読者質問欄

以下の「代弁者」についての質問は、2013年と2014年にベンジャミン・クレームが答えたものであるが、当時は掲載されなかった。質問者は「代弁者」の特定の体験について述べているが、その人物はベンジャミン・クレームの師によってイエス覚者の代弁者であることが確認されていた。

Q 「代弁者」とは何ですか。その背後にはどんな過程があるのですか。
A 誰かの代わりに話す者です。もし覚者が誰かに何かを知ってほしいとか何かを言いたいと思ったとき、可能ならば自己創造による肉体、マヤヴィルーパによって直接話をされます。そのような形でエネルギーを使うことを望まないときは、ある段階の弟子に頼み──必ずしも彼に密接な者とは限りません──その人物に彼に代わって話をしてもらいます。覚者は情報を出す多くの方法を使われ、後になって正確にどの方法が用いられたのかを言うのはしばしば非常に困難です。

Q「代弁者」は常に「代弁者」であるとは限らないと私は考えています。つまり、あるときには「代弁者」であり、あるときにはアリス・ベイリーやあなたの本を学ぶその人自身であると。それは正しいですか。
A そういうこともあり得ます。それはどの種類の「代弁者」が使われるかによります。覚者により近い場合もあれば遠い場合もあります。私が知っているある場合には、覚者は訪れるグループにとてもよく知られる人を使って、その人自身が話すのですが、時々、直接的あるいは間接的に、ある情報について知らせるように頼まれます。このような弟子の中には秘教の教えにとても詳しい人もいるかもしれませんし、比較的初心者の段階でこの代弁者の役割を初めて演じる人々もいるかもしれません。

Q なぜイエス覚者は代弁者を使うのですか。なぜ彼自身が来ないのですか。
A 彼の時間とエネルギーの節約のためです。平均的なグループ・ワーカーにとって重要な問題のすべてが覚者のエネルギーの多くの消費に値するとは限りません。期待しすぎないようにしなさい!

Q 「代弁者」はかなり進歩した人ですか。それともあらゆる人が「代弁者」になり得ますか。
A 代弁者は覚者によって選ばれます。

Q 「代弁者」は覚者とテレパシー的な接触を持っていますか。
A そうである場合もありますが、常にではありません。

Q 「訪問者」は、イエス覚者が彼を通して語っていることに気づいていますか。
A あなたが考える事例においては、彼は気づいていました。

Q なぜイエス覚者はある時にはご自身で来られ、ある時には弟子が、またある時には「代弁者」が来るのですか。
A 彼がそれを選びます。

Q 何年か前、パトリシア・ピッチョンがマイトレーヤの「代弁者」と話をしました。これらの「代弁者」を比べていただけますか。
A それは非常に異なっています。「側近」と呼ばれたロンドンの人物は、マイトレーヤが知らせたいと思ったことを伝えるために使われました。彼は「代弁者」であると共にマイトレーヤの近しい側近でした。

2013年、ベンジャミン・クレームはアムステルダムとのスカイプ・インタビューで以下の質問に答えた。

Q 「特別な体験」は常に覚者と共にありますか。
A 覚者方は彼ら自身を現すのに幾つかの異なった方法を用います。ご自身で現れる場合には、創造された肉体であるマヤヴィルーパをつくり、男女あるいは子供として、それを通して現れます。
もう一つの方法が代弁者(の男性か女性)を用いることです。マイトレーヤは長年ロンドンにおられますが、決して私たちに直接記事を与えたり予測したり話したりしません。彼は多くの講話をし、私たちがメディアに送った多くの予測を行いますが、それらすべてに彼のために語る代弁者を用いられます。私たちは彼を「側近」、P氏と呼び、彼はマイトレーヤではありません。マイトレーヤが彼を使いました。マイトレーヤは彼に情報を与えて、それを私が掲載できるように私に伝えました。それはパトリシア・ピッチョンに与えられ、それから私に伝えられました。マイトレーヤについて、P氏はパトリシア・ピッチョンに「師はこう言われている」と語りました。幾つかの予測はとても長いものでした。

Q 彼は正確でしたか。
A 予測はとても長いものでした。P氏が彼自身の考えを持っていたことを私は知っていますが、彼は予測を覚えておくように言われていました。彼はロンドンの共同体でマイトレーヤによって開かれている会合に行って、「側近」になったのです。
今では、「側近」は何人もいます。X氏(特定の知られた代弁者)はイエス覚者の代弁者です。彼は初心者ですが、ロンドンのP氏はとても経験を積み、マイトレーヤによって与えられた情報を伝えるに際して、60%は正確で、40%は彼自身の考えです。私の仕事は、本物と偽物を見分けること、つまりP氏から来ているものとマイトレーヤから与えられたものを分離することです。私はそれを私の師である覚者と共に行い、彼はどれが実際に言われたことでマイトレーヤによって与えられたものかを示してくださいます。それで結局、およそ60%は正確でした。ちなみに、60%というのはかなり良好です。
イエス覚者はこのような代弁者を多くお持ちです。X氏だけではありません。他の代弁者との違いは、X氏はわずか25%しか正確ではないということです。つまり彼の言うことの75%は不正確でした。彼は初心者にすぎません。25%というのは良好とは言えません。しかし、彼の言うことはあまり重要な情報ではありません。それはシェア・インターナショナルのためのもの(つまり掲載されるためのもの)ではありませんでした。それは重要なものとは考えられていませんでした。X氏はベストを尽くしましたが、4分の1しか正確ではありませんでした。それは、グループやグループのメンバーが援助を必要としているときにはいつでも援助があることを示すための表敬訪問でした。