編集長への手紙

シェア・インターナショナル誌には、ベンジャミン・クレームの師によって、覚者方あるいは「代弁者」との本物の出会いであると確認されたが、いまだ「編集長への手紙」に掲載されていない手紙の保留分が非常に多数あり、それらを掲載していく。
また、掲載された他の手紙は新しいものであり、覚者が関わっていたかどうかを確認すること、もしくは示唆することもできないが、その体験が希望、鼓舞、慰めを提供することで「それ自体が語る」ということがあり得る。これらの手紙は読者の考慮のために提供されている。

沈黙のメッセージ

編集長殿
1990年代の半ば以来、クオピオのダウンタウンでのある記憶が、時折私に付きまとっていました。私が市場の隣の通りを歩いていた時、全身白い装いでターバンを着けた一人の男性が市場を横切っていくのを見かけました。彼は普通のスーツを着た数人の男性を連れていました。私は内心この人はどんな「シャィフ(アラブの族長)」なのかと思っていました。私が驚いたことには、彼が私に近づいて来たのです。
その「シャィフ」は私にフィンランド語で話しかけてきて、私が覚えているのは将来私たちが協力するようになると言ったことです。フィンランド語で話し続けながら、私は彼に何かを尋ねましたが、返事はありませんでした。スーツ姿の男性の一人が楽しげな人で、私に英語で話しかけてきて、「シャィフ」は声に出して話をしないけれども、声がテレパシーによって変換されて私の心にフィンランド語で聞こえるのだと言われました。そのスーツの男性はさらに「シャィフ」に認められたことは、誇りに思えることだろうと言いました。私は急いでどこかへ出かけるところだったので、その出来事をただ放っておいて、一体何者だろうと不思議に思いながら、そのまま立ち去りました。
後になってやっと、全身白の「シャィフ」のいでたちのマイトレーヤの写真を見て、すぐにクオピオで会った「シャィフ」だとわかったのです。私は年も日付も覚えていませんでしたけれども、マイトレーヤがその頃(1996年9月29日〈注〉)にクオピオにいたという言及があり、私が覚えている限りでは秋の初めの夕方から夕暮れの頃で、日付が一致するようです。
それ以来「シャィフ」に会っていませんし、いつが「後で」になるのかの説明もないようなのですが。このことについてこれまで誰にも話したことはありませんでした。
H.K.
フィンランド、イーサルミ

注:1996年9月29日、マイトレーヤはフィンランドのクオピオで、約200人のキリスト教徒に現れた。魅了されて注目する人々に17分間話をした。ほとんどは神から遣わされた天使だと思った。その地域の水が磁化された。(本誌1996年11月号)

高揚させる訪問

編集長殿
私には慢性の持病があり、薬が効かなくなっていましたが、痛みはひどくなっていったのです。2018年10月31日、私は痛みで前屈みの姿勢になり、歩くこともできないほどでした。食料品の買い物から帰ったところで、ベッドに横になると、すぐに温かなエネルギーに包まれるのを感じました。それを期待したわけではありませんでしたが、独り言で「ひどすぎる、洗い物も片付けもできない」と言いました。起き上がってカーテンを閉め、歯を磨いて服を脱いだのがやっとでした。
数時間後、40代の黒い髪に真っ青な瞳で、胸元が少し開いた白い麻のチュニックを着た男性が、私をベッドから持ち上げていたのです。私はベッドで裸でしたが、その時には白いチュニックを着ているのがわかりました。それは麻のチュニックのようで、2000年前に人々が着ていたと思われるようなものでした! 彼はやすやすと私を抱えていて、まるで私が簡単に持ち上がるかのようでした。彼に抱えられていても私には痛みがあり、彼が言うには「ギブス包帯で覆われているかのように、動作しなさい」ということでした。私が彼にイエスから遣わされたのか尋ねると、彼は「それだけではない」と返事をしました。彼の仕草の一つひとつが身体を通して感じられて、今でも私の意識に刻まれているのです。私は気分が良くなり始めましたが、幾つもの手術を受けなければならないだろうとはっきり言われました。その後数日間は、アパートの部屋の中でイエスのエネルギーを感じていました。
匿名希望
フランス

『ミスター・ピース』

編集長殿
2018年11月18日に、アムステルダムのシェア・オランダ・インフォメーションセンターは、「スピリチュアル・カフェ」という公開のイベントを「内なる冒険」という副題を付けて開催しました。センターをどうにか(パブにあるような)高いカウンターとスツールがあり、カフェテーブルを空間の周りに配置したカフェに変身させました。これは、いつものように一般の人々の関心を、私たちの基本の情報へと惹きつけるもう一つのやり方で、私たちは15分から20分の4つのインタビューを通して情報を提示しました。『インタビュアー』がスピーカーを一人ずつ招いて、そこでマイトレーヤ出現の『お話』と覚者方の存在、マイトレーヤの優先順位や、意識の変化の必要性と新しい教育の目的といった話題が、カフェのゲストたちに語られていったのです。
全員が楽しくくつろいだ雰囲気を喜んでいて、それが人々に私たちの情報を何らかの形で『伝えて』くれているようでした。イベントが始まると即座に参加した、代弁者方であると私たちが信じる二人の人物の存在によって、喜びはさらに大きくなったのです。
彼らにはすぐに印象に残るようなところがありました。彼らは(中年の異人種のカップルで男性と女性)やって来るなり、進行手順の一部となって、うなずいたり、微笑んだり、聞いている内容に賛同するとはっきりと発言したりして、彼ら自身も楽しんでいました。
イベント後の彼らとの会話(彼らはセンターに数時間いました)で、彼らが代弁者であるという私たちの考えは確かなものとなりました。午後の終わりには男性の名前がフリーデで、英語では『ミスター・ピース(平和)』という意味だということまでわかりました。彼の連れはもの静かで口数も少なく控えめで、彼の方はおしゃべりで社交的でした。休憩時間中やその後で、何人ものグループメンバーに彼らと話す機会がありました。以下はメンバーたちが見聞きした内容のリストです。
ミスター・ピースは「あらゆることが起きようとしている、ただいつかを知らないだけだ」と言いました。彼は聖杯の発見のことを話していました。
彼がグループに対してコメントして、彼は私たちがいかに注意深くスピーカーに耳を傾けていたかに気づいていました。彼は他の人々に耳を傾けることの必要性を強調して、聴く資質という言葉を使いました。彼は騒々しいイベントは避けているそうで、特にグループがとても幸福そうで生き生きしていることに注目していて、私たちを「心温まる」人々と言いました。
ある時には彼は立ち上がり、「行動。行動が必要だ!」と言いました。彼は規律の必要性を力説しました。
彼はより一般的なことについて話をして、「アムステルダムの地方自治体(推測すると、行政全般と思われる)は、避難民や移民を適切に面倒見ていないのです。彼らから金もうけをしています。避難民が一つのコミュニティーに統合されていることに対処していません」と言い、彼は他にも実際的な物事について話をしました。何かにサインする前に、きれいな印刷のものに常に目を通すこと、目が覚めたら、その日に感謝して、夜再び帰宅できたら、ありがたく思うこと、必ず家の中にきれいな空気を入れることなどです。
彼らが帰って行く時、彼はもう一度、ありとあらゆる素晴らしい物事が起きようとしている、ただいつなのか知らないだけだと言いました。
グループメンバー 一同
オランダ