、実際には私の代理人ですが、たまたま約300人の電子メールのリストを持っていました。私たちはバグダッドでコンサートが始まる時刻を知っていました。そのため彼女は私たちが知っている人々にメールを送り、その状況に対して、祈るか、肯定的な意図を集中するように依頼しました。そのときは、平和的な解決の可能性は全くないように思えました。それでも私たちはメールを送り、それは一気に広まりましたが、そのときは、私はそのことを知りませんでした。それは、電子メールが広く拡散した最初の例の一つでした。私がそのコンサートを行ったときまでに、何百万人もの人がそれを知りエネルギーと祈りを送っていました。それは実際には、肯定的なエネルギーが降り注ぐように感じられました。お話ししましたとおり、これ以前に平和的解決の可能性は全くありませんでしたが、徹夜祭の後で何かが変わったと感じていました。次の日に、コフィー・アナン国連事務総長が到着しました。徹夜祭の3日後、平和協定が調印されました。少なくともそのときは、死亡者は一人もおらず、爆弾は一つも落ちていませんでした。それが、私が非常に多くの人が一堂に会し、状況に対して意図を集中することに力があると認識した瞬間でした。後にも先にも、この力を実証する研究がなされてきました。そのときから、私はこれをますます行っていきたいと思うようになりました。人々が共に集い、特定の状況に対して肯定的な意図を分かち合うように鼓舞することです。そしてさらに多くの徹夜祭がありました。最近では、2016年2月にシリアの国境に行き、大規模な徹夜祭を行いました。そのときは本当に多くの参加者がありました。今では私は、祈りの徹夜祭に集中するために、毎月どこかに行くことを計画しています。人々は、ただ単に6カ月ごとや何年かおきに起こることではなく、何か一貫性のあることを求めていると分かりました。人々は解決策に参加したいと一貫して思い、自分たちは力を持っていると、何か自分たちにできることがあると感じたいのです。ひと月に15分間自分の時間を割き、世界の危機や私たちの注目を必要とする状況に集中する、というようなことです。このような祈りの徹夜祭にとって、来年は非常に大きな年になると私は思っています。多数の人々が共に集い注目を集中するとき、それは、『  』の強力な力であるだけでなく、宇宙で『  』強力な力であることが実証される、と私は信じています。

SI:瞑想の結果として起こった奇跡について、お話しいただけますか。

トワイマン:ほとんどの場合、それが本当の現象であることを示す何かが起こりました。お話ししましたイラクに加えて、最近の例はシリアでのことです。シリア内戦の悲劇は、その時点で3年間も続いていました。確かに、変化のいかなる希望もあるようには見えませんでした。しかしながら、何百万人もの人々が肯定的な方法で集中し、平和の祈りと瞑想を一緒に行った1週間後、ミュンヘンで和平交渉が始まりました。私は、これらの出来事に関して責任を負っているわけではありませんが、ある状況に対して肯定的な方法で集中したときに生まれる具体的なエネルギーが存在すると信じているのです。

私たちの前にある選択

SI:世界の食物や資源を世界中の人々の間で公平に分かち合い、世界平和の基礎として必要な正義をつくり出すことに関して、あなたはどのようにお考えですか。

トワイマン:私たちが食物や水の分かち合いや暴力の停止について話すとき、意識の移行が必ず起こらなければなりません。アメリカのバーニー・サンダース氏のように、肯定的な移行を鼓舞し、より一層の経済的正義を呼びかける声もあるような興味深い時代に、私たちは生きています。同時に、全くの逆もあります。多くの人が感じる恐怖や偏見や憎しみを利用するドナルド・トランプ氏のような声もあります。このような両方の声が同時に存在する事実は、私たちは重要な機会の真っただ中にあることを示しています。私たちの目前には明確な選択があります。究極的には、私たちは愛と恐怖のどちらを選択するのか、ということです。いずれの側に動くこともありますが、私たちは最後には愛が勝たなければいけないことを知っています。私たちのより多くが角を曲がり、愛が唯一の明確な選択だと認識しています。なぜなら、恐怖を選択することは、本当に何も選択しないことだからです。この進行中の意識の変化は、私たちが想像し理解することができないかもしれませんが、進行中であると感じられる解決策に最終的に導きます。私たちが個人また全体として誰であるかという全くの中心の部分で何かが移行しています。問題は、食物や水や富ではなく、これらの物事をどのように考えるかです。現在私たちが、愛と恐怖のどちらを選択するのかを決めるという実に明確な選択肢を持っているという事実は、新しい解決策がすぐそこにあることを意味しています。そして意識が変化したとき、これらの問題は自動的に解決されるでしょう。

詳しくは次のサイトを参照: worldpeacepulse.com

シェア・インターナショナル誌2016年3月号の質問に答え、ベンジャミン・クレームは、シリアでの世界同期瞑想は覚者方の霊的ハイアラキーによって支持されていると述べた。

 

新しい状況の到来──選集

The advent of the new──a compilation

ベンジャミン・クレームの師である覚者は2015年に、以前の記事とは内容と調子において明白に異なる一連の記事を書かれた。それは繰り返し、現在の急速な変化へと注意を促し、現在と近い将来において世界を形作る強力な力(フォース)を際立たせるものであった。覚者は前方にある困難について語られるが、そうした困難は最終的に、肯定的な変化の前兆と見なされることになるだろう。
さらに、マイトレーヤからのメッセージ(2016年3月31日)は、「痛みは長く続かないだろう」ということ、そして「この困難な時期を通り抜けるのを助けるための援助はあり余るほどある」ことを強調している。
 こうした記事が初めて発表されて以降、世界は極端さと不確実性の時期に入った。読者はこの選集に慰めと洞察を見いだすかもしれない。こうした記事は、騒然とした時代を描写しながらも、前途にある変容と新しい制度の確立を示しているからである。

新しい状況の到来

-覚者より、ベンジャミン・クレーム筆記
(2015年2月8日)

 今まさに間近に起こる出来事は、多くの人々を当惑させるだろう-政治、経済、社会に現れる変化のスピードはあまりにも速く、しかもそれは非常に頻繁に起こるだろう。
 多くの者にとって、彼らの主な反応は不安と困惑であろう。それらの変化の性質とその規模の大きさに当惑し、怯えながら、それを変容する社会の徴として見るだろう。他の者たちは新しい顕現を恐れ、憤るだろう。あらゆるところで人々は、自分たちが取るべき正しい方向に確信がなく、用心深く行動するだろう。
 しかしながら、人々がそのように行動するのもあまり長くないだろう。彼らは、自分たちがまことに変化しつつある世界に住んでいることに気づき、彼らの信念や価値観に対するより大きなチャレンジに悩まされるだろう。
 かくして、人は古いものから新しいものを確立しはじめ、この時代のチャレンジに応えるために彼らの能力をますます発揮しはじめるだろう。

「法」の条理
-覚者より、ベンジャミン・クレーム筆記 (2015年3月8日)

 人々は変化しつつある世界に生きており、それを当たり前のこととして受け入れなければならない。ある人々にとっては、これらの変化は脅威のように見え、ありがたくないだろうが、他の人々にとっては、特に若い人々には、それらの変化は両手を広げて歓迎されるだろう。あなた方の立場が何であろうとも、それは最善のためであることを保証する。なぜなら、それらの変化は時の必要を反映しており、避けられないことであり、公正であるからである。
 人々は、これらの変化が自分たちの生活に影響を及ぼす条件を自分たち自身がつくっているということに気づくべきである。この認識が成果を上げるとき、新しい時代へのより円滑な移行が当たり前のことになるだろう。
 人々に対するわたしたち(覚者たち)の勧告はこれである-見えざる力のせいにするのではなく、われわれの時代の変容を創造していく中におけるあなた自身の役割を悟りなさい。これらの変容の中から、恍惚とした歓びがやって来ることを確信しなさい。

新しいもののしるし
-覚者より、ベンジャミン・クレーム筆記
(2015年4月11日)

 間もなく、人々が探し求めるしるしが顕れつつあることが明確になるだろう。ある人々にとっては、それらのしるしは必然のように思え、歓迎するだろう。他の人々にとっては、それらは彼らが大事に思うすべての消失のように思えるだろう。実は、それらは新しいものを意味するのであり、現在起こっている深い変化の外的な現れにすぎない。時が経てば、現在、急速に過ぎ去りつつある古い世界において、多くが間違っていたのであり、人間の本質と業績のより良い表現のために犠牲にされなければならなかったということに、ほとんどの人々が同意するだろう。
 であるから、間もなく、これらのしるしによって先触れされた変化は、われわれが新しい、誰もが誇りに思える制度が登場しつつあることを、鋭い観察力を持つ人々に気づかせるだろう。

最高位からの贈りもの
-覚者より、ベンジャミン・クレーム筆記 (2015年5月10日)

 人間は啓示を拝受する時点に立っており、間もなくそれが、一致しない様々な声や態度を押し流すだろう。人間は自分たちの存在の意味と目的をより一層はっきりと知り、その知識が彼らの認識の中にもたらされた手段を知るだろう。間もなく、非常に間もなく、人間はあたかも一夜にして、と思えるほど、急速に成長するだろう。
 この新しい知識は多くの者たちをこらしめ、驚かすだろう、しかし彼らの理解について完全な調整をもたらすように、彼らを刺激し、啓発するだろう。これが人生の意味と目的と彼らが呼ぶところのことについて、新しい価値を与えるだろう。より一層の真剣さとより大きな歓びが人間の信念と行動に浸透するだろう。そして徐々に彼らを全く新しい啓示に熱中させるだろう。その時は遠い先ではない。偉大なる主は、公に、認知される存在として世界に現れて、恩寵をもたらすことをしきりに願っておられる。
 恐れることはない。新しい世界がつくられつつあり、それが人間の信と勇気を同等の順序で回復させるだろう。

新しいもの(事)の殺到
-覚者より、ベンジャミン・クレーム筆記 (2015年6月16日)

 ある人々にとっては、来たる何カ月かは、彼らがそれまでに経験してきた中で、最も困難な時期であるように感じ、とても対応し得ないように感じる力(フォース)からの一時的な猶予を求めて、ほんのかすかな望みをも探し求めようとするだろう。
 同時に、他の人々にとっては、彼らの独創性や創造性についてのより高まった感覚があるだろう、それがいかに非現実的かもしれなくても。この出来事についての‘読み’が何であろうと、すべてが速やかに「新しい時代」に、そして宝瓶宮(アクエリアス)の(エネルギーの)影響の中に進んでいる。これの影響は実に強力だろう。
 では、人はどのように反応すべきか? これを「新しい時代」に向かうさらなるステップと知りなさい。そうすることで、「偉大なる主」の出現を待ちなさい。心(ハートとマインド)の扉を開きなさい、そして新しいもの(事)の殺到に備えなさい。

世界は用意ができている
-覚者より、ベンジャミン・クレーム筆記 (2015年9月7日)

 間もなく、本当に間もなく、人々は未使用のまま彼らの手の内に横たわる力(パワー)に気づくだろう。彼らは自分たちの人生の特質を変える能力を持つことを知るだろう。自由、正義そしてお互い同士の正しい関係は人間の生活にとって欠くことのできないものであることを理解し始めている。 多くの人々が、この喜ばしい状態の創造を確実にする制度・機構を要求している。
 これは、世界が新しい啓示を受ける用意ができていることを、マイトレーヤにはっきりと示す。であるから、人々は限られた残された時間を、彼の臨在を知らせることに使うべきであり、そうすることで、彼の道を整えなさい。

新しい時代へようこそ
-覚者より、ベンジャミン・クレーム筆記 (2016年1月14日)

 ようこそ、新しい時代へようこそ、一体性(ワンネス)の時代へようこそ。今日、多くの人々は新しい時代の始まりを恐れているが、起こっている事どもを注意深く見てほしい、そうすれば変化を推し進めている最も天賦の才ある代表的人物の何人かが集合しているのが見えるだろう。
 現在、人類に新しい状況を示している賢明な人々のグループが世界に存在する。その中のフランシスコ教皇は人々の理想のユニークな顕れであり、彼が代表する民衆に近い。ダライ・ラマもまた彼が代表する人々に代わって、強力な役割を果たしている。
 そのような天賦の才ある代表的人物の一団が、同じ時期に、共に集い、人類に対して、すべては良好であり、あらゆるところに住む人間が彼らの夢の成就を見るまでに待つ時間は非常にわずかであることを示すというようなことは、これまでかつてなかった。彼らは過ぎ行く日々を祝福し、彼らの愛を至るところにいる人間の心(ハート)に近くもたらす。
 あなた方もまた彼らに愛を返しなさい、そして到来する御方の名において彼らを喜んで受け入れなさい。あなた方の恐怖心を愛ある期待に変えなさい、そして至福の中であなた方の当然の権利である新しい時を待ちなさい。あなた方がこの方の御観の奇跡を見るまで、この方の臨在と、すべてに対する彼の愛についての歓びをあなた方が知るまで、長くはない、本当に長くはないのである。そうして、あなた方は、自分たちがなぜこの特別な時期に生きている(転生している)のかを知るだろう。
 あなた方に神の祝福があるように、そしてあなた方の恐怖を永遠に払いのけてくださるように。

マイトレーヤからのメッセージ

ベンジャミン・クレームは2016年3月31日に、メンタル・テレパシーによって、以下のマイトレーヤからのメッセージを受け取った。

 近頃は、多くの者にとって困難な時期である。最良の者たちや最も親密な者たちでさえ、疑いや懸念の悩みを感じる。
 しかし、わたしが、世界の前であなた方の一人としてあなた方と交わると言うとき、それは真である。
同様に、わたしが、すべての人間がわたしの顔を見て、応える時は本当に間近いと言うとき、それは真である。
 ただ『法』のみがわたしにほんの少し待つことを命じる、しかし、『法』の範囲内で、わたしは確かに毎日あなた方と共にあり、あなた方の必要と、あなた方によってわたしに提供される様々な機会に絶えず呼応しているのである。
 もうすぐ、全体としての人類がわたしの存在に目覚めるだろう。そしてわれわれのこの世界の抜本的な変革をみな喜んで受け入れるだろう。
 われわれは一つの文明の始まりと終わりにいることを、世界の歴史の中で、桁外れの時代であることを忘れないようにしなさい。したがって人々は変化の痛みを感じるのだということを理解しなさい。
 ある人々にとっては自由への解放である。他の人々にとっては、保証と平穏の喪失である。
しかし、我が兄弟よ、痛みは長く続かないだろう、すでに多くの人々はそうであることを知っている。あなた方がこの困難な時期を通り抜けるのを助けるための援助はあり余るほどある。この「時代」を喜んで受け入れなさい、そして新しい事どもの徴を認知しなさい。
 まことに、まことに、わたしはあなた方と共にいるのである。まことに、わたしは多くの方法であなた方の中にいる。
 兄弟たちよ、あなた方が、新しい世界についてのわたしの期待にいかに近いか、自分たちで判断しなさい。それは、すべての人間がひとつである世界であり、すべての人間が創造の歓びを成就する世界であり、そして単純にそして真実に、兄弟たちに道を示す彼らの能力を、愛をもって成就する世界であろう。

ペンテコステの訪問

編集長殿
 ペンテコステの翌日の月曜日は、オランダでは祝日です。2016年5月16日のペンテコステ・マンデーに、センターは公式には閉まっていましたが、数人がそこで仕事をしていたので、「オープン」の看板をドアに出しました(ちょうど前日に私たち数人が冗談で、ペンテコステの大宣言の日にマイトレーヤに会うのを希望しているとか、期待しているという架空の話をしていたのですが、それはペンテコステが弟子たちのオーバーシャドウの象徴だからです)。
 まさに私たちが閉めようとしていた時、お馴染みの姿の、スリナム人の風貌の男性が、中をのぞき込んできて、『生きる術』の本をちょっと見てみたいと言いました。ほんの二言三言で彼は私たちをよく知っていることがわかり、普通の訪問者ではないことが早々に判明しました。
ここからは、その時彼が語ったいくつかのことです。「私たちは皆ひとつで、すべてがつながっているのです」
 「あなたたちはここで瞑想をしていますよね? いつもは何人が来ますか?」。それは2人から大体12人くらいの間だと、私たちは答えました。「人々はまだ瞑想が恐ろしいと考えています。忙しく行動しているのが好きなので、静かにして瞑想をするのを好みません。内省的であることを好みません。でも人々は自身の魂とつながる必要があり、瞑想をする必要があるので、そうしなければ完全にバッテリー切れを起こしてしまうのです」。彼は魂の接触との関係における創造性の話をしました。「私たちは魂と接触していれば、創造的なのです」
 「機械的になることを、どうしたら避けられますか?」。彼が意味したのは、新鮮な気持ちを保つことと、自発的に出現について話をすることだと、私たちは理解しました。私たちはハートから語ることが大切で、聴衆が何に興味を持ち、何を自分たち自身と関係があると思うかを観察することも重要だと答えました。
 彼はまた私たちが惑星の状態をどう考えているか尋ねてきました。私たちの惑星は最悪の状態にあると答えると、彼の反応は「そうは言いません」というものでした。私たちがそれは事実であり、そのことについて完全に正直であると感じていると伝えると、私たちの非常に親密な会話の中で、彼は「そう、本当に私たちは現実的でなければなりません」と言いました。
 そして彼がとてもあからさまに、私たちがこれまでマイトレーヤに出会ったことがあるかどうか尋ねてきました。テレビでという意味ですか? 「いいえ、彼自身にです」。いいえ、でも様々な扮装をしたマイトレーヤには会ったことがあります。「本当に会ったのですか?」。はい、扮装の姿で。「彼はいくつですか?」。彼は全盛期です。「それはいくつですか?」。彼は全盛期ですよ、あなたのように。「そう、それはいくつですか? 知っているに違いありませんね、会ったというのですから、私に会っていますね」。50歳くらいです。「ああ!  私は49歳です」と彼は言いました。
 会話を通して、彼が主導していて、穏やかでユーモラスで、尊敬に値する人でした。彼が帰る時、私たちに投げキスをしました。もしかして彼は穏やかでフレンドリーな訪問者の姿をした、マイトレーヤでしたか。ありがとうございます。
シェア・オランダ・インフォメーションセンターのグループメンバー
オランダ、アムステルダム
【ベンジャミン・クレームの師は、その素朴で尊敬に値する訪問者が、扮装したマイトレーヤであったことを確認した】

安全な道のり

編集長殿
 2016年5月3日の午後2時40分くらいに、ウィックロー州のキルマカヌージから家まで車を運転していた間のことで、私の住むブラックロックへ向かうために、中央分離帯がある道路から外れなければならなかったのですが、左手側の車線へ移った時、背後からスピードを出して近づいてくる車に気づいていませんでした。私の車は移る前の車線へと、強制的に押し戻される形になりました。そのような見えざる手の力による助けがなかったら、車は二つに折れ曲がっただろうと思います。このことすべては瞬きほどの間に起こりました。最初のショックの後で、私は起こったことへの計り知れないほどの感謝を感じ、驚きと喜びに満たされていました。恐ろしい衝突は避けられたのです。それはこれからずっと感謝し続ける、信じられないような体験でした。このことがどなたのおかげなのか、お尋ねしてよいでしょうか。
あなたのすべての素晴らしいお仕事に感謝します。
ノラ・ハート
アイルランド、ダブリン州ブラックロック
【ベンジャミン・クレームの師は、彼女がイエス覚者によって助けられたことを確認した】

思いやることは分かち合うこと

編集長殿
 7月3日の早朝から、私たちはルーツ・フェスティバルに私たちの例年のブースを出しました。
私たちは大抵ブースの前に立って、人々をブースに引き付けるために資料の文章を読み上げているのですが、私がそうしていた時、若々しい中年の二人連れが私たちのブースにやって来ました。彼が着ていた服装はあまりにも古めかしく、女性の方は手作りの「パディントン・ベア」風の、紙でできた非常に風変わりな形の帽子を被っていたのです。
 それで私は「あの方たちだ!」と思いました。
 男性が大声で「マイトレーヤ」と言って、テーブルの上の読書用資料を指差して、「彼のなさることすべてはちゃんと見てきました」と言いました。
 彼は特に、「分かち合い=正義=平和」と書かれた私たちの大判の旗に注目してくれて、「本当に思いやるなら、分かち合うものです」と言っていました。彼は続けて民衆の力について語り、それがいかに論理的で自然な次なるステップであるかを話して、もし関心を持っているなら、通りへ出かけて、そうした正義や平和をもたらすための変化を要求するだろうと言いました。私たちは皆心の底からそのことに賛同しました。私たちはそれを言い続けることを伝えました。
 ドゥウェインとその男性は大変改まった様子で会話を交わしていて、彼らは会話の前に握手をしていて、その後一緒に奇跡の写真の展示を見ていました。
 しばらくしてその二人が幸せそうに帰っていき、女性の方が私と握手をして、彼女の名前はソフィと言っていました。即座の歓びの感覚がありました! 彼女の瞳は言葉で表現できないもので、まるで最も優しい言い方で「あなたたちのしていることは、すべてとても素晴らしい、けれども題目についてもっと語ることができる」と言ってくれているかのようでした。はっきりとしていながら、とてつもなく優しいものでした。彼らは有名なカップルでしたか。ありがとうございます。
アルベルト・アリバサー、ドゥウェイン・アルバス、
アムステルダム伝導瞑想グループ
オランダ
【ベンジャミン・クレームの師は、その紳士がマイトレーヤで『ソフィ』もまたマイトレーヤであったことを確認した】

 

読者質問

Q 世界の状況は、良くなる前にさらに悪化するでしょうか。
A それは変わるでしょう。それは、覚者方にとってさえも、予測するのは困難ですが、人々がそれに気づいていないとしても、現在でさえ変化しています。人々はこの「最悪の時代」によってあまりにも影響されているので、微妙に起こっている変化を見ないのです。

Q すべては正常化し、憎悪と困難は急激に減るでしょうか。
A 減るのは徐々にですが、長くは続かないでしょう。人々は気づいていませんが、それはすでに起こり始めています。

Q 真の変化が目に見えるまでには長くかかるでしょうか。
A 長くはかからないでしょう。しかしながら、それは人々にかかっており、人類が何をするかを正確に言うことは常に困難です。なぜなら私たちには自由意志があるからです。このような状況を生み出しているエネルギーに関して言えば、それは極めて間もなく緩和されるでしょう。それはすべて人類が何を欲し何をするかにかかっています。結局のところ、道を誤るのは覚者方ではなく、人類なのです。
 マイトレーヤはすでに軍勢を整えています。例えば、この途方もない教皇とダライ・ラマがいます。このグループの一員でありそれに寄与している、私たちが知らない他の人々もいます。知られていない覚者方もいます。その軍勢の一団の中には、教皇とダライ・ラマと共に働いている大勢の覚者方がいます。世界を変え、緊張を和らげているグループも存在します。

Q 2016年7月6日と2016年7月21日の英国時間午前11時45分頃、あたかも特別な種類の祝福があったように感じられました。それはそれぞれ15分から30分くらい続きました。これは祝福だったのですか。それはマイトレーヤからのものでしたか。
A はい、それはマイトレーヤからの祝福でした。それは来るべきものの前触れでした。その祝福は、ダイアナ妃の葬儀の日のような、全体的なオーバーシャドウでした。それらは、大宣言の日に向けた出現のプロセスの始まりと思われるもののリハーサルです。それらはとてつもなく重要でした。そのようなオーバーシャドウにすべての人が意識的に反応できるわけではありませんが、そのようになるでしょう。

Q マイトレーヤの出現は新たな段階に入ったように思われます。これは本当ですか。
A はい、マイトレーヤの出現は新たな段階に入りました。少なくとも最近の2つの機会で、マイトレーヤは同じ場所で同時に二つの異なった姿で現れました。彼は完全な公の出現へのプロセスの中でこの新しい段階へ注目を引き寄せておられます。

Q 私たちがこれまでに知っている以外に、さらに覚者方が存在するのですか。
A はい。

Q より進化した他の惑星においても、私たちが現在行っているように、自らを破滅の縁に追いやったことがあるのですか。彼らは救われたのですか。私たちの運命(死)は定まっているのですか。
A 私たちの運命(死)は定まっていません。私たちは今アクエリアスの時代にいます。問題は、世界人口の半分はいまだにパイシス(魚座)であり、パイシスのエネルギーと方法を好むということです。彼らは苦しんでいます。古いやり方が失われていくのを見ています。パイシスの人々は、使い古された、古い、競争的な仕組みの代表者です。彼らは過去の人々であり、今の世界に与えるものを持ちません。彼らのメッセージは過去のものです。世界の保守的な政府は、未来のエネルギーであるアクエリアスのエネルギーを否定する保守的な勢力です。アクエリアスのエネルギーは和合の未来を提供します。そのエネルギーは、個人ではなく、グループを通してのみ働きます。徐々に人々はグループ意識を発達させるでしょう。覚者方は分離した感覚を持ちません。彼らはグループ意識を持ちます。彼らは自らをグループとして見ます。彼らは神の第二様相、私たちが愛と呼ぶものを世界において体現し根付かせるグループです。

Q マイトレーヤは私たちが何を食べるかについて助言されますか。
A マイトレーヤは私たちが何を食べるかについて全く関心を持ちません。何を食べるべきで、何を食べるべきでないかについてマイトレーヤは語りません。私たちの兄弟を愛し、隣人たち、あなたが好みそして好まないすべての隣人たちの兄弟そして友人であれと語ります。世界の多くの地域では菜食を摂ることが不可能です。あなたがいくらか進化していれば菜食主義を好むでしょうが、誰もそれを強いることはできません。

Q シャンバラのエネルギーは、過去1年半から2年間の間にさらに高い強度で放出されていますか。
A はい、しかしそれは人類がそのエネルギーにいかに反応するかという問題です。

Q マイトレーヤは1977年7月19日に現代世界に入られました。その日は将来特別な日として何らかの祝日になるでしょうか。
A 様子を見ていなさい!

Q 私は「ミステリー・スクール」について読みました。このような学校が設立され認知されるまでどのくらいかかると思われますか。
A それらは認知されていないとしても、すでに設立されています。

Q 私の配偶者と私は間もなく70代になります。まだ私たちには宇宙船に乗ったり宇宙の兄弟たちと接触したりする機会があるでしょうか。
A はい。

Q マイトレーヤは光の勢力の集合の長なのですか。
A 私たちに関する限りそうです。

Q 携帯電話やiPad、ラップトップパソコン、ホームモニターを通してテレビに接続している人は、大宣言の日にマイトレーヤを見ることができますか。
A はい。

Q 私にはデンマークのオーフス市に覚者が住んでいると信じる理由があります。それについて何かご存じですか。
A 私の情報ではオーフス市に覚者はいません。

Q この暴力、病んだ社会、それにまつわるあらゆる緊張は間もなくやみますか。
A はい!

Q マイトレーヤは彼の手に、仏陀(The One thus Come, The Teacher of the Thus Gone)のように、プロビデンスの目、ベンヌの目、ラまたはマハムドラ(偉大な封印)の目のシンボルを持っていますか。
A いいえ。