The three major Spiritual Festivals ── a compilation
「三つの大きな霊的祭り」というテーマに関する引用文の選集を掲載する。引用文は、マイトレーヤのメッセージ(『いのちの水を運ぶ者』)、アリス・ベイリーを通してのジュワル・クール覚者の言葉(『キリストの再臨』)、ベンジャミン・クレームの師の言葉(『覚者は語る』第1巻と第2巻)、およびベンジャミン・クレームの著書から抜粋したものである。
毎年春が近づくと、霊ハイアラキーは4月、5月、6月の春の三つの祭りの準備をする。毎年その年が近づくと、光を求め、奉仕することを願う者が、より十分に、より効果的に奉仕することができるように、わたしたちは計画を始動させる。……
この高まった活動の時を、わたしたちは霊的推進と呼ぶ。そしてこの期間に、すべての霊的活動は何倍にも力を強化されるだろう。あらゆる種類の霊的活動が、それがどのような伝統や信仰に起源するものであれ、この数カ月の間に高揚を見、もしこの機会を十分に利用するならば、多くのことが達成されるだろう。奉仕し、世界をより良きものにすることを願う者はすべて、これらのエネルギー(フォース)に接触し、これを使い、そしてそれらを自分たちの人生の中に顕現させることが義務である。
わたしたちは人間の中に、責任の分かち合いについての新しい意識を確立することを求める。一致協力した行動の味を、彼らの中に目覚めさせることを求める。わたしたちはこの二つが顕現できるような条件をつくるように努め、そのようにして変化に導く。すべてがエネルギーである。エネルギーのみが存在する。人類という中心(センター)におけるこれらの高度のエネルギーの影響を通して、世界に新しい雰囲気を生み出すことを求める。
(『覚者は語る(1)』─重要な機会─より)
問 「霊的促進(スピリチュアル・プッシュ)」を通してくるエネルギーはメディアに向けられたのですか、そしてそれはマイトレーヤを世界の舞台の前面に出しますか。(1984/6)
答 「霊的促進」を通して放出されたエネルギーは特定のカテゴリーの人々に向けられたのではありません。それはむしろ、新しい雰囲気をつくり出し、そのなかで国際関係に関してより良い決議がなされることが望まれたのです。世界の緊張の緩和や状況の改善はすべてマイトレーヤの出現を促進します(彼の降臨の条件を満たしますから)。しかしエネルギーが「マイトレーヤを世界の舞台の前面に出す」と、単純に言うことはできません。……
(『マイトレーヤの使命 第1巻』)
満月
問 お祭りがなぜ満月の時に行われるのですか。(1977/5)
答 満月の時には、エネルギーがより多く得られるからです。エネルギーの導管が開かれ、より強力になり、より得やすくなるのです──この時期にだけエネルギーが強力であるというのではなく、ただ人類にとっては、最も同化しやすい時なのです。満月の時には、そのエネルギーに波長を合わせ、それと整列し、同化しやすいのです。
ジュワル・クール覚者の言葉によると、あたかも太陽と月の間の扉が全開されたかのようであり、霊的な性質の行事を可能にさせるのです。月はいつでもそこにある。しかし、満月の時には、地球に対してその導管が最も開くので、他の時期よりも人間がハイアラキーにつながりやすくなります。
(『世界教師「マイトレーヤ」と覚者方の降臨』)
世界中至るところで満月の時に──三大祭りの時には特に、またその他の九回の満月の祭りにも──グループが集い、この時期に特に満ちるエネルギーに波長を合わせています。満月の時には、普段流れている他のすべてのエネルギーを条件付ける独特のエネルギーがあります。特に三大祭りには、大いなる神のエネルギー、光と愛と意志のエネルギーが入手できます。祈願文や瞑想を通して多くのグループは、この時期にことさら得やすい、大宇宙と黄道帯から流れ出ずるエネルギーに波長を合わせ、地上に固定させ、伝導することを学んでいます。
(『世界教師「マイトレーヤ」と覚者方の降臨』)
24時間伝導瞑想
問 (1)24時間続ける伝導瞑想は通常の定期的な伝導瞑想と比較してどのように違うのですか。
(2)時間帯によってはわずか3人位の人数になってしまう24時間の伝導瞑想をやるよりも、例えば10時間とか5時間位、10人か20人くらいの人数で、本当に意識を集中させてよく伝導する方がずっと良いのではありませんか。
答 (1)24時間の伝導瞑想はまず時間がずっと長いということ。またそれは1年にわずか3回、すなわちハイアラキーのとり行う春の主要な祭り、復活祭とウエサク祭と人類の祭りの時にのみ行われるということ。
(2)この質問に対する答は条件つきの肯定です。しかしながら、春の三大祭りは世界中のグループが一緒に強力なリズムを確立するためのユニークな機会を提供してくれます。24時間中、ハイアラキーはすべての活動的なグループを一緒にグローバル(全地球的)な光のネットワークに結びつけることができます。ハイアラキーは光のネットワークを絶えずつくっており、それを強化しております。また強力な心理的要素が含まれています。すなわち、この三つの祭りを祝うことで推進される志向と奉仕へのさらなる刺激です。
(『伝導瞑想』)
問 5月にウエサクの満月の祭りが行われます。正確に何が起こるのですか。
答 ウエサク祭はヒマラヤ山脈の谷間で(エーテル界のレベルで)行われ、それはとてつもない素晴らしいイベントです。この谷間に大きな石があり、その上に水を一杯に満たした大きなクリスタルのボールが置かれます。霊的ハイアラキーのメンバーのすべて──3人の大主、チョハン、覚者、イニシエートなど様々な階級を含むすべて──が勢揃いし、入り組んだパターンの儀式的なムーブメント(動き)を演じます。やがて月が地平線の上に昇ると、仏陀が(ゴビ砂漠のエーテル界上にある)シャンバラから来られて、クリスタルの器の上空を徘徊され、水を(エネルギーで)充満されます。仏陀はシャンバラのフォース(エネルギー)を3人の大主──キリスト、マヌ、マハチョハン──に放出されます。これは強力な第1光線であり、意志と目的のエネルギーです。それは3人の大主方の間で循環し、貯蔵されて、その年の終わりまでに徐々に世界の中に放出されていきます。この時が、仏陀が日常の世界に最も近づいて来ることのできる機会であります。仏陀はマイトレーヤの到来に非常に密接に関連しております。仏陀とマイトレーヤは兄弟であり、時の始まりから世界における彼らの使命のために準備されてこられたのです。
(シェア・インターナショナル誌1990年6月号)
問 双子宮(ジェミニ)の満月のキリストの祭りには、何が起こるのですか。(1977/5)
答 双子宮(ジェミニ)の満月の日がキリストの祭りです。それは人類が神に近づくのを祝うお祭りです。新しい世界宗教では、毎月満月の日に神に向かって強く統一された接近を行うでしょう。特に春の三大祭りの4月(白羊宮(エアリス))、5月(金牛宮(トラウス))、6月(双子宮(ジェミニ))において、世界中でそれらの祭りが同時に祝われるのです。……
6月の祭り、双子宮(ジェミニ)の祭りは、まずは人類の祭りです。今日ではキリストの祭りと呼ばれていますが、これは人類兄弟の最年長の兄としてのキリスト・マイトレーヤの祭りであり、ハイアラキーのキリストだけでなく人類の代表としてのキリストです。何にもまして、それは善意の祭りであります。すべての人類の幸せを願う思いを分かち合うこと、これが善意と呼ばれるものです。
(『世界教師「マイトレーヤ」と覚者方の降臨』)
善意の祭り。これは人類の心──神に向かって志向し、神の意志との和合を求める心──の祭りであり、正しい人間関係の表現に献げられる。これは毎年6月の満月との関連で決められるだろう。人間の霊的な神聖な特質が認識される日であろう。(過去)2,000年の間この祭りの日に、キリストが人類を代表して霊ハイアラキーの前に立ってこられた。そしてシャンバラの目には、神人として、彼の民のリーダーとして、そして「多くの兄弟のうちの嫡子」(ロマ書8章29節)としてキリストは立たれた。毎年この日に、彼は集合したハイアラキーの前で、仏陀の最後の説教を説かれた。であるから、これは同胞愛への基本的志向と人間的霊的和合の深い祈願と訴えの祭りであろう。そして人類の意識にある仏陀とキリストの仕事の効果を代表するだろう。
(アリス・ベイリーを通してジュワル・クール覚者、
『キリストの再臨』シェア・ジャパン出版)
三つの大きなお祭り、復活祭の祭り、1カ月後にウエサクの祭り、そしてまた1カ月後にキリストの祭りが世界中で同時に祝われるようになるでしょう。その他に九つの祭りが、一年の他の9回の満月の時に祝われるでしょう。三大祭りが新しい世界宗教の中心的な行事になり、それぞれを通して神への大接近をなす──神の光と神の愛と神の意志を請い願うことによって、それが地球にしっかりと錨を下ろし、人類に注がれるようになります。
(『世界教師「マイトレーヤ」と覚者方の降臨』)