読者質問欄

Q アクエリアスのエネルギーは人類にどう影響するのですか。
A アクエリアスの経験を通過した世界を想像してご覧なさい。それはすべての個々の強力に保持された理想、思想、計画が、アクエリアスのエネルギーによって統御され、混ざり合い、融合されている世界です──それはどんなものか想像してご覧なさい。それは、エネルギーの統合的な質のために調和が行き渡る未来でしょう。私たちが正しい決断をするならば、それが私たち人類の未来です。

Q それはどんな種類の決断を意味しますか。
A 私たちがしなければならない大きな決断の一つは、核兵器を永久に放棄するかそれを使用するかです。それが選択です。人類の歴史で初めて、私たちはこのような破壊的な兵器を持ちました。それは決定的なことであり、人類は、爆弾を廃棄するか、今日のような生活を続け、多くの緊張と分離分裂を生み続け、遅かれ早かれ爆弾が使用されることになるかの選択を与えられています。もし使用されれば、この惑星のあらゆる生命の終わりを意味するでしょう。
 ですから、この世代は地球人類の未来にとって途方もない責任を持っています。私たちの決断、次の数年をどうやって生きるかに、地球の生命のすべての未来がかかっています。私たちは正しい決断をし、この惑星がかつて見たことのない素晴らしい文明を発達させるか、地球のすべての生命を破壊するかのどちらかです。霊的ハイアラキーの覚者方が9万8,000年ぶりに日常世界に出現されているのは、私たちが正しい選択をするのを助けるためです。

Q 宗教についてどう思われますか。
A すべての新しい時代の初めに偉大な教師方が現れ、世界に教えを与え、見かけ上は世界から姿を消しました。彼らの考え、教えは数世紀かけて広まりました。このようにして霊的ハイアラキーについての教えは現存し続け、見る目を持ち聞く耳を持つ人々に与えられてきました。またこれらの教えには常に、より開かれた「公の」側面があり、それらが世界のすべての宗教の基礎となっています。キリスト教、イスラム教、仏教などは、すべて秘教的リアリティの外的な顕教的表現です。
 あらゆる戦争、あらゆる分裂は、特定の信仰の外的な形態または表現によって生み出されていることに気付くでしょう。宗教の秘教的な形態または側面に従う人々の間には決して戦争はありませんでした。外的な宗教形態は信仰を要求します。そして、もちろん、誰もが何か異なったものを信じ、それが戦争の元になります。秘教的側面は信仰を要求しません。逆に、要求されるのは体験であり、それは非常に異なったことです。

Q あなたは講話の中で「聖なるアイディア」について述べましたが、その意味を説明してもらえますか。
A 「聖なるアイディア」が何を意味するか? それは神性の特質または側面です。例えば、自由とは聖なるアイディアです──神の一側面です。正義は聖なるものです。

Q マイトレーヤについて述べていただけますか。テレビで見たときにそれが本当に彼であるとどうやって知るのですか。
A 彼はテレビでマイトレーヤとしては知られないでしょう。彼は出演するとき普通の人間として紹介されるでしょう。彼の「声」(作法)は静かで理性的でしょう。私の師は「彼が助けようとしている人々を怖がらせないため」と言われました。しかし徐々に彼はより強力に、強調した言明をするようになり、私たちはそれに気付くでしょう。
 彼は途方もない知性の広さを持つ男です。通常のアプローチの幅を遥かに超えています。包括性について考えるときに私たちが意味するものを遥かに超えています。彼が言うべきことをあなたは好まないかもしれません。私の言うことを好まないならば、彼の言うことも好まないでしょう。しかし彼はあなたに考えさせるでしょう。彼のアイディアはあなたに考えさせるでしょう。
 誰もが彼のアイディアに反応し、彼の考えに従う同じ機会を持ちます。私は彼の政治、経済、社会問題についての関心についてだけ語りました──これは最初の焦点でありアプローチです。これは現在最も重要なことです。なぜなら私たちは政治、経済、環境の分野に集中された霊的危機を経験しているからです。そして私たちの問題はこれらの分野でのみ解決することができます。
(オランダ、アムステルダム、2001年)

Q 「ケム・トレイル現象」──政府や他の機関が、一般大衆には隠している目的のために化学・生化学物質を空中噴霧しているという話(その目的は通常、人口制御や気候制御などの邪悪な目的とされる)の中に真実はありますか。それともこれもまた嘘の陰謀論の一つですか。(SI誌2010年12月号)
A アメリカ人の被害妄想が生んだ虚偽の陰謀論の一つです。

Q アメリカはなぜ国連を嫌っているのですか。また、少なくとも嫌っているように見えるのですか。
A 非常に多くのアメリカの人々は国連を嫌ってはいません。その反対に、彼らは国連を平和と安全の主要な希望と見なしています。しかしながら、大半は保守的な政治的信念の持ち主ですが、国連を信用せず、その権力と、アメリカの利益と彼らが見なすものに時に反して行動する能力を恐れている人々が大勢います。多くの伝統固執主義キリスト教グループは、国連をアメリカの支配の及ばない潜在的な世界政府として恐れています。アメリカ合衆国は若い国であり、強力で自信過剰なところがあり、すべての民族や国家の相互依存性を、まだしっかりと理解していません。徐々に理解するようになると私は信じますが、アメリカがリアリティと接触するには多くの苦しみ──「荒野の体験」──が必要でしょう。
(SI誌2003年6月号)