「あなたは確かに知っているから」

「プロアクティバ・オープンアームズ」は、海上での探索救難(SAR)に専念するスペインの非政府組織(NGO)である。このNGOはレスボス島に恒久的な基地を持つだけではなく、エーゲ海や地中海中央部で救助活動を行っている。サビナ・クレシが、本誌のためにプロアクティバ・オープンアームズのマール・サベ氏にインタビューを行った。

シェア・インターナショナル(以下SI):オープンアームズはどのようにして始まったのですか。
マール・サベ:オープンアームズは一枚の写真に応えて始まりました。それは、2015年9月にトルコの海岸で遺体で発見された3歳のアラン・クルディちゃんの写真です。当時、スペイン東岸のバダロナを拠点とする海難救助会社を経営していたオスカー・キャンプスは、その写真がメディアに出された日に11歳の娘と一緒にいました。娘はオスカーに対して、彼がライフガード(水難救助員)であるのに、なぜ海岸に亡くなった子供がいるのかと尋ねました。オスカーは自問しました。「何が起こっているのだろうか。自分はライフガードであるが、亡くなっていく子供がいても、自分は何もしていない」
 そして、彼と会社のもう一人のライフガードはギリシャのレスボス島に行きました。スペインや他のヨーロッパの人で、レスボス島で何が起こっているのかを知る人は誰もいませんでした。彼らに分かったことは、想像よりもはるかに酷いものでした。そこには、NGOや政府関係者など、人々を救う人は誰もいませんでした。このことがはっきりと分かったのは、2015年10月28日にギリシャで最悪の難破事故に直面した時でした。400人以上の人が乗った船がエーゲ海で転覆しました。オープンアームズのわずか4人のライフガードと何人かの地元の漁師がそこに行き、乗船していた人々を救助しました。漁師は網を使って海中から人々を救出しました。しかし、多くの人が溺死してしまいました。
 ギリシャ政府は次の日、死亡者はわずか5人であったと発表しました。オープンアームズのライフガードは、それが真実でないと知っていました。彼らは人生で初めて、誰を救うかを選ばなければならなかったのです。起こっていることを世界に知らせなければならないと悟りました。もちろん、海の中では誰もいなかったので、そうしなければ誰も知ることはなかったからです。そのためオープンアームズは、乗船しているジャーナリストにその任務についてすべてを語り始めたのです。コミュニケーションは活動の非常に重要な部分です。
 オープンアームズは、決してあってはならない存在です。その目標は常に変わらず、無くなることです。しかし、オープンアームズの船が外洋に出るときは、いつでも手遅れです。各国政府が関わりを持ち、移民する人々を守るべきだと思います。

S I:オープンアームズの活動中に、地中海の状況に変化はありましたか。
サベ:はい、状況は悪くなりました。2015年には、エーゲ海の状況は非常に困難でした。多くの人がギリシャの海岸に辿り着こうとしていました。オープンアームズは、毎日何千人もの人々を援助していました。そして2016年3月には、欧州連合はトルコとの間で、60億ユーロと引き換えにEUへの非正規な移民者の流入を制限する協定を締結しました。ギリシャの海岸に辿り着こうとする人の数は、すぐに1日に数千人から数十人に落ちました。オープンアームズは、必要な場合に備えて現地にチームを一つ残していましたが、必要がより大きな地域に活動を集中することを決定しました。
 地中海中央部の移民ルートは世界で最悪の移民ルートであり、当然の選択でした。わずか4カ月の内に、オープンアームズは1万5,000人以上の人々を救助しました。当時は複数のNGOから13の船が来ており、すべてがイタリアの湾岸警備隊と協力していました。これらすべてのNGOが一緒に、そして各国政府と協力してよく働きました。彼らは多くの人の命を救い、保護することができました。
 しかしながら現在では、このルートにはオープンアームズの船が一つあるだけです。なぜでしょうか。それは関係各国の政府が、基本的には政治的理由で他のNGOの活動を強制的に停止させたからです。オープンアームズは人々の命を救うだけではなく、何が起こっているのかを世界に伝えているので、政府はオープンアームズに出て行って欲しいのです。
 ヨーロッパは現在、何が起こっているのかを知りたいと思っていません。もしヨーロッパの人々が知れば、それについて何かをしなければなりません。そこはヨーロッパの海岸であり、それはヨーロッパの責任です。ヨーロッパに流入する移民を防止する条約に調印したヨーロッパの国々は、彼らが来ないようにすることにも取り組んでいます。そのため、オープンアームズは歓迎されていないのです。それは、オープンアームズがなぜ多くの困難に直面しているかという理由でもあり、その困難は年々大きくなっています。そして現在、新型コロナウイルスにより、すべてが悪化しています。移民者がコロナウイルスを持っているかもしれないという言い訳を各国政府が使用できるからです。オープンアームズは、それぞれの任務の前後で乗船するすべての人に検査を実施していますが、乗組員が次の任務を開始できるようになる前に、2週間の検疫期間を強制しています。これは、オープンアームズのすべての船に適用されます。(移民者は他の船で、または上陸後に検疫を受けます)

S I:オープンアームズが救う人々には、あらゆる年齢の人がいますか。
サベ:今はそうではありません。ギリシャでは[2015年には]様々な年齢の人がいましたが、現在では違います。オープンアームズが出会う移民者は何年も旅を続けてきた人々であって、拷問や迫害を受け、泥棒に合い、レイプされてきた人々だということを理解する必要があります。最後までやり抜く人々は最も強い人々であり、残念なことにすべての人がやり抜く訳ではありません。私たちは多くの子供を救助しており、それはもちろん悲惨なことです。オープンアームズの最後の任務では6カ月の赤ちゃんが救助されましたが、その男の赤ちゃんは2時間の心臓蘇生の末に結局は亡くなりました。残念なことに、妊娠した女性もたくさんいます。その多くはレイプされた結果です。それは狂気の沙汰であり、本当に辛いものです。

S I:オープンアームズは、より良い生活を求めて移民する人々の他に、戦争や紛争から逃れる人々にも遭遇しますか。
サベ:人がなぜ逃れるのかは、オープンアームズとは関係ありません。あなたがロンドンに行って英語を学ぶ権利があるのなら、なぜこのような人は、行きたい場所に行き、したいことをする権利を持たないのでしょうか。

S I:オリジン・プロジェクトは、現在オープンアームズの活動の大きな部分です。その目的は何ですか。
サベ: オープンアームズが始まったとき、救助した人々を最も近い安全な港に連れて行くことができませんでした。船にはその港に入港する準備がなかったため、何時間も離れた場所に行きました。後に(2017年)オープンアームズは船を取得し、それが可能になりました。その結果、オープンアームズの人員は、救助した人々と一緒に時間を過ごしました。多くの人は戦争中ではない国、どのような形でも紛争中ではない国から来ました。これは、戦争中であるシリア、イラク、イエメンから来てギリシャで救助された何千人もの人とは対照的でした。
 オープンアームズのボランティアは、セネガル、モーリタニア、コートジボワールから来た人々に、もし旅の行き先がリビアだろうと知っていたら国を出ていたかどうか質問することを始めました。リビアは完全な地獄です。そこでは人が奴隷として売られ、拷問され、レイプされます。このことはリビアにいたことのある多くの組織が示しており、ジャーナリストが非難しており、オープンアームズが救助するすべての移民者がこれを確認しています。オープンアームズのボランティアは、このような移民者に次のような質問をします。「もしこれらすべての問題と遭遇すると知っていたら、砂漠を横断しなければならないと知っていたら、あなたは家を出ていましたか」。彼らは知らなかったと答えました。もし知っていたら、絶対に国を出ることはなかった、絶対に旅を、少なくともこのような形で始めることはなかったと言いました。オープンアームズは、この情報を知らせる必要があると考えました。砂漠で起こることを誰も話しません──それは広く知られていません。しかし、多くの人が砂漠で亡くなっているのです。
 そのためにオープンアームズは、オリジン・プロジェクトを開始したのです。オリジン・プロジェクトは、移民問題に長年取り組んできた、移民者が出発した国の地元NGOとの協力関係をつくり出します。人々がこの旅に出れば遭遇することが予想されることについてうわさを広めるのに役立つよう、手段や戦略、方法論は共有されます。地元企業との協力で経済的な機会が生み出され、移民とは別の選択肢を提供します。通常の移民に関する情報も提供されます。しかし、オープンアームズは、人々に何をするのかを伝えるわけではありません。彼らは自由に判断を下さなければなりません。

S I: 欧州連合はドローンを購入して地中海で飛ばし、そこで何が起こっているかを観察しています。(1) あなたはEUが何をしようとしているのかをご存じですか。
サベ:2013年にランペドゥーザ島の近くで大規模な難破事故がありました。イタリア政府は乗船していた人々を救うことが可能であったのに救わなかった、とする報告書を国連は発表しました。移民分野で法的義務の遂行を怠ったとして国連がヨーロッパの国を直接に非難したのは初めてのことです。
 その難破事故の後、イタリア政府は海洋で遭遇した人々の命を守るための「マーレ・ノストラム」と呼ばれるプロジェクトを開始しました。1年後、EUはマーレ・ノストラムへの支援を停止し、(2)「フロンテクス」(3) が運営する新たなプロジェクトを開始しました。しかし、フロンテクスの目的は国境を守ることであり、人権を守ることではありません。そのためフロンテクスは、多くの労力とお金(船舶、ヘリコプター、航空機)を、他のどの場所でもなくヨーロッパの海岸に注ぎ込んだのです。
 もちろん、アフリカからヨーロッパに行くためには、長い距離の国際水域を横切る必要があります。これらの海域で発生する可能性のあるすべてのことは、自分たちの責任ではないから「知らない」という考え方でした。欧州連合はその加盟国が調印した条約をもはや支持しておらず、むしろヨーロッパ人の特権を保護しているとオープンアームズが認識したのは、その時でした。オープンアームズは現在、ヨーロッパには人権は存在しないと主張しています。その代わりに、ヨーロッパ人の権利、むしろ特権があります──それはアフリカの様々な地域から逃れてきた人々の特権や権利とは反するものです。
 オープンアームズは、このことを2014年に初めて知りました。このことは、フロンテクスが新たな業務を作り続けるにつれてさらに高まりました。フロンテクスが最後に人を救助したのは、オペレーション・ソフィアと協力していた時でした。オペレーション・ソフィアは船を使いました。海洋法では、どのような船に乗っていようとも、もし難破した船を見た場合には、乗船している人々を救助する義務があるとされています。それを見なかったふりはできません。そうすると、罪を犯していることになるからです。オペレーション・ソフィアは海で人々を救助しました。それでも、移民者が辿り着くには困難な地域であったので救助された人は少数であり、多くの人がすでに溺死していました。
 2020年3月、オペレーション・ソフィアは終了し、オペレーション・イリニが開始されました。このオペレーションでは、船を使わずに飛行機のみを使います。上空から移民者を見ることができますが、救助はしません。海上の船の上にいるわけではないので、救助する義務はないのです。(4)
 それは、地中海で何が起こっているかを調査する範囲を完全に変えることに向けて、さらに一歩踏み込むものです。フロンテクスが地中海での移民者の状況へのアプローチを変えていることを前提とすると、フロンテクスはおそらくこのような方法、ドローンを使用した活動を続けるでしょう。

S I: NGO「アラームフォン」(5) は、このように主張しています。「ヨーロッパの活動主体は、義務に縛られないように、海での存在感を無くそうとしていると私たちは考えています。彼らは存在感を示し続けていますが、それは空からの探索であり、そうすればリビアの海岸を出発する複数の移民船に気づき、その情報をリビアの沿岸警備隊に提供することができます」
サベ:オープンアームズは、アラームフォンと非常に密接に連携しています。オープンアームズは人々を救助できますが、何が起こっているのかをアラームフォンに伝えてもらう必要があります。
 2017年にイタリアとスペインは、リビアのいわゆる沿岸警備隊のトレーニングを開始しました。その当時はリビアに政府が存在しなかったので、それはリビアの本当の沿岸警備隊とは言えませんでした。イタリア、スペイン、ヨーロッパ全般が行っているのは、リビア内の他のグループと共謀している反政府軍に物資とトレーニングを与えることです。その結果、これらの国々はリビアの内戦に参加していることになり、最も苦しむのは常に移民者なのです。リビアの沿岸警備隊は、リビア政府と共にある現在でさえ、リビア沖の移民者の命を救うことができません。(6)

S I:オープンアームズは危機の解決策は何だと考えていますか。解決策はどこから生まれますか。それはどのように機能しますか。
サベ:多くの可能な解決策があります。もしヨーロッパの各当局が、壁を建設し国境を守るために現在使用している予算や資源を命を守るために投入すれば、全く新しい戦略となるでしょう。戦略の完全な変更が必要です──もしヨーロッパが本当に人権を気にかけるのならば、ですが。
 ヨーロッパでのポピュリズムとフェイクニュースの高まりは、極右政党がヨーロッパの政治分野で立場を得ることにつながっています。ヨーロッパ中で右翼への段階的な移行があり、それまで一度も右翼的でなかった政党でさえも、今ではこの種の話法を受け入れ、この動きに応答しています。現在では、白人の人権はありますが、黒人の人権はありません。人権が普遍的なものに違いないと認められれば、すべてが変化するでしょう。

S I:人権侵害の多くは、地元レベルでも国際レベルでも、少なくとも当初は法廷を通して解決されます。ヨーロッパの各国政府や欧州連合に対して起こされている海洋の移民分野での人権侵害に関わる裁判の事例はありますか。
サベ:オープンアームズは、2019年にイタリアの副首相、内務相であるマッテオ・サルヴィーニ氏を提訴しました。オープンアームズの船は、サルヴィーニ氏がつくった治安判決が理由で2019年8月にランペドゥーザ島のドックへの入船を許可されませんでした。(7)
 19日間、彼は私たちの船のドックへの入船許可を出すことを拒否しました。私たちは、誘拐、政治的虐待、文書詐欺で彼を告訴しました。この裁判は進行中です。(8)法廷を通して裁判を進めることは重要ですが、何が起こっているのかを説明することで人々の考え方を変えることも重要です。メディアはそれを行う力を持っています。
 オープンアームズの第一の目的は無くなることですが、その活動が必要とされる限り無くなることはできません。この仕事を確実に実行する政治家、人命を守ることに本当に集中する政治家が選ばれるまで、オープンアームズは必要とされ続けるでしょう。こうした変化を起こすために、社会は力を持つ必要があります。そのために、オープンアームズと一緒に活動を続けるすべての人が、自分が見てきたものを、戻った時に話すのです──子供の学校や職場で、そしてオープンアームズの活動について話すことを求められたらどこでも。そうすれば、地中海で何が起こっているのかを知らせることができます。

S I:オープンアームズは、多くの賞を受賞しました。市民社会がオープンアームズの活動を評価しているのは明らかです。課題は、これをアイディアに対する政治的支援、人命を尊重し救うプロジェクトに変えていくことです。国連はこれを支援するために、何らかの声明を発表したり、何か前向きなことをしたりしたでしょうか。
サベ:オープンアームズは国連に登録されており、欧州議会、欧州委員会、多くの国の政府から表彰されています。しかし、オープンアームズには、表彰は必要ありません──必要なのは彼らに仕事をしてもらうことだけです。オープンアームズは賞を受けるたびに、このことを公に主張しています。
 オープンアームズは、寄付者の支援のおかげで活動をすることができます。予算の90%以上が小規模な寄付で賄われており、それが推進力なのです。オープンアームズは完全に独立しており、どの国の政府にも依存していません。

S I:今現在、オープンアームズの最大の課題は何でしょうか。
サベ:いつもどおりに、海上と陸上で人権を守り続けることです。各国政府、メディア、フェイクニュース・キャンペーンがこれに反しており、オープンアームズのボランティア個人の命にも反しているので、これはとてつもない課題です。課題は単純に継続することです。

S I:他に何か付け加えることはありますか。
サベ:オープンアームズに声を与えていただき、ありがとうございます。一般のヨーロッパ人にとって最も重要なことは、これは私たちが招いたのだと認識することであると、私は思います。人はしばしば、自分には何ができるのだろうか、何が最も必要なのだろうかと自問します。まず初めに、それが起こっていることを認識することです。20年か30年後に誰かがあなたの家に来て「あなたのまさに目の前でこの虐殺が起こっていた時に、何をしていたのですか」と尋ねたときに、知りませんでしたとは言えません。あなたは確かに知っているからです。オープンアームズはあなたに伝えていて、このことのすべてを説明しようとしているのです。情報はここにあります。問題は、それがかなり隠されている場合があることです──それを隠そうとする意思が存在するからです。
 それについて知ることは、ヨーロッパ人として私たちの責任であり、また、それが起きていることへの責任が私たちにあります。なぜなら、私たちは皆変化の一部であるからです。

S I:つまり、私たちはそのような政治的な声を使う必要があるのですね。

サベ:はい!

参照文献
(1) 英国、ガーディアン紙
(2) イタリア政府はマーレ・ノストラムに、その活動中の12カ月間で月に900万ユーロを費やした。欧州連合はその年、外部国境基金から180万ユーロを供出した。(ウィキペディア)
(3) フロンテクスは欧州連合の国境安全保障機関である。
(4) 「2021年の地域の犠牲者数が1,000人に近づく中で、リビア沖で難民船が転覆し、57名が死亡した。国際移住機関は、死亡者数の増加を海域パトロールの減少と関連づけている」(英国、ガーディアン紙)
(5) 活動家プロジェクト「WatchTheMedアラームフォン」が2014年秋に開始され、海上で困難な状況にある移動者のためのホットラインとして機能している。(「ムーブメンツ──移民・国境体制に関する批判的研究ジャーナル」)
(6) 「今日は休日だ──地中海の移民者が置き去りにされ亡くなったことが盗聴により判明」
スクープ: 流出ファイルに含まれていたイタリア当局者とリビア沿岸警備隊との会話記録(英国、ガーディアン紙)
(7) 2019年8月5日にイタリア上院で可決されたいわゆるサルヴィーニ法は、地中海で救助されたアフリカの移民者をイタリアに連れて来ようとする人道的慈善行為に対する制裁を強化した。(テレスール・イングリッシュ)
(8) イタリアの前内務相、マッテオ・サルヴィーニ氏は、2019年8月にスペインの移民救助船を2週間以上も海上で足止めした罪で公判に付される命令を受けた。シシリアでの法廷審問では、ロレンツォ・イアネリ判事は2021年9月15日を公判期日と設定した。パレルモの検察は、サルヴィーニ氏を職務怠慢および、オープンアームズの船舶と147名の救助された乗客がイタリアのドックへ入船するのを19日間拒否したことによる誘拐の罪で告発した。入船拒否の間、船長が安全な最寄りの港を必死に求める中、絶望のあまり船外に身を投げる移民者たちもいた。最終的には裁判所の命令により、残りの89名の乗船者は2019年8月20日にランペドゥーザ島への上陸を許可された。
(euronews.com)