世界中のあらゆる講演において、そして生涯のほぼ毎日、ベンジャミン・クレームは広大な範囲に及ぶ大量の質問を受けました。この大量の記録から、過去の年月にベンジャミン・クレームと彼の師である覚者によって提供された回答を掲載したいと思います。そのいずれもこれまでシェア・インターナショナル誌に未掲載のものです。
Q .私たちは自分で覚者方に接触することはできますか。
A いいえ、覚者に接触することはできません。何らかの理由があれば覚者があなたに接触します。まず最初に、メンタル偏極というものを達成しなければなりません。あなたの意識の偏極は高位のメンタル界になければなりません。なぜなら彼らは魂のレベルで働くからです。しかし、もしあなたが世界への奉仕に適合し、十分に客観的になり、オープンで利他的な方法で働く用意があれば、彼らはあなたに接触するかもしれません。
接触を受けた人々は時の初めから存在します。すべての偉大な芸術家、思想家、詩人、作家、音楽家、偉大な政治家、科学の発見者たち、彼らは皆、覚者方の弟子です。彼らは覚者方の監督の下で働き、私が行っているように、内的に、主観的に魂のレベルで与えられたものに反応しています。このようにして、彼らは覚者方の仕事をこの世で実行してきました。このようにして、私たちの文明と文化は長年発展してきました。
Q では、覚者や教師方が出てこられるとき、彼らが与えるメッセージは和合ということですか。
A それは和合でしょう。マイトレーヤは、絶対的に最初の、必要不可欠なステップは、人類が自らを一つと見なすことであると言われます。私たちは一つの神の下での人類の兄弟姉妹です。
Q あなたは商業主義について言及しました。私たちの真の敵は「マディソン・アベニュー」の商業主義なのですか。
A マイトレーヤは、私たちの真の敵は貪欲であると言われます。市場のフォースは人間の貪欲の表現です。実際にそれは一つの主要な罪──分離という罪──の表現です。その一つの罪から他のすべての罪が派生します。私たちは「別々」ではありません。それは神話です。私たちが分離しているというのは完全な幻想です。なぜなら魂の界では私たちは本質的に魂であり、この肉体のパーソナリティーに転生した魂だからです。魂の界では分離した魂というものはありません。それは存在しません。それぞれの魂は一つの偉大なオーバーソウル(超魂)の個別化した部分です。それが内的なリアリティです。私たちが分離しているという見かけは幻想であり、いつの日か私たち各人が目覚めなければなりません。私たちが転生しているのはそのためです。それが転生のプロセスが意味することです。
覚者方はそれを認識しています。彼らはグループ意識しか持ちません。パーソナリティーを持たず、分離した人格意識を全く持ちません。彼らはこの惑星の中心である神の愛の顕現です。和合の感覚を持っているので、その愛が顕現されるのです。
Q マイトレーヤは、出てくるよう招待されれば用意ができているでしょう、とあなたは言われました。それはおそらく、テッド・ターナー氏がこのことに注目するための呼びかけになるのではないかと思います。もしCNNがそれを取り上げれば、私たちは用意ができるに違いありません。
A 二つのことが起こりました。CNNはすでに彼にインタビューを行いました。四つの30分インタビューの一部として、約30分のインタビューです。他の三つのインタビューは原理主義的な神学者たちが相手であり、その目的はマイトレーヤとその神学者たちの見解や論理とを比較することだったと思います。しかし私の理解するところでは、マイトレーヤとの体験があまりにすさまじかったので、そのインタビューを一度も放送していません。
CNNからロンドンに来てインタビューに参加した技術者の一人が、マイトレーヤの信奉者のようにそこに残りました。彼は非常に感銘を受けたのです。やがて彼は他の人々を集め、直接マイトレーヤと2時間から3時間のインタビューを行いました。私はそれを見ていません。それから彼らはこの国の主要ネットワークを巡り、その主要ネットワークのうちの一つが半年間の放映権を握りました。半年が経っても、彼らは放映しませんでした。契約を更新し、保管したまま放送しないことを欲しました。ですからインタビューは存在します。
(ベンジャミン・クレームのラジオ・インタビュー、1991年6月22日、ミシガン州デトロイト、「Phenomenews in the Air」より)