Right relationship with all Life ── a compilation
「すべてのいのちとの正しい関係」というテーマに関する引用文の選集を掲載する。引用文は、マイトレーヤのメッセージ(『いのちの水を運ぶ者』と『いのちの法則』)、ベンジャミン・クレームの師の言葉(『覚者は語る』第Ⅰ巻と第Ⅱ巻)、およびベンジャミン・クレームの著書から抜粋したものである。
マイトレーヤは、誰も──すべての男性、女性、子供──が、この惑星そのものを維持することを世界の第一の優先事項として見なければならないと言われました。
(『協力の術』)
早晩、人間は下層王国(動、植、鉱物界)との関係の真のあり方を理解するようになり、彼らの進化のために世話係の役割を喜んで引き受けるだろう。これが飼育業や農業、林業、漁業のすべての面における変容につながるだろう。今日の方式
──森林と土壌の略奪、やせた土地の過度な耕作、多種の動物や魚類の貪欲で無謀な捕獲、これらは永遠に消え去るだろう。
自然の恩賜に対するこの不浄な戦いに、直ちに停止の号令がかけられねばならない。人はもはや大地と水を毒することを許してはならない。それは人間と動物を同様に脅かすものである。運動および空気と日光に浴する基本的権利を抑制するような飼育の方式に携わることは、もはや適切でない。実験のための数え切れない生物のむごい利用の仕方は、より健全な方法の研究と知識に道を譲らねばならない。
今日、多くの人々がこれらの問題に関心を寄せ、変えることを呼びかけている。人間の心は正しい方向へ動いており、何ものもこの勢いを止めることはできない。しかしながら、世界の生態均衡を維持するためには、直ちに非常に大きな変化が必要である。
地球が、生きている存在として、その全体にとってそれぞれ欠くことのできない各部分をすべて整えた完全な存在として見なされるとき、新しいビジョンと新しい正常さが普及するであろう。人間は自然の秩序の世話人として自分たちを見るようになるだろう。大計画に沿って、人類の上位も下位も、それぞれの王国が関連し合い、和合と美の中に機能することを前もって定められているのである。
(『覚者は語る(Ⅰ)』─人間の役割─より)
今日の人間の問題は、人間自らがつくり出したものである。これは常にそうであり、神の計画に内在するものではない。天与の自由意志を誤用し、人間は自分たちの未来を、そして動植物界の未来を危難にさらしている。多くの者が、今日、これに気づきはじめ、破局をさけるために出来る限りの手段を取りつつある。これは良いことである。しかし勢いを増しつつ人類に直面してきているこの危険を、すべての人間が知るわけではない。人間の真の役割と目的に適った世界を再建するために、残された時は短い。わたしの役割は、あなたがたに道を示し、可能性を描くことのみである。新しい世界は、人間自身によってつくり上げられねばならない。
(『いのちの水を運ぶ者』第12信より)
最近の異常な気象状況──地震、ハリケーン、洪水──は彼の到来に伴っている。これらの災害は大体において、人類の間違った思考と行動の結果である。これらは起こる必要はないのである。「神の采配」ではない。それは原因結果の法則、またはカルマの法則の下で起こるのである。われわれが地球上での生活の中で混乱や不均衡をつくり出すにつれて、われわれは自然界にも影響を及ぼすのである。森羅万象のすべての原子は互いに連結している。どこにも分離はない。
(『世界教師と覚者方の降臨』)
この世代が直面している最も重大な問題は生態系の不均衡であり、それが地球の膨大な領域を脅かすことを人類が認識する時が間もなくやって来る。知ってのとおり、この問題がどの程度のものかについて人間の意見は分かれている。しかし、この生態系のジレンマを真正面から直視して対処しない限り、多くの者にとってその将来が危ぶまれる。
間もなく、多くのグループがこの危険の深刻さに気づくだろう、そして年毎に、彼らは大災害に近づいていく。地球温暖化によって放たれたエネルギー(フォース)は、今や人間が使用できるコントロールの装置をはるかに超えている。
だから、まだ少し時間がある間に、注意して聴きなさい──海の水位は容赦なく上昇しており、しかも人間は、のんびりと、彼らの将来を賭けている。
S.O.P. ── Save Our Planet(我らの惑星を救いなさい)。
(『覚者は語る(Ⅱ)』─理性への呼びかけ─より)
人の道とは、同胞愛であり、密接な協力と相互の信頼であり、奉仕であるということを示そう。これが唯一の道である。他はすべて失敗に終わった。我が友よ、もしこれをなさなければ、人間はこの地上に存続し得ないのである。脅しているのではない。真実を述べているに過ぎないのである。時間は残り少ない──自然とこの世界との間に均衡をとりもどす時間は。
(『いのちの水を運ぶ者』第12信より)
デーヴァ・エレメンタルとは何ですか。
それは自然現象を管理し組織する自然の勢力です。エネルギー勢力であり、人類の想念に反応します。私たちの想念が安定していれば、それも安定しています。今日のように私たちの想念が破壊的で混乱していれば、デーヴァたちも混乱します。それは世界の気象の完全な歪みとなって現れます。例えば、それまでは決して起こらなかった場所で洪水や大地震、火山の噴火、大雨が起きたり、それまでは正常だった場所に干ばつや台風が訪れたりします。これらの現象は昔からありましたが、一定のパターンを持っていました。
しかし、今では世界の気象に決まったパターンは存在しません。私たちが──共に平和に生き、世界の資源を分かち合い、それによって世界に調和を生み出すことで──安定した状況をつくり出すとき、デーヴァたちも元の状態に戻り、もう一度安定を取り戻すでしょう。それらは人類の想念に速やかに反応します。
(『マイトレーヤの使命 第Ⅲ巻』)
世界のすべての人が汚染や地球温暖化、海面の上昇などの大きな問題の影響を受けています。協力を通してこうした問題に取り組む必要があります。他の方法はありません。それは自分に関係ない、と言うことができる人はいません。地球上のいのちが脅かされています。
(『協力の術』)
地上に存在する苦難はすべて人間がつくり出したものである。人間自身が進化のパターンを乱す。マイトレーヤは軍隊に告げる。「家屋や橋などを破壊するためにハイテクの戦争機器を使い、無実な生命を破壊するとき、あなたたちは破壊のエネルギーを解き放つのである。この同じエネルギーが自然界の要素に影響する」
(『いのちの法則』)
私たちは無害であることを、自分自身および周りの環境(これは他の人々や惑星全体という意味ですが)と平衡を保って生きることを学び、自分たちの周りに平衡をつくることを学ばなければなりません。私たちが貪欲で、利己的で、競争に満ちているとき、必然的に私たちは不調和をつくり出します。そうすると、天候、海洋、雨などをコントロールするデーヴァたちは平衡を失い、世界中に今のようなとても異常な気象パターンがつくり出されます。それはある程度、私たち自身の不均衡の結果です。私たちは分離しているという錯覚を抱いていますが、宇宙には分離はありません。個々の原子は宇宙のあらゆるところの他の原子に関連しています。ですから、私たちが行うことで、世界の他のどこかに、あるいは自分自身の人生に、善きにつけ悪しきにつけ、影響しないものは何もありません。
(『大いなる接近』)
人間は自分たちが住むこの惑星に対する責任を自覚せねばならない。人間は、強くはあるがしかし敏感な有機体の世話人なのであり、それを害から守らなければならない。これを行っていると主張できる者は今日ほとんどいない。それどころか、人間は自然界の豊かな寛大さを濫用し、その上を土足で踏み荒らす。多くの者がこの問題に目覚めつつあることは本当だが、それがすべての者の関心事として理解されて、世界的規模で取り組まれるようになるまで、方向を転換させる上での進歩はほとんどないだろう。
もし人間がこの差し迫った困難を無視すれば、それが人類にとってどれほど危険かを、マイトレーヤが心に留めていることは確かである。マイトレーヤはすべての人間がこの惑星の復興のために働くことを促されるだろう。そしてより簡素な、より幸せな人生への道を指し示されるだろう。
再びこの惑星が健康を取り戻すとき、それは、気遣いと愛をもって接する者すべてにその恵みを与え続けるだろう。下位王国(動植鉱物界)のエレメンタル(精霊)は彼らの任務を良くわきまえている。人間の無秩序の思考の影響から解放されるとき、これらの勤勉なビルダー(建造者)たちは、調和のうちに、新しい、より良い世界を創造することができる。
(『覚者は語る(Ⅰ)』─偉大なる母─より)