読者質問欄

Q あなたはこの情報をオープン・マインド(開かれた心)で聞いてほしいと言われますが、それは難しいとも言われています。なぜそうなのでしょうか。

A 私たちは皆オープン・マインドを持っていると思っていますが、実際には全くそうではありません。私たちが信じていることのほとんど、世界はこういうものだと考えていることのすべては、実際には生まれたときからの条件付けの結果です。私たちは自分が信じていることや自分の考えに反するものに出会うと、それを払いのけてしまいがちです。それは自尊心や思考の安定に干渉するので、私たちはそれを無視し、好みません。
 正統的な伝統を信じる人々や、私の言うことに反するように思える何らかの宗教組織に属する人々にとって、それは特に難しいことです。私の見解からは、私の言うことはどんな宗教的教えとも対立しないと思います。そのように思えるかもしれませんが。この情報は難しく、特に初めて聞く場合にはそうでしょう。この話にいくらかでも馴染めば、正しいと思うことができるようになり始めるでしょう。まず始めに、それは完全に間違っているか、本当であるにはあまりに良過ぎると思われるのです。

Q あなたは自分の言うことが事実であると確信しているのだと思いますが、なぜ長年同じことを言い続けるのですか。その価値があると思いますか。

A それは明らかなことだと思います。もし私の言うことが真実であれば、これはあなたがこれまでに聞いたどんなことよりも重要な情報です。もしこれが真実であれば、それは今の人生だけではなく、遠い過去から将来までの連続する人生の基礎となるものです。この情報は、それが真実であれば、今日起こっていることへの理解を与えます。なぜ物事がこのように起こるのかについてです。大多数の人類が平和と正義と幸福の世界に入っていけるように、多くの人々にとって恐ろしい、つまり困難でトラウマ(心の傷)となるような物事を、いかにして変えていくことができるかを教えます。

Q マイトレーヤはなぜ世界大戦中にやって来られなかったのですか。

A 500年以上もの間、覚者方は彼らが日常世界に戻らなければならないことを知っており、その出来事に備えていました。長い間、彼らはそれが可能になるにはあと1,000年か1,200、1,300年くらいかかると思い、それまでに人類は彼らが与えるものへの準備ができているだろうと考えていました。1945年6月、戦争が事実上終わった時、マイトレーヤは覚者方の一団に向かって、もし人類が正義、分かち合い、正しい人間関係への第一歩を自らの自由意志で踏み出したら、可能な限り最も早い時点で戻ると発表されました。戦争が、完全にではなくとも、少なくとも事実上終わり、重要でなくなったとき、分かち合いの原則が少なくとも経済関係を支配し始めたとき、善意のエネルギーが顕現し、正しい人間関係の確立へと導くようになったとき、彼はやって来ると言われました。それらがほんの少しでも起こり始めたとき、完全である必要はなく、私たちのマインドがそれらの方向に向き始めたとき、マイトレーヤは、覚者方の一団と共にご自身が日常世界に戻ると言われました。
 それは1945年のことでした。5年以内、1950年頃にやって来ることが期待されました。正確な時間ではありませんが、およそ5年です。戦争が、その非常な恐ろしさによって、人類を懲らしめ、方向を変えることが期待されました。しかし、すべての国が苦しんだわけではなく、大国は古いやり方──古い貪欲な、利己的なやり方、過去の競争的なやり方──に速やかに戻りました。実際、それはパイシスの時代のやり方であり、今や終わりつつあります。その結果、マイトレーヤの到来は延期され、遂に1977年、マイトレーヤは「人類の用意があろうがなかろうが」やって来ると言われました。

Q 進歩的で、変化を求める、より「ニュー・エイジ」的なタイプの人々が、保守的で「パイシス的な」人々よりも効果的でないように見えるときがあるのはなぜですか。

A 新しいタイプの人々は、エネルギーを感じ、アクエリアスのエネルギーに反応していますが、彼らにふさわしい仕組みが存在しません。現在のシステム──政治、経済、社会、教育、科学、文化等々は、すべて過去の時代の産物であり、彼らにとっては完全に敵対するものです。それはすべて過去のパイシスの時代に関係しています。そして彼らの反応はそれらすべてを一掃したいというものです。彼らはそれをすべて取り除き、最初から始め、すべてを再建したいと思っています。しかし、再建は古き最良のものの上に行わなければなりません。人類を引きとどめる古い最悪のものは取り除かなければなりませんが、古い最良のものの上に新しいものを築かなければいけません。今私たちの前にある仕事は、新しい仕組みと新しい性質を築き、人類の中にそれを構築し、アクエリアスの特質を表現することです。
(2006年9月、オランダ、アムステルダムの講演より)

Q アトランティス文明はどのくらい続いたのですか。盗みはいつから始まったのですか。人々が盗むことをしなかった時代があったとあなたは言われました。

A アトランティス文明は1,250万年続きました。盗みが始まったのはいつか? 1,250万年の中のどこかです!
(2009年9月、オランダ、アムステルダムでの講演)

Q この仕事においてなぜ感傷性が問題になるのですか。

A 他の光線よりも感傷的な光線が二つあります。第6光線と第2光線です。世界中のグループの人々はこの二つの光線をたくさん持っており、そのため感傷性が存在します。感傷的な人は、感傷的でない人は厳しく排他的であるなどと考えがちです。そうではありません。客観的で非人格的であること(それは望ましいことです)と冷たく厳しいこと(それは望ましくないことです)との間には違いがあります。
 第2光線と第6光線の人々はあらゆる状況において感傷的になる傾向があります。彼らはしばしば感じがよくてとても優しい人々ですが、グループとグループ・ワークの観点からは、その感傷性は重要ではありません。単なる「障害」や壁です。